ス国再訪 24 Glenmorangie蒸留所

2010/09/04 - 2010/09/14

続いての訪問地はヘネシー傘下に入ったグレンモーレンジ（Glenmorangie）蒸留所です。モルト自体は「樽の使い方が上手いウィスキー」として有名ですが、施設的には「モルト蒸溜所の中で一番ネック部分が長いポットスチルを所有している蒸留所」として有名です。念願の施設をようやく見学できました。

エリア インバネス(イギリス)

インバネスからＡ９を北上しテイン（Tain）を過ぎると海側に看板が見えて来ます。さすがに看板からおしゃれな演出です。

高低差を利用した機能的な蒸溜所です。建物は外観を修理中のようで、美しく変身しています。

古い看板で迎えられます。

ビジターセンターで内覧料金を払います。看板全てがおしゃれな構図です。

ビジターセンター脇の本館からツアーがスタート。ツアーの集合場所にもなっています。

糖化槽（Mash-tun）も発酵槽（Wash-back）もステンレス製です。管理がしやすいですね。

発酵槽はメタル仕上げになっています。熱伝導が良さそうです。

別棟に移動して、いよいよポットスチルとご対面です。

天井高くそびえ立つネック部分。こんなに高いのものは見たことがりません。人と比べると高さがよく分かりますね。

管理も行き届いていて、綺麗な輝きです。

管理はすべてＰＣです。

釜部分のサイズは８０００Lと標準的なサイズです。

すべてスチーム管理ですから、ポットスチル下部は整然としています。

樽が敷地内にたくさん眠っています。奥には列車の線路も見えています。

見学用のウェアハウス。なんというか、雑然としています。一回静置すると、樽出しするまで動かさないので、自然とこのようになるのでしょう。

地面は土が剥き出しの状態です。コンクリートで埋め尽くされた蒸留所はまず有りません。土の方が、温度や湿度の管理が簡単で、しかも風合いが出るので良いそうです。