2014/09/06 - 2014/09/06
433位(同エリア2802件中)
ベームさん
9/6(土)、18日目。
今日は木組みの家街道の町グロース・ウムシュタットに行きゼーリゲンシュタットで泊まりますが、その前にフランクフルト大聖堂とシュテーデル美術館に行きました。
何回もフランクフルトに来ているのにシュテーデル美術館はまだ見ていないのです。
シュテーデル美術館で館内の案内図を落としたので幾つかの部屋をきょろきょろ探して回っていると1人の係員がつかつかとやって来て私にこう言いました。「あなたはこの絵を探しているのでしょう、付いていらっしゃい」。有無を言わさずフェルメールの「地理学者」の前に連れて行ってくれました。もう見た絵ですがお礼を言ってもう一度見ました。
この美術館を訪れる人の目的はこれだ、と信じきっているようです。きっとこの絵を探す人が多いのでしょう。
写真はフェルメールの「地理学者」。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス タクシー
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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レーマー広場。
中国人の団体が朝早くから勤勉に出動です。 -
レーマー/旧市庁舎。
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正義の女神ユスティシアの泉。
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まず大聖堂に寄りました。
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聖バルトロメウス大聖堂。
赤砂岩で14~15世紀に建築されました。塔の高さ95m。塔の完成は1877年。 -
1356年から神聖ローマ帝国の皇帝選挙、1562年からは皇帝の戴冠式もここで行われるようになりました。
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中も赤みがかった薄暗さです。
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聖母マリアの死。
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ピエタ。
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レーマー広場の聖ニコライ教会。
1290年。 -
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アイゼルナー橋。
歩行者専用です。 -
橋でマイン川を渡ってザクセンハウゼン地区に入ります。
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この橋よ、お前もそんな目に遭っているのか。
くだらない流行です。くだらないことほど流行るのが早い。 -
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渡った河岸はずらっとがらくた市でした。
自転車のチューブ。 -
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古時計にカメラ。
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絨毯。
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靴、コーヒー・サーバー、椅子、おもちゃ。
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おもちゃ。
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東南アジア系。
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アフリカ系ですか。
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世界文化博物館。
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世界文化図書館。
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まだまだ続きます。
お鍋、ブーツ、キーボード。 -
ちょっと高級になって家具とか絵画。
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ドイツ映画博物館。
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ドイツ建築美術館。
この河岸シャウマンカイ通りは幾つもの博物館、美術館があり、博物館通りと呼ばれています。 -
移動式トイレ。
この人出では必要です。 -
情報通信博物館。
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靴。
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シュテーデル美術館。
ここまで続いていました。 -
シュテーデル美術館。
フランクフルトの銀行家ヨハン・シュテーデルの遺贈により1818年開館。現在の地には1878年。先の大戦で破壊され1966年再建。ドイツ有数の美術館です。今回の旅行ではハンブルク市立美術館、ベルリンの博物館島、ドレスデンのアルテマイスターと此処と良い美術館を観ることが出来ました。 -
中世から現代までの素晴らしい西洋絵画の宝庫です。
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以下展示品の数々です。画題は私の訳で、一般に呼ばれているものと違ったりおかしなものもあると思います。
ティッシュバインの「カンパーニアのゲーテ」はロンドンに旅行中とかで見られませんでした。 -
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マギ/東方三博士の礼拝と旧約聖書の場面の3枚祭壇画。
1519年頃。 -
ジェラール・ダヴィッド:受胎告知。
1509年。 -
オランダの名匠:3枚祭壇画。
1510年頃。
洗礼者聖ヨハネの生涯ですね。
左:ヨハネの誕生。ベッドに臥しているのが母エリザベス。赤子ヨハネを抱いているのが聖母マリア。エリザベスとマリアは従姉妹。
中:ヨハネによるキリストの洗礼。
右:ヘロデの継娘サロメの望みにより斬首されるヨハネ。 -
ヤン・ファン・エイク:ルカの聖母。
1437年頃。
ルカとは福音書記者聖ルカのことで絵をよくしたという。聖母子を描くルカが描かれている絵もよく見ます。 -
ティブルのシビュラの名匠:ティブルのシビュラの託宣。
1477年頃。
シビュラは旧約聖書に現れる古代の巫女のことで、男の預言者にたいする女の預言者。ティブルは地名。 -
ヨース・ファン・クレーヴ:キリスト哀悼の3枚祭壇画。
1524年頃。
左:聖顔布を持つ聖ヴェロニカ。
中:十字架から降ろされたキリスト。
右:毛皮を纏っているので洗礼者聖ヨハネ? -
ヤン・ヴィルデンス:アブラハムの犠牲。
1635年頃。
一般にはイサクの犠牲と呼ばれている聖書の一場面です。
100歳になったアブラハムに子供イサクが授かりました。神は長じたイサクを生贄に捧げよ、と命令します。アブラハムがまさにイサクの首をはねようとしたとき天使が現れイサクは救われました。 -
ルーカス・ファン・ファルケンボルク:アントワープの雪景色。
1575年。 -
ファルケンボルク:アントワープの凍ったシェルデ川の風景。
1593年。 -
ピーター・アエルセン:キリストと女たちのいる市場風景。
1559年・ -
スタルブルクの肖像画の名匠:クラウス・スタルブルクとマルガレーテ・スタルブルクの肖像。
1504年頃。 -
ヨハネス・フェルメール:地理学者。
1669年。 -
絵の右上に薄くVerMeer/フェルメールと書かれています。
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大きな部屋に無造作に展示されていました。
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ホルバイン:フランクフルト・ドミニカン教会祭壇画の外面。
1501年。 -
ルーカス・クラーナハ:聖家族/トルガウの祭壇画。
1509年。
3枚祭壇画の中央部分。
聖家族といえば一般的には母マリア、父ヨセフとその子イエスですがこの絵は賑やかです。多分マリアの従姉妹エリザベスとその子洗礼者ヨハネも交じっているのでしょう。 -
クラーナハ:フィリップ・メランヒトンの肖像。
1559年。 -
クラーナハ:マルチン・ルターの肖像。
1559年。 -
よく見る絵です。クラーナハはこの種の絵を何枚も描いたのでしょう。
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クラーナハ:ヴィーナス。
1532年。 -
ライン地方の名匠:アルテンベルクの翼の祭壇画。
1330年頃。 -
上ライン地方の名匠:小さな天国の庭。
1420年頃。 -
ファブリアーノ:玉座につく聖母と幼子、礼拝する天使と崇拝者たち。
1430年頃。 -
モデナのバルナバ:聖母子。
1367年。 -
シェナのメオ:ペルージアのサン・ピエトロ教会の主祭壇の衝立。
1333年。 -
ジアコモ・フランチスコ・チッパー:音楽家と糸を紡ぐ女のいる家庭風景。
1730年頃。 -
マッシモ・スタンチオーネ:スザンナと二人の老人。
1656年頃。
旧約聖書の一場面。人妻スザンナの水浴姿を覗き見した二人の老人が関係を迫り、言うことを訊かないと不義の罪で密告すると脅しました。スザンナは拒み、訴えられ死刑の判決を受けます。そこに正義の若者が現れ老人の訴えは虚偽だと証明します。
逆に老人は虚偽の罪で死刑になりました。 -
ジョヴァンニ・フランチェスコ・バルビエリ:聖母子。
1622年。 -
バルトロメオ・ヴェネト:フローラに扮したある高級娼婦の理想的な肖像。
1520年頃。
フローラとは花と豊穣の女神。この絵のモデルは一説にはルクレチア・ボルジアとも。 -
ボッティチェリ:理想的な女性の肖像/ニンフに扮したシモネッタ・ヴェスプッチの肖像。
1480年。
15世紀後半、フィレンツェ一の美女と言われた。同じ画家の「ヴィーナスの誕生」のモデルともいわれる。 -
マンテーニャ:福音書記者聖マルコ。
1451年頃。
四人の福音書記者の1人。他は聖ヨハネ、聖マタイ、聖ルカ。 -
アルバのマクリノ:左からヨアキムへの受胎告知、聖母子、金の門でのヨアキムとアンナ。
1494年頃。
ヨアキムとアンナはマリアの親で、アンナは無原罪のお宿りをしてマリアを生んだといいます。そのことを神はアンナの夫ヨアキムに告げたのです。エルサレムの金門で二人は相擁し喜びを分かち合いました。 -
ラファエロ:ローマ教皇ユリウス2世の肖像。
1512年。 -
ダニエル・マウク:聖なる騎士。
1520年頃。 -
ニュルンベルクのマリア祭壇の名匠:オリーヴ山の祈り。
1430年頃。
キリストはオリーヴ山の麓ゲッセマネの園で最後の祈りを捧げます。右の3人はキリストの苦しみも知らないで眠りこける使徒ヨハネ、ペテロ、ヤコブ。 -
デューラー:堆肥の上のヨブ。
1505年。
ヨブは敬虔な信者でしたが数々の災難に逢い妻にも愛想をつかされます。妻はヨブに水をぶっかけ苛めています。諦めきった夫と鬼嫁です。
ヨブはめげずに神への信仰を深めて最後には平和が訪れました。
堆肥とは変な訳ですが多分腐った干し草みたいなものでしょう。 -
テンの子供たちの肖像画の名匠:テンの子供たち。
1516年頃。
テン?。地名?家名?。 -
以下3点、プフレンドルファーの祭壇の名匠。1500年頃。
受胎告知。 -
マリアの帰郷。
受胎告知を受けた後マリアは帰郷し従姉妹のエリザベートに会います。エリーザベトも無原罪のお宿り(生まれたのが後の洗礼者ヨハネ)をしています。
二人はともに喜び合いました。 -
マリアの死。
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モデナのバルナバ:聖母子。
1367年。 -
ジェラルド・スタルニナ:救世主キリスト。受胎告知する天使と告知を受けるマリア。
1407年頃。 -
レンブラント:ペリシテ人に目を潰されるサムソン。
1636年。
ライオンを素手で裂いたという怪力のサムソン。自分の力の秘密は髪の毛にあると寝物語に美女デリラに喋ってしまう。デリラに髪の毛を切られ怪力を失ったサムソン。聖書の一節。
むかーし見た映画を思い出しました。サムソンをヴィクター・マチュア、デリラを妖艶ヘディー・ラマーが演じています。勿論子供の頃で、妖艶なんて言葉は知りませんでした。 -
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2階の踊り場。
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ふうー、一休みして窓の外を見るとフランクフルトの高層ビルが光っています。
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鑑賞再開。ここからは近代絵画です。
マックス・ベックマン:サーカスの車。
1940年。
ベックマンはドイツ表現主義の画家。1884~1950年。 -
ベックマン:カール夫妻の肖像画。
1918年。 -
ベックマン:フランクフルトのシナゴーグ。
1919年。 -
ベックマン:二人の肖像画。
1923年。 -
ベックマン:シャンパングラスを持った自画像。
1919年。 -
マネ:クロケット遊び。
1873年。 -
ルノワール:昼食の後。
1879年。 -
ムンク:居酒屋にて。
1890年。 -
ムンク:嫉妬。
1913年。 -
エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー:洗面器を使う二人の女性、姉妹。
1913年。
ドイツ表現主義の画家。1880〜1938年。ナチから退廃主義の絵と決め付けられ自殺。 -
キルヒナー:変化、イギリス人のダンサー。
1909年。 -
キルヒナー:ドクター・カール・ハーゲマンの肖像。
1933年。 -
アウグスト・マッケ:二人の少女。
1913年。
青騎士派の画家。 -
ピカソ:フェルナン・オリヴィエの肖像。
1909年。 -
モーリス・ドニ:水浴びする人たち。
1907年。 -
アンリ・ルソー:サン・クロード公園の並木道。
1908年。 -
フランツ・プフォール:1273年のルドルフ・フォン・ハプスブルク王の入市。
1810年。 -
セガンティーニ:入日のアルプスの風景。
1898年。 -
マックス・リーバーマン:サムソンとデリラ。
1902年。 -
シャガール:謂う所の律法学者。
1912年。 -
マックス・エルンスト:Aquis submersus/溺死。
1919年。 -
フランツ・フォン・ステュック:アダムとエヴァ。
1926年頃。 -
ヴィクター・ミュラー:森の精。
1862年。 -
拡大。
-
アンディ・ウォーホル:ヨハン・ヴォルフガンク・フォン・ゲーテ。
1982年。 -
外に出ると陽光がまぶしかったです。
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ホルバイン橋を渡り駅に向かいました。
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マイン川。
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高層ビル。
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シュテーデル美術館。
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フランクフルトHbf.
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この旅行記へのコメント (4)
-
- frau.himmelさん 2014/10/31 23:01:00
- 重なりましたね(笑)
- ベームさん、こんばんは。
期せずしてシュテーデル美術館、同じ日(?)にアップしましたね。
ベームさんの旅行記を拝見したあとでは、自分のものが恥ずかしいー。
でも、何か同じような絵を選んでいるようで面白いなと思いました。
私のほうはこれから後編を作成します。
ベームさんの旅行記を参考にさせていただくかも知れません。
himmel
- ベームさん からの返信 2014/11/01 10:52:53
- RE: 重なりましたね(笑)
- そーですねー、同時でしたか。
同じ絵も多いですが私の撮っていない絵も沢山ありました。やはり人により目の向くところが違うでしょうし、もしかしたら展示物が変っているということもあるでしょうね。
バルトロメオ・ヴェネトの「婦人像」は説明板にずばり「COURTESAN AS FLORA/フローラに扮した高級娼婦」となっていました。
デューラーの「妻からあざけりを受けるヒオブ」は私は「堆肥の上のヨブ」としました。何のことか訳が分からなかったのですが、妻からいじめを受けていたのですね。調べてみるとヨブ/ヒオブはあらゆる不幸に耐える忍耐の人となっていますので、きっと妻の虐めに耐えているのでしょう。
クエンティン・マセイスの絵は気が付きませんでした。
「カンパーニヤのゲーテ」があってよかったですね、私の時はよそに貸し出し中で見られませんでした。
ベーム
>
- frau.himmelさん からの返信 2014/11/01 21:39:47
- RE: RE: 重なりましたね(笑)
- こんばんは。
> バルトロメオ・ヴェネトの「婦人像」は説明板にずばり「COURTESAN AS FLORA/フローラに扮した高級娼婦」となっていました。
そうですか。早速直しておこーうっと。
この写真はI女史のもので説明文が撮ってなかったものでwikiから調べました。その上で検索をかけたらそのようなことが書いてあったので、なるほど〜と思った次第。
ベームさん、本当に自由自在にドイツ語・英語の説明をこなしていらっしゃいますね。
私は自信がないものは言語のまま(笑)。
> 「カンパーニヤのゲーテ」があってよかったですね、私の時はよそに貸し出し中で見られませんでした。
それは残念でしたね。私のときはとても目立つところに展示してありました。
これから後編にかかりたいのですが、明日あさって出かけますので、アップはいつになるやら。
また、ベームさんのお力をお借りします。
himmel
- ベームさん からの返信 2014/11/03 18:56:59
- RE: RE: RE: 重なりましたね(笑)
- himmelさん、
掲示板うっかりしていました。
自由自在なんて、辞書をひっくり返しているだけです。
思いのほかペースが上がってしまいあと一遍、最終回が残っているだけとなりました。しばらく手持無沙汰となりそうです。
ベーム
>
>
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