2009中東10　シリア(ホムス)　

2009/05 - 2009/06

ハマの宿を12時過ぎに出発し、ガラージュ・ミクロバスへ。
待つことなくホムス行きに乗り込みます。
ヅラだったら確実に吹き飛ぶ強風の中、ホムスへ到着(約30分･35SP)。
ホムスのガラージュから市内バスで中心へ向かいました。
バスはなぜか無料でした。
この『ちょいちょい無料』の理由は最後まで分からずじまいです。
長距離バスに乗り継ぐ際には無料なのでしょうか。


まずは宿探し。
バスで一緒だった男性がわざわざ『グランドバスマンホテル』まで連れて行ってくださいました。
しかしホテルのおっさんの人柄がイマイチだし、700SPという料金は若干ボラれている予感。
男性が更に違うホテルにも連れて行ってくれましたが、カーテンすらないボロさと不潔さに萎えて断念。
ご親切な男性に丁重にお礼を言って別れ、結局自力で宿探し。

宿泊したのは、クワトリ通りに面した『ホテル･アル･ナセル』。
ここもそこそこボロかったけれど、ツイン400SPを一人なので300SPにしてくれたのと、ベッドが広くて清潔そうだったので決めました。
あと、レセプションのおじさんがめっちゃ陽気なのも安心感あり。
シャワーは別料金(50SP)です。



シリアの通貨･･･SP(シリアンパウンド)
1SP=約2.04円(2009年5月現在)

エリア ホムス(シリア)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 高速・路線バス
• 航空会社: アエロフロート・ロシア航空

『ホテル･アル･ナセル』の部屋。
天井がやたら高く、建物はかなり古いです。
でもそう悪くなく、とりあえず小一時間ほど気持ちよく昼寝。

部屋のドアが『情報ノート化』していて、｢寒い寒い！｣「凍え死ぬ!!」などと日本語や英語でたくさん書かれていました。
冬場の宿泊は避けた方が良いかも知れません。
何人か死んでいると思います（憶測）

ホムスはシリアで3番目に大きな町で、交通の要所となっています。

ホムスの一番の見どころ『ハーリド･イブン･アル･ワリッド･モスク』。
建物自体は20世紀初頭に改修されたものだそうです。


モスクの前は公園になっていて、座っていると色んな人が寄ってきます。
公園内には観光案内所もあり、色々親切に教えて下さいます。

シリアに来て初めて雲を見たような気が…（そんなことはない）
そして、初めて上着がちょっと恋しい気がしました。

シュワルマを食べてシャイを御馳走になった後、キリスト教地区まで散歩しました。

美しい造りの教会。
中では礼拝がおこなわれていました。

アレッポもハマもツーリストがいっぱいでしたが、ここホムスはどうやら素通りスポットなようで、日本人はおろか欧米人にも出会いません。
妙な解放感。

とは言え、私も『クラック・デ・シュバリエ』を訪れるためにやって来たので、ホムスの写真はめっちゃ少なくなってしまいました。

通路の壁のモザイク画。

衣料品のスーク。
こちらも歴史が感じられます。

皆さんニコニコとフレンドリーだし、程よく便利だし、ホムスの町は決して居心地は悪くありません。
良いホテルが見つけられればもっと長居したと思います。

街中ですれ違う姿からは想像できないほど派手派手な衣装が売られています。
下着なんかも超カラフルで、同性の私ですら目の遣り場に困ります。


調子に乗ってアイスクリームを注文したらとんでもない量で、お腹がいっぱいになってしまいました。
超てんこ盛り4ディップ50SP。何か注文を間違ってしまったような気がします。

まばゆいゴールドのお店。

上の写真を撮っていると、｢ワシらの写真撮って！｣と店内に呼ばれました。
良い笑顔です。

どなたか心臓麻痺を起こすとイカンので、フラッシュ無しで撮影。

散歩中に見つけたパン屋で買った朝食。
2個で25SP。コーラは20SP。

ボローいホテルの窓から空を見あげ、鳥が飛び交うのを眺め、エザンを聞いていると、いつまでも旅をやめたくない！と切に思いました。