2014/12/03 - 2014/12/03
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YAMAJIさん
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天皇陛下が去年、80歳の傘寿(さんじゅ)の誕生日を迎えられたのを記念して、今年の4月4日(金)~8日(火)の5日間、サクラの美しい時期に「乾通り」を一般公開し、38万5千人余りの人たちが訪れました。一般公開は、今年のモミジが美しい時期にも行われることになっていました。
秋季皇居乾通り一般公開が、12月3日(水)~7日(日)までの5日間実施されています。公開時間は午前10時~午後2時30分で、皇居の坂下門~乾門の乾通り750mを通り抜けします。乾通りには、イロハモミジ45本とトウカエデ14本が植えられておりちょうど見頃でした。
乾通りの通り抜けは、坂下門から乾門まで、蓮池濠と乾濠沿いを、一方通行で歩きます。途中の西桔橋から皇居東御苑へ抜けることもできます。乾通りの両側には、さまざまな樹木が植えられており、石垣・濠と相まって美しい景観を楽しめる並木道です。
今回の行程です。
9:15桜田門到着、9:20桜田門で東京駅・二重橋駅からの行列に合流~(行列40分)~10:00坂下門入門~(乾通り散策75分)~11:15乾門退出、11:25北詰橋から東御苑へ入園~(本丸・二の丸散策90分)~12:55大手門到着~(渋滞30分)~13:25大手門から東御苑退出
(注1) 混雑を考えて東京駅と二重橋駅を避け、地下鉄の日比谷駅で下車しましたが、警備の警官に桜田門に誘導されました。地下鉄の霞ヶ関駅で下車すべきでした。
(注2) 坂下門の開門が30分早められ、9時30分からとなり、10時には入場できました。12月3日の初日の入場者数は57,490人でした。
(注3) 皇居東御苑の二の丸雑木林が秋の風情真只中で、昭和天皇に感謝しながらの散策でした。二の丸庭園の紅葉も見頃でした。
(注4) 皇居東御苑を大手門から出る時、人人人の大渋滞、30分かかりました。平川門から竹橋駅へ抜けるルートをお勧めします。
秋季皇居乾通り一般公開の5日間の入場者数は、宮内庁発表で349,500人でした。
12/3(水) 57,490人
12/4(木) 42,600人
12/5(金) 85,730人
12/6(土) 78,700人
12/7(日) 84,980人
- 旅行の満足度
- 5.0
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皇居乾通り一般公開のコースです。
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江戸時代後期の江戸城配置図です。
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乾通りの衛星写真です。(グーグルアースより)
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桜田門に9時15分に到着です。
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桜田門からの入場者は少ないです。ここから皇居前広場に入ります。
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東京駅、二重橋駅からの人波に、9時20分に合流です。
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石橋(眼鏡橋)、二重橋(鉄橋)、伏見櫓です。
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皇居正門(旧西の丸大手門)です。
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開門を30分早めて、9時30分から入場させています。荷物検査とボディチェックを受けます。
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振り返って見ると、どんどん人出が増えています。
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上空には取材ヘリコプターが3機旋回中です。
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坂下門です。
江戸城の西の丸造営直後に作られたと伝わっています。西の丸の通用門として利用されていました。現在は宮内庁への出入口として利用されています。 -
坂下門を10時ちょうどに入門しました。
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宮内庁前は広く、ゆったり見学できます。
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新宮殿東庭への道です。
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新宮殿です。
昭和43年(1968年)に建てられた建物で、天皇陛下の日常執務や皇室関係の儀式・行事、国の儀式・行事、外国の元首・要人の会見、一般参賀、宮中晩餐会・午餐会などに利用されています。 -
宮内庁です。
昭和10年(1935年)に建てられた建物で、庁舎3階は昭和27年(1952年)に改装され、昭和43年(1968年)の新宮殿落成までの間、仮宮殿として使用されていました。 -
二の丸への道です。
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富士見櫓です。
万治2年(1659年)再建の建物で、江戸城本丸遺構として貴重な存在といわれています。再建されなかった天守閣の代用として使われていた時期もありました。石垣の高さは約14.5mで、櫓の高さは約15.5mあります。 -
イロハモミジが真っ赤です。
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乾通りの人人人です。
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蓮池参集所です。
皇居の勤労奉仕団が利用します。 -
手前がイロハモモジで、後ろがトウカエデです。霜を受けたイロハモミジは、茶褐色に変色しています。
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まだ緑が目立つトウカエデです。
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トウカエデの葉です。
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蓮池参集所前から乾通りは狭くなります。
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山下通りです。
新宮殿の裏と宮中三殿に通じています。 -
山下通りの紅葉です。
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このイロハモミジは見事な朱色です。
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日向と日陰の色変化が綺麗です。
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イロハモミジの葉です。
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橙色が目立つトウカエデです。
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トウカエデの葉です。
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局門です。
御局・御養蚕所入口ですが、現在使われていないようです。 -
富士見多聞です。
「多聞」とは、防御を兼ねた石垣の上に設けられた長屋造りの武器庫で、中には鉄砲や弓矢が納められていました。蓮池濠から富士見多聞までの石垣は、高さ約20mもあります。 -
本丸の石垣と蓮池濠です。
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御局です。
現在宮内庁の倉庫として使われているとのことです。 -
長屋門です。
江戸時代の建物で、武家屋敷の長屋門です。 -
イロハモミジとトウカエデです。
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道灌濠です。
徳川家康がここに江戸城を築くさらに前、室町時代に太田道灌が築いた城の外堀だといわれています。皇居の中でも一番美しい所といわれており、春はサクラ、秋はモミジが美しく、武蔵野の面影を残す都心唯一の場所です。 -
正面の奥が御所側です。鬱蒼とした雑木林が北道灌濠を覆っています。
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紅葉山です。
江戸幕府成立後の元和4年(1618年)に、徳川家康の廟所(東照宮)が置かれ、秀忠以降の歴代将軍の廟所も紅葉山に設置されました。江戸開城後、明治政府により東照宮などの廟所は撤廃されます。大正3年(1914年)に、紅葉山御養蚕所が設置されて現在も用いられています。 -
下道灌濠の石垣が確認できます。
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右側が吹上大宮御所側です。
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誘導アナウンスをする、DJポリス(皇宮警察官)です。
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吹上地区(吹上大宮御所、御所、宮中三殿など)の入口です。
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吹上地区の紅葉です。
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イロハモミジです。
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イロハモミジの葉です。
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西桔橋です。皇居東御苑への分岐道です。
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西桔橋です。
江戸時代には、本丸大奥と吹上の通路となっていて、現在は皇居吹上地区と皇居東御苑を結んでいる、内濠(蓮池濠・乾濠)の土橋に架かる橋です。江戸時代には、「北桔橋」と同様に跳ね上げ式の橋で、有事にはこの橋を跳ね上げて本丸を防備したという。 -
土橋部分の先に、跳ね橋部分が見えます。
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乾壕付近の乾通りです。
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乾壕です。
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乾壕には、キンクロハジロやホシハジロなどの、カモ類が羽を休めていました。
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吹上地区側は塀が続きます。
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もうすぐ乾門です。
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右からイロハモミジ、カヤ、クロマツ、トウカエデです。
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緑色が多いイロハモミジです。
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黄色のイロハモミジです。
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橙色のイロハモミジです。
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朱色のイロハモミジです。
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吹上地区をお濠に沿って、半蔵門へ抜ける道です。
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振り返って撮影しています。
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乾門です。
この門は明治宮殿造営の際に建てられた京風の門です。宮殿がある旧西の丸の裏門にあたり、皇居の乾(いぬい)の方向にあたるので、この名がついたといいます。乾門を11時15分に退出しました。 -
乾門の外では報道陣のインタビューも。
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北桔橋から乾通りを見ています。乾通りの大行列が見えます。
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乾壕と本丸の石垣です。
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北桔橋門です。
本丸大奥から北の丸に通じる門で、跳ね上げ式の橋がありました。皇居東御苑に入ります。 -
江戸城の天守閣跡です。
明暦3年(1675年)の大火(振り袖火事)で焼失した後は、天守閣は再建されていません。基礎石である石垣だけが残っていて、現在の石垣の高さは約10mです。 -
本丸跡で休憩する人々です。手前から大奥、中奥、表の建物が建っていました。
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ジュウガツザクラです。
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ジュウガツザクラの花です。
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フユザクラです。
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フユザクラの花です。
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二の丸の雑木林です。
この雑木林は、昭和天皇の発意により、武蔵野の面影を持つ樹林として、昭和57年から60年にかけて整備されたものです。クヌギとコナラを中心とした落葉樹林です。 -
コナラです。
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コナラの葉です。
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ハウチワカエデです。
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ハウチワカエデの葉です。
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オオモミジです。
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オオモミジの葉です。
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二の丸庭園です。
江戸時代には小堀遠州が造った庭園がありましたが、明治以降は荒廃していました。現在の回遊式の庭園は、昭和43年の皇居東御苑の公開の開始に当り、九代将軍徳川家重の時代に作成された庭園の絵図面を参考に造られたものです。 -
二の丸庭園です。
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ヒレナガニシキゴイです。
平成天皇の発案により、日本のニシキゴイとインドネシアのヒレナガゴイを交配させて生まれました。 -
諏訪の茶屋です。
諏訪の茶屋は、江戸時代には江戸城の吹上にありました。この建物は、明治45年に再建され、皇居東御苑の整備に当りここに移されました。明治期の茶室風の建物として優雅な外観を持っています。 -
丸ビル6Fの沼津魚がし鮨です。大手門の混雑で、遅いランチを頂きます。
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平日ランチセットの、おまかせ10貫にぎり(1,280円)です。
海鮮サラダとお椀付です。アナゴ1本が追加される、満腹にぎり(1,580円)のほうが人気のようです。 -
海鮮ちらし丼(2,872円)です。
海鮮サラダとお椀付です。豪快みぞれ丼(1,544円)は売り切れでした。
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この旅行記へのコメント (2)
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- TSUNEさん 2014/12/05 12:32:11
- 明日行ってこようかな?
- こんにちは、yamajiさん。
皇居の紅葉、めったにお目にかけることできないだろうし、
明日いって来ようかな?
旅行記を拝見していてなんだかそんな気分になりました。
Tsune
- YAMAJIさん からの返信 2014/12/05 15:11:34
- RE: 明日行ってこようかな?
- TSUNEさんへ
天皇陛下の傘寿を記念しての特別公開で、皇居の乾通りを歩けるのはラストチャンスかも知れません。イロハモミジの紅葉とともに、自然では見られないトウカエデも赤みを増してきています。
皇居東御苑の二の丸雑木林もお薦めです。昭和天皇の努力によって、荒廃していた二の丸に、武蔵野の土と樹木を移植し整備されています。皇居乾通りと二の丸雑木林、東京の真只中での秋景色、お勧めです。
YAMAJIより
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