時が止まった戦場へトラック諸島でDIVE！～徴傭船 五星丸(GOSEI MARU)～

2012/08/24 - 2012/08/24

22日～27日までトラック諸島で計15本潜ってきました。
24日の2本目は陸軍輸送船 夕映丸で潜行開始。
平均水深14.1ｍ Max25.1ｍ 透明度Max15m 水温29.2℃
12Lタンク背負っての23分のダイビング。
しかし潜行すると船が見えない！見渡す限り枝珊瑚。
船が移動したのかな？
周囲を捜索するも発見できず浮上開始！
ガイドも苦笑い。次回までにGPS登録正確にお願い！という事でポイント名は夕映丸近くの珊瑚礁に変更し無料ダイブとなりました(笑)

気を取り直して15分移動してウマン島(旧名 冬島)の東へ。
24日3本目は徴傭船 五星丸。
排水量1931m 全長86mの貨物船。
太洋汽船の所属船で1943年(昭和18年)9月に海軍に一般徴用され輸送任務に従事。
そしてトラック島入港中の2月17日、トラック空襲(作戦名ヘイルストーン)に参加した空母モンテレーの雷撃機の魚雷を受け、ウマン島(旧名 冬島)の東、水深3ｍ～30mの海底斜面に左舷を下に横転状態で沈没。
黙祷の後、潜行開始。

エリア チュック（トラック）(ミクロネシア)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 船 徒歩
• 航空会社: ユナイテッド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

在りし日の五星丸。

徴傭船 五星丸の艦型図。チューク州観光局で購入したDive-Mapより。

ポイント名 五星丸。
平均水深12.4ｍ Max27.7ｍ 透明度Max15m 水温29.9℃
12Lタンク背負っての37分のダイビング。
潜行すると水深3mに船尾が見えます。

船体に付着した珊瑚には小魚が住みついています。

横転した船体を船底に向け潜行中。

船底を見ながら船体中央部へ進むと。

船体中央付近に破孔が。
この破孔は魚雷の命中箇所らしいです。

破孔を抜けて船倉へ進入します。

船倉から見る破孔部分。

船倉には魚雷が転がっていました。

魚雷の弾頭部分です。

少し浮上し船内へ。
横転した船内は狭いですが光が差し込み安心です。
しかしデブは死ぬ！

船内をさらに進むと...。

おそらく調理室と思います。

そして機械室へ。

機械室のバルブ。

機械室のラッタル(階段)
沈殿物を舞い上げると視界不良に。

天窓からの光が幻想的です。

UPでもう１枚。

船外に集められた遺留品の数々。

船尾水深３m付近のスクリュー。

１軸４枚スクリューです。

ハードコーラルがたくさん。

残りの時間は船体の珊瑚と小魚を見ながら癒されます。

甲板へ移動。

ボートを吊るしていたダビット。

ボートは木造製だった為か完全に形がありません。

ダビットにも珊瑚がたくさん。

構造物に付着した珊瑚には小魚が住みついています。

そろそろ浮上です。

さらば、五星丸。