2014/07/18 - 2014/07/22
55位(同エリア148件中)
binchanさん
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獅頭山は参山国家風景区の一角を成す景勝地で、苗栗県、新竹県にまたがっています。
台湾好行の南庄線から獅山南庄線に乗り継ぐと南庄側から行くことができます。獅頭山に行く路線は獅山南庄線と獅山線。2線とも金牌客運が運行し新竹県の路線とされています。
私が今回の旅程に獅頭山を入れたのは、さらに獅山線に乗り継ぎ、竹北から鉄道で戻る一筆書きルートするつもりだったからでした。しかし、それでは本当に台湾好行バスに乗るだけで、経由地のどこも観光できないスケジュールになってしまいます。そこで獅山線への乗り継ぎは断念し、獅山南庄線にだけ乗ることになったのです。
もともとただの乗り継ぎポイントだったので、獅頭山に一体何があるのかさっぱり分からず情報を調べ出しました。獅頭山には寺廟が多くあり、山道(古道)がその間をつないでいます。つまり、トレッキングしながらお寺めぐりをするところなのです。なんだか私はお呼びでないような…。
獅頭山は遊客中心がある獅尾側と、勧化堂がある獅頭側どちらかから回るのが通常です。勧化堂(獅頭)にも遊客中心(獅尾)にも台湾好行のバス停はあるので、バスで行く場合も双方からのアクセスが可能。獅頭側の方が大きなお寺が近く、その中でも最大のお寺が勧化堂です。勧化堂を見るだけならあまり歩かなくてもよさそう。もし体力が残っていたら獅尾まで歩いてもいいし、早めに見終わったらバスで獅尾へ行くのもいいかな、ということにしました。
なんて軽い気持ちで向かった獅頭山ですが…
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
<台湾好行獅山南庄線>
14:00、小型のバスで南庄を出発です。 -
一日券を買います。
獅山南庄線のみ有効で50元。勧化堂まで往復するだけでもお得です。 -
乗客は私を入れて4名のみ。そしてこの可愛いガイドさん。
-
14:10、勧化堂バス停に到着。予定より5分も早いです。降りたのは私だけ。周りに人もいない…。
このバス停は台湾好行専用です。苗栗客運の路線バスにも「勧化堂」とか「獅頭山」という名前のバス停がありますが、こことはかなり離れた場所です。 -
<獅頭山勧化堂>
仙山はあれほど人で賑わい、美食広場やら土産物店やらあったのに、こちらはとても静か。駐車場には一応お店があるのですが、活気とは程遠い感じです。
さっそく勧化堂に向かいます。 -
駐車場の売店では主に食べ物や土産物を売っていました。しかし参道の階段に入ると、主力商品が「杖」に…。どうしよう、そんなに険しいのかな。
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横向きに読んでくださいね。
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<紫陽門>
駐車場から8分歩いて到着。まず第一の見どころ、紫陽門。
獅頭山の中でも最も重要な古蹟と紹介されています。最初のものは1916年に建てられ、1935年の地震で倒壊。この門はその後に建てなおされたもの。創建当時の門はかなり形が違っていたようです。こちらに画像があります。
http://www.lion.org.tw/?page_id=10 -
門をくぐって階段を上ったところから、下をみたらこんな岩のトンネルが。
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遠くに目を向けると仏塔のようなものが。超昇霊塔という納骨堂で、駐車場の先にあります。
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<輔天宮>
輔天宮は1915年建立。紫陽門は輔天宮の山門です。
獅頭山の寺廟はほとんど岩や洞を構造の一部としていますが、輔天宮だけは独立した建物です。 -
勧化堂のある山腹をめざして階段を上ります。階段脇には鶴の滝が。
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輔天宮が上から見えます。見事な屋根ですね。
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<勧化堂>
まずは山門の清虚門をくぐって、 -
境内へ。
なぜか本堂を正面からとった写真がない。撮るの忘れてたようです。
勧化堂は仏教、儒教、道教を融合させたお寺。1900年建立です。
実はここに日本統治時代の警官であった日本人「廣枝音右衛門」さんも祀られています。戦時中フィリピンの市街戦において多くの台湾人を救った方だそうですが、この旅行記を書くために調べていて初めて知りました。その本堂をよくお参りせずに帰ってくるとはかなり罰あたりですね。日覆いの向こうに屋根だけ見えるのが本堂です。
画像は勧化堂のHPで補ってください。
http://www.lion.org.tw/?page_id=2 -
装飾の写真はなぜかしっかり撮ってある…
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<道徳門>
勧化堂からさらに進んでみます。 -
<九丁榕>
1950年代の逸話に関連する樹。
ちょっと見難いとおもいますが、逸話につけられているイラストが昔風の衣装なのが紛らわしい。60年くらい前のことなのにね。 -
ガジュマルの一種です。
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さすが獅頭山、迷うほど寺廟がある。
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気づけば輔天宮、勧化堂はもう遠く。
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<舎利洞>
道なりに歩いてきたらここに着きました。
1923年に創建。「舎利」なんて名前なので仏教関係かと思ったら、道教の神様が祀られています。 -
現在位置確認。私、一体どこに向かおうとしているんだろう。
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<開善寺>
とりあえずまだ時間があるのでこのお寺を目指してみる。 -
開善寺は1927年創建、中国式、西洋式折衷の建築様式で、前面の柱がローマ式円柱なんだそうです。
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建物は背面に自然の洞窟を利用しています。
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天井部分には化石があるそうですよ。(実際には見てませんし、普通に覗いて見えるのかも不明です)
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なんとなくまだ先へ。獅頭山には参拝者が少なく、こうして歩いている人はほとんどいません。しかしこの辺りから、写真右上の女性と、そのお連れさん(多分ご夫婦)と同じコースを同じペースで歩く感じになっていました。
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<巌戸観音>
どういういきさつでこの観音様があるのか、検索しても旅行ブログくらいしかヒットしません。
先を行くご夫婦にならってお参りしました。 -
<凌雲洞>
壁に「佛道」とあるからには仏教の何かだと思います。 -
よく見ると後ろに古い建物が。建て替えをしたのでしょうか。
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やっぱり1935年の地震前の建物なのでしょうか。
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<普悲観音>
だいぶ疲れてきて、観音様まで行く気力ナシ。ここからお参り。 -
それでもこの階段を上りました。
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階段の上には仏様の痛々しいお姿が…
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<萬佛山>
下を見ると大量の仏様の後ろ姿が。2メートルの高さの仏様が400体いらっしゃるそうです。下りてお顔を拝みに行く元気はナシ。 -
<望月亭に進路をとれ>
先を歩いていたご夫婦を普悲観音で追い抜いてしまったので、今度はご夫婦が私を追う形になりました。この案内があるあたりにちょっとした脇道があり、どっちに行くか迷っていたら、ご夫婦も一緒に立ち止まって地図を見始めました。結局ご夫婦も私も望月亭を目指しているということになり(目指してるつもりはなかったが、ここまで来たら目指すものは望月亭しかなくなっていた)、一緒に進むことになりました。バスの時間も気になるし、あと650mも坂道を登るなんて勘弁してほしいところでしたが、「じゃあ一緒に歩きましょう」と奥さんに言われ、「ありがとうございます」と答えてしまいました(T_T)。
この案内があるのは「観日亭」との分かれ道。脇道の先には観日亭がありそこで行き止まりでした。 -
図らずも山登りになってしまいもうヘロヘロです。偶然手ぶれした写真がその時の状況にぴったりでした。
こんな山道、一人で歩いて毒虫、毒蛇、野犬、猿、猪なんかに出くわしたら大変です。なんとかご夫婦について行かなくては。 -
歩いている途中で桃をいただきました。クエン酸補給して元気が出た〜
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やっと次の案内板がありました。あと230m。
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<大石壁>
獅山古道の見どころの一つ。見ることができて感激。 -
石壁に字が彫ってあって、
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説明もありました。
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これは彫りかけ?
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大石壁を通りすぎます。
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古道の本道にはこんな里程標があり、あと何キロか分かるようになっています。実は道に迷っていた辺りは本道ではありませんでした。
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<望月亭>
やっと望月亭に到着です。途中お参りや写真を撮りながらですが、バス停から約1時間かかりました。
ご夫婦と到着を喜びましたが、汗だくで息を切らせているのは私だけ。日ごろの運動不足が…
標高496m、私にしては高い山です。望月亭という名前ですが、月なんて絶対見えないだろうというくらい木々が茂ってました。風通しも悪くて暑い! -
ご夫婦がいなかったら絶対辿りつけてないので、ボキャブラリーを絞り出して感謝の気持ちを伝えました。お二人は車で来ているのでこれから獅尾の駐車場まで歩くのだそうです。あと3キロ!「一緒に歩いて行って車で送ってあげましょうか」と言われましたが、無理です、もう山は無理。でも気を使っていただいて、ありがとうございます
車でハイキングに来ている人は、また駐車場まで戻らなくてはいけないので、往復ハイキングしなくてはいけません。でも獅頭山には複数のルートがあり、山の様々な景色を楽しみながら往復できます。お好きな方はチャレンジしてみてはいかがでしょう。
ところで、私はこんな半袖で山に入ってしまい、しこたま虫にさされました。虫よけもアームカバーも宿に置いたまま。持ってきた意味がない。足元は脛まである靴下に長ズボンと気を使っていたのに、腕は迂闊でした。 -
ふと傍らを見ると「新竹縣界」の標が。おお〜ここが県境だったのか。ここで引き返す格好の理由ができた。(って理由がなくても引き返しますけど)
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ここには売店があって飲み物、食べ物が買えます。ポカリスエットを買ったついでに、お店のおばさんに「勧化堂のバス停に戻るにはどの道をいけばいいですか?」と聞いてみました。地図をよく見てみると望月亭から勧化堂へはもっと近い道があるみたいなんですよね。
駐車場の方に行きたいということが明確に伝わるように台湾好行の一日券を見せて、「このバスのバス停に戻りたい」と伝えました。するとおばさんは、これは獅山遊客中心への切符だから遊客中心に行かないとだめだと言いだしました。いや、一日券だから途中の勧化堂でも乗れるんですと説明しても、遊客中心まで行かなきゃダメの一点張り。私とおばさんが言い合っていたら、ご夫婦の奥さんが仲裁に来てくれました。 -
そういうわけで無事勧化堂方面へ戻る道へ。ほぼストレートに下って行けます。登ってきた道は、寺や観音様を廻りながらの迂回路だったんです。
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途中にはこんな看板も。
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道徳門が見えてきました。なんだか漢詩の風景。門番の女性が横笛を吹いていて、この先の胡弓の店からはかすかにその音も聞こえてきます。知識があったら一首詠みたいところです。
そして、ここが分かれ道だったんですね。道徳門をくぐった先の案内板で、「望月亭」と書いてある方へ進むと近道です。
勧化堂で一休みし、バスの時間を確認。15:45の南庄行きでおとなしく帰るか、16:15の獅山遊客中心行きで獅尾を目指すか。
さほど迷わず前者に決定。早めに帰ってマッサージに行かないと、明日大変なことになるかも…。 -
バス停へ急ぐともうすでにバスは来ていました。運転手さんがいませんでしたが、ドアが開いていたので乗ろうとしたら、前の客席に座っていた男性が何か言ってきました。聞き取れなかったので「すみません、外国人なので言葉が分かりません」と言うと、急に親切になり「どうぞ乗って下さい」ということに。この方も台湾好行の調査員かなにかのようで、運行中ずっとメモをとっていました。
帰りの乗客は私だけ。金牌客運さん、乗客が少なくても撤退しないで頑張ってくださいね!
15:59南庄着、これはほぼ時刻表どおり。調査員さんが乗っていたのでぶっ飛ばせなかったのかな?(行きと同じ運転手さんだった) -
16:00発の竹南行きに乗車。獅山南庄線の降車場と竹南行きの乗り場が同じなのでこんな乗り継ぎも大丈夫です。
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16:37頭份着。時刻表より8分早いですが、バスはとっとと去って行きました。バスターミナルには入らず、中正路のハイライフ前で停車。今まで乗った地方のバスは「站」があるところでは時間まで停まって待っていた気がするのですが、そのあたり苗栗客運が大雑把なのか、頭份は終点間近なので敢えて待たないのか。
この後はホテルにチェックインし、マッサージ店へ行って、晩御飯食べて、テレビ見て寝ました。
頭份の町はほとんど見て回っていませんが、次は頭份とホテルの紹介で旅行記一本書きます!
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この旅行記へのコメント (2)
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- 末さん 2014/08/11 21:21:15
- やっと疑問が解明しました。
- Binchanさん こんにちは
以前ぶらっと南庄老街観光をし、帰りがけに入ったインフォメーションセンターのトイレにあった建物の屋根の写真が気になり、帰国後調べても勧化堂情報は沢山あるのに山間に写るそれらしい屋根の写真情報が少なく難儀してたのですが、旅行記を見て輔天宮と判明しました。
次回南庄に行けたら見に行こうと思います(^_^)b
- binchanさん からの返信 2014/08/11 21:52:27
- 末さん、こんばんは
- 末さんの旅行記は出発前に読んで参考にさせていただきました。
台湾好行を頭份から途中乗車するのは不安でした。
座れてよかったです。
勧化堂へ行かれましたら旅行記期待しています。
旅行記を書きながら知ることが多く、見逃していたものがたくさんあります。
binchan
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旅行記グループ 2014-07 苗栗深度旅游
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