2016/01/10 - 2016/01/10
288位(同エリア951件中)
ぬいぬいさん
年末に3ヶ月ぶりに再開した東海道ウォーク。
6日分の旅の荷物を背負って2日間東海道を歩き、熱田神宮の手前の本笠寺駅のそばで日没コールド。
ようやくゴールが見えてきたものの、さすがに愛知県に入ると日帰りウォークは厳しくて、前回より1泊2日のお泊りウォークに変わりました。
今年に入って2週目の週末は3連休だったこともあり、余った18きっぷを使って、2日間で本笠寺駅から四日市まで歩きました。
初日は本笠寺から宮宿までが旧東海道。
宮宿より桑名宿までは昔は船だったため、現在の東海道を歩いて三重県の長島まで、2日目は長島駅から桑名宿、四日市宿まで歩きようやく東海道全体の5分の4の地点まで到達し、ゴールの三条大橋まで100キロ足らずになりました。
あと4,5回歩けばゴールの京都三条大橋。
この分だと5月のゴールデンウィークにはゴールインできそうです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
2日目は名古屋から本日の東海道ウォークのスタート地点 長島駅までは30分ほど
この日の歩き始めは6時40分から -
もうすぐ太陽が昇ります。
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橋の手前を左に曲がると長島スポーツランドやなばなの里があります。
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この鉄橋は長良川と損斐川の2つの川を渡る伊勢大橋
1.1キロほどの長い橋です。 -
長良川といえば上流の岐阜市のほうに行くと鵜飼が見れますよね。
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イチオシ
水面にキノコのようなものがポコポコ立っているのが長良川河口堰
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これは治水と利水を目的に作られた河口堰
建設に当たっては長良川の生態系や漁業などへの悪影響などが懸念され反対運動が起こり、建設の是非をめぐる論争が発生したようです。 -
1500億円もの巨額の費用と26年もの歳月をかけて1994年に完成したこの堰。
今も是非についての論争は続いているようです。 -
ここ六華苑はジョサイアコンドルの設計した日本一の山林王と呼ばれた諸戸清六氏のお屋敷です。
ここは今回の東海道ウォークの中でも一番楽しみにしていた場所。
まだ早朝なので閉まっているため、四日市まで歩いた後最後にまた見に来る予定です。 -
七里の渡に面して建っている蟠龍櫓は、東海道の桑名宿のシンボルだった櫓
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目の前にある船溜まり
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ここが桑名の七里の渡し
ここから再び東海道の旧道が続きます。 -
これより伊勢路に入ることから「伊勢国一の鳥居」と呼ばれている鳥居。
伊勢神宮の遷宮ごとに建て替えられているそうです。 -
鳥居からはしばらくまっすぐ南に進んでいきます。
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この鳥居の奥は春日神社
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船の奥に見えるのは桑名城の石垣です。
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こちらは大正時代に建てられた旧桑名信用金庫京町支店
現在は石取会館として使用されています。 -
この辺りから旧東海道は住宅街を右に左に曲がっていきます。
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この辺りは案内表示が出ているのでまだいいですが、何も表示の出ていない道を旧道を探しながら歩いていくのは結構大変です。
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火の見櫓があるのは矢田立場跡
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この辺りには東海道の名残を感じる歴史を感じさせる民家が並んでいます。
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こちらは川の堤防にあった伊勢両宮常夜灯
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この町屋川の橋の袂には船着き場があったそうです。
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日本橋から97里目の縄生一里塚
ここも石碑だけ。
388キロ地点を通過。 -
通りにあった造り酒屋の安達本家酒造
明治43年創業の、4代続く酒蔵 -
近鉄名古屋線の伊勢朝日駅
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樹齢300年の榎
並木といえば普通は松ですが、ここは榎の並木が続いていたそうで1本だけ残っています。 -
桜並木の向こうに見えるのは「伊勢湾岸自動車」
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この力石は、江戸末期から明治初期にかけてこの地にあった茶屋「橋南」にあったもので、東海道を往来した旅人や篭かき衆等が休んだ時に自慢げにこの石を持ち上げ力自慢を競ったとか。
この石ちなみに100キロあるそうです。 -
日本橋から98里目の富田の一里塚
残っているのはこの石碑だけでした。392キロ地点を通過 -
富田小学校前に明治天皇御駐輦跡の石碑と、聖蹟 明治天皇富田御小憩所阯の石柱が建っています。
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弘法大師が病人を救うため彫ったといわれる薬師如来像を安置している薬師寺
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またあった力石
こちらは明治の中頃、この村にある二ヶ寺の御堂を再建するにあたり各所より土台石の奉納があったそうで、そのときその土台石の中から選ばれたこの石を休憩時に持ち上げ競い合ったとか。 -
かってこのあたりの道の両側には、立派な松並木が続いていたそうです。
このかわらずの松は、その当時の面影をとどめる唯一のもの。 -
通りにあった萬古焼のお店
四日市の伝統産業の一つですね。 -
海蔵川の橋の脇にある三ツ谷一里塚跡
日本橋から数えて99番目の一里塚です。
396キロ地点通過 -
海蔵橋を渡るとしばらくは直線のまっすぐな道が続きます。
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橋の向こうには四日市のコンビナートの工場の煙突が見えています。
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石柱の表側に「すぐ江戸道」、裏側に「すぐ京いせ道」、横面に「文化七庚牛冬十二月建」
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本日のゴール四日市駅
まだ早い時間ですが桑名の六華苑によってジョサイアコンドルの遺構 旧諸戸邸を見てから東京へ帰ります。 -
桑名駅から諸戸邸までは歩いて20分ほど。
こちらは六華苑に隣接する旧諸戸氏庭園は、初代諸戸清六の屋敷
こちらは明治17年に着工し数年がかりで完成した主家。
こちらも公開しているようですが今日は休館の札がかかっていました。 -
その横に土蔵と米蔵として使っていた煉瓦蔵が並びます。
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明治28年に建て替えられた煉瓦蔵
目の前の堀に船を横付けしてここに各地から集められた小作米を搬入していたそうです。 -
こちらが六華苑の入口
ここで入館料300円払い中に入ります。 -
イチオシ
ジョサイアコンドルの洋館といえば代表的なものは上野池之端にある岩崎邸、五反田にある旧島津邸、そして北区西ヶ原にある古河邸などがありますが、ここ諸戸邸もなかなか立派です。
洋館の奥に和館がつながっています。 -
ジョサイア・コンドルといえば東京駅の設計者の辰野金吾などを育てた日本近代建築の父と呼ばれ、鹿鳴館やニコライ堂、三菱や古河財閥などの財界関係者たちの邸宅を多数残したイギリス出身の建築家
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そのコンドルに設計を依頼した諸戸清六なる人物は???
あまり聞いたことがなかったのですが、これがまたすごい人物でした。 -
米穀商から身を起こした実業家で日本一の大地主、日本一の山林王と呼ばた大富豪で、、明治21年には、東京の恵比寿から渋谷、駒場に至る住宅地30万坪をを買いしめて一時は渋谷から世田谷まで、他人の地所を踏まずに行けたというくらいの大地主だったそうです。
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和洋折衷の居間 物入れが襖になっています。
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2階の庭に面したサンルーム
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裏に続く和館もすごかった。
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イチオシ
明治44年に着工して大正2年に完成したというこの邸宅
見応え十分で大満足 -
隣接する旧諸戸氏庭園は、初代諸戸清六氏のお屋敷。
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煉瓦の表面に小口面の段と長手面の段とが交互に出るイギリス積になっています。
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年代を感じさせる鉄扉の錠前
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ここは貞享3年に、豪商の山田良順が下屋敷・隠居所として庭園を造ったことに始まります。
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明治17年に初代諸戸清六氏の手に渡り、御殿と庭が付け加えられています。かなり傷んでいるものの小さな洋館もあって、六華苑とは違った趣を味わうことができるそうです。
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初代諸戸清六氏の死後は次男の諸戸精太が相続し西諸戸家となって、今は 諸戸財団が管理運営しているとか。
次回訪れる機会があればぜひ見てみたいものですね。
これにて2日間の三重県の東海道ウォークは終了し。これから自宅に帰ります。
東海道ウォークも20回目にして400キロ地点に到達。
1日平均20キロ歩いているので、あと4日か5日でゴールの京都三条大橋までたどり着けそうです。
GWまでにはゴールしたいものですね。
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