2014/09/30 - 2014/09/30
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Decoさん
この旅行記のスケジュール
2014/09/30
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NHK朝ドラの「花子とアン」。蓮子(モデルは柳原白蓮)、加納伝助(同じく伊藤伝右衛門)など歴史上の有名人物をモデルとした登場人物が登場、個性豊かに描かれました。
もう一人、蓮子の夫、宮本龍一も、ドラマでは語られませんでしたが、かなりの重要人物です。父方、母方、双方の家系で著名な人物を輩出しています。
その宮本龍一のモデルである、宮崎龍介のルーツを探る、小さな旅をしました。
行程はまず熊本県荒尾市の「宮崎兄弟資料館・生家」へ。その後、同県玉名市天水町の「草枕交流館」→「前田家別邸」→「草枕温泉てんすい」を訪れました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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まず、宮崎龍介の生家である、熊本県荒尾市の「宮崎兄弟資料館・生家」へ。荒尾市は、有明海に面し、その一番北に位置しています。
宮崎兄弟の足跡と業績がわかります(「花子とアン」、宮本龍一のモデルの生家です) by Decoさん宮崎兄弟の生家 資料館 名所・史跡
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門をくぐると、結構広い敷地。
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まずは、左手の「資料館」から見学です。蔵のような二階建ての風格のある建物です。
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入口手前には、「花子とアン」のポスターも掲示されていました。
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加納伝助(モデルは伊藤伝右衛門)と宮本龍一(宮崎龍介)、恋敵の二人です。
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宮崎兄弟…というと、ちょっとわかりにくいかも知れませんが、「宮崎滔天」の名前はご存じの方も多いと思います。孫文と親交があり、辛亥革命を援助した人物です。
宮崎龍介は、滔天の長男にあたります。
宮崎家は、武士の家柄で、地元では素封家として知られていたそうです…が、滔天の時代、社会運動等に家財をつぎ込んだために、家は傾き、荒尾の家も閉じて東京へ移転します。
龍介は、一時期、母親の実家の前田家(熊本県玉名市)に預けられ、その後東京へ移り、苦学の上大学を卒業します。「花子とアン」で蓮子とであった龍一は、ちょうどそんな時代でした。
宮崎家には子供が多くいたようですが、その中の四人の男子が知られています(ちなみに、滔天は八男です)。展示は本格的で見応えがありました。 -
こちらは、滔天の書です。
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滔天は、若い頃は浪曲師もやっていて、浪曲を通じて革命を訴えかけていたとか…
写真は浪曲師時代の遺品です。 -
ドラマのお姑さんのモデル、宮崎鎚(つち)の像です。
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イチオシ
そして、二階には、企画展示「宮崎龍介展ー白蓮が愛した男の生涯」が公開されています。
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宮崎龍介の生涯がパネルで説明してあります。父・滔天の遺志を継いで、日中友好に努力した生涯が解説してありました。
ドラマでも、第二次大戦中、中国と和平を画策するシーンがありましたが、それには、滔天や母方の祖父・前田案山子以来の孫文をはじめとする中国要人との親交があってのことだったのですね。
龍介は、戦後1955年に中国を訪問。日中国交正常化の前でしたが、滔天の息子ということで、国賓待遇を受けたそうです。 -
龍介と白蓮の数々の写真も展示してありました。
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白蓮が伝右衛門に宛てた「絶縁状」の内容も展示され、詳細に読むことができました。
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外に出て、今度は生家へ。こちらは、生家の説明板です。
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質素ではありますが、しっかりした作りのお屋敷です。物凄い金持ち…ではなかったようですが、当時としては裕福な方だったようです。
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座敷も広い!
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孫文も二度、この屋敷を訪れたそうです。 奥に、小さく見えるのは、滔天と孫文の会見の場面を再現した人形です。
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座敷の方から撮影した生家です。
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「花子とアン」の人気で、観光客も急増! 団体バスも二台入って、広い園内も人が多くなっています。
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さて、ドラマでは、龍一のお母さん(蓮様には姑)の浪子さんも出てきました。初めは華族育ちで家事が出来ない蓮様にきつくあたっていましたが、後にはお互い理解しあうようになる、ちょっと気が強いけど、さっぱりした感じのお姑さんでした。
今度は、お姑さんの故郷へ向かいます。
国道218号線を南下、温泉で有名な玉名市へ。高瀬大橋を渡って右折、旧天水町へ向かいます。
まず、草枕交流館へを見学して、ここは無料で入れますが、展示の他にも10分程の映像で、「草枕」の世界と前田家について知ることができます。たまに二階で企画展も催されているようです。「草枕」の世界が良くわかります by Decoさん草枕交流館 名所・史跡
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次いで、前田家別邸へ。
前田家は武士の家柄で大金持ち。今の玉名市から熊本城まで、前田家の土地だけを通っていくこともできた…とか。前田家の当主、案山子は自由民権運動の活動家。その活動を通じて、荒尾の宮崎家との親交が深まったようです。案山子が財産を運動につぎ込み、後に遺産相続の対立等もあって、前田家は没落します。
前田家の本宅は別に大きな建物があったそうですが、明治の頃に焼失しました。この別邸は、かつて夏目漱石が熊本で教えていた頃訪れたことがあり、それをもとに小説「草枕」が書かれました。前田家別邸は、「草枕」の温泉宿のモデルになった建物です。地形の高低を利用した複雑な構造を持つ大きな建物でしたが、今一部が保存、復元されており、その他の部分は建物の場所がわかるようになっています。
こちらの写真は、左側が玄関、右側が浴場の建物で、いずれも復元です。「草枕」の風呂と、漱石が滞在した座敷が見学できる by Decoさん前田家別邸 名所・史跡
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夏目漱石の小説「草枕」に登場した温泉のモデルです。埋められていたものを、発掘・保存してあります。建物は復元ですが、湯船は昔のものです。
ドラマの蓮子のお姑さんである、浪子さんのモデルは宮崎(旧姓・前田)鎚(つち)。前田家の当主・案山子の娘にあたります。実は鎚さんも、白蓮ほどではありませんが、結構なお嬢様育ちだったのですね。 ちなみに、「草枕」のヒロイン、那美さんのモデルは、卓(つな)。鎚の姉にあたります。
ひらたく言えば、「花子とアン」 のお姑さん(浪子)のモデル(鎚)は、「草枕」のヒロイン・那美さんのモデル(卓)の妹だったということになります。
宮崎龍介は一時期、前田家に引き取られて育ちますが、ちょうど没落間際の頃だったようです。
鎚は、嫁ぎ先の宮崎家も窮迫、実家の前田家も没落…お嬢様育ちでしたが、石炭売り等して苦労して龍介を育てたそうです。ドラマの浪子さんにも、そんな感じがうかがえるような…
宮崎龍介の家系を母方の前田家のことも併せて考えると、実は白蓮や伊藤伝右衛門以上にドラマチックな家柄だったのかも知れません。 -
前田家別邸の説明板です。土地の高低差を利用した、複雑な造りだったことがわかります。
漱石が前田家を訪れた時に宿泊したのは離れで、建物が複雑なので、場所がわからなくなったとか…「草枕」でもそうした記述があります。 -
同じく説明板、本館跡の平面図です。現在は失われています。
「草枕」の風呂と、漱石が滞在した座敷が見学できる by Decoさん前田家別邸 名所・史跡
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夏目漱石が滞在した離れの座敷です。この部屋だけが現存建築物です。
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同じく、座敷の床の間です。
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「宮崎龍一のルーツを探る旅」も終盤に近づきました。最後は、近くの草枕温泉へ。
夕日が絶景、「草枕」や笠智衆の展示も by Decoさん草枕温泉てんすい 温泉
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ここのロビーにも、前田家や「草枕」についての展示があり、併せて、旧天水町が生んだ名優・笠智衆(小津安二郎監督の映画や「男はつらいよ」の御前様で有名な方です)の展示もありました。
草枕温泉展示ホール 美術館・博物館
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建物の中庭には、笠さん主演の名作「東京物語」(小津安二郎監督)の看板も展示してありました。(この他に、「二十四の瞳」「男はつらいよ」「夢」などもありました)
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展望塔もあります。
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量も豊富で、何より露店風呂からは、有明海や、空気が澄んでいれば島原半島・雲仙岳も眺められる絶景です。一番人気の時間帯は日の入りの時間帯だそうです。
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最後まで読んでくださった方に、お礼を申し上げます。
それでは、ごきげんよう。
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この旅行記へのコメント (2)
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- picotabiさん 2022/04/24 16:32:14
- 白蓮
- Decoさん こんにちは。はじめましてでしょうか。
花子とアン。当時がっつり見ていたので興味深く拝見しました。
あの朝ドラでは吉高由里子よりも白蓮の仲間由紀恵と石炭王の波乱万丈さがきわだっていて、だいぶ経った今でも大げんかのシーンを自分で再現できるほどです。
恋仲に落ちた学生さんは辛亥革命を支持した有名人の息子さんだったのですねー
ご自宅に孫文もいらしていたとは! まったく知りませんでした。
今その仲間由紀恵がお母さん役で朝ドラにでているので久しぶりに
そちらもちょっと注目しています。
「それでは、ごきげんよう。」
この挨拶、懐かしいです。
- Decoさん からの返信 2022/04/24 18:59:00
- Re: 白蓮
- picotabiさん、コメントありがとうございます。
こちらこそ、多分、はじめましてだと思います。
花子とアン、私も大好きでした。
あのドラマ、花子の両親や兄弟、幼馴染など皆はまり役でしたが、特に仲間由紀恵と吉田鋼太郎は強烈でしたね。ドラマの加納伝介は鷹揚でお金持ちで、吉田鋼太郎だからかっこいいし、なかなか良い男…と思いますが、お妾さんもいたみたいで、白蓮さんはそんなところが嫌だったのかも知れません。
宮本龍一もそのお母さんも今でいえばかなりの良家の子女で、蓮子さまほどではないにせよ、名門だったわけで。草枕交流館を訪れてみて、社会的な意義でいえば、とても存在感のある家系だったのが印象に残りました。白蓮さんはそんな所にも感じる部分があったのかも、と思います。
あれから8年くらい経って、仲間さん、今度はお母さん役で、年月の経過を感じます。
沖縄が舞台の朝ドラというと、ちゅらさんを思い出しますが、時代も場所もまた違っているし、今後がどうなるか、ちむどんどん、ですね(#^^#)
Deco
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