与一さんのクチコミ(51ページ)全1,520件

　盛岡名物じゃじゃ麺の発祥の店の白龍（パイロン）があるので、少し早いですが早めのお昼にします。
　駅前から東に進む、橋を渡って盛岡の中心の繁華街の通りを進むと盛岡城址の内堀に出て、桜山神社から続く大手の通りに飲食店が集まり、一角に白龍分店が見つかりました。暖簾をくぐって店内に入るとと、狭い店内にテーブル席とカウンター席があり、１１時前ですが席が埋まっていて、一つ開いてたカウンター席に着きます。メニューはありませんが、じゃじゃ麺大中小ががあり、大を注文したら初めてですかと聞かれ、小でも普通のラーメンの一人前はありますとのことで、中に変更します。
　水はセルフサービスでしばらく待つと、麺の上に味噌がのったじゃじゃ麺が出来て、卓上にある豆板醤やニンニクを追加していただきます。うどんのような麺で中でもそれほど多くなく、大でもよかったかもしれません。卓上にある玉子が謎でしたが、麺を少し残して玉子（チータン）を入れて食べるのが流儀のようで、チータン付の中は、550円と手軽な値段でした。お昼過ぎに再び店の前を通ると行列が出来ていて、早めに行って正解でした。

　盛岡の郊外にある高松の池の桜を見にいきます。バイパスから少し住宅地を入ったところにあり、未舗装の無料駐車場に車を置いて、高松の池の堤防に上がると８分咲きぐらいの桜並木が続いています。
　平日の時間が早いので人出は少ないですが、池の周囲は遊歩道があり桜祭りが開かれています。あたりには学校や図書館があり、以前ユースホステルがあり泊まった記憶がありますが、どのあたりにあったのか分かりませんでした。

　盛岡と横手を結ぶ国道４８号線に入り、山間に入ったところにある道の駅雫石あねっこに着きました。地元の物産の店と食堂の他に、温泉施設があり、玄関を入ると高い天井のロビーにソファーが並んでいて、フロントで料金500円を払ってロッカーキーをもらって、廊下の奥の浴室に向かいます。ロッカーが並ぶ脱衣場から浴室に入ると内湯は広い湯舟で、一部がバイブラやジェットになっていて、無色透明の温泉はアルカリ単純泉でスベスベする感じがします。
　ドライサウナと水風呂もあり、露天は岩風呂で、ややぬるめで長く入っていられます。露天風呂と水風呂を往復して１時間半ほど入って、廊下に貼ってある地図をみると、昔は岩手と秋田を結ぶ街道の宿場街で、明治時代から何度か国道のルートが変わっているのが分かりました。

道の駅雫石あねっこに車中泊した翌日は朝方晴れていますが、岩手山の山頂に雲がかかっていて、御所湖の野菊公園に行ってみると、雲が取れて山頂が見え、湖に逆さ岩手山が写っています。しばらく待って、雲が切れるかと思ったたら、逆に雲低高度が下がってきて、まだ天気は回復していません。
御所湖の橋を渡ると繋ぎ温泉で、湖沿いに岩手山がよく見えました。

　御所湖を通って盛岡市街にバイパスに入り、仙北駅の近くから南下すると天然温泉喜盛の湯に着きました。１階が駐車場で、エレベータで３階に上がるフロントがあり、毎日６時から朝風呂をやっていて料金平日400円の銭湯並みです。
　廊下の先の脱衣場に入ると縦長の１００円返却式ロッカーが並んでいて、浴室に入ると中央の一段高いところに広い人工炭酸泉の湯船があり、広いドライサウナと３０度ぐらいの水風呂と、１６度の冷たい水風呂と、一段高いところにジェットバスもあり、スーパー銭湯の造りです。露天エリアには、広い岩風呂と、一段高いところに２つの壷湯、座風呂、寝風呂とひととおり揃っていて、壷湯のところからは、雲を被った岩手山が見えます。
　地元の人の利用が多く、仕事前に一風呂みたいな感じで、１時間ほど入ってロビーに出ると無料の畳式の休憩室もあり、朝湯の400円は安いです。盛岡駅からはバスが直通していますが、盛岡駅から一駅の仙北駅からも歩けそうです。

　御所湖の野菊公園の近くに鶯宿温泉（おうしゅくおんせん）の案内があり、南部湯っこ券が利用できる旅館があるので行くことにします。平地から山が近くなったところに鶯宿温泉の入り口があり、谷あいの細い道沿いに旅館やホテルが並んでいます。観光協会の前の地図を見て、料金を比べるとサウナ付で日帰り入浴600円の偕楽苑の温泉に入ることにして、温泉街の奥からバイパスで温泉街の入口に戻ると偕楽苑がありました。
　玄関を入ると落ち着いた温泉宿で、南部湯っこ券をフロントに渡して、廊下の先にある浴場に向かうと、脱衣場は籠が並んでいますが奥に鍵付の貴重品ロッカーがあります。浴室は広い内湯と、岩風呂の露天風呂があり、温泉は無色透明でクセがありません。夕食前の時間で宿泊客で賑わっていて、サウナもありますが、水風呂はなく熱めの湯なので長く入れませんでした。盛岡の奥座敷のような温泉で、盛岡駅から無料の送迎バスも出ています。

狭い道の脇の鳥居があり、車１台が停められるスペースがあり、普段は人がいません。鳥居をくぐって杉林の急な上りで、登りきると少し下って雫石神社に着きました。あたりには杉の古木があり、少し下った石の下に小さな穴から清水が湧いていて、雫石の地名の由来になったとのことで、静かな境内でしばらく休んで、急な坂を戻りました。

　アスピーテラインは、ゴールデンウィークの前に除雪していますが、今年は４月中旬を過ぎても降雪があり、この日は凍結のため午前中通行止めで、御在所温泉の少し先で通行規制をしていて、スノーシェルターの中で待っていると、１２時を過ぎて渋滞が進み始めました。
　上っていくと、両側はまだ雪が残っていて、高いところでは１０メートル以上あり、雪の回廊が続いています。八幡平の最高地点にはレストハウスがあり、駐車場に入るのに少し渋滞していて、有料駐車場410円でした。

雫石プリンスホテルの雫石高倉温泉に入った後、山を下って雫石駅の近くを通って御所湖に向かうと、半島になったところが公園になって休憩所があります。３方向を湖に囲まれていて、東側の元御所橋からは南側に山並みが見えて、北側には雲がかかった岩木山が見え、反対側の安庭橋に行ってみると、下久保湿地の向こうに先ほど行った雫石の山が連なっています。

　雫石神社に行った後、高台にある雫石プリンスホテルに向かいます。裏にスキー場があるホテルですが、この時期はスキーシーズンが終わりガランとしていて、フロントに湯っこ券を渡してロビーの先にある浴室に向かい、入り口の前にセィフティボックスがあり、脱衣場には籠が並んでいます。浴室に入るとと時間が早いので貸切で、やや塩辛い薄黄色の温泉で周囲に池のある広い露天風呂に入ると、池を泳ぐ鯉がよく見えます。水風呂などはないので、シャワーを浴びて休憩しながら１時間ほど温泉に浸かりました。

　小岩井乳業の工場の見学コースがあり、牛乳の無料試飲をした後、近くにある牧場にある一本桜に行ってみると、まだ花をつけていませんが、道端の湿地に水芭蕉が咲いています。一本桜は観光コースになっているようで、大型のバスで見学に来ていました。

　小岩井農場から少し離れた小岩井乳業の工場に行ってみると１０時から１５時まで工場の見学コースがあり、乳製品の製造工程が見られます。自由に見学した後、入り口近くの売店で牛乳の無料試飲ができ、おみやげにおつまみのチーズを買いました。

　網張温泉に入った後、岩手山の山麓を下って小岩井農場に着くと再び小雨が降り始め、農場は入園料500円かかります。入り口の近くに蒸気機関車に連結した寝台車はＳＬホテルとして営業していましたが、今は営業していません。木工細工に土産物売り場でラクトアイスを買っていただきました。

　冬場はスキー場で賑わいますがシーズンが終わって静かで、別荘地の奥にある休暇村岩手網張温泉本館に８時前に着きました。日帰り入浴は８時からで、南部湯っこ券をフロントに渡して、見晴の湯と白泉の湯があり、エレベータで２階に上がり長い廊下の先で階段を降りたところに見晴の湯がありました。
　脱衣場には鍵付きのロッカーと冷水機があり、浴室に入ると内湯は白色の温泉で、露天に岩風呂があり早い時間で誰もいないので貸切です。温泉は、前日入った岩手山の反対側にある松川温泉に似ていて、硫黄臭がする白濁した温泉で、しばらく入っていると、雨が強くなり雹が降ってきて向かいの山が霧で霞んで、雷鳴も聞こえてきます。温泉に入っていれば安全で、すぐに明るくなってきました。
１時間半ほど入って、湯上りに廊下の途中にある無料の休憩室に行ってみると、お茶が用意されていて、畳の上で１時間ほどうたた寝をしました。
　見晴の湯に入った後しばらく休憩して、廊下を通ってもうひとつの温泉の白泉の湯に向かいます。天気はだんだんとよくなってきて、吊橋の向かい側には日帰りの温泉館と、山側の離れたところに露天風呂もあります。
　白泉の湯の脱衣場には鍵付ロッカーがあり、白煙が上がる網張温泉の源泉の写真が貼ってあります。浴室の入るとこちらはシンプルに白濁した温泉の内湯がひとつあり、窓を開けると裏山から源泉がパイプで引かれて掛け流されています。
　本館の入浴時間は8時～15時ですが、見晴の湯と白泉の湯の本格的な温泉に入れ休憩室もあって500円は安いです。

　八幡平ビジターセンターから八幡平温泉は少し離れたところにあり、別荘地の中の道を進むと中心地に八幡平温泉館森乃湯の建物がありました。ログハウス風の外観で、玄関を入ると地元の特産品コーナーがあり、受付で南部湯っこ券を１枚渡して廊下を進むと靴ロッカーがあり、脱衣場に入ると籠が並んでいますが、奥の方に100円返却式のロッカーがあります。
浴室に入ると単純硫黄泉とのことで無色透明の温泉で、広い内湯は熱めで奥が寝風呂になっていて、狭いながらドライサウナと、５秒ぐらいしか入っていられない冷たい水風呂があります。露天エリアは、一段高いところにある展望風呂があり、雲がかかり始めた岩手山が見えていて、溢れた湯が一段下の広い湯舟に落ちていき、こちらはぬるめです。
　少し前に入った松川温泉と比べると、あまり温泉らしくありませんが、サウナもあって500円は安い施設です。１時間ほど入ってから、２階に行ってみると別料金の休憩室がありますが、利用している人はいませんでした。

　八幡平樹海ラインを下って松川温泉に着くと３軒の旅館がありますが一番近い峡雲荘に入っていきます。日本秘湯を守る宿の提灯の下がった玄関を入り、フロントで日帰り入浴料金500円を払い、貴重品はフロントに預けます。部屋が並ぶ廊下を通って浴室に向かうと脱衣場には籠が並んでいて、浴室に入ると硫黄の臭いのする白濁した温泉が広い湯船に溢れています。奥の方に源泉が掛け流されていて、手前の方がぬるくなっていて、カランが３つありますが、シャワーは少なく源泉の小さな掛湯で石鹸を流します。
　内湯の奥の窓を開けると外に出られて、近くにある地熱発電所の建物が見えていて、露天の岩風呂があり、こちらも白濁した源泉が掛流されています。露天風呂は混浴のようですが、女性専用の露天風呂があるので男ばかりです。
　１時間ほど休憩しながら内湯と露天風呂を往復して温泉を堪能してフロント前の椅子でしばらく休んで、外に出ると盛岡行きのバスが旅館の前から発車するところでした。

　５月の初旬はアスピーテラインとも夜間通行禁止で、翌日から天気は下り坂でそのまま秋田県方面に下ってしまうと積雪で戻れなくなりそうなので、八幡平の山頂から駐車場に戻って、八幡平樹海ラインを通って松川温泉に向かいます。
　すぐに藤七温泉がありますが、この時期はまだ除雪中で、あたりの露天風呂も雪の中で、雪に壁の中を下っていくと、下倉スキー場の上から岩手山が良く見えました。

　八幡の麓の松尾に着くと、八幡平に続くアスピーテラインは凍結のため１２時まで閉鎖で、松尾八幡平ビジターセンターで、温泉の観光マップをもらって時間調整して、アスピーテラインに入って少し上ると、御在所温泉で以前、今は営業していない八幡平ユースホステルの建物があり、冬にバスで来て１泊して八幡平スキー場で滑ったのを思いだしました。
　近くには、硫黄を採掘していて松尾鉱山の跡があり、山の中に近代的なアパートが並んでいてところですが、今は建物が撤去されて、水質を改善する中和池があります。

　目黒雅叙園から目黒川を渡った先を西に進み拡幅工事中の山手通りを歩道橋で渡ると山手七福神の弁財天のある蟠龍寺に着きました。参道を進むと「不許辛肉酒入山門」の結界石があります。
　階段を上った本堂の前には池があり、裏側なので昔は湧水を集めた池だったようです。本堂の隣には小さな洞窟の奥に岩屋弁財天があり、江ノ島の弁天洞窟を思い出しました。白くなった「おしろい地蔵」もあり、狭いながら色々な見所がありました。

　つつじヶ丘駅前の通りを進み、甲州街道に出た先に金龍寺があり寄っていきます。山門をくぐって境内に入ると、新しく作られた十八羅漢尊者が並んでいて、色々な表情をしています。江戸時代の古地図があり、甲州街道沿いある重要な寺であることが分かります。