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内容盛りだくさんの今回の南欧の旅。<br />7日目はスペインをあとにし、今日からフランスニ入ります。<br />バルセロナを朝一番に出発し、列車に乗って目指すは、ここを見ずして死ぬわけにはいかないカルカッソンヌ。<br /><br />今日と明日の午前中はカルカッソンヌで二つの世界遺産を堪能します。<br />前編では、地中海と大西洋を結ぶ17世紀の一大土木事業「ミディ運河」をクルーズします。

春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 7日目(4/26) 前編

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2011/04/26 - 2011/04/26

67位(同エリア209件中)

キートン

キートンさん

内容盛りだくさんの今回の南欧の旅。
7日目はスペインをあとにし、今日からフランスニ入ります。
バルセロナを朝一番に出発し、列車に乗って目指すは、ここを見ずして死ぬわけにはいかないカルカッソンヌ。

今日と明日の午前中はカルカッソンヌで二つの世界遺産を堪能します。
前編では、地中海と大西洋を結ぶ17世紀の一大土木事業「ミディ運河」をクルーズします。

旅行の満足度
3.5
観光
3.5
交通
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
航空会社
フィンランド航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • 朝6:00頃にホテルを出てバルセロナ・サンツ駅でフランスの国境の駅「セルベール」までの乗車券を買うと、売店で朝食とバルセロナのお土産を買いました。<br /><br />この売店で私は陶器製のマグネットを誤って落として割ってしまいました。<br />3〜5ユーロくらいの商品でしたが、買おうとしていた商品といっしょにレジに持って行くと、幸い割ってしまった商品の代金の請求はされませんでした。<br /><br />この写真は、バルセロナ7:16発セルベール行の列車。<br />料金は10.4ユーロ。

    朝6:00頃にホテルを出てバルセロナ・サンツ駅でフランスの国境の駅「セルベール」までの乗車券を買うと、売店で朝食とバルセロナのお土産を買いました。

    この売店で私は陶器製のマグネットを誤って落として割ってしまいました。
    3〜5ユーロくらいの商品でしたが、買おうとしていた商品といっしょにレジに持って行くと、幸い割ってしまった商品の代金の請求はされませんでした。

    この写真は、バルセロナ7:16発セルベール行の列車。
    料金は10.4ユーロ。

  • 国境の短いトンネルを抜けると晴れの国であった。<br /><br />国境を超える前から晴れてはいたんですけどね、昨日までのスペインでの1週間雨が降ってたことを思うと、「晴れの国」とも言いたくなります。<br /><br />国境の駅セルベールには定刻より少々遅れて10:15頃到着。<br /><br />右側の列車が乗って来た列車で、左がこれから乗る列車。<br />右側のホームからこちらのホームに移動する間に、簡単なパスポートチェックがあります。

    国境の短いトンネルを抜けると晴れの国であった。

    国境を超える前から晴れてはいたんですけどね、昨日までのスペインでの1週間雨が降ってたことを思うと、「晴れの国」とも言いたくなります。

    国境の駅セルベールには定刻より少々遅れて10:15頃到着。

    右側の列車が乗って来た列車で、左がこれから乗る列車。
    右側のホームからこちらのホームに移動する間に、簡単なパスポートチェックがあります。

  • 海が見えた。海が見える。4日振りに見る青い地中海は懐かしい。<br /><br />懐かしいは大袈裟ですけどね、スペインでは不安定な天気に悩まされたので、サロブレーニャで見て以来の青い地中海はやはり「懐かしい」とも言いたくなります。

    海が見えた。海が見える。4日振りに見る青い地中海は懐かしい。

    懐かしいは大袈裟ですけどね、スペインでは不安定な天気に悩まされたので、サロブレーニャで見て以来の青い地中海はやはり「懐かしい」とも言いたくなります。

  • どこかはわからないけどフランスの海沿いの町。<br /><br />フランスでの長距離移動は全て鉄道にする予定だったのでセルベールから先はフランスレイルパスを使用しました。<br /><br />3月にたまたまHISでのフランスレイルパスのネット購入が1日分サービスでプラスされるキャンペーンをしていたので、3日間の料金で4日間(フレキシブル)のパスが買えました。<br /><br />パスを使用開始する前にフランス国内の駅で「バリデーション」という手続きが必要ですが、今回はセルベールの駅での乗り換え時間が予定で25分、列車がもし遅れたら数分になる可能性もあるので、バリデーションの手続きをする時間がとれないと判断し、1000円プラスでバリデーション済みのパスにしました。<br />ただ、バリデーション済みにしてしまうとキャンセルしようとしても払戻は効かないというデメリットはあります。

    どこかはわからないけどフランスの海沿いの町。

    フランスでの長距離移動は全て鉄道にする予定だったのでセルベールから先はフランスレイルパスを使用しました。

    3月にたまたまHISでのフランスレイルパスのネット購入が1日分サービスでプラスされるキャンペーンをしていたので、3日間の料金で4日間(フレキシブル)のパスが買えました。

    パスを使用開始する前にフランス国内の駅で「バリデーション」という手続きが必要ですが、今回はセルベールの駅での乗り換え時間が予定で25分、列車がもし遅れたら数分になる可能性もあるので、バリデーションの手続きをする時間がとれないと判断し、1000円プラスでバリデーション済みのパスにしました。
    ただ、バリデーション済みにしてしまうとキャンセルしようとしても払戻は効かないというデメリットはあります。

  • 列車はほぼ定刻の12:40過ぎのカルカッソンヌの駅に到着。<br /><br />駅の前には運河のある風景。

    列車はほぼ定刻の12:40過ぎのカルカッソンヌの駅に到着。

    駅の前には運河のある風景。

  • 駅からシテの方向に約1km歩き、本日の宿「デ・トロワ・クーロンヌ」に到着。

    駅からシテの方向に約1km歩き、本日の宿「デ・トロワ・クーロンヌ」に到着。

  • ここは今回の旅行で泊ったホテルの中で最も料金が高かったホテルで、確かに部屋は最も快適でした。<br /><br />ただこのホテルにはシテが見える部屋があるのですが、料金を低く抑えたかったのでこの部屋からシテは見えません。

    ここは今回の旅行で泊ったホテルの中で最も料金が高かったホテルで、確かに部屋は最も快適でした。

    ただこのホテルにはシテが見える部屋があるのですが、料金を低く抑えたかったのでこの部屋からシテは見えません。

  • バスルームも非常に清潔感があります。

    バスルームも非常に清潔感があります。

  • 最初わからなかったのがこのカードキーの使い方。<br /><br />部屋のドアにカードを差すところがなかったのですが、この的のような同心円をドアの同心円にかざすと開くというもの。<br /><br />珍しいタイプではないかもしれないが、私は初めてお目にかかった。

    最初わからなかったのがこのカードキーの使い方。

    部屋のドアにカードを差すところがなかったのですが、この的のような同心円をドアの同心円にかざすと開くというもの。

    珍しいタイプではないかもしれないが、私は初めてお目にかかった。

  • ホテルにチェックインするとゆっくりする間もなく、駅の方に戻ってきました。<br /><br />駅前の橋の上からはこんな光景が。

    ホテルにチェックインするとゆっくりする間もなく、駅の方に戻ってきました。

    駅前の橋の上からはこんな光景が。

  • 駅前には2〜3の運河のクルーズ会社があるようですが、出発時間もちょうどよかったのでここにしました。<br /><br />14:30発で2時間半のクルーズで10.5ユーロ。

    駅前には2〜3の運河のクルーズ会社があるようですが、出発時間もちょうどよかったのでここにしました。

    14:30発で2時間半のクルーズで10.5ユーロ。

  • 出発までまだ30分くらいあったので、まだ乗客はこの程度。<br /><br />この際なので遠慮せずに一番前の特等席を確保しました。

    出発までまだ30分くらいあったので、まだ乗客はこの程度。

    この際なので遠慮せずに一番前の特等席を確保しました。

  • 出航したクルーズ船はいくつかの橋の下を越えます。

    出航したクルーズ船はいくつかの橋の下を越えます。

  • 気持ちの良い並木の下を進みます。<br /><br />この「ミディ運河」は、ルイ14世の時代の1666年着工1681年に完成した、トゥールーズから地中海に面したトー湖までの全長240kmに及ぶ運河です。<br /><br />この運河により大西洋に注ぐガロンヌ川とトゥールーズでつながり、大西洋と地中海が結ばれることになりました。

    イチオシ

    気持ちの良い並木の下を進みます。

    この「ミディ運河」は、ルイ14世の時代の1666年着工1681年に完成した、トゥールーズから地中海に面したトー湖までの全長240kmに及ぶ運河です。

    この運河により大西洋に注ぐガロンヌ川とトゥールーズでつながり、大西洋と地中海が結ばれることになりました。

  • この建物はおそらく運河に重要なものだと思いますが、ガイドの説明が理解できず私的には不明。<br /><br />この運河の建設プランは、ベジエ出身の徴税使ピエール=ポール・リケ (Pierre-Paul Riquet) により発案された。大西洋岸から地中海沿岸に貨物を輸送するための航路を約 3,000 km 短縮し、ジブラルタル海峡の通行税をスペインから削ぐことができる建設プランは、国王ルイ14世により国家プロジェクトとして認められた。(ウィキペディアより)

    この建物はおそらく運河に重要なものだと思いますが、ガイドの説明が理解できず私的には不明。

    この運河の建設プランは、ベジエ出身の徴税使ピエール=ポール・リケ (Pierre-Paul Riquet) により発案された。大西洋岸から地中海沿岸に貨物を輸送するための航路を約 3,000 km 短縮し、ジブラルタル海峡の通行税をスペインから削ぐことができる建設プランは、国王ルイ14世により国家プロジェクトとして認められた。(ウィキペディアより)

  • 建設当時は産業革命前で蒸気機関もない頃。<br />動力を持たない当時の船舶を人や馬が引くために運河の両側につけられた道には、日差しを遮るために45,000本ものプラタナスや糸杉が植えられていて、心地よい水辺の散歩道となってます。

    建設当時は産業革命前で蒸気機関もない頃。
    動力を持たない当時の船舶を人や馬が引くために運河の両側につけられた道には、日差しを遮るために45,000本ものプラタナスや糸杉が植えられていて、心地よい水辺の散歩道となってます。

  • 運河は地形の起伏を越えるために「閘門(こうもん)」と呼ばれる水位調節の施設が設けられています。

    運河は地形の起伏を越えるために「閘門(こうもん)」と呼ばれる水位調節の施設が設けられています。

  • その「閘門(こうもん)」にクルーズ船は入って行きます。

    その「閘門(こうもん)」にクルーズ船は入って行きます。

  • 船員は閘門の手前で船を降り、水門の操作と船を停泊させるための作業を行います。

    船員は閘門の手前で船を降り、水門の操作と船を停泊させるための作業を行います。

  • 最初は水面と岸の高低差は3m程度。<br /><br />ここからがこのクルーズの大きな見どころです。

    最初は水面と岸の高低差は3m程度。

    ここからがこのクルーズの大きな見どころです。

  • 水門が少し下がり上流の水が流れ込みます。<br /><br />この時、後ろの水門は閉じられています。

    水門が少し下がり上流の水が流れ込みます。

    この時、後ろの水門は閉じられています。

  • 数分後には水位が上流側と等しくなり・・・

    数分後には水位が上流側と等しくなり・・・

  • 水門が開くと船は前に進めるってわけ。

    水門が開くと船は前に進めるってわけ。

  • 再び進み始めてから10分もしないうちに次の閘門が見えて来ました。

    再び進み始めてから10分もしないうちに次の閘門が見えて来ました。

  • こちらは先ほどよりもう少し高低差がありそうです。

    こちらは先ほどよりもう少し高低差がありそうです。

  • 両側の岸が高いので、閘門の中に入ると圧迫感があります。

    両側の岸が高いので、閘門の中に入ると圧迫感があります。

  • 今度の水門は中段から水が流れ込んでくるので、水圧により激しく水が噴き出します。

    イチオシ

    今度の水門は中段から水が流れ込んでくるので、水圧により激しく水が噴き出します。

  • 飛び散る水しぶき。

    飛び散る水しぶき。

  • 徐々に水位が上がってきます。

    徐々に水位が上がってきます。

  • 水位が上がるに従って徐々に波も穏やかになってきます。

    水位が上がるに従って徐々に波も穏やかになってきます。

  • 船が安定するようにロープを調整。

    船が安定するようにロープを調整。

  • 港に必ずあるこれって、「係船柱」というらしい。<br /><br />知ってるようで知らない名前。

    港に必ずあるこれって、「係船柱」というらしい。

    知ってるようで知らない名前。

  • もう説明するまでもない。

    もう説明するまでもない。

  • すでに次の閘門が見えていますが、クルーズ船はここでUターンです。

    すでに次の閘門が見えていますが、クルーズ船はここでUターンです。

  • で、さっきの閘門に再び入って行きます。

    で、さっきの閘門に再び入って行きます。

  • 今度はこっちの水門を操作して水位を下げていきます。

    今度はこっちの水門を操作して水位を下げていきます。

  • こちらからは水が流れていく様子は見えません。

    こちらからは水が流れていく様子は見えません。

  • サイクリストもこの様子を見学中。

    サイクリストもこの様子を見学中。

  • 開きゆく水門。

    開きゆく水門。

  • 時折、船の上からも牧歌的な風景が見られます。

    時折、船の上からも牧歌的な風景が見られます。

  • 行き交うクルーズ船。

    行き交うクルーズ船。

  • 今までのあわただしい観光とは違い、実にのんびりまったりのクルーズ観光です。<br /><br />天気も最高。

    イチオシ

    今までのあわただしい観光とは違い、実にのんびりまったりのクルーズ観光です。

    天気も最高。

  • 次の閘門にあるちょっとかわいい建物。<br /><br />閘門にも信号は必要らしい。

    次の閘門にあるちょっとかわいい建物。

    閘門にも信号は必要らしい。

  • もはや説明するまでもなく・・・

    もはや説明するまでもなく・・・

  • こうなる。

    こうなる。

  • この運河沿いの散歩やサイクリングは実に気持ちよさそう。

    この運河沿いの散歩やサイクリングは実に気持ちよさそう。

  • 水鳥ものんびりまったりすごしています。

    水鳥ものんびりまったりすごしています。

  • 鉄道の橋梁を過ぎる頃、カルカッソンヌの街が見え始めます。

    鉄道の橋梁を過ぎる頃、カルカッソンヌの街が見え始めます。

  • 17:00前、約2時間半のクルーズ終了。<br /><br />あわただしい旅にはこういうひと時もいいものでした。

    17:00前、約2時間半のクルーズ終了。

    あわただしい旅にはこういうひと時もいいものでした。

  • 最後に参考までに、このクルーズのパンフの一部。<br /><br />私が乗ったのは黄色のコース「Croisiere D&amp;eacute;tente」。<br />11〜3月は運休で、7、8月は1日8回もクルーズが出るようです。<br /><br />ただし、ミディ運河クルーズは他の会社も催行しているようです。<br /><br /><br />「春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 7日目(4/26) 後編」 に続く。

    最後に参考までに、このクルーズのパンフの一部。

    私が乗ったのは黄色のコース「Croisiere D&eacute;tente」。
    11〜3月は運休で、7、8月は1日8回もクルーズが出るようです。

    ただし、ミディ運河クルーズは他の会社も催行しているようです。


    「春の南欧・歴史&地中海紀行2011 / 7日目(4/26) 後編」 に続く。

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