★アジア冬旅（１３） −ヴィエンチャンからエア・アジアでＫＬ経由ＫＫへ

2008/02/07 - 2008/02/07

中国雲南省の昆明から初体験のラオス国営航空プロペラ機で入国したラオス。

初体験のラオスは、首都のヴィエンチャンと古都ルアンパバンだけを回ってみたアジア冬旅。

今日はラオスでの旅も終えて、これまた初体験のエア・アジアでマレーシアへと出国。

こんなに初めてだらけの旅も珍しい。

今日はヴィエンチャン−ＫＬ（クアラルンプール）−ＫＫ（コタ・キナバル）へとSUR SHANGHAIとその旦那の旅は続きます。
ここでは主にエア・アジアについてご紹介しようと思います。

表紙の画像は、エア・アジアの便が発着するクアラルンプール国際空港のＬＣＣ（LOW COST CARRIER）ターミナル。

エリア コタキナバル(マレーシア)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: タクシー

前日は旧正月の大晦日だったヴィエンチャン。
カルチャー・センターの中庭にはお祝いの席らしいテーブルが並んでいたし、民家の軒先にも旧正月を迎える品が並べてあった。
いい旧正月になるといいね。


一夜明けて昇る旧正月元旦の朝日。
２月上旬は７時頃前に日が昇りました。
注：　画像データの時刻は現地時間＋１時間になっています。


これは、ノボテル・ヴィエンチャンの部屋から見た市街地。
向こうに見えている大きい建物はパークビュー･エグゼクティヴ･スイーツ。

ヴィエンチャンの宿になったノボテル･ヴィエンチャンで最後の朝食。

プールサイドのテーブル席が雰囲気よかったな。

朝食の内容と味には、これからのさらなる努力に期待しま〜す。

今日は、ラオスの首都ヴィエンチャンからマレーシアの首都クアラルンプール（ＫＬ）経由で、同じくマレーシアのボルネオ島コタ･キナバル（ＫＫ）を目指すSUR SHANGHAIとその旦那。

ノボテル･ヴィエンチャンから送迎の車（と言っても、ノボテルからワッタイ国際空港までは車で５，６分ですが…）で送ってもらってちょっと一息。

国際便のターミナルの２階にはカフェとお土産屋さんあり。
お土産屋さんの中にはPC数台のネット･コーナーもあって、使用料は１分間５００キップ。


ワッタイ国際空港のお土産屋さんは、イミグレ後も貧弱。空港に行く前にお土産は買ってしまうのが正解。

今日のヴィエンチャン−ＫＬ−ＫＫの移動は、マレーシアの格安航空会社AIR ASIA（エア･アジア）。
エア･アジアを利用するのはこれが初めて。

エア･アジアの設立は１９９３年だったようですが、当初の経営は破綻状態。
２００１年にわずか１リンギットでエア･アジアを買い取ったのはワーナー･ミュージックのアジア地域の役員だったトニー・フェルナンデス氏。
その後、格安運賃の提供を開始して、２００３年にはそれまでの赤字経営を黒字化させたという歴史があるようです。

この時のヴィエンチャン→ＫＬの片道のお値段は：
空港税１０米ドル＋管理費７．５米ドル＋燃料サーチャージ２０米ドルを合わせて７２．５０米ドル/人。
チケットはオンラインで予約して行きました。
エア･アジアのサイトはこちら。http://www.airasia.com/site/gb/en/home.jsp　(英語版)
格安航空会社だけあって、いろいろと条件や制限がありますが、一度お試ししてみては？
気付いた点をこの旅行記で挙げていこうと思います。

ヴィエンチャンのワッタイ国際空港でのカウンターは、画像のようにとてもシンプル。
●カウンターが開くのは出発予定時刻の２時間前から４５分前まで。
●機内預け荷物は１５ｋｇまでが無料。超過重量１ｋｇごとにバッチリと料金を徴収されます。
●手荷物は１個のみ。７ｋｇ以内。
●ボーディング・パスには座席番号がありません。乗り込んだ順に好きな席に座れます。
ここに出ているエキスプレス･ボーディングというのは、搭乗時に優先的に乗り込める権利で、その分追加料金(２０リンギット）を支払います。必要な方はどうぞ。

エア･アジアは格安航空会社。
搭乗する時は、もちろんこうやって空港ビルから歩いて行きます。
お天気が悪い時にはちょっと大変そう。

赤く塗られた部分が多い機体はＡ３２０。
座席は３−３。

上の画像の説明で言ったように、ボーディング・カードには座席番号が無く、乗り込んだ順に好きな席に座るようになっています。
混んでいそうな時は早目に登場口に並ぶか、優先的に搭乗できるエキスプレス・ボーディングを追加で買っていきましょう。
搭乗開始は出発の３０分前で、エキスプレス･ボーディングは２０リンギット。

SUR SHANGHAIたちはエキスプレス･ボーディングは買わず、初体験のエア･アジア体験のため早々と並んで待ってみたので窓際席をゲット。


さ、ヴィエンチャンを出発。一路ＫＬへと向かいます。
あ、ヴィエンチャン市街地とメコン川。
あの大きく湾曲した部分に見える中州を歩いたんだなあと思うと不思議な感じ。

さて、お待ち兼ねのエア･アジアの機内食は…、

…無料のものはありません。

飲み物･食べ物すべて有料。
外からの持ち込みは一切禁止なのでご注意を。

この画像に出ているメニューは：
スナック菓子が５リンギット以内。
ソフト･ドリンクは５リンギット前後。
カップ麺やカップ粥は５，６リンギット。
サンドイッチやナシ･ルマッのような食事が５〜８リンギット。
気になるものがあれば、お試ししてみては？

エア･アジアの機内販売は、画像に出ているように自社グッズが結構いろいろ。

搭乗記念に何か買っていくのもいいかもです。
ちょっと朱色がかった真っ赤なシャツ類は、着る人を選びそうな色合い。

ヴィエンチャンからＫＬまでは２時間半位。

お昼時の便でもお腹はまだ空いていないので、テー・タレックだけ頼んだSUR SHANGHAI。

テー・タレック（TEH TARIK、拉茶）というのは、マレーシア風の濃くて甘いミルク・ティー。
屋台で作ってもらうと、二つのグラスを使って交互に注ぎながらミックスしてくれる様子も見られます。
その流れが一本になってグラスからグラスへ飛ぶようにも見えるのが一つのアトラクション。
泡立った出来上がりのミルク・ティーになります。

エア・アジアのテー・タレックはそういうわけには行かなくてインスタント。４リンギット也。
それは仕方ないけど、粉が全部溶けきっていなかったよ。
それにちょっと甘過ぎ。

エア・アジアは格安航空会社とは言え、座席は新しかったし、座り心地も悪くはなかった。

ちょっとウトウトしているうちに、今日の最初の目的地ＫＬももう間近。

マレーシア上空も晴れ。
下の景色がよく見える。

さて、ＫＬ上空にさしかかりました！
市街地もくっきり見える。

赤い●を付けたのは、市の中心にあるペトロナス・ツインタワー。

ＫＬ上空をちょっと旋回。

周辺もどんどん開発されているらしい。
不思議な図案のパッチワークのよう。

さて、エア・アジアのハブ空港のクアラルンプール国際空港に到着。
と言ってもエア・アジアは格安航空会社なので、発着はＬＣＣ（LOW COST CARRIER）ターミナル。
ここから近隣諸国４０都市を結んでいるのだそう。

搭乗する時と同じように、ターミナル・ビルとの間は徒歩で。

クアラルンプール国際空港はこれまでにも使った事があるけど、ＬＣＣターミナルを使うのは初めて。

エア・アジアの便が発着するクアラルンプール国際空港のＬＣＣ（LOW COST CARRIER）ターミナル。

その名の通り、装飾は一切省いたターミナル内部。
それでも旅行客にとって必要な設備や施設は一通り揃っていました。

これはタクシー・カウンターややツアー・デスクが出ている一画。
観光インフォも別にありました。

日本でもおなじみのファスト・フードやカフェももちろん入っています。

エア・アジアのチェックイン・カウンターが並ぶクアラルンプール国際空港のＬＣＣ（LOW COST CARRIER）ターミナル。

名前が示すとおり、倉庫かと思うほどシンプルな内装。
コスト削減の賜物だな、うん。


SUR SHANGHAIとその旦那は、今度はＫＬからＫＫへの搭乗手続きに並びます。

エア・アジアのチェックイン・カウンターにあった注意事項。

●手荷物は１個だけ。７ｋｇ以内。
サイズは５６ｃｍ×３６ｃｍ×２３ｃｍ以内。
●チェックイン手続きは出発予定時刻の４５分まで。
●搭乗は出発の３０分前
●飲食物の持ち込み禁止。

そのほか、上のほうでも言ったように、機内預け荷物は１５ｋｇまで。
１ｋｇでもオーバーすると超過料金を徴収されます。

これは、クアラルンプール国際空港のＬＣＣ（LOW COST CARRIER）ターミナルで出してもらったエア・アジアのボーディング・パス。
スーパーのレシートみたい。

ヴィエンチャンのワッタイ国際空港で出してもらったものの方がもっとボーディング・パスらしく見えたっけ。

青い線で消したのは旦那の名前。
エア・アジアのIATA航空会社コードはＡＫ。
上の方で言ったように、ボーディング・パスには座席番号が出ていません。乗り込んだ順に好きな座席に座れます。
エキスプレス・ボーディング(２０リンギット)をオプションで買うと、優先的に搭乗できるので、必要な方はどうぞ。

このＫＬからＫＫまでのエア・アジアの便はオンライン予約して行きました。
この時の料金は、費用やエキスプレス･ボーディング、税金など込みで２８１．９９リンギット/人でした。

ＫＬからＫＫまでの搭乗手続きも終えてホッと一息。

クアラルンプール国際空港のＬＣＣ（LOW COST CARRIER）ターミナルにも入っていたCOFFEE BEANのお店で一休み。

あれ？旦那にカプチーノを頼んだら、スコーンまで注文して来てしまった…。

好きだからいいんだけど、これでまたエア・アジアの有料機内食はお預けに。

クアラルンプール国際空港のＬＣＣ（LOW COST CARRIER）ターミナルから見えるエア・アジアの飛行機。

赤と白のコントラストがはっきりしているので、遠くからでもすぐ分かる。


SUR SHANGHAIのほかにも、その機体を見守る親子。

クアラルンプール国際空港のＬＣＣ（LOW COST CARRIER）ターミナル内の免税品店チェック。

やたらチョコレートばっかりのお店が多かった。
今も同じかな。

ＫＬからＫＫ行きの便も搭乗開始。
これもA３２０だよね。そうすると座席は３−３。

これから向かうＫＫのコタ・キナバル国際空港は、エア・アジアの準ハブ空港なんだって。

２時間半の飛行時間だから、着いたら真っ暗で何も見えないかもね。

ＫＬからＫＫまで２時間半。
もう暗くなって外も見えなくなる時刻だし、今日の移動で疲れてしまってウトウトする時間の方が多かった。

無事にＫＫのコタ・キナバル国際空港到着。

この日はもうレンタカー会社は閉まっていたので、タクシーで行く事に。
空港出口近くのカウンターで行き先を告げて前払いする仕組み。
市街地にあるル・メリディアン　コタ・キナバルまでは１０分くらいで２０リンギット。

やれやれ、移動だけの日っていうのも疲れたね。
さ、ホテル到着。

ル・メリディアン　コタ・キナバルの所在地はJalan Tun Fuad Stephens
http://www.kotakinabalu.lemeridien.com 日本語版

ホテル前を通っているトゥン・ファド・ステファン通り向こうは海。ただしビーチではなく岸壁になっていて、夕方からは屋台食堂や生鮮食料品の市場がずらりと並びます。
周辺にはショッピング・センターや小さいお店が多いので、町歩きとお買い物向けの立地だと思います。

ル・メリディアン　コタ・キナバルでは、スター・ウッドのアップ・グレードでスイートに泊まってみました。

思っていたよりも広くて、ベージュと茶系のインテリアが落ち着いた雰囲気。

リヴィング部分もゆったりしていたル・メリディアン　コタ・キナバルのスイート。

フルーツの盛り合わせのほか、プラリネ、カナッペ類も日替わりで出てきました。
部屋からのワイヤレス・ネット接続可。料金は未確認。

浴室の浴槽とシャワー・スペースは別々でよかったのに、この日はシャワーのお湯が使っている途中で出なくなったのにはびっくり。
またお湯が出てきたのは、フロントに連絡後３０分以上経ってから。

う〜ん、何事も完全と言うわけには行かなかったか…。


このル・メリディアン　コタ・キナバルのスイートにはまず１泊。数日後にまた戻ってくる事にして、明日は車でサンダカンに行ってみます。

この旅行記へのコメント （1）

• アリヤンさん 2009/05/09 17:49:06

  Air Asiaの国際線のルールは？

  SUR SHANGHAIさん、
  
  始めまして。
  最近LCCの存在にやっと気付いて研究をしています。
  クラルンプールの国際空港のLCC TERMINALはKLIAの中にあるのでしょうか？
  それに国際線では荷物は何ＫＧまで？機内持ち込みは何KGまで？飲食物の機内持ち込みは禁止？
  
  ご存知でしたらご教示お願い致します。
  今年の秋には杭州⇒ＫＬ⇒Tiruchirappalli(India)のコースでインド行きを計画しています。
  宜しくお願い致します。