2015/06/30 - 2015/07/21
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zyuyumさん
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ブレーメンからケルンへ。この旅で最も大好きな美術館の1つに出会ったケルンの旅行記。
この回は、7月8日(水)の旅行記 前半。
主な訪問地:聖コロンバ教会ケルン大司教区美術館
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝食付きではなかったので、この日は、日本から持ってきたご飯とお味噌汁を食べました。(4階からの上り下りが億劫だったこともありますが…)
ホテルから、石畳の道で駅から5分以上かかるのは大変でした。前日のハノーファーのように、中央駅から遠くても、バス停のすぐそばの方が楽でした。これは、今後、ヨーロッパの旅行のホテル予約の参考になると思いました。
今回の旅行の通常運転、電車約30分遅れでした。もう、3度目だと何とも思いません。ブレーメン中央駅 駅
-
ブレーメン以上に、大変な道を通ってケルンのホテルに着きました。
やっぱり、ここに着くまで必死すぎて、ここまでの写真がありません。
地図を見て、こっちの方が近いだろうと大聖堂側の出口から出たのが間違えでした。石畳の上、工事だらけで道が更にひどかった。回り道をしなければならないところもあって、ホテルの入り口に着いた時には、心底、くたくた…。
チェックインの際、部屋は上の階だよ。と言われ、そっか、まあ1つだけで良かった、と思って、さあ、頑張ってスーツケースを運ぼうと気合をいれたところを、少し離れた椅子に座って談笑していたワイルドな外見のお兄さんが、スっと、スーツケースに手をかけたので、ん?と顔をしたら、おれが運ぶよ、と。いやいや、大丈夫です、重いから、すっごく重いから、とお断りしたところ、“僕にとって重いなら、君にとっても重いだろ?”と、こんなかっこいいセリフってあるんだなぁと、ほろっして私が何も言い返せない状態の隙に、スーツケースを持って、颯爽と階段を駆け上がっていきました。私も急いで追いかけて、スーツケースの下を支えるように持つと、Oh, good ! ニコッ に、くらっとなりながら、この部屋まで運んでくれました。
(割と入り組んだ作りだったので、案内してもらわなかったら、ちょっと迷いそうだったので、その点でも助かりました)
どうだい、この部屋?問題ないかな?はい。それは良かった!ニコッと、サラッと去っていきました。
チップを払う隙すらなかった。
何だ?この流れ…去り際まで、超、格好良すぎるんですけど!
駅からここまでの道は、本当に大変でしたが、そんなの吹き飛んでしまいました。
前日のブレーメンのホテルで4階までヒーコラヘーコラしてたことを思い出して、涙が出そうなほど感激しました。親切は心に染みます。 -
ホテルの目の前の広場です。
お城のような教会が、そびえ立っていました。
さっそく、この日一番の目的地に歩いて向かいます。フイッシュマルクト広場 広場・公園
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駅からホテルまで、この工事現場を避けながら歩いてきました。本当に、苦痛でした。
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騎士像と仏像。
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weltstadthaus 世界都市ビル(ファッションビル)
Renzo Piano レンゾ ピアノ 設計
特にこの辺りは、古い建物よりも近代建築の方が多い印象でした。
(ケルンは、大戦時に激しい空襲で9割が破壊されたそうです。)
買い物客などの人も多く、賑わっていました。 -
ファッションビルの向かいにあった教会。
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こじんまりとした教会でした。
外のにぎやかさとは違い、とっても静かでした。 -
変わったステンドグラスでした。
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飛んでる。
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ここに来たくて、ケルンに来ました。
今回の旅のテーマ、アート 、建築、 廃墟 のすべてが詰まった美術館です。コロンバ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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Kolumba,Art Museum of the Archdiocese of Cologne
Peter Zumthor ピーター ズントー 設計。
聖コロンバ教会は、約2000年間のキリスト教美術を収集してきましたが、財政難になり、ケルン大司教区に組み込まれました。新しく建て替えられることになり、コンペを制したのがズントーでした。
現代建築ですが、奇抜な外観ではなく、街並みにしっくりと馴染んだ外観です。
黄色やグレーなどの薄い煉瓦で層を積み重ねた壁です。 -
現代作家の作品の上に聖母子像。
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第二次大戦で破壊された教会の廃墟と、1973年に古い教会の下に発見された、ローマ時代、ゴシック時代、中世の遺構を保存、展示されています。
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正直、どこが、ローマで、ゴシックか、全く分からない…。
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でも、発掘されたものを間近で見られて面白いです。
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教会の残った壁も、新しい建物の壁に組み込まれています。
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壁にあけられた細かな無数の穴から、優しい陽射しが差し込みます。
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木製の回路を渡っていきます。不思議な感じです。
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照明も落とし気味で、立体感や質感が浮かび上がってきます。
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戦後建てられたゴットフリートベーム設計の”廃墟の聖母マリア”のためのサクラメントチャペルも組み込まれています。
ズントーは、このチャペルの外壁に着想を得て、この美術館の外壁を決めたそうです。 -
かわいいステンドグラス。
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外にも、教会の跡が残されています。
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階段。
この、階段と壁のちょっとした隙間のラインがかっこいい。
壁や階段の質感も無機質ではあるものの、冷たくなく、柔らかな優しい印象でした。 -
ぞくっとするほど、美しい空間がありました。
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この空間を引き立てるための作品のような気がしました。
作品が壁に直打ちなのも、この美術館の美意識の高さが伝わってきます。 -
この時のエキシビジョン名は、playing by heart
多くの小作品の画が展示されていました。 -
子供たちが描いた怪獣の絵本が展示されていました。
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この球体が、ふと現れて、物語を紡いでいるようでした。
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版画作品。
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コラージュ作品。
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側面は、水彩画。奥には、映像作品。
インゼルホンブロイヒと同様、壁にキャプションも無く(冊子がありました)
監視員もいませんでした(気付かなかっただけかもしれませんが)。 -
ポストカードや書籍が展示されていました。
日本の入れ墨の本がありました。
実物を見たらビビりそうですが、書籍で見ると、凄い芸術だと思いました。
この旅で見かけたドイツ人のほとんどはタトゥーをしていましたが、比じゃないなと。 -
暗い部屋の中に、浮かび上がるような展示をされていました。
立体絵本のような、舞台のワンシーンのような。 -
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さらに、上へ。光に向かって登っていきます。
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2階は閉鎖された空間でしたが、3階は一転して外光を取り入れた空間になっています。
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コレクションされている現代美術とキリスト教美術を展示する階のようです。
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空間の使い方が、贅沢です。
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大天使ミカエル?
ほっぺが赤くて女の子のようです。 -
天井にある照明器具ですら、作品みたい。
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このチューブの中を、何かが凄い勢いで、ぐるぐる回っていました。
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金で揃えています。
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現代美術と宗教画。
色目を合わせているようですね。 -
左上部から、自然光が入ります。
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金でできた宗教美術品。
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大きな窓から、ケルン大聖堂が見えました。借景ですね。
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?と思う作品でさえ、この空間に置かれているとそれなりに見えてしまう。
作品数は少ないですが、ゆっくりと、作品や美術品に向き合える贅沢な空間です。
5ユーロというお手頃な値段なので、展示替えごとに何度もいらしてね。ということなのかなと思いました。 -
このキリストは、少し、かわいらしい…不謹慎ですね。
素朴です。 -
最初に見た聖母像の後ろ姿。
大きく穴があいていました。 -
この黒ずくめのかっこいい男性が、数人の学生を引き連れて来ていました。
写真(か建築か美術か)を学んでいるのかな?
この男性(教授かな?)も学生も、美術館内で、一眼レフ使って写真を撮りまくっていたので、私も、気兼ねなく写真が取れました。
どんなふうに、この空間を切り取ったのでしょう。ちょっと見てみたいなと思いました。 -
美術館を出て、割と近くに画廊がありました。
シャガールなど、有名どころを扱っていました。 -
少し歩くと教会がありました。
MinoritenKirche -
見学させていただきます。
鳥が付いた面白い扉。取っ手も凝ってます。 -
祭壇。
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スケルトンの十字架、初めて見ました。
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美しいマリア像。
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消えかけているものを美しいと感じるのは、日本人ならではでしょうか。
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切り子のようなステンドグラス。
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外に、石像がありました。
大聖堂へ向かいます。
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