asamiyさんのクチコミ(149ページ)全3,729件

「小松帯刀」という名前を聞いても鹿児島以外に人では知っている人は少ないと思う。像の説明を読むと「薩摩藩の城代家老」であったとのこと。つまり藩主に続くＮＯ．２の地位あった人だ。西郷隆盛や大久保利通らを重要な地位に着けたとのことだ。

すぐ近くに西郷隆盛像が立っている。明治維新前は小松の方が地位が高かったのが、維新後逆転し、西郷の銅像の方が立派なのは運命の不思議差を感じる。

シティービュー城山・磯コースのバスを西郷洞窟前のバス停で降りる。このバスは城山で折り返し、数分後に戻って来る。そのわずかな時間で見学する。
この洞窟は薩摩軍最後の司令部になった所だが、思ったよりも狭い。西郷隆盛終焉の地はここから近い。

天文館は南九州一の繁華街と観光パンフレットには紹介されている。商店街と言えばそうなのだが、自分の目的はショッピングではなく食事やビールを飲むことだ。居酒屋やラーメン屋を見て歩くが、まずは今日予約したホテルを探すことにした。ホテルにチェックインして荷物を置き、さらに散策する。アーケードが続いている商店街は今では貴重な気がする。

予約サイトを通じて予約する。ホテルの周囲は商業地域であまり静かではない。
部屋は４階でエレベターがないので荷物が大きいと少し大変だ。室内にはテレビ、冷蔵庫はある。シャワーはややぬるかった。
朝食付だったがトーストとドリンクと簡単なものだった。

桜島ビジターセンターから海岸に向かうと遊歩道がある。１００年前の噴火の溶岩がたくさん残っている。
歩いている内に雨が降ってきたので、足湯に入ってしばしの間、雨宿りをした。おかげで足先がよく暖まって気持ちはよかった。

桜島フェリーターミナルの中に遠藤保仁選手のコーナーがあり、ユニフォームやスパイクが展示されていた。遠藤選手が鹿児島実業高校出身だというのは記憶にあったが、桜島中学校を卒業していたとは知らなかった。ワールドカップでの活躍は皆さんがご存じの通りだ。

（ターミナルの前に錨とスクリューが展示されていた。この由来は確認していない。）

鹿児島市が運行しているフェリー。文字通り市民に足として利用されている。深夜も運行されている。料金１５０円。１５分ほどの航海だ。市電・市バスの１日乗車券を持っていると３０円割引になる。
短い航海に時間にも関わらず、船内には売店や立ち食いそば屋まである。

フェリーターミナルから歩いて１０分ほど。桜島の噴火の歴史や自然についてわかりやすく解説してる映像や展示物をみることができる。
今年は大隅半島と地続きになった桜島の大噴火からちょうど１００年だということを知った。
桜島の土産物を売っているコーナーもある。以前に来た時は火山灰をフィルムのケースに入たものを貰えたが、今回はなかった。

鹿児島カテドラルザビエル教会の中に入ってみる。聖堂は自由に見学できると書かれていたので中に入ってみる。１階は小聖堂、壁にはキリスト像がかかっていた。２階が主聖堂になっている。ステンドグラスの赤と青の色が印象的だ。

歌の題名を「歌を忘れたカナリア」と覚えていたが、正しくは「カナリア」だった。
作詞者の西條八十は不忍池の近くに住んでいたことがあるので、この場所に歌碑が建てられたようだ。歌碑自体はあまり目立つものではないので探すのに苦労した。

ザビエル来鹿４００年と言うことは１９４９年、戦後間もない頃に造られたものだ。よく公園を造ろうという気持ちの余裕があったものだと思う。

公園内にはザビエルの等身大像、ザビエルの日本での布教に協力したヤジロウ、鹿児島のベルナルドの銅像がある。（来れらの像は来日４５０周年に建てられた）

また、公園の向かいにはザビエルを記念した、カトリック鹿児島カテドラル・ザビエル教会が建てられている。（ここの聖堂も１９９９年来日４５０周年で建てられた）

この記念碑はザビエルが来日４００年を記念して１９４９年に建てられたもの。
この記念碑に使われている壁は明治時代にザビエルの渡来を記念して建てられた教会の壁だ。その教会自体は第２次世界大戦中の空襲で破壊されてしまい、この壁だけが残ったようだ。
実際にはザビエルは鹿児島のどこに滞在したのか、この公園が作られた地に滞在したのか、気になったので色々と検索をしてみたが、どこに滞在したのかは分からなかった。

西郷隆盛像を見てから少し歩くと右手に大きな鳥居が見えた。ここが照国神社だった。時に見る予定も興味もなかったがせっかくだから本殿まで行ってみた。本殿に○に十字の薩摩藩の家紋があるのが印象に残っている。
島津家２８代目の当主島津斉彬を祀る神社で、銅像が立っているとのことだが、そこは見なかった。

東京近辺に住む者にとっては西郷隆盛像と言えば上野公園の像である。浴衣姿で犬を連れて立っている像を思い浮かべる。だからどうも軍服姿（陸軍大将の正装）の西郷隆盛にはなじみがない。鹿児島の人にとっては西郷と言えば軍服姿なのかもしれないと思った。

中央公民館側には像を背景に記念撮影ができるお立ち台がある。

城山展望台から薩摩義士碑まで歩く。バスが通っている道だと遠回りになるので自然遊歩道を下ってみた。
人通りが少なく木立の中、静かな道を歩くことができた。途中で気が付いたのだが、野良猫なのか猫の姿がやけに目に着いた。

薩摩義士碑の近くに「史跡鶴丸城跡」の碑が建っている。実際には鶴丸城の跡は現在では歴史資料センターの黎明館、県立図書館、市立美術館、かごしま近代文学館、県立博物館などの分か施設が立ち並ぶ場所となっている。また市立美術館の近くには西郷隆盛像も立っている。

江戸時代、幕府は外様大名の力を弱めるために工事の負担を負わせたには有名だ。その中でも木曽川の治水工事は難工事だった。
多くの犠牲者を出したことぐらいは知っていたが、慰霊碑が幕府が滅んでから５０年以上も経なくては建てられなかったことに驚いた。

鹿児島中央駅前のバス停からシティビュー城山・磯コースのバスに乗り、１日乗車券を買う。城山でバスを降り展望台まで歩く。
天気が良ければ桜島や鹿児島市内が一望できるはずだが、天気が悪いためか火山灰のためなのか分からないが、この日は眺めがよくなかったのが残念だった。

鹿児島中央駅前にある像。最初見た時には有名な歴史上の人物の像かと思ったが、説明を読むと、薩摩藩からヨーロッパに留学した１９名の像だということが分かった。歴史の教科書にその名前が載るほども有名人はいないが、帰国後それぞれの分野で活躍したとのことだ。

説明板の汚れは桜島の火山灰だろう。

観光案内所で配布しているまち歩きガイドに載っていたので行ってみた。
昔ながらの鶏がらの出汁のあっさりした塩ラーメンだった。ほっとする味だ。値段も１杯４５０円と安い。観光客向けというよりも地元の人に長く愛されている店だろう。
店ののメニューのラーメン、冷中華、めし、おにぎり、ゆで玉子としか壁に書いていなかった。