2014早春、南フランス等・4ヵ国(50/50：補遺2)：シテの城内展示品2：石像、レリーフ、フレスコ画

2014/02/25 - 2014/03/03

『歴史的城塞都市カルカソンヌ』として、フランスの世界文化遺産に登録されている、その中心部の『シテ』の城内展示品の紹介です。フランスではモン・サン・ミシェルに次ぐ人気の世界遺産です。

エリア その他の観光地(フランス)

背中に羽がありますから、天使像のようです。屋外に置かれていたのでしょうか、かなり風化が進んでいました。

説明プレートは撮影できませんでしたが、『CLEF　DE VOUTE』のようです。『丸天井のてっぺんにある石』を意味します。

『華やかな天使(ＯＲＮＥE　Ｄ’ＵＮ　ＡＮＧＥ)』の像のようです。14世紀の砂岩製の作品です。背中に大きな羽根がありました。

こちらも天使が刻まれた、『CLEF　DE VOUTE』です。『丸天井のてっぺんにある石』を意味します。

アーチ形の四つの枠に刻まれた人物像です。風化が進んでいましたが、親子像のようです。

右下に穴が開いた石造の大きな容器です。側面に束になった麦のレリーフがありました。

十字架のレリーフが刻まれていた石碑です。その十字架の脇に紋章が二つ刻まれていました。縦にして展示されていましたが、イメージ的には横にして置かれた、石棺の蓋の部分のようにも見えます。

背後が明るく、逆光になってしまいましたので、見難くなりました。表面に記してあるのは、植物をモチーフにしたような、線描に近いレリーフ図でした。

線描で描かれた人物像です。その周囲には文字が刻まれていました。

周囲に文字が刻まれ、その中に描かれているのは、線描の二人の人物立像です。手を合わせた姿は、葬送に関連するイメージがありました

周囲に文字が刻まれ、その枠の中に紋章が刻まれていました。これも石棺の蓋のようにも見えますが、石碑の方かもしれません。

床に寝かされた大きな人物立像です。その足の下には、亀のような動物がいました。

『CLEF　DE VOUTE』のタイトルがあった展示品です。ルイ9世（ 1214〜1270年：在位：122〜1270年）の像のようです。サンルイ（Saint　Louis）は、アメリカのミズーリ州にあるセントルイスの地名にも使われているようです。13世紀の砂岩製の石造品です。

左上に説明プレートがありますが、『CLEF　DE VOUTE』らしい文字以外は読み取れませんでした。

『CLEF　DE VOUTE』のタイトルがあった展示品です。『CLEF』 は『鍵』、『VOUTE』は『丸天井』の意味です。『丸天井のてっぺんにある石』や『要点』を意味するようです。砂岩製の14世紀の石造品です。

かなり風化してしまった、丸い枠の中に刻まれたレリーフ像です。推測も入りますが、羊と羊飼いの図柄でしょうか。

左右から馬に乗った兵士がぶつかり合う場面が描かれたフレスコ画です。説明プレートは撮影できませんでした。戦闘の場面のようです。

こちらはゆっくりとした歩みの騎馬像です。最後尾には、軍旗を持った兵士がいるようです。

かなりの部分の色が消え去っていますが、馬と馬がぶつかり合った騎馬戦の場面のようです。

背後から光が差し込んだ場所に置かれていたキリスト教の墓標軍のようです。

推測ですが、キリスト教の洗礼使われた石製の容器のようです。

12世紀に造られた砂岩(GRES)の人物頭部のようです。

12世紀に造られた、砂岩製の三つの柱頭 (ＴＲＯＩＳ　CHAPITEAUX)のようです。小さめの石柱と、その頭部の飾りです。小さな石柱が支えたドアの横桁が上部に展示されているようです。

三つの柱頭の真ん中部分のズームアップ光景です。人物像らしいレリーフ像がありました。

三つの柱頭の右端部分のズームアップ光景です。

三つの柱頭の左端部分のズームアップ光景です。

植物をモチーフにした、砂岩製の柱頭の飾りのようです。

壁に展示されているのは、柱頭のコレクション、床に置かれているのはキリスト教の墓標のようです。

12世紀(X?siècle)に造られた、大理石(MARBRE BLANC)製の牛（BOVIDE）の頭部のようです。中々の表情をしていました。

直訳すれば、『張出の断片・テントのキャラクター(ＣＨＡＰＩＴＥＡＵ　A　PERSONNAGES　et　ＦＲＯＧＭＥＮＴ　ＤＥ　ＶＯＵＳＳＵＲＥ)』となるようです。争う人物群像のようです。