2008/02/03 - 2008/02/03
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SUR SHANGHAIさん
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古都ルアンパバンの傍らを流れるメコン川。
パクオウ(パークウー)洞窟への半日ボート・ツアーからルアンパバンに戻って来たあとは、のんびりした町の雰囲気を味わってみる事に。
ラーンサーン王国の首都や、ルアンパバン王国の首都だったとは思えないほどこぢんまりとして穏やかなルアンパバン。
お寺さんやフレンチ・コロニアル・スタイルの家屋も数多い町。
ただ歩いているだけで、懐かしい気持ちになっていくそんな町並みと人々の暮らし。
SUR SHANGHAIとその旦那の旅にしては珍しく、どっぷりとこの町の雰囲気に浸って過ごした数日。
この日の午後は、夕日とルアンパバンの町の眺めで有名なプー・シーの丘へも行ってみます。
表紙の画像は、プー・シーの丘から見たメコン川。お坊さんたちも夕暮れのひと時を過ごす頃。
-
パクオウ(パークウー)洞窟への半日ボート・ツアーからルアンパバンに戻って来たSUR SHANGHAIとその旦那。
まだお昼時だからご飯を食べちゃおうと行ったのは…、 -
…ルアンパバンの旧市街地の真ん中を貫いているSISAVANGVONG通り。
ATMのほか、小さい旅行会社、商店、食堂が軒を連ねているので、ルアンパバンを訪れる人は一度は必ず通る道だと思います。
そのSISAVANGVONG通りで、王宮博物館近くにあるこの≪RESTAURANT LUANG PRABANG BAKERY≫は、ルアンパバン滞在中によく利用しました。
まずそのフレンチ・コロニアル風の外見がおしゃれ。
屋内席のほかテラス席もあって、気分よく過ごせました。スタッフの応対もフレンドリー。
ここは自分のPCを持っていくとワイヤレスでネット接続が出来ました。無料。
接続が不安定になったりしましたが、メール・チェック程度には役立ちました。
パスワードはスタッフに聞いてみてくださいね。
ただし、充電はさせてくれないのでご注意を。
メニューの内容は、ラオスのローカル・フードも洋風も揃っているのがよし。
その日によって食べたいものが違うSUR SHANGHAIとその旦那には便利でした。お味の方もよかったですよ。
ラオスのローカル・フードは1万キップ台〜、洋食は3万キップ台〜。
中段の画像は、鶏肉と野菜の春雨スープ。具もたくさん入ったコンソメ風でお腹に優しかったです。
同じ春雨スープでも具は他にもあれこれ揃っていました。
下段の画像のサラミ・ピザは、いかにもボリュームたっぷり。
この≪RESTAURANT LUANG PRABANG BAKERY≫は飲み物休憩だけでもOK。スムージーなんかもあれこれ揃っていました。
そのほか、SUR SHANGHAIたちは試しませんでしたが、店内のショーケースには大きめサイズの自家製ケーキも並んでいましたよ。 -
旅先では有名な観光地を訪れるのも好きだけど、なんでもない町角をブラブラと歩いて自分の気に入った小さい風景を探すのも好き。
傾き始めた午後の光、縞模様になった影が道端に落ちる。 -
この日はSISAVANGVONG通りやその横道を歩いてみたSUR SHANGHAI。
町歩き自体にはあんまり興味の無い旦那は、上記の≪RESTAURANT LUANG PRABANG BAKERY≫で食後のコーヒーと読書。
この日はお天気がよかったせいで、あちこちでまたインドのパパド(豆の粉で出来た薄い煎餅のような食べ物で、焼いたり揚げてパリパリ食べます。スリランカだとパパダン)のような物を干している光景があちこちに。
もう乾いたのか、日が傾いて来たからなのか、このおじさんは取り込み作業。 -
網のように編み上げた板の上に貼り付けて干してあるパパドのような食べ物。
板を何枚かずつまとめて運んでいくおじさん。
軽そうだけど、大きさがあるからちょっと運びにくそうにも見える。 -
どっこいしょ、と板を運びこんだのは民家の軒先。
奥さんらしき女性が、板の上に貼り付けてあったパパドのような食べ物をはがしていく。
今日の夕食にも焼いたりして出すんだろうな。 -
パパド風物体と、網状になった板。
逆光で見ると、面白い光と影。 -
小粋に手入れされた白いフェンス。
午後の斜めの光が作り出す小道の模様。 -
メコン川とカーン川に挟まれて細長い半島状になっているルアンパバンの町。
その先端近くにあるワット・シェントーン近くまでSISAVANGVONG通りを歩いていくと、途中から道の名がサッカリン通りに変わって和紙風手漉き紙のお店が数軒。
この画像とこの下に出てくる画像は別の日に見つけたお店ですが、ここにアップしておこうと思います。
ちょっと中を覗いてみると、いい雰囲気のシェードがいろいろ。
この星型のものは持ち帰りに便利なように組み立て式になってました。
自分の家のインテリア用に欲しいなあと思いつつ、この後まだ続く旅を考えるとちょっとなあ。
残念ながらパス。
この和紙風手漉き紙製品にはほかにもいろいろあって、ナイト・マーケットで見た唐傘風の傘、それに…、 -
…アイディアによって、ラッピング以外にもいろいろ使えそうな漉いたままのサイズの和紙風手漉き紙。
花や葉っぱを漉き込んだもの、無地に仏教をテーマにした紋様をプリントしたものもいろいろ。
このほかにはノート類も大小あったのに、これは表装が今ひとつでやたら厚ぼったいのが気になった。
う〜ん、この漉いたままサイズの手漉き紙が欲しいなあ…。
でもこれから先、持ち歩いているうちにボロボロになりそうだし…。
結局、和紙風手漉き紙製品はどこでも買わなかったSUR SHANGHAI。 -
SISAVANGVONG通りの続きのサッカリン通りにあった手漉き紙製品のお店の一軒。
軒先にサンプルのシェードが掛かっているのが見えてます。
画像左下に見えているのは、ピンクの染料を吹き付けたらしい和紙風手漉き紙。
こうして路上で干しているのを何ヶ所かで見かけました。 -
ルアンパバンの町を貫くSISAVANGVONG通りからサッカリン通りにかけては、有名なワット・シェントーン以外にもお寺さんがいくつもあります。
ワット・シェントーンは境内に入るのにも拝観料が要りましたが、それほど有名では無いお寺さんは無料。
サッカリン通りにあるこのお寺さんの境内そばには、他でも見たお煎餅型に固めたもち米(?)が並べて干してありました。
托鉢で施しを受けたもち米の余りをこうして保存してるんだろうか…。 -
上の画像と同じお寺さんだったかな。
境内の東屋風の場所で、なにやらゲームに興じていた若いお坊さん。
午後の光と風が感じられる小さい風景。
別の日にまた通りかかった時には、将棋のようなゲームをしているのを間近でも見てみました。
この日はこのまま素通り。 -
或るお寺さんの境内で見たのは、パラポラ・アンテナと洗って干してあるお坊さんの衣が同居する眺め。
面白い組み合わせ。
オレンジ色の衣の色が午後の光の中でずいぶん明るい。 -
ラオスのお寺さんには、思わず手を合わせて拝みたくなる表情の仏像もあるけど、こんな漫画チックな像も置いてある。
キッチュと言うか笑えると言うか…。 -
お寺さんの窓に描かれているこんな赤と金色の絵柄もいいなあ。
これもタイのお寺さんでよく見たのと同じように思える。
全体が紋様のように装飾的。
平面的な中に、剣を持って足を踏み鳴らす動きが感じられる絵柄。
描かれている神様(?)がどなたなのかまでは分からないSUR SHANGHAI。 -
SISAVANGVONG通りに戻って来て、旦那と待ち合わせをしていた≪RESTAURANT LUANG PRABANG BAKERY≫の片隅に置いてあった観葉植物。
最近のように精巧な造花が増えてくると、本物を見た時に造花じゃないかと思ってしまう…。^^ゞ
そう言えば、公園なんかのキンモクセイの花が咲く頃に、「今日はずいぶんトイレの芳香剤のにおいがする。」と思ってしまう無粋なSUR SHANGHAIです。 -
さ、西日になって、庇の影が長くなって来た。
そろそろ行ってみようか。
…とSUR SHANGHAIとその旦那が向かうのは、夕日とルアンパバンの町の眺めで有名なプー・シーと言う丘。 -
これは、夕日とルアンパバンの町の眺めで有名なプー・シーの丘からの眺め。
本当に小ぢんまりとしたのどかな感じの町。
ここがかつてはラーンサーン王国の首都やルアンパバン王国の首都だったとは思えない位。
プー・シーの丘へは道がいくつかありますが、分かりやすいのは王宮博物館からSISAVANGVONG通りを渡り、階段を300段ほど上る道。
入場料は2万キップで、階段の途中にブースがありました。飲み物類は上の屋台でも売っていました。
この景色は、高さ100mほどのプー・シーの頂上から見たカーン川の上流方向。
画像左奥に金色のお寺さんが見えていますが、これは地図によるとサンティ・チェディというお寺さんのようです。
この画像だと、カーン川に架かる橋を渡って左手に行くとルアンパバン国際空港があります。 -
これもプー・シーの丘から見たルアンパバン。
この画像で見えているのはメコン川。
右手にボートで30kmほど遡ると、この朝行ってきたパクオウ(パークウー)洞窟。
左手に400km下るとラオスの首都ヴィエンチャン。
この同じ川は時代を超えていくつもの町を流れてきているんだなあと思うと、方丈記の出だしの『行く河の流れは絶えずして…』が真実に思える。
プー・シーの丘にはタート・チョムシーと呼ばれる仏塔や、ワット・タム・プー・シーというお寺さんもあるせいか、お坊さんたちも夕暮れの景色を眺めに来ているようでした。 -
これは、プー・シーの丘から見たルアンパバンの新市街。
高層ビルは見当たらないし、緑が多くて箱庭のよう。 -
プー・シーの丘の頂上にあるタート・チョムシーと呼ばれる仏塔。
岩とコンクリートの上に建てられていて、一般の人は上まで上れないようでした。 -
タート・チョムシー仏塔が立っている岩の窪みには、お参りに来た人が捧げていったらしいマリーゴールドの花とロウソクが。
どちらもお坊さんの衣の色と同じ。 -
冬だから日没は早いかなと思って午後5時にはプー・シーの丘に着いたのに、夕焼けが見られるまでにはもうちょっと間がありそう。
周辺を歩いてみたら、高射砲らしき物体が野ざらしになっていた。
注:中国からラオスに着いた時にカメラの時間設定を変更し忘れたので、画像データの時刻は現地時間+1時間になっています。 -
5時をちょっと回って、夕暮れの雰囲気が出て来たルアンパバンの町の眺め。
しっとりとした風情が出てきたなあ。
これも上の方で画像を出したカーン川上流方向。 -
午後の5時半を回った頃のプー・シーの丘頂上。
タート・チョムシーの仏塔のメコン川を見下ろす側には、観光客がこの通り。
みんなメコン川の向こうに沈む夕日を待ってます。
タート・チョムシーの仏塔の基壇は階段状になっているので、そこに陣取れますよ。 -
プー・シーの丘の上にあるタート・チョムシーの仏塔を見上げてみる。
青い空を背景にした金色の仏塔。
ん〜、でも太陽が沈む方向にちょっと雲が出て来たかな…。 -
ふと気付いたら、タート・チョムシーの基壇に大きなガが止まっていた。
掌よりまだ大きい。
これから日が落ちたら、光を求めて町へ飛んでいくのかも。 -
プー・シーの丘の夕暮れ。
木の枝の黒い影と、ほのかに赤みを帯びた雲。
旅先で見上げる空っていいな。
自分も雲に乗って旅しているような気持ちになる。 -
この日の太陽が沈んでいく方向に黒い雲が出てしまった。左下に見えている雲がそう。
このあとは赤く燃える空が見られなくてちょっとだけ心残りだったプー・シーの丘。 -
きれいな夕焼けが見られなかったプー・シーの丘。
高射砲らしき物体が置いてあった先にも小道が付いていたので、今度はその道を下りて行ったSUR SHANGHAIとその旦那。
小道のあちこちに画像のような像が置いてあって、ワット・タム・プー・シーと呼ばれているらしいお寺さんもありました。 -
プー・シーの丘を下りる道の途中。
この植木鉢が置いてあるのは、砲弾の残骸じゃないの?
さっきは高射砲らしき物体も野ざらしになってたし、平和そうに見えるルアンパバンの町にも戦乱の時代があっったのがこれでありあり。 -
プー・シーの丘には標識が出ていて、その中に≪仏陀の足跡≫というのがあった。
何だろうと思って行ってみると、金色に塗られた足跡らしい形の石があった。
それだけの話、と言ったら罰当たり、ですね。
う〜ん、英語の綴りが間違ってるよ。 -
プー・シーの丘からワット・タム・プー・シーというお寺さんを経由して下りた先はカーン川寄りの車道。
あ、ここからも自分たちの宿になったSAYO GUEST HOUSEまでは大丈夫歩いて行けるね。
そろそろルアンパバンの民家の窓にも灯りがともる頃。
明日はクアンシーの滝へも行ってみる積りだから、せめて雨は降らないで欲しいな。
この日は読書で締めくくったルアンパバンの夜。
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