2011/05/01 - 2011/05/01
53位(同エリア541件中)
キートンさん
内容盛りだくさんの今回の南欧の旅。
12日目はとうとう南フランスでの最終日。
ニースから鷲の巣村「ロクブリュヌ」を訪れ、そこからハイキングします。
その後、モナコに移動し「熱帯公園」を見学して南フランスでの観光は終了。
ニースの空港から20:15発のフライトでヘルシンキに向かいます。
後編では、フランス最後の訪問地「モナコ」(厳密にはモナコは独立国で、フランスではないが)で、「熱帯公園」を訪れます。
そしてニースに戻り、ニース空港からヘルシンキへ飛びますが、そう簡単にことが運ばないところが、いかにもこの旅らしい・・・
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
15:06、ロクブリュヌ・カップ・マルタン駅から列車でモナコに向かいます。
-
10分もかからずモンテカルロ駅に到着。
地上に出るのにどう行けば良いかは、昨日下見済みでした。 -
このエスカレーターで地上に出て、歩いて熱帯公園まで行きます。
-
15:30過ぎ、熱帯公園に到着。
入場料は7ユーロ。 -
熱帯公園は結構高台に位置し、公園自体も高低差があります。
この図から見ると、ほとんど崖の上にある感じ。
ちなみに出入口付近が一番高いようです。 -
エントランス付近からすでに熱帯の雰囲気が漂っています。
-
サボテンの花?
そんな歌が昔あったな・・・ -
イチオシ
進んでいくと視界が開け、フォンヴィエイユ地区と港が眼下に広がります。
-
ここからの眺めはモナコ国内では有数のビューポイントではないでしょうか。
-
モナコ中心部方向の風景。
3時間ほど前に登っていた山も見えます。 -
園路は急斜面を下りて行くようにつけられていて、モナコの眺望をバックに熱帯植物が見れるようになっています。
-
園内にはサボテン類など数千種もの熱帯植物がみられます。
コート・ダジュールの青い空と良くマッチしています。 -
サボテンだらけの下にはフォンヴィエイユ地区の市街地。
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サボテンとモナコ港。
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サボテンの小路。
花が咲いているところが良いです。 -
フォンヴィエイユの港が近い。
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モナコ・ヴィル地区の高台。
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園路を下りきったところは少し広くなっていて、鍾乳洞の入口が左側にあります。
-
ここが鍾乳洞の入口。
鍾乳洞は常時出入り自由なわけではなく、1時間毎のガイドツアーに参加することになります。
16時発のガイドツアーに参加します。 -
鍾乳洞の図。
入口が標高104mで、そこから下りながら進んで標高50mで折り返すようです。 -
16時ツアースタート。
どんどん下って行きます。 -
ガイドツアーはフランス語のみ。
理解できないので個人的には写真撮影に集中できた。 -
鍾乳石はちょっと小ぶり。
-
イチオシ
今までに見た鍾乳洞の中では決してスケールが大きいわけではないが、高層ビルがひしめく過密都市のモナコの一画に、こんな洞窟があること自体驚異的です。
-
歩道はよく整備されているが、湿気が多く濡れているところも多いので、滑らないように注意が必要です。
-
つららがいっぱい。
先っぽが折れているものも多々あり。 -
往路はひたすら下ったので、復路は当然ひたすら上る。
気温は高くないが湿度が高いのか、かなり汗をかいた。
ツアーは40分と聞いていた気がするが、30分もかからなかった。
都会にある鍾乳洞ってどんなんだろう?という興味があったので、個人的には満足だった。 -
鍾乳洞を出るとまだ少し時間があるので、公園内にある「先史人類博物館」を覘いてみた。
先史人類博物館は熱帯公園のエントランス近くにあり、公園と鍾乳洞の高低差をトータルすると(鍾乳洞の底から公園の入口まで)100m近く上ることになり、結構体力を使います。 -
骨格からどんな動物だったのか想像するのは難しいが、上あごの牙が発達しているところをみると、サーベルタイガーみたいな感じだったのかな?
-
ほぼ現代人に近い骨格。
クロマニヨン人かネグロイド人か・・・
このほかに、身長が2mもあろうかというような大きな骨格もあった。 -
解説はわからないが、どう見ても埴輪。
特に左側は日本のものと良く似ている気がする。 -
現代の鹿やトナカイ風のはく製。
-
「先史人類博物館」はそれほど見ごたえがあったわけではないが、熱帯植物園+鍾乳洞+先史人類博物館で7ユーロと考えると、十分納得価格です。
むしろこの熱帯公園の一番の見どころは、サボテンと眼下のモナコの風景の共演かもしれません。 -
フランス最後の観光となった熱帯公園をあとにして、モンテカルロ17:13発の列車でニースに戻り、ホテルに預けたスーツケースをピックアップしてニースの空港に向かいます。
ここはニース・ヴィル駅の前にある、空港行き98番のバス停。
この時はまだのんびりとバスを待っていたが、なかなかバスが来ないのでざわめき始めて、やがて今日はバスが運休であるらしいという情報が広まった。
まさかとは思ったが、空港までの唯一の公共交通機関まで運休するか?
こうなったら残された手はタクシーしかない。
当然1人で乗ると割高になるので、オーストリア人のアベックをつかまえて一緒に乗る交渉をして、そこにもう一人男性が加わって、4人でタクシーに乗ることができた。
後から考えてみると、バスが運休だったのは日曜日だったからかもしれないが、メーデーだからという理由だったかもしれない。
いずれにしても空港バスまで運休するなんて、全くフランス人ってやつは・・・ -
タクシーで空港へ向かう途中、男性客からターミナル1とターミナル2のどちらか聞かれて、面食らう。
田舎の空港だと思っていたら、生意気にもターミナルが分かれているのか・・・
もちろんどちらのターミナルなのかわからないので、とりあえず他の3人が降りたターミナル1で聞くことにした。
「ターミナル1であってくれ」という願いもむなしく、フィンランド航空AY884便はターミナル2であることを確認して、連絡バスに乗り込む。
いちいちこんな写真を撮っている間にバスは走りだしたので、乗り過ごしてしまい次の便に乗る。 -
ニース・コート・ダジュール空港のターミナル2に着いたのは、18:50頃。
ヘルシンキ行きAY884便は20:15発。
フランス〜フィンランド間は「シェンゲン協定」とやら」で、パスポートチェックがなかったようで、時間的に問題なく搭乗手続きできました。 -
フィンランド航空ヘルシンキ行きAY884便。
いよいよ南欧ともお別れ。
今回の旅は全て個人行動だったこともあり、いろんなことがあった。
フランスに入ってからでは、9日目の、タラスコンでアビニョン行きの終電をのがしてしまった時はどうなることやらとかなりあせった。
列車の遅れやニースのバスには本当にイライラさせられた。
しかし、終わってみればフランスで予定していた行程の95%以上は消化できた。
未消化に終わったのは、サンタンドレ要塞とアルプスのトロフィーに入場できなかったことくらいだった。
スペインでは、トレドとフリヒリアナに行けなかったこと、プラド美術館やグエル公園や考古学の道に行けなかったことなどがあり、達成率85%くらいに終わったことを考えると、南フランスは非常に満足いく旅だった。 -
AY884便は、ほぼ定刻でニース・コート・ダジュール空港を飛び立った。
ニースやモナコの夜景が見れるかと期待していたが、残念ながらかすみがかかった状態で、きれいには見えなかった。
この旅は、あとヘルシンキでの乗り継ぎが17時間近くあるので、ヘルシンキの空港で夜を明かし、夕方まで観光する予定にしている。
飛行時間3:10、ヘルシンキ0:25着。
「春の南欧・歴史&地中海紀行2011」 〜完〜
「ちょこっと寄り道ヘルシンキ2011」 に続く。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- だりさん 2011/06/04 10:26:42
- お礼
- キートンさん
投票有難う御座います。
すごい所へ行かれていますね。
本当にナイスビュ−です。
苦労のかいがありありと判ります。
私も1票入れさせて頂きます。
だり
- キートンさん からの返信 2011/06/04 11:17:26
- RE: お礼
- だりさん、こんにちは。
こちらこそありがとうございます。
モナコは、モナコの見どころを観光するよりも、モナコの街を一望することにちょっとこだわりました。
高層ビルが立ち並ぶ都会と、背後の山や地中海の青い海などの自然が調和した風景は素晴らしかったです。
こんな都会に鍾乳洞があるのも驚きです。
だりさんの精力的でフットワークの軽い旅のスタイルも魅力的です。
またおじゃまさせていただきます。
キートン
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