2011/04/21 - 2011/04/21
973位(同エリア2810件中)
キートンさん
内容盛りだくさんの今回の南欧の旅。
2日目はマドリッドからトレドに日帰り観光したあと、マドリッドのプラド美術館に1時間ほど入場し16:30発の長距離バスでグラナダに向かうという予定です。
「スペインに1日しかいないなら迷わずトレドへ」ということわざがあるという魅惑の古都が私を待っている!はずが・・・
- 旅行の満足度
- 2.5
- 観光
- 2.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
これはマドリッドからトレドまでのAVEの乗車券。
今回の旅行でマドリッド〜トレド間の往復乗車券とグラナダ→バルセロナの寝台列車の乗車券の予約を「プレステージ・エキスプレス」という現地の旅行代理店に依頼しました。
日本人スタッフが4人いるので日本語でメールのやり取りができて安心です。
http://www.spainservice.com/index_jp.html
当初はトレドまでの往復乗車券は現地で前日くらいに購入しようと思っていましたが、今年のイースターホリデーがちょうど私の日程にぴったし当たっているので、かなり混むことが予想され事前予約しておいた方が安心だというアドバイスを受けて予約することにしました。
マドリッド・アトーチャ8:45→9:15トレド AVE05031 14.9ユーロ
トレド13:25→13:58マドリッド・アトーチャ AVANT08133 10.6ユーロ
手数料12ユーロで合計37.5ユーロ -
ところが・・・
6:30頃に目覚しをセットしていたはずが、ふと目が覚めると窓の外が明るい!
サマータイムが導入されているのでこの時期は7時過ぎるまで明るくならないはずなのに・・・
腕時計を見るとまさかの8:17でした。
ホテルを出る準備、アトーチャ駅までの移動時間を考えると8:45発にはとうてい間に合わない!
とりあえず荷づくりしてホテルを出てアトーチャ駅まで行きながら作戦を練ることにしました。
過去に海外のコインロッカーで苦労したことがあったので南バスターミナルの荷物預かり所に預けるつもりだったが、時間がかかるのでアトーチャ駅のコインロッカーに預けることにしました。
コインロッカー室の入口で荷物を検査機に通して運良く係員の人がロッカーの操作をしてくれました。操作のやり方は4コマ漫画のように表示してあったので自分でできなくもなかったのですが。料金は3ユーロ。
次にプリントアウトして持って来ていた時刻表(写真)で希望の便、行き10:50発11:23着と帰り14:45発15:15着に決めて切符売り場の窓口に並びました。
これならトレドで3時間ほど時間が取れて16:30発のバスにも間に合う計算。
しかしやはりイースターホリデーもあり希望の便は取れず、それぞれその次の便なら取れるという。
それにすると行きはともかく帰りが15:58着なので16:30発のバスに間に合うかどうかは荷物引き取りと移動時間を考えると厳しい。
バスも予約は取ってあるし乗り遅れるとその次の便はあるものの直前だと席が取れるかどうかはわからない。
トレドまではバスの便もあるようだが乗り場へも距離があるし時間もかかるので残念ながらトレドがあきらめざるをえないという判断に至ったのでした。 -
「スペインに1日しかいないなら迷わずトレドへ」
スペインを旅した人によく勧められるトレドを断腸の思いであきらめると、16:30までのプランとして2案考えました。
①プラド美術館、ティッセン・ボルネミッサ美術館等の美術館めぐりをする。
②renfe近郊線で1時間そこそこで行ける世界遺産「エル・エスコリアル修道院」へ行く。
①のじっくり美術鑑賞も捨てがたいが、世界遺産トレドに行けないならやはり世界遺産で取り戻そうという思いが強く、②のエル・エスコリアル修道院を選択しました。
しかし、アトーチャ駅には切符売場がいろいろあって、エル・エスコリアルへの往復乗車券が購入できたのは3カ所目の切符売り場でした。
往復6.4ユーロ。
エル・エスコリアルへは近郊線C-8(写真左上)で行きます。
朝夕は30分おきくらいで列車が運行していますが、10時を過ぎると1時間おきになっているようで、なんやかんやでエル・エスコリアル駅に到着したのは12:37でした。
帰りは14:15発で15:21アトーチャ駅着に乗らないといけない。
なんともタイトな見学時間になりそうだ・・・ -
エル・エスコリアル駅の駅前広場では列車の到着に合わせるようにバスが待っていました。
エル・エスコリアル修道院までは歩いて行ける距離ではあるが、「地球の歩き方(スペイン)」には地図が載ってないので、タイミングよくバスの乗り継げるのはラッキーです。
バス代片道1ユーロ。 -
バスは街のターミナルに着くので修道院までは10分弱歩くことになります。
道を知ってれば5分かからないかもしれないけど、人がぞろぞろ歩いて行くのに付いて行くのでそれくらいかかりました。
写真正面の修道院に着く直前に左側にあるインフォメーションで地図とかもらえます。
ちなみに帰る時、駅までの道をこのインフォメーションで聞いたのですが、英語でわかりやすく説明してくれました。 -
これがエル・エスコリアル修道院か・・・
確かにでかいが、想像ではもっとでかいと思っていた。
時間がないので早速入場。
入場料10ユーロ。高っ!
「歩き方」には8ユーロになっていたのに・・・
しかも内部は写真撮影禁止。
タイトな時間で目に焼き付けとかなければ・・・ -
イチオシ
内部は順路表示がみあたらず、「出口はあれどどこから入るの?」って部屋がいくつか。
じっくり見たいところですが短時間ではやはりつらいものがある・・・ -
とりあえず中庭的なところで写真は撮れました。
たぶん内部にもっともっと見るべきところがたくさんあるはずだけど、30分弱で建物を出ました。 -
エル・エスコリアル修道院は、フランス軍を破ったフェリペ2世が勝利を記念しこの地に修道院を建設したのが始まりで、完成は1584年だそうな。
-
この向かいの建物も修道院の一部?
ようわからんけど入場して見てる暇はすでにない。 -
幅161m、奥行き206mの巨大な建物。
多くのスペインの世界遺産の中でも1984年にアルハンブラ宮殿やガウディの作品群とともにいち早く登録されました。 -
雨こそ降ってないけど、雲行きはあやしい。
ただこの雰囲気は悪くない。 -
駅へ向かう方向の途中で庭園が見下ろせます。
-
その右側に修道院の建物。
一部工事中ですが・・・
くどいけど、内部は絶対もっともっと見るべきところがあったはず。
不完全燃焼に終わる・・・ -
最後に一番てっぺんを撮っておこう。
-
さらばじゃ、ほんの短い時間だったけど・・・
インフォメーションで聞いた説明ではここから駅まで歩いて約20分の距離だとか。 -
インフォメーションで教えてもらった道を行きます。
どうやら公園の中を通るらしい。 -
さわやかな並木の中を歩きます。
-
木々の間から見える修道院。
この公園の雰囲気はなにげに気持ちいい。 -
公園からこの門を出ると駅はもうすぐ。
-
駅前に地図(バスの路線図?)があったので写真撮っときました。
右下が鉄道駅。
左のオレンジ色の四角い建物が修道院。
修道院の右上の四角の番号がいっぱいあるのがバスターミナル。
中央やや下に帰りに通った公園。
修道院から駅までまさに20分で帰ってこれました。
行きも歩いて行くとすればやや上り坂なのでもう少しかかりそうです。 -
エル・エスコリアル駅のホームにて。
アトーチャ行きのホームはここだと思っていたけど待っている人が2人くらいしかいなくて、直前にあっちのホームだと教えてくれた。
マドリッドの地下鉄はわかりやすいのにrenfeはどうもわかりにくい。 -
アトーチャ駅でスーツケースをピックアップして南バスターミナルには余裕を持って到着。
-
マドリッド最大のバスターミナルとあって16:30発だけでも20本近くあります。
グラナダ行きは・・・23-34のプラットホーム。 -
バスは事前にネットで予約。
後の旅行記で記載するつもりのアルハンブラ宮殿のネット予約も苦労しましたが、バスの予約もなかなか完了できなくて苦労しました。
それは一部のVISAカードがスペイン国内のネット予約で通らない(原因はわかりませんが)ようなのです。
MASTERカードで2回目か3回目でようやく予約が完了しました。
運賃16.68ユーロ、手数料だか保険料だかが1ユーロと2.54ユーロのトータル20.22ユーロでした。
写真はバスのモニター。
マドレッドを出発したところです。 -
グラナダまでの道中は一時激しい雨にみまわれました。
出発前の週間天気予報もあながち間違いでもなさそうですが、観光に支障のないところで降ってくれてるのはありがたい。
支障が出たのは天気のせいではなく思いもよらぬ自分の寝坊が原因。 -
日が沈もうかという頃雨もあがり長い影ができる。
-
夕暮れ時に見えた虹。
-
マドリッドから途中1回の休憩をとって約5時間後の21:30のグラナダのバスターミナルに到着。
そこから3番か33番のバスでホテルの近くまで移動して2泊する「アベン・ウメヤ」に着きました。
写真は翌日撮ったもの。 -
この「アベン・ウメヤ」というホテルは、この旅で利用した6つのホテルの中で最も満足度の高いホテルでした。
あくまでも価格も評価の対象に入れての話で、1泊朝食付きで6750円。
予約はHISのネット予約でたまたま新春キャンペーンかなにかで1割程度の割引があっての料金です。
部屋が比較的広く立地条件も鉄道駅から近いこともあるが、朝食が他のホテルより1ランク上でした。
逆にこれ以降に泊ったホテルの朝食が物足りなかったともいえるが。
ただ、テレビを見るにはフロントで10ユーロ預けてリモコンを借りることになります。
その10ユーロはリモコン返却時に戻ってきます。 -
バスルームも広くて清潔感があります。
-
これ、マドリッドのバスターミナルの売店で牛乳を買おうとして、スペイン語を調べるのがめんどうだったので「ミルク」と言ったらこれが出てきました。
どうみても牛乳のパッケージには見えないが、1.4ユーロと安かったし少なくとも飲み物に間違いはなさそうだったので買ってしまいました。
開けてみると実はワイン。
よく見ると下の方に「RED WINE」と書いてある。
「ミルク」をどう解釈すれば赤ワインになるのか今でも謎ですが、1リットルはあろうかという量の赤ワインが1.4ユーロで買えるのもびっくりです。
参考までにスペイン語で牛乳は「leche」赤ワインは「vino tinto」。
ちなみに二晩でこのワインを飲み干すのは私には多すぎた。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
春の南欧・歴史&地中海紀行 2011
-
前の旅行記
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 1日目(4/20) 後編
2011/04/20~
アビラ
-
次の旅行記
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 3日目(4/22) 前編と後編
2011/04/22~
アンダルシア地方
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 1日目(4/20) 前編
2011/04/20~
セゴビア
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 1日目(4/20) 後編
2011/04/20~
アビラ
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 2日目(4/21)
2011/04/21~
マドリード
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 3日目(4/22) 前編と後編
2011/04/22~
アンダルシア地方
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 3日目(4/22) 中編
2011/04/22~
ネルハ
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 4日目(4/23) 前編
2011/04/23~
アンダルシア地方
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 4日目(4/23) 後編
2011/04/23~
グラナダ
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 5日目(4/24) 前編
2011/04/24~
モンセラット
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 5日目(4/24) 後編
2011/04/24~
バルセロナ
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 6日目(4/25) 前編・後編
2011/04/25~
バルセロナ
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 6日目(4/25) 中編
2011/04/25~
タラゴナ
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 7日目(4/26) 前編
2011/04/26~
カルカソンヌ
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 7日目(4/26) 後編
2011/04/26~
カルカソンヌ
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 8日目(4/27) 前編
2011/04/27~
カルカソンヌ
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 8日目(4/27) 後編
2011/04/27~
アヴィニヨン
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 9日目(4/28) 前編
2011/04/28~
カシ
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 9日目(4/28) 後編
2011/04/28~
カシ
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 10日目(4/29) 前編
2011/04/29~
レ・ボー=ド=プロヴァンス
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 10日目(4/29) 後編
2011/04/29~
アルル
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 11日目(4/30) 前編
2011/04/30~
エズ
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 11日目(4/30) 後編
2011/04/30~
モンテカルロ
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 12日目(5/1) 前編
2011/05/01~
ロクブリュヌ=カップ=マルタン
-
春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 12日目(5/1) 後編
2011/05/01~
モンテカルロ
-
ちょこっと寄り道ヘルシンキ2011 (5/2) 前編
2011/05/02~
ヘルシンキ
-
ちょこっと寄り道ヘルシンキ2011 (5/2) 後編
2011/05/02~
ヘルシンキ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 春の南欧・歴史&地中海紀行 2011
0
32