時が止まった戦場へトラック諸島でDIVE！～特設運送船 菊川丸(KIKUKAWA MARU)～

2012/08/23 - 2012/08/23

22日～27日までトラック諸島で計15本潜ってきました。
23日の2本目は特設運送船 菊川丸。
排水量3,833㌧ 全長116m 速力14.9ktの貨物船。
1937(昭和12年)年4月10日に竣工し、川崎汽船所属の貨物船として活動。
1941年(昭和16年)3月28日に日本海軍に徴用され特設運送船として太平洋戦争に突入しアリューシャン方面や南方への輸送任務従事。
1943年(昭和18年)10月1日にトラックに入港し待機中の10月7日、原因不明の火災が発生し積荷の弾薬類に引火し大爆発を起こし死者・行方不明者は475名。
消火作業の応援に駆け付けた曳船 雄島も巻き込みデュブロン島(旧名 夏島)の東、水深40mの海底に転覆状態で沈没。
黙祷の後、急速潜行開始。

エリア チュック（トラック）(ミクロネシア)

• 旅行の満足度: 2.5
• 観光: 2.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 船
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

特設運送船 菊川丸の艦型図。チューク州観光局で購入したDive-Mapより。

ありし日の菊川丸。

ポイント名 菊川丸。
平均水深20.9ｍ Max37.6ｍ 透明度Max15m 水温30.6℃
12リットルタンク背負っての27分のダイビング。
深場なので上級者向きのポイントです。
転覆状態の菊川丸の船底部分です。

水深も深いので珊瑚も疎らです。

海底付近では水上機のフロート部分が...。

海底と船体の間から船倉に潜入。
バイクが1台眠ってました。

船倉から外を見るとこんな感じです。
何かの衝撃で船体が動き完全に転覆したら脱出不可能です。

船倉から周辺を探索するも爆発で破壊されて場所が良くわかりません。

船倉から外へ脱出。

船倉付近の海底に転がる航空機のスピナーと呼ばれるプロペラ部分の部品。

船尾へ進む。

転覆状態なので特に見るべき物はありません。

船尾に到着。

船尾から船底に向け徐々に水深を上げていきます。

船底付近に到着。
見た感じ、船とは判らない状態です。

さらば、菊川丸。
2本連続で30ｍ以上はきついな...。

この旅行記へのコメント （2）

• norisaさん 2013/01/20 20:03:49

  今年もよろしくお願いします！

  ＧＡＴさん、
  
  今年もよろしくお願いします！
  
  それにしても水深３０ｍを二本！
  死にそうですね。
  でもそれだけ価値のある歴史的な遺産ーー。
  こいういのも世界遺産指定で良いのでは、と思います。
  
  お疲れ様でした。
  
  norisa

  GATさん からの返信 2013/02/24 17:57:51

  返信遅くなりました。

  こちらこそ、今年もよろしくお願いします。norisaさま。
  今年も暖かい南国でシュノーケリング楽しんでください。
  早く暖かい季節になってほしいと思う今日この頃。
  青い空、青い海へ今年もGOです。
  by GAT