2008/02/11 - 2008/02/12
483位(同エリア1578件中)
SUR SHANGHAIさん
- SUR SHANGHAIさんTOP
- 旅行記919冊
- クチコミ6826件
- Q&A回答49件
- 5,822,659アクセス
- フォロワー233人
ボルネオ島ではコタ・キナバル到着後すぐにサンダカンを訪れて、その歴史を垣間見てみたSUR SHANGHAIとその旦那。
またコタ・キナバルに戻って来て小休止。
お天気がよければちょっとビーチにも行ってみたいね。
コタ・キナバルは前にも来たことがあるから、ただのんびりしてみるのも悪くないし。
もう特に大きい予定はないので、お天気と気分次第で過ごしてみたサバ州の州都コタ・キナバル。
表紙の画像は、ウォーター・フロントの岸壁に出る市場の少女。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- レンタカー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
一夜明けたコタ・キナバルは雨。
昨日の雨が追いかけてきたのかな。
せっかくの海も灰色だし、今日はのんびりしてみよう。
と言っても、一日中ホテルの中にいるのも性に合わないSUR SHANGHAIとその旦那。
やって来たのはサバ州立博物館。
このユニークな建物を見て思い出したことが一つ。
あれ? ここは9年前にも来たよね。
でも、せっかくだからまた行ってみます。
サバ州立博物館の所在地は、トゥンク・アブドゥル・ラーマン通りとプナンパン通りの角近くの小高い丘の上。市街地から車で10分足らず。画像はその本館外観。
毎日9:00〜17:00 チケット15リンギット(近くにあるサバ・イスラム博物館と共通)で、本館ロビー階で販売しています。
本館では展示品の撮影禁止。無料ロッカーが1階ロビー奥にありました。
本館の展示ホールや展示方法はちょっと古い感じですが、サバ州各民族の歴史、伝統風習などに関する展示がありました。大きい水瓶のような甕棺の大きさにびっくりすると思います。 -
サバ州立博物館本館の向かいにあるお土産屋さん。
こまごまとした手工芸品のほか、ボルネオの野生動物や植物柄のTシャツが結構豊富。
書籍コーナーで見つけたのは、サンダカンでも見つからなかったアグネス・キースの『LAND BELOW THE WIND(『風の下の国』)』。
あ、いい物を見つけた!
『LAND BELOW THE WIND(『風の下の国』)』とは何かと申しますと…、 -
…サンダカンの旅行記でご紹介した≪アグネス・キースの家≫の住人だったアグネス・キースが、1900年代半ばのボルネオ生活について綴った作品。
サンダカン旅行記と重複しますが、アグネス・キースは1934〜1952年に森林局長官としてサンダカンに赴任していたキース氏の夫人。
この『LAND BELOW THE WIND』は、当時も日本語版が『風の下の国』として出版されたようです。
子どもや夫とともに日本軍の捕虜になった際、日本兵の中にはその著書を読んでいた人もいたのだそうです。
サンダカンにある≪アグネス・キースの家≫を参照してみたい方は、下記の旅行記も併せてご覧ください。
http://4travel.jp/traveler/casa/album/10318867/
この時のサバ州立博物館のお土産屋さんでは、英語版、日本語版ともに40リンギット。
単行本とほぼ同じ大きさ。著者が描いた可愛いイラストも多数入って全体で450ページ足らず。
ユーモアたっぷりな表現で、当時のボルネオ生活がよく分かります。
この続編として、捕虜生活を綴った『THREE CAME HOME』(日本語版は『三人は帰った』)という著書もあるのだそうですが、この時の店頭には出ていませんでした。 -
いい本を見つけたねえ、とうれしい気分で向かったのは、GIANTというショッピング・センター。
これは旦那の希望で、サンダカンに行く時に市街地を抜ける幹線道路の脇にあった店に行ってみたいと言うので決定。
まだこれからテナントが入ると言った感じでしたが、スーパー部門は充実してました。 -
上記のショッピング・センター内のスーパー部門。
マレーシアをはじめとした東南アジアに来た時には、ローカル・フードのインスタント調味料を買っていくのがお楽しみ。
マギーやクノールなど、日本でもおなじみの会社も、ローカル・フードの調味料を競うようにして並べています。
人によってあんまり当たり外れがないのは、ミー・ゴレン(マレー風焼きそば)やナシ・ゴレン(マレー風チャーハン)の調味料。
個人的には、粉末タイプよりペースト・タイプがお勧め。一回分に小分けされたパックが1リンギット位。 -
コタ・キナバルにも第二次世界大戦の戦争記念公園があると聞いて訪れてみたペタガス戦争記念公園。
コタ・キナバル国際空港の南外れ、クバヤン通りにあります。画像の白いゲートが通りに面しているのですぐ分かります。
ここに追悼記念されているのは、日本軍統治に反対していた華僑をはじめとする青年グループのキナバル・ゲリラで、このゲートにも中国語で≪神山游撃隊紀念公園≫と出ています。
注:神山というのはキナバル山のこと。
事の始まりは、1941年に日本軍がラブアン島に進駐し、北ボルネオの統治を始めたのがきっかけ。
1943年には日本軍統治に反対する上記のキナバル・ゲリラが、日本兵及び住民を殺害(アピ事件)。
その報復が、1944年のこのペタガスでの関係者処刑だったのだそう。
関係者の一部はラブアン島に送られたのだそうですが、ほとんどは生きて帰れず、この記念公園にあった追悼記念碑には犠牲者は合計324名と出ていました。 -
ペタガス戦争記念公園では、敷地に入った所に管理人ブースがあって、そこで訪問者ノートに名前を書くようになっていました。
こういう戦争記念公園や博物館では、「日本人?」と聞かれるたびにちょっと落ち着かない気分になるSUR SHANGHAI。
マレーシアではないんですが、これまでに嫌な思いをした場所もあったのでなおさら。
ここの管理員さんは、「よく見学していってね。」
ペタガス戦争記念公園は、芝生と植え込みがある四角い敷地。周囲は民家。
この画像で見えている追悼記念碑には、日本統治に反対して処刑されたキナバル・ゲリラの名前が追悼の言葉とともに彫られていました。 -
ル・メリディアン コタ・キナバルに戻って過ごした午後。
雨が続くし、たまにはのんびりするのもいいよね。
窓から見えるのは、トゥン・ファド・ステファン通り向こうの岸壁。南シナ海に面した漁港になっています。
4時過ぎ頃から岸壁の上にコチャコチャと並び始めたのは魚菜市場。魚や野菜・果物の市場、それに焼き魚やチキンBBQの屋台もずらりと並ぶので、行ってみるといいですよ。
あんまり早くから行っても準備中だったりするので、夕方6〜7時頃がちょうどいい感じでした。 -
イチオシ
上記の魚菜市場と共に出る焼き魚屋台食堂の一軒。
お店はいくつも出ているので、雰囲気や魚の種類・お値段を確かめながら一通り見て回るのがよし。
地元の人に混じって、わいわいがやがや賑やかに食べたい方にお勧め。 -
SUR SHANGHAIたちが焼いてもらったのは、画像に出ているようなイカ×2、魚×2、大型のエビ×1。
基本的に塩味でしたが、テーブルの上には唐辛子ソースなどの調味料も出されました。
それにビールとソフト・ドリンクで25リンギット。
こういう風に豪快に焼かれて出されたのを食べるのって久しぶり。
うん、おいしかった! -
焼き魚屋台、チキンBBQ屋台からはちょっと離れた所にあったのは果物部門。
大きいフルーツ丸ごとでも買えますが、ちょっとだけあれこれお試ししてみたい時には、こんな小分けパックのものをいくつか買うといいですよ。
このお店のおばさんが包丁を入れているのはジャック・フルーツ。
中には黄色い房状になった果肉がぎっしり。手前の黄色い果物パックが小分けされたジャック・フルーツ。
ちょっとクセのある香りと甘い味。人によって好き嫌いが分かれそう。
画像右側のオレンジ色はパパイヤ。 -
イチオシ
スイカやバナナも、日本で見るのとは別の品種が並ぶので、あれこれどうぞ。
個人的には、小振りで皮の薄いモンキー・バナナが実もぎっしり詰まって一番おいしいような気がします。 -
ひゃ〜、水揚げされたばかりの丸ごと新鮮な魚と、豪快なぶつ切り!
魚にカメラを向けたはずが、
「僕も撮って!」
周りから挙がるはやし声が賑やかな魚屋さん。 -
SUR SHANGHAIの前に立っている子は、さっきからずっと魚屋さんの手さばきを見ている。
将来は魚屋さん志望? -
イチオシ
八百屋さんの可愛い看板娘?
カリフラワーや大根もあるけど、キナバル山麓あたりの高原で作られたんだろうか。
フィリピンの避暑地バギオを思い出す。
バギオの市場でも、高原野菜がずらりと並んでいたっけ。 -
明けて翌日も雨だったコタ・キナバル。
ル・メリディアン コタ・キナバルの部屋から見る海もまるで北国の海のよう。
今日はもうコタ・キナバルを出て、マカオに向かう日。
天気が回復したら、空港に向かう前にちょっとビーチにも行ってみようと思っていたのにな。 -
雨の街角に落ちていた木の葉。
熱帯の木の葉も、紅葉して落ちるというのが不思議な感じ。 -
シャングリラ・タンジュンアル・リゾート内で本を読みつつ飛行機の時間まで待つことに。
ここは空港からも近いし、海に面した庭が広いから気持ちいいよね。
前来た時にはここに泊まったっけ。
ロビーのあたりは重厚感あるインテリア。
もうちょっとトロピカルに明るくてもいいんじゃない? -
雨のちょっとした晴れ間に、シャングリラ・タンジュンアル・リゾートの庭を歩く。
みずみずしい葉の上に落ちていた花一輪。
雨上がりの風情。 -
9年前に来た時には、このヤシの木や東屋の向こうの海は葡萄酒色の夕焼けだった。
今日は熱帯の憂鬱を思わせる空の色。
歩いて行く人のシルエットもちょっと寂しげ。 -
シャングリラ・タンジュンアル・リゾートの庭で、西洋人女性がミニ・ゴルフのプレイ中。
黄色い花が散り敷くその芝生。 -
赤い花も咲くシャングリラ・タンジュンアル・リゾートの庭。
若いカップルも歩いて行く雨上がり。 -
あちこちにプルメリアの花が散り敷いていたシャングリラ・タンジュンアル・リゾートの庭。
花全体がポタリと落ちる木って意外と多い。 -
雨に打たれて落ちた細かい葉っぱ。
アスファルトの上に描かれた矢印もかすれて、点描画のように見える道の上。 -
今日のコタ・キナバル−マカオの移動は、マレーシアの格安航空会社AIR ASIA(エア・アジア)。
エア・アジアを利用するのは、ヴィエンチャン−クアラルンプール−コタ・キナバルに続いて3度目。
チケットはオンラインで予約して行きました。
エア・アジアのサイトはこちら。http://www.airasia.com/site/gb/en/home.jsp (英語版)
格安航空会社だけあって、いろいろと条件や制限がありますが、結構良かったので一度お試ししてみては?
コタ・キナバル国際空港でのエア・アジアのカウンターはターミナル2にありました。
あとはこれまでの繰り返しになりますが、
●カウンターが開くのは出発予定時刻の2時間前から45分前まで。
●機内預け荷物は15kgまでが無料。超過重量1kgごとにバッチリと料金を徴収されます。
●手荷物は1個のみ。7kg以内。
●ボーディング・パスには座席番号がありません。乗り込んだ順に好きな席に座れます。
エキスプレス・ボーディングというのがありますが、これは搭乗時に優先的に乗り込める権利で、その分追加料金(20リンギット)を支払います。必要な方はどうぞ。 -
同じコタ・キナバル国際空港でもエア・アジアの入ったターミナル2は、イミグレ後のお店が今ひとつだったような。
免税品店も、香水、チョコ、お酒が少々のみ。
そうそう、ハーツ・レンタカーのオフィスはターミナル1にありました。
二つのターミナルの間は、車で5分くらいの距離。
移動は時間に余裕を持ってくださいね。 -
さて、お待ち兼ねのエア・アジアの機内食は、別編でもご紹介したように無料のものはありません。
飲み物・食べ物すべて有料。
外からの持ち込みは一切禁止なのでご注意を。
スナック菓子が5リンギット以内。
ソフト・ドリンクは5リンギット前後。
カップ麺やカップ粥は5,6リンギット。
サンドイッチやナシ・ルマッのような食事が5〜8リンギット。
ヴィエンチャンからクアラルンプール経由でコタ・キナバルに来た時には食べ物は頼まなかったので、今回はロティ・チャナイにトライ。5リンギット也。
ロティ・チャナイは、薄く伸ばした小麦粉の生地を何層にも重ねて鉄板で焼いたパンの一種。カレー・ソースを付けて食べるインド系の食べ物。
お店で食べると最高においしいけど、機内食になったらべったりしてるし、ちょいとガッカリなお味。 -
下界では雨だったコタ・キナバル。
雲を突っ切ってマカオに向かう空は薄紫とオレンジ色。
ああ、ボルネオ島ではいろいろな歴史を垣間見た旅が出来たね。
いろいろな思いを抱きながら飛び去るマレーシアの島。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
★アジア冬旅
-
前の旅行記
★アジア冬旅(18)マレーシア ボルネオ島 サンダカンからコタ・キナバルへ帰る
2008/02/10~
ボルネオ島
-
次の旅行記
★アジア冬旅(20) −マカオ 夜景の街
2008/02/12~
マカオ
-
★アジア冬旅(1)中国 上海から昆明へ、そしてラオスへ出発
2008/01/29~
昆明
-
★アジア冬旅(2) −ラオス ヴィエンチャン到着 乾季のメコン川へ
2008/01/30~
ビエンチャン
-
★アジア冬旅(3) −ラオス ヴィエンチャン最古の寺院、ワット・シーサケットへ
2008/01/31~
ビエンチャン
-
★アジア冬旅(4) −ラオス ヴィエンチャンからルアンパバンへは長かった
2008/02/01~
ビエンチャン
-
★アジア冬旅(5) -ラオス ルアンパバンの町を一巡り
2008/02/02~
ルアンプラバン
-
★アジア冬旅(6)ラオス ルアンパバン パクオウ洞窟へ
2008/02/03~
ルアンプラバン
-
★アジア冬旅(7) −ラオス ルアンパバン プー・シーの丘へ
2008/02/03~
ルアンプラバン
-
★アジア冬旅(8)ラオス ルアンパバン クアンシーの滝へ
2008/02/04~
ルアンプラバン
-
★アジア冬旅(9)ラオス ルアンパバン ワット・シェントーンへ
2008/02/04~
ルアンプラバン
-
★アジア冬旅(10) ラオス ルアンパバン 早朝の托鉢
2008/02/05~
ルアンプラバン
-
★アジア冬旅(11) −ラオス ルアンパバン カーン川のあたり、そしてお別れ
2008/02/05~
ルアンプラバン
-
★アジア冬旅(12) ラオス ヴィエンチャン周辺をバイクで
2008/02/06~
ビエンチャン
-
★アジア冬旅(13) −ヴィエンチャンからエア・アジアでKL経由KKへ
2008/02/07~
コタキナバル
-
★アジア冬旅(14)マレーシア ボルネオ島 コタ・キナバルからサンダカンへの道
2008/02/08~
ボルネオ島
-
★アジア冬旅(15)マレーシア ボルネオ島 サンダカンの日本人墓地へ
2008/02/09~
サンダカン
-
★アジア冬旅(16)マレーシア ボルネオ島 サンダカン周辺(前半)
2008/02/09~
サンダカン
-
★アジア冬旅(17)マレーシア ボルネオ島 サンダカン周辺(後半)
2008/02/09~
サンダカン
-
★アジア冬旅(18)マレーシア ボルネオ島 サンダカンからコタ・キナバルへ帰る
2008/02/10~
ボルネオ島
-
★アジア冬旅(19)マレーシア ボルネオ島 コタ・キナバルの雨の日は
2008/02/11~
コタキナバル
-
★アジア冬旅(20) −マカオ 夜景の街
2008/02/12~
マカオ
-
★アジア冬旅(21、完) −マカオ 旅の終わりにハプニング
2008/02/13~
マカオ
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ ★アジア冬旅
0
28