Pakistan　ダンス鑑賞会

2006/11/25 - 2006/12/31

カラチ日本婦人会主催のダンス鑑賞会に参加しました。
とても親切にメンバーの方々に紹介され
日本語でいっぱいおしゃべりできて嬉しい一日でした。

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エリア カラチ(パキスタン)

場所はパキスタン国立芸術協会です。

司会の女性

どうしてサリーを着てるのかと
婦人会のメンバーの方に聞いてみたら
「パキスタンでも一番の盛装はサリーみたいよ。」
とのことでした。

開演前に楽器の手入れ

右端の太鼓には
象嵌細工がほどこされていました。
シンド州（カラチはシンド州の州都）は
象嵌細工が有名だと聞いています。

開演前に撮らせてもらいました。

女性8名、男性8名、演奏者7名のグループです。

音あわせ中のバイオリニスト

観客席

早めに着いたのでまだチラホラです。
メンバー約50名の中には
パキスタンの方と結婚なさってる方が20名ほど。
中には少なからずお年を召した方もいらして
日本女性の逞しさに目を見張りました。

いよいよ開演です。

アミール・クスローという
14世紀の政治家にして天才的な音楽家
によって創作されたダンス。
彼は墓場で何者かに導かれるまま
トランス状態で歌い、踊ったと
言い伝えられているそうです。

白い衣装が清楚で
バレエを見ているようでした。

きれいでしょ

オープン・エアの舞台でした。

お次はカタック・ダンス。
屈強な部族民の男性グループで演じられる
山また山で有名なカイバル峠の地方のダンス。
（アフガニスタンとの国境近く）
スタミナと活力の要求されるパワフルなダンスです。
剣は部族の勇敢さの象徴であります。

このへん説明書の直訳（爆）

ロシアのコザックダンスのような
シーンもあり、パキスタンが
東西南北の交通の
ワクワクするような接点であることを
あらためて思い起こしました。

これは雨季を迎えた喜びに
満ちあふれたダンス

カラチは1年に3週間しか
雨が降りません。

ところがダンス鑑賞会の日の夜更け
なんと季節はずれの雨が降ったようです。

翌日エンプレス・マーケットにでかけた
リリーと唐辛子婆。
メインストリートがビショビショで
お掃除におおわらわなのを見て
「誰か偉い人が来るんで
町をきれいにしてるのよね。」
ところが市場に着いてもビショビショ。
「どうしたのかしら？
あんまり乾燥してるんで水まいたのかしら？」

そしてこの旅行記を編集している今夜も雷雨です。
いったいどうしたというのでせう。
明日洪水で出勤できなくならなければいいがと
夫がつぶやいています。

シタールの奏者

「さくらさくら」と「黒田節」も
演奏してくれました。
イスラム国家でなんで
「酒はぁ飲めぇ飲め」を
演奏してくれるのかは
わかりませんでした。

漁師のダンス

バルチスタン
（カラチよりアフガニスタンに近い州）の
マクランという海岸の
屈強で陽気な漁師たちは
日の出前に出航し日の入りに大漁で帰港する。
漁師たちの一日を追ってみました。
（説明の直訳）

この部分だけ見ると
カリビア〜ンてカンジですね。
パキスタンは人種のるつぼ
と言われているのを実感。
現在は外国人の数が少なくて
とてもインターナショナルな国だとは
言いがたいけれども
その昔に往来した
エジプト系やらギリシャ系やらトルコ系やら
モンゴル系やらインド系やらロシア系やらが
混じりあって
不思議な魅力を醸しだしています。

漁師のダンス

音楽そのものは
インドとあまり変わらないように
思えました。

カラチの人たちはパキスタン映画よりも
インド映画を好んで見るんですってね。
ウルドゥー語とヒンドゥー語は
口語がほとんど同じだそうなので
わかるんですね。

ＣＤをだしている
有名な方だそうです。
日本にも何度かいらしてるとか。

とってもおシャレ。
でもシャツの模様がどうみても
ハエがいっぱいとまっているように
見えてしまう。

ドラム一筋の渋いおじさん。
なかなかの迫力でシビレました。

Morikonさんを思い出してしまった。
そう。
唐辛子婆は
和太鼓を演奏するMorikonさんを遠くから
ひっそり拝見したことがあるのです。
素適でしたよ。

ハルモニウムの奏者

ハルモニウムは
アコーディオンみたいな楽器です。
ほれぼれするようなアンティーク。

左手で蛇腹を操作します。
低音が魅力。

最後のパンジャビ・ダンス。
パンジャブ地方は
インドとの国境を接している地方です。

本来の演目は
カラコルム地方の
バルチスタンという部族の
春を告げるダンスだったそうです。
男たちが高地の花を女たちが村の花を交換しあうダンスだとか。
急遽変更になったのはどうしてかしら？
花を用意できなかったのかしらん？

最後に「なでしこの輪」（パキスタンの方と結婚された日本女性の会）の方が
流暢なウルドゥ語でお礼の挨拶をしてくださったので
出演者の皆さんがとっても喜んでくださいました。

このイベントを計画してくださった日本婦人会の皆様に感謝です。

この旅行記へのコメント （9）

• けーしちょーさん 2006/12/11 00:23:11

  ダンス♪ダンス♪ダンス♪

  唐辛子婆さん。
  
  きたよ（爆）
  
  しっかし、オヤジの写真が多くて、おねぇさんたちの写真が少ないぞぉ。
  て、どこみてんのよーアタシ（爆）
  
  そうでしたか。Morikonさんとはそういうつながりだったのですね。
  そんな事情を知らなかったのですが
  言われたとおり、Morikonさんの掲示板にお知らせしておきましたよー。
  うふふ。和太鼓の美男子にね（笑）
  
  しっかし、日本人女性とパキスタン人男性のご夫婦。
  どうやって知り合ったのでせう。
  今、ベトナム旅行が決まり、予習を始めたところなのですが
  「食べるなら中華料理、住むなら洋館、妻なら日本」
  という諺？があるらしく。
  日本人女性はモテモテらしいです。そんなムーブメントがあったのかしら。
  多分、唐辛子婆さんたち世代までの話でしょう（爆）
  なんなら、アタシが現実に引き戻してやってもいいぜ。ぐふふ。
  
  確かに、ワタシの知り合いのパキスタン人たちも
  「こっちはインドでこっちがギリシア？」
  と思うような、様々な人種が混ざり合ったような顔立ちでした。
  そして、インド映画をめちゃくちゃ見せられました。
  激しく歌い踊り、分けわかんない赤・黄・緑などの粉をぶん投げて
  画面が見えなくなる結末の。。。
  そうだ。インド映画のあのけたたましいミュージック。
  実は一つのオーケストラが全部請け負ってやってるらしい。
  とのパキスタン人からのトリビアもあったな。。。
  
  まだまだ奥が深そうなパキスタンレポート。
  楽しみにしてます。
  
  追伸
  魚のニオイは解消されたでしょうか？

  唐辛子婆さん からの返信 2006/12/13 02:34:48

  RE: ダンス♪ダンス♪ダンス♪

  >オヤジの写真が多くて、おねぇさんたちの写真が少ないぞぉ。
  
  それは単に以下の理由による。
  ?被写体にオヤジが多かった。
  ?ダンサーの動きが速くて失敗作が多かった。
  ああ、もっとカメラを勉強せねば。
  そしてきっちーさんご所望の「イケメンハント」に乗り出さねば。
  
  >言われたとおり、Morikonさんの掲示板にお知らせしておきましたよー。
  >うふふ。和太鼓の美男子にね（笑）
  
  ありがたういい子だね。
  
  >しっかし、日本人女性とパキスタン人男性のご夫婦。
  >どうやって知り合ったのでせう。
  
  そりゃー日本に留学してたりお仕事してたり。
  女性が旅行にいったり。
  
  >今、ベトナム旅行が決まり、予習を始めたところなのですが
  
  し・慎重にね。（って何が？ははは。また老婆心がぁ）
  
  >「食べるなら中華料理、住むなら洋館、妻なら日本」
  >日本人女性はモテモテらしいです。そんなムーブメントがあったのかしら。
  >多分、唐辛子婆さんたち世代までの話でしょう（爆）
  >なんなら、アタシが現実に引き戻してやってもいいぜ。ぐふふ。
  
  ハテ、そんな間違った妄想は
  唐辛子婆の世代がとうに打ち壊したはずですが。
  
  >追伸
  >魚のニオイは解消されたでしょうか？
  
  町なかには漂わなくなったようですが
  海辺のゴルフ場にいったら
  自分がクサヤの干物になっちまいそうなほど臭かった！
  
  　　〜唐辛子婆〜

  Morikonさん からの返信 2006/12/16 08:09:54

  RE: ダンス♪ダンス♪ダンス♪

  唐辛子さん、ご無沙汰しております。
  最近あまり４トラを巡回していない（汗）Ｍｏｒｉｋｏｎでございます。
  けーしちょーさん経由でのお招き、ありがとうございました。
  本文を読んで「なにゆえ招かれたか？」という疑問が氷解しましたよ。
  プロの演奏家の方と比べられるのは恐れ多いですが、嬉しかったです。
  
  それにしても、現地で生の演奏・演舞に
  接することができるなんて、羨ましいですね！
  隣国の音楽に近い（ほとんど同じ？）と知って、
  「Ｂｅａｔｌｅｓのメンバーも、こういう音に魅了されたんだろうな」と
  勝手に想像したＭｏｒｉｋｏｎでした〜。
  

  唐辛子婆さん からの返信 2006/12/18 14:36:34

  ライトアップの建物

  Morikonさん
  
  きてくださってありがとうございました。
  「４トラの有名人Morikonさんを見たのじゃ！」と
  みんなに自慢して吹聴したかったのです。
  
  >本文を読んで「なにゆえ招かれたか？」という疑問が氷解しましたよ。
  >プロの演奏家の方と比べられるのは恐れ多いですが、嬉しかったです。
  
  Morikonさん、迫力ありましたよぉ。
  
  ところで来年早々
  ライトアップをした古い建築物を見物するシティツアーに
  参加できそうです。
  そういうのを撮るの難しそうですが注意点は何でしょうか？
  
  　　〜唐辛子婆〜
  

  Morikonさん からの返信 2006/12/18 23:53:09

  え、有名人！？

  知らないうちに有名になってたんですか＠私（汗）
  いやー私ごときを見たところで、ちーとも自慢にならないような（苦笑）
  
  ライトアップをした古い建築物を撮る場合の注意点ですね。
  唐辛子さんが、どんなカメラを使うかにもよるのですが、
  三脚＆タイマーでスローシャッターならば、
  手ブレは完全に防止できますよ！
  その方法が無理な場所・条件でしたら、
  とりあえず感度を上げるしかないですね。
  当然荒れますが、「手ブレで救えないトホホ画像」よりは
  まだ良いですよね。
  

  唐辛子婆さん からの返信 2006/12/22 16:04:57

  soudesu

  え、有名人！？by Morikonさん | 2006年12月18日23時53分
  知らないうちに有名になってたんですか＠私（汗）
  いやー私ごときを見たところで、ちーとも自慢にならないような（苦笑）
  
  ライトアップをした古い建築物を撮る場合の注意点ですね。
  唐辛子さんが、どんなカメラを使うかにもよるのですが、
  三脚＆タイマーでスローシャッターならば、
  手ブレは完全に防止できますよ！
  その方法が無理な場所・条件でしたら、
  とりあえず感度を上げるしかないですね。
  当然荒れますが、「手ブレで救えないトホホ画像」よりは
  まだ良いですよね。
  
  

  唐辛子婆さん からの返信 2006/12/22 16:11:37

  そうです有名人ですよ

  Morikonさん
  
  すみません
  亀レスの上、指がすべって書きかけが送信されちゃいました。
  
  >唐辛子さんが、どんなカメラを使うかにもよるのですが、
  >三脚＆タイマーでスローシャッターならば、
  >手ブレは完全に防止できますよ！
  
  キャノンのイクシイというバカチョンデジカメです。
  こちらの建築学部の学生向けのツアーなので
  ゆっくりカメラを構えているヒマはないかも。
  
  >その方法が無理な場所・条件でしたら、
  >とりあえず感度を上げるしかないですね。
  
  わかりました。ありがとうございます。
  私一人が夜に外出するチャンスはめったにないので
  がんばってみます。
  
  　　〜唐辛子婆〜

• huwaさん 2006/12/04 23:45:47

  わあ☆すてき〜！

  美しい楽器たちですね！
  衣装も素敵！
  
  動いている映像を見たわけではないのに
  ダンスの楽しさと音楽が伝わってきました〜。
  
  いつ来てもすてきな写真とコメントがいっぱい。
  今日もありがとうございました。
  
  また来まーす！
  
  huwaより
  

  唐辛子婆さん からの返信 2006/12/06 14:43:40

  RE: わあ☆すてき〜！

  huwaさんへ
  
  このタイトルをそっくりそのまま
  huwaさんの京都編におかえしいたします。
  涙がでるほど美しい！
  京都に住みたくなっちゃいました。
  
  ダンスのページにいらしてくださってありがとう。
  今月末には結婚式に招待されてるの。
  3日がかりなんですって。
  楽しみです。
  わくわくわくわく。
  
  　　〜唐辛子婆〜