目指せ京都三条大橋！　　東海道ウォーク　　18回目　　岡崎宿～池鯉鮒宿～鳴海宿～本笠寺駅　27km

2015/12/28 - 2015/12/28

年末に3ヶ月ぶりに再開した東海道ウォーク。
初日は赤坂宿から藤川宿を抜けて岡崎宿まで約21km歩きました。
2日目は岡崎宿から池鯉鮒宿、鳴海宿を抜けて熱田神宮のそばの宮宿までの30kmを歩く予定ですが一つだけ気がかりなことが。
今回は５泊6日の旅の最初の２日間だけ東海道を歩く予定　６日分の旅の荷物を背負ったままの長距離のウォーキングは予想以上に体に負荷がかかり、昨日はひどい肩こりと腰痛になってしまいました。
名古屋に宿泊予定のため朝早くから日没まで１日たっぷり歩くとなると、昨日以上の負担がかかることになります。結局日没の５時過ぎまで頑張って歩きましたがゴール予定の熱田神宮の手前の本笠寺駅のそばで日没コールド。
年明けは本笠寺からの再開となります。

エリア 刈谷・知立(愛知)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 私鉄 徒歩

東海道ウォーク２日目のスタート地点は岡崎城。
ＪＲ岡崎駅から岡崎城までは４キロほどあるためバスで殿橋まで

岡崎城は徳川家康の生まれた城
あと数日で終わってしまいますが、２０１５年は家康生誕４００年にあたる年で、家康ゆかりのあちこちの場所でイベントが行われましたね。

昨日の夕方音楽が聞こえていた場所を見ると、お城の北側にはサーカスのテントがありました。

家康公の銅像があります。

この門を出て左に進むと昨日ずるしてショートカットしてお城に来てしまった二十七曲の何番目かの曲がり角に出ます。
厳密にいえば本日の東海道ウォークのスタート地点はそこ

スタートしてすぐに古い町家が一軒ありました。

橋の手前で左に曲がって次を右、橋を渡って左
今日だけでもう４回曲がりましたが、最初からここまで何回曲がったのか、曲がりすぎてさっぱりわかりません。

しばらく進むと二十七曲の終点の八丁味噌のカクキューに到着

実はここ建物好きな私が、岡崎で一番楽しみにしていた場所なんですが、スタート直後でまだ朝８時。
工場の中をのぞくと従業員の朝礼が終わったばかりの時間。
お店も開いていないし工場見学のできる時間でもないので外から眺めるだけに。
残念！

ここは９年前のＮＨＫの朝の連ドラ「純情きらり」の舞台になった場所。
主演の宮崎あおいの手形がありました。
合わせてみると小さいっ！

旧東海道から少しそれて旧道と並行に走る趣ある道を進みます。

工場見学が大好きな私。
一番好きなのはビールやウィスキー、ワイナリーなんですが、味噌や醤油も見つけると必ず入るのですが、ここは見れずに重ね重ね悔いが残ります。

矢作川を渡って川沿いを旧道に入るところにある勝蓮寺
徳川家ゆかりのお寺のようです

ここから安城市に入りました。

しばらく行くと短い松並木がありました。

熊野神社の前にある尾崎一里塚
日本橋から83里　　332キロ地点通過

永安寺の寺の入り口にあるクロマツの巨木は、横に枝を広げ入り口をふさいでいます。樹齢は300年くらい。

日本橋から84里目の来迎寺の一里塚

ここは南と北、向かい合って残っています。
336キロ地点を通過

約500mに170本の松がある池鯉鮒松並木

ここから39番目の宿場町、池鯉鮒宿へ入ります。これでちりゅうしゅくと読みます。

今は公園になっている知立古城址

こちらは三河の国の二之宮　知立神社

神仏混合の名残の室町時代に建立された多宝塔

江戸時代には「池鯉鮒大明神」と呼ばれ、東海道三大社の一つに数えられていたそうです。
ちなみに他の二社は三嶋大社と熱田神宮。

ここから刈谷市に入ります。

街道筋にあった立派な山門にあるお寺

日本橋から85里目の阿野一里塚
340キロ地点を通過です。

ここ桶狭間で永禄3年（1560）5月19日、尾張の領主織田信長が、駿河・遠江・三河の領主今川義元の10倍に余る大軍を打ち破り、近世という時代の幕を開けた歴史に名を残す戦いの舞台となった場所。

桶狭間を過ぎると表の通りから右側の住宅街の方に入ると昔ながらの街並みが残る有松へ出ます。

有松は往時池鯉鮒宿と鳴海宿と間にある間の宿として栄えました。

また、絞り染めの名産地として、全国にその名が知られ絞りと共に繁栄したそうです

でも、天明4年の大火により村のほとんどが焼失してしまいました。

天明の大火後の復興で街道沿いの家は装いを大きく変えました。

茅葺だった屋根は瓦葺に

壁は漆喰塗の塗籠造りの防火構造に改められました。

2階には虫籠窓を設け、腰壁をなまこ壁にするなど火災に備えた構造に変わりました。

この先関宿がありますが、東海道を日本橋から歩いてきた中で、有松が一番往時の東海道を髣髴させる街並みですね。

屋根の上にはガス灯がのっています。

いい雰囲気の街並みですね

広重の描いた鳴海宿

同じ位置の現在の姿

手前の建物は、ほぼ昔のままの姿で残っています

こちらは古民家を改装したゲストハウスＭＡＤＯ
ここで集計して美味しいコーヒーをいただきました。

駅を挟んで５００ｍほどの間だけ電線も地中埋設され、昔ながらの東海道の雰囲気を味わうことのできる貴重な街並みになっていました。

日本橋から８７里目の有松の一里塚
３４８キロ地点通貨

あれ〜
知らない間に名古屋市内に入っていたみたい

市境の表示を見落としていたようで、先ほどの桶狭間あたりから名古屋に入っていたようです。

縄文時代早期から前期にかけての鉾ノ木貝塚の跡

天白川の橋を渡るころちょうど日暮れ時で西の空は茜色に染まっていました。

日本橋から８８里目の笠寺の一里塚。３５２キロ地点を通過
間もなく日没です。

背中に背負った荷物が重く日も暮れてしまったので初日はこれでサスペンデッド。
予定ゴールの３キロほど手前の本笠寺駅よりこの日の宿泊地名古屋駅へと向かいました。

年末の東海道ウォークはこれで終了です。
この日歩いた東海道の距離は約２７キロでした。
次歩けるは何時になるかわかりませんが、ゴールの京都三条大橋までは１５０キロを切ったので、夏までには何とかゴールしたいものです。