2014早春、南フランス等・4ヵ国(36/50)：3月1日(11)：モナコ公国：エズ村からモナコ公国へ、虹、F1レースのヘアピンカーブ

2014/02/25 - 2014/03/03

鷹の巣村・エズの見学を終え、香水工場に立ち寄った後、モナコ公国に向かいました。フランスとイタリアの地中海北岸の国境近くに位置する立憲君主制のミニ国家です。

エリア モンテカルロ(モナコ)

地中海から立ち上がった虹の光景です。通り雨の後にできた虹のようです。

通り雨の後に、地中海上にできた虹のズームアップ光景です。円弧のカーブが感じられない、直線のような大きな虹でした。

モナコ公国のパトカーのようです。モナコは大公銃騎兵中隊を有していますが、軍隊ではなく、事実上警備・儀仗部隊です。他に消防隊も市民防衛の一環として銃の訓練は受けているようです。このパトカーは市民警察のものでしょうか。

軽く会釈をしてから撮影させて戴きました。モナコ公国の若い婦警さんです。交通取り締まりの勤務中だったようです。

モナコの地名は、現在のモナコの近隣に6世紀にあったポカイア人の入植地の名に由来します。その地はギリシャ語で、『一軒家』を意味します。

同じく、モナコの街並み光景です。ギリシャ神話では、神話最大の英雄のヘラクレスが、現在のモナコの地を通りかかり、土地の神々を退散させたとされます。

地中海の上に現れた虹は、まだ見えていました。斜め一直線に伸びた虹の先は、雲間に姿を隠していました。

モナコの高級ホテルのようです。現在のヘアピンカーブの名前になっている、『フェアモント・ホテル』とは違うようでした。

地中海に近い、モナコの高級ホテル街の光景です。ベージュ色に統一されたようにも見える壁の色とヤシ類などの庭木の光景です。

ここからは、F1モナコ・グランプリが開催されるコースに沿って、歩いてモナコ公国の宮殿方面に向かいました。インディ500、ル・マン24時間レースと並ぶ世界3大レースの一つです。

モナコ・グランプリのコースは、コース前半は豪華なカジノやホテルが立ち並ぶ丘陵部のモンテカルロ区を上り下りします。もちろん、レース中は道路閉鎖です。

『フェアモント・ヘアピン・モンテ・カルロ』の文字があった石碑の光景です。かつては地下に鉄道駅があったことから、『ステーション・ヘアピン』と呼ばれていました。F1開催サーキット中で、も最も半径の小さなコーナーです。

モナコ・グランプリの第1回大会は、1929年に開催されました。因みに、三大レースのアメリカで開催されているインディアナポリス500の第1回大会は1911年、フランスでのル・マン 24時間レースの第1回大会は1923年に開催されました。

モナコ・グランプリを見つめてきた、勝利の女神でしょうか、ギリシャ・ローマ神話の中の女神のように見えます。

『フェアモント・ヘアピン』は、横から見ても実感を覚えませんが、上から眺めますと、コースの難所であることの実感が湧いてきます。

同じく上から見下ろした、『フェアモント・ヘアピン』の光景です。向かいにあるホテルの名称で呼ばれているこの場所は、ホテルの改名に伴い『ロウズ・ヘアピン』、『グランドホテル・ヘアピン』、『フェアモント・ヘアピン』と変わってきました。

ヘアピンカーブを見下ろした地点近くにあった庭黄の光景です。日本外務省のHPからのモナコの略史の紹介です。
○1297年：グリマルディ家がモナコを占拠
○1861年：モナコ独立
○1911年：モナコ憲法制定
○1918年：フランス・モナコ保護友好条約締結
○1940年：イタリアによる占拠
○1943年：ドイツによる占拠

日本外務省のHPによるモナコの略史紹介の続きです。ここからは第二次大戦後の略史です。
○1962年：新憲法採択
○1993年：国連加盟
○1995年：レーニエ3世公死去
　　　　　　：アルベール2世公即位
　　　　　　：フランス・モナコ友好協力条約締結

建物の前に飾れていたピンク色の蘭の花です。日本でもお馴染みのシンビジュウムです。育てやすい蘭の1種とされます。

カジノ・ホテルの『グラン・カジノ』の建物の一部のようです。ネット情報にあった、代表的なカジノの紹介です。
○モンテカルロ・カジノ：グラン・カジノ
○カフェ・ド・パリ・カジノ
○サン・カジノ(グランドホテル内）
○ベイ・カジノ(ベイ・ホテル・アンド・リゾート内)　
○サマー・カジノ(スポーティング・モンテカルロ内）

モナコのカジノの象徴的な施設とされる、『グラン・カジノ』の建物光景です。『カジノ・ド・モンテカルロ』とも呼ばれています。

『カジノ・ド・モンテカルロ』の前の胸像です。1878年に開館した『カジノ・ド・モンテカルロ』は、パリのオペラ座と同じ、建築家のシャルル・ガルニエ(1925〜1898年)が手掛けた建物です。この正装の胸像は、ガルニエではありません。モナコ公国の歴代大公の一人かもしれません。

モナコの象徴ともいえるカジノの、『カジノ・ド・モンテカルロ』の建物紹介が続きます。ガルニエは、1825年、パリの下町であるムフタール街に生まれました。父は鍛冶職人で、母はレース編屋、親は教育熱心だったとされます。1842年、エコール・デ・ボザールに入学、ルイ＝イボリット・ルバに師事しました。

『カジノ・ド・モンテカルロ』の建物紹介の締め括りです。ガルニエ23歳の時の1848年、技術芸術学校のテーマでローマ大賞を受賞し、翌1849年、ローマ・フランスアカデミーの奨学金給付生として留学しました。留学中はローマのほかシチリア、さらにはギリシャも回り、後の建築作品にその成果が開花したようです。

『カジノ・ド・モンテカルロ』の建物の前方に広がる広場の光景です。

『カフェ・ド・パリ・カジノ』の正面玄関光景です。ネット情報によれば、モナコで最もレートが低い、庶民用のカジノと紹介されていました。

『ポリス』の表示がありましたから、モナコ公国の警察署のようです。モナコ公国は小国ながら、500人ほどの警察官を擁し、治安に優れた国のようです。

『シネマ』と、『ガレリア・スポーティング・ショッピング』の看板があった建物光景です。カジノ・ホテルとは違っていました。

空模様が怪しくなり、黒雲が覆い始めました。空が暗くなった分、白い石造の外壁が映える建物光景です。

空模様が怪しくなった時間帯での撮影です。こちらも白いドームが、黒雲の伸びてきた空に映えていました。