porculsさんのクチコミ(3ページ)全392件

京都の街中を四条大宮から嵐山へとてくてく走る路面電車の嵐電に乗って、嵐山の３つ手前の「車折神社駅」で降りると目の前にある神社です。嵐山の手前とはいえ、この辺りは住宅街で、この神社だけがポツンとある感じでした。本殿の奥にある芸能神社が有名で、びっくりするほどたくさんの芸能人の赤い玉垣が、ずらーーーーーっと並んでいます。私はキンプリを卒業したばかりの神宮寺勇太さんの玉垣を見たくて初めて訪れたのですが、その前に訪れた赤坂の豊川稲荷の芸能人の名前が書かれた提灯の数よりはるかにたくさんで、数に圧倒されました。神宮寺勇太さんの他には、キンプリの永瀬廉さん、とんねるずさん、里見浩太朗さん、内藤剛さん、満島慎之介さん、井浦新さんから吉田沙保里さんや清原和博さんなどスポーツ界隈の方や、フランスの名優ジェラール・ドパルデューの玉垣までありました。
お参りの仕方が入ってすぐの所に書いてあって、大きな盛り塩みたいな「清めの社」にお参りして浄化してもらい、社務所で祈念神石を買って、そのお守りを両手ではさんで本殿にお参り、芸能神社にもお守りを両手ではさんでお参り、その後はお守りをずっと持ち歩くと良いそうです。（社務所でお守り買うと、教えてくれるし、神社内にも何ヶ所か説明板があります）
訪れたのは5月中旬の平日の昼間でしたが、修学旅行の女子高生がたくさんいて、知ってる芸能人の玉垣を見つけてはきゃあきゃあと写真撮っていて、ティアラ（キンプリファン）と思われる若い女性たちが神宮寺さんの玉垣と一緒に記念撮影していて、外国人観光客や、普通にお参りに来た中高年の参拝客などで、結構混んでいて驚きました。平日の昼間なら空いてるだろうと、会社休んで行ったのに。
社務所ではタワーレコードとコラボした、メンカラ9色で展開する「推し活お守り」も売ってると書いてあり、赤とターコイズブルーを買おうと思ったら、全部売り切れとのことでした。
アクセスは嵐電の車折神社駅下車目の前（徒歩10秒）ですが、バスとか他の交通手段は分かりません。嵐電で、ここから嵐山・広隆寺・太秦映画村などはすぐ近くだし、一回乗り換えて北野天満宮にも出られます。

赤坂見附の駅から徒歩5分ほどの場所にあり、出張で泊まったホテルの真ん前に派手な赤い旗がずらりとはためいて目立っていたので、朝ご飯前に参拝に行ってみました（一度目の参拝）。曹洞宗のお寺とのことですが、七福神めぐりがあったりと神仏混合で、普通に寺社としても、それほど広くない敷地ながら、ぎっしりと見どころがあって、魅力的なお寺でしたが…お守りやお札を買える小さな建物の屋根の下にぎっしりと赤い提灯がぶら下がっていることに、その時はあまり意識がなく、遠目の写真だけ撮って帰ってきて…後日、King&Princeファン（ティアラ）の姪っ子と話していたら、キンプリさんがファーストシングル「シンデレラガール」のヒット祈願に訪れたところで、神宮寺くんが提灯を奉納している場所だと知り、その後の東京出張時に再訪して、神宮寺くんの提灯の写真を撮り、姪っ子がファンの平野くんのメンカラと神宮寺くんのメンカラの念珠ストラップを購入してきました。（もちろん、本殿も奥の院も七福神もお参りしてきました。）神宮寺くん以外にも、山下智久さん、マツコ・デラックスさんや土屋太鳳さん、高橋克典さん、薬丸裕英さん、くりいむしちゅーのお二人などの提灯がずらりと並んでいました。
色々な意味での聖地ということで、2度目の参拝時は平日の真っ昼間なのに女性の参拝者でそこそこ混んでいて、人を入れずに写真が撮りにくい状況でした！
その後、アマプラでRide on Timeというキンプリさんデビュー時のドキュメンを見てたら、神宮寺くんがデビュー前の苦しかった時期のことを、うるうるの麗しい瞳で苦しそうに語っているインタビュー場所がこちらの豊川稲荷さんで、なるほど、キンプリさんのファンの皆さんの聖地なんだなあと、今さらながら学習しました。聖地巡礼。

東京出張の規定料金内で泊まれるホテルが東京23区に一軒も見つからず、やむなく羽田空港に出来たばかりのこちらの外国人観光客向けホテルに一泊しました。新しいホテルですが、部屋は狭く壁は薄くて隣の部屋や廊下の声がビンビン響いてきてうるさくて眠れず、アメニティもごく普通の、並のビジネスホテルなのに一泊素泊まりで約2万円（19,500円）！高すぎる！需要が多い時には料金を上げるのがホテル業界とはいえ、あまりにも価値がない。場所の便利さだけ。それも第3ターミナル直結だから（直結といっても歩いて10分近くかかる）、国内線に乗るにはバスか電車で移動しなければならず、かなり早起きしないといけなくて、国内線に乗る前日にはそれほどお勧めのロケーションでもない。サービス料は取られるけどサービスは一切受けられない。チェックインもアウトも客が自分でタッチパネルで全て操作。
部屋は東京のごく普通の狭めのビジネスホテルで、歯ブラシ以外のアメニティはフロントから持って行く形式だが、基礎化粧品などは一切置いていない。エアコンが暖房にしても冷房にしても温度設定がうまくいかず、ずっと暑くて気分が悪くなり、朝は早々に部屋から出ました。うーん…コロナ明けの旅行客万来且つインバウンド客万来の東京のホテルは今、どこも高すぎるけど、限度ってものがあるのでは…と不満しかなかった滞在でした。

兵庫県芦屋市の阪神芦屋駅から徒歩数分のところに新しくできた天ぷら屋さんで、要予約で今のところ2種類のコース（訪れた時は1万5千円くらいと1万9千円くらい）のどちらかを選ぶ形で、カウンターだけのこぢんまりした空間で、愛想の良い大将がどのお客さんにも陽気に話しかけながら、とはいえ何だか親密な空間で、初めて訪れたのにゆったりまったり溶け込みまくりました。
1万5千円くらいのコースは（季節によって食材は変わりますが）、突き出しが 月光百合根と、菜の花とシラウオのおひたし、そこからは天ぷらで、エビ、指宿のかんかん豆というそら豆、太刀魚、熊取（大阪府南部）の蕗のとう、百合根、わかさぎ、卵黄と白子、ここで煮物で蕪とくみあげ湯葉、また天ぷらで熊本の赤茄子、そして魚のダシが効いた粕汁仕立ての汁物、また天ぷらで、若狭湾の甘鯛ウロコ揚げ。そして釜で炊いてくれる桜エビと蕪の葉の炊き込みご飯（これが高い方のコースだとカニの炊き込みご飯だったりするみたい）、炊き込みご飯を雑炊にして、蟹味噌塩を投入して食べたり、最後はシャーベット…までがコースで、連れはさらにデザート食べてました。お酒の品揃えも素晴らしく、珍しい焼酎から始めて、日本酒を色々いただきました。食材に合わせて選んでもらうことも可。お酒の器も素敵で、日本酒飲む時の器をたくさんからえらべるのですが、私の選んだ白い底に白い桜の絵のおちょこは、日本酒を注ぐとピンクの桜に色が変わったり、連れは狸が底に立ってるぐい呑みを選ぶ、楽しかったです。
小さな店なので、早くも予約取りにくいようですが、予約が取れないわけではないので（某芦屋の有名串揚げ店のように！）、いいお店ができたなぁという感じです。場所は阪神芦屋駅から鳴尾御影線を東（梅田方面）へ徒歩5-6分の白い新しいビルです。

新橋から銀座の方へ歩く途上、上質なランチが食べたい！…と衝動が高まった時に、ふと見つけて入ったら大当たりだった天ぷらの名店。一見、敷居が高そうだけど（夜は絶対高そう…と思って写真をチェックしたら、8,000円から1万円台半ばまでで、銀座にしたらかなりリーズナブルそうでした）、ランチはリーズナブルで、天丼から天ぷら定食まで、1,650円から5,280円まであり、2,310円のかき揚げ定食を頼みました。遅めの時間だったので私しか客がいなくて、オーダーして、かき揚げ丼が出てきて、食べ終わるまで、作ってくれる大将？も後ろで控えている女将さん？もほとんど喋らず、やっぱり銀座の名店は慇懃な感じだなぁと思っていたら、食べ終わると大将が話しかけてきて（後から思うと、食べてる間は邪魔しないように黙ってくれていたようでした）、店の看板と店内の食材一覧みたいなのの文字が「笑点」の文字を書いた人に頼んで書いてもらった…とか興味深い話をしてくれて、気さくな大将でした。カウンターが7席くらいの落ち着く空間でした。
かき揚げ丼は、蓋を開けたら真っ黒なかき揚げで、関西人なので一緒、焦がしたの⁉︎…とびっくりしましたが、関東風の黒いおつゆがかかっているからでした。かき揚げは、貝の小柱とエビがいい仕事して存在感があり、ナスなど野菜も油を吸って美味しくて、かき込むように食べてしまい、幸せな味でした。出汁がかかったサラダも美味しかった。今度は夜に行きたくなりました。

大阪・梅田の北新地にあるアイリッシュ・バーで、小さな店内には所狭しとアイルランドの映画や音楽やサッカーなどのポスターがびっちり貼られて、アイリッシュの音楽（訪れた日はU2のライブ）が流れる中で、アイリッシュのビール＝ギネスだけでなく多彩な品揃えで、きれいな泡で注いでくれる、アイリッシュ・ウイスキーが楽しめて、フードも絶品です。生ハムとサーモンのピッツァ、唐揚げ、ビフカツサンド（これは必食！）、燃えるカマンベール（正しい名称ではなく、勝手に呼んでいる）からエイヒレまで絶品で、2軒目でなくても晩ごはん処としても使えます。一見寡黙そうなマスターは、アイルランドについて、アイリッシュのウイスキーについてなど聞いてみると饒舌に語ってくれます。来阪するアイルランドのミュージシャンとかも来るお店だそうです。
場所は北新地のど真ん中の、つるとんたんとかの近くです。ビルの中二階みたいな場所なので、一瞬分かりにくいです。

銀座にあるリヨン料理のお店…ですが、リヨン料理と言われてもピンと来なくて、メニューを見ると、リエット、グラタン、キャロットラペ、エスカルゴやステーキなどのオーソドックスな、フランスの庶民的なビストロで食べられる（けど日本のお洒落なフランス料理店では意外と食べられない）お料理が並んでいてテンション上がりました。特にオニオングラタンスープ。寒い冬には嬉しいメニューですが、意外と日本のフレンチでは出てこない。
…と、メニューにテンション上がりましたが、少し不満も。南仏で飲んだら本当に美味しくてハマったロゼを飲みたくて、選択も任せてお願いしたら、いまいちだったのと、その日のお勧めから頼んだ馬肉のタルタルも、いまいちでした（馬肉のタルタルは高かったのに）。でも、それ以外は期待通りの美味しさでした。すごく人気のようで、常連ぽいサラリーマン風の人たちが、めちゃめちゃ盛り上がって食べていました。
場所はメトロの銀座と東銀座の真ん中ほど、三越からすぐです。

銀座でコーヒーといえば、というか東京で最も有名な老舗のコーヒー専門店で、色々な雑誌等で見るたびに期待をふくらませて、このほどようやく訪れてみたら…期待を大きく下回る結果に。まあ、1回の訪問で全てがわかりはしないので、たまたま運が悪かったかもしれないけど、単純に好みの店ではなかったというか…老舗大好きな昭和の古狸なのですが。
平日の昼過ぎ（14時頃）扉を開けるなり駆けつけてきた女性店員の「コーヒーだけですが、いいですかっ⁈」との詰問口調にビビりながら、「ハイ」と答えて店の一番奥のカウンター席に案内されました。店内は7-8割方席が埋まっていて、ほとんどがアジアからの観光客でした（全員が同じメニュー＝ブラン・エ・ノワールというグラスに入ったカクテルみたいなコーヒーを飲んでいた！）日本人客は少数派で、私以外は常連さんのようでした。メニューを渡され、眺めたけどわからないので好みを伝えたのですが（酸味が苦手で深煎りが好き。スマトラマンデリンを普段飲んでいる）、スマトラマンデリンを勧められ、せっかくなので普段飲んでいないものをとお願いして、タンザニアというのを勧められてオーダー。デミカップで出てきて800円。関西人なので、高いなあと驚き。肝心の風味は、酸味苦手だと言ったのに酸味が強めで、思ったほど深煎りの風味がなく、好みの味では全然なくて落胆。何よりオーダーを聞いてくれた若い男性（カウンターに2人いた内の若い方の人）が愛想ないを通り越してちょっと怖くて、名店の店員が客に上から目線で接する東京独特の文化に関西人の自分はなじめなくて、店にいた短い時間、全くくつろげませんでした。量も少なかったし風味もがっかりで、店を出た後、椿屋珈琲で飲み直そうと真剣に思ったほど。老舗には当たり外れあるなぁというのが結論です。

京都の五条と四条の間辺り、何なら京都駅から歩けるかも（地下鉄ひと駅）の便利だけど閑静な場所にある町屋というかお屋敷を改装したっぽい素敵なお宿です。落ち着くロビーを入ると奥に中庭があり、紅葉や松や灯篭が配された小さな美しいお庭で、中庭を囲んで読書室や宿泊客がドリンクなどでくつろげるコーナーがあり、2階に客室があります。客室は広くてゆったりとしたしつらえに趣味の良い大人なインテリア、湯呑み茶碗や浴衣など、何もかもハイセンスで、檜風呂も付いていて、窓からは美しい中庭を見下ろせて落ち着く落ち着く…京都だと目いっぱい出歩いてホテルは寝に帰るだけ、になりがちですが、ここはゆったりとステイを楽しみたい素敵な空間です。食事も朝と夜付いているプランだったので、目の前で料理人さんが次々に繰り出す絶品和食を堪能し、日本酒飲んで、紅葉のライトアップを見に行く気持ちも萎えて、夜は宿でまったり過ごしました。（晩ごはんのメニュー: 先付け=ずんだ和え、お麩、湯葉、ウニ、前菜=かぶらのすり流し、胡麻豆腐、丸十栂尾煮、海老袱紗焼き、秋刀魚南蛮漬け、紫芋絞り、隠元微塵粉揚げ、銀杏、蓮根煎餅、鮑柔らか煮、煮物=鱧真薯、椎茸、つる菜、ズッキーニ、じゅんさい、梅肉とゆず、お造り=盛り合わせ、蒸し物=ぐじの蓮蒸し・キノコ餡かけ、焼き物=牡蠣とホタテ貝柱の柚子釜田楽焼き、海老芋饅頭、茗荷砧巻。ご飯=零余子と栗のご飯、お汁=ナメコと三つ葉の赤だし、デザート、です！至福。飲みすぎて、部屋の冷蔵庫のビールとかも無料で飲めたのにお腹いっぱいで飲めなくて残念でした。
フロントのスタッフの対応は家庭的であたたかく、京都人は「イケズ」との私の固定観念を崩すおもてなしでした。
私は京都市へのふるさと納税で宿泊券をもらったので料金がわかっていませんでしたが、泊まった部屋タイプだと一泊2食で3万円ほどするみたいです。しかも予約詰まってて人気みたいです。今年はふるさと納税プランから消えていたので、たまたま泊まれてラッキーでした。

嵯峨野に紅葉を見に行き、常寂光寺のついでに足を延ばしましたが、正に満開だった常寂光寺より少し早かったのか、二尊院はピークを過ぎていて、紅葉の階段？など楽しみにしていた紅葉はそれほどでもなく、その分、人出もマシだったかもしれません。本殿や門のあたりはそこそこ混雑していましたが、階段を上がっていった上にはほとんど人がいなくて、それはそれで少し怖かったです。なので、山の上にある藤原定家が百人一首を選んだという時雨亭跡を見たかったのに、階段をふうふう言って登っていった挙句、道もないけものみちみたいな崖っぷちの道を100メートルほど行ったところにある、と看板が出ていたものの、同じ場所に「マムシ・スズメバチ注意」とも看板が出ていて、虫や自然や山道が苦手な私は泣く泣く引き返してきました。階段を上がっていった（ほとんど誰もいない）場所には後嵯峨天皇、土御門天皇、亀山天皇の墓所（！）が普通にあったり、法然のお廟があったり、角倉了以のお墓などもありました。本堂のお庭は小さいけど大変美しく、縁側みたいなところに座れるようになっていましたが、おばさんたちがびっしり座ってどいてくれないので、座ることも、おばさんたちを入れずに写真を撮ることもできず…頑張って階段を登っていった上のところ（時雨亭の手前）は眺めが大変良かったです。

紅葉の季節の大混雑の京都に行って、紅葉の名所を見て回ってヘロヘロになり、京都らしい「和食」ではなく、ガツンと肉の洋食が食べたくなり、雑誌で見てチェックしていた「ブション」に駆け込み、ステック・フリット（ステーキとポテトフライ）のがっつりランチを食べたら、めっちゃ美味しい！店内も本当にパリの下町のビストロみたいに、ぎゅうぎゅうにテーブルが配されて、満席で、老若男女ごちゃまぜの常連さんぽいお客さんが皆それぞれに超楽しそう・美味しそうに食べていて、赤白のチェックのテーブルクロスと、活気に満ちあふれた雰囲気がそれはそれは素敵でした。何年も前に行ったパリのマレ地区のお気に入りのビストロを思い出しました。常連ぽいおじいさんが店員さんと世間話してたり、おしゃれマダムも、ベビーカーのママたちも、皆さんステーキを食べてました。ランチメニューのステック・フリットはメニュー表上は「ハラミステーキ、メートルドテルバター、ポテトフライ添え」となっています。サラダとパンが付いて1750円。グラスワインもいただきました。メートルドテルバターがまた美味しそうなビジュアルで、バターの乗ったステーキを写真に撮ると、なかなか映えます。
場所は京都市役所から歩いてすぐで、地下鉄京都市役所前駅からも歩いてすぐで、烏丸御池までも簡単に歩ける便利なところでした。今度は夜に行ってみたいです。

紅葉シーズン真っ盛りの嵐山にうっかり行ってしまい、人混みを避けて休憩したいと思いながら「よーじやカフェ」に（ランチ時なのに1人しか待っていなかったので）並んでみたところ、前に一人、自分も一人なのに、リストに名前書いてから6～7人は出て行ったのに、何とそこから50分も待たされました。店内をのぞくと、明らかに空いている席がいくつもあるし、店員の手が足りない感じでもないのに（結構たくさんのスタッフがいました）。50分後にようやく席に案内されたときには、後ろにずらーーーーーっと人が待っていました。もう少し手際よく客あしらいをする方法を覚えないと。日本でも有数の観光地のど真ん中の有名店なのに。
カツサンドと小皿のお惣菜がついたランチに、よーじやの舞妓さんの絵がラテアートで描かれたカプチーノをいただきました。サンドイッチのパンにも、よーじやの舞妓さんの絵の焼き印が押されていて、ベタな京都っぽい写真を撮りたかったお上りさんの私は、そのためだけに待ったようなものですが、味の方もちゃんと美味しかったです。価格は観光地価格なので、リーズナブルではありませんが、すごく高すぎる設定でもなかったです。店内にはwifiはないようでした。カフェの隣がショップで、修学旅行生や海外からの観光客がたくさん買い物していました（50分待っている間、それしか見るものがなかった）。トイレはカフェの外、ショップの裏側にあるので、お店を利用しなくても使えるといえば使えるためか、公衆トイレっぽく、あまりきれいではなかったです。ひっきりなしに大勢が利用していたし（50分待ってる間、それも見ていた）、雨だったので仕方ないですが。

紅葉目当てでもなくたまたま11月末に京都に行く機会があり、超大混雑でもなさそうな紅葉の名所をめざして嵯峨野に行き、常寂光寺と二尊院を巡ってきました。特に常寂光寺は正に見ごろで（門のところに「紅葉最盛期です」と手描きの看板が！）、赤や黄色の紅葉が木々に、また地面にもびっしり赤や黄色の散り紅葉、どこを切り取っても紅葉・紅葉・紅葉で、紅葉酔いしそうなくらい紅葉を堪能しました。嵐山の駅周辺は、とてつもない大混雑でしたが、15分ほど歩いた嵯峨野の辺りは大分マシで、落ち着いて紅葉を楽しめました。小雨だったので、アップダウンの多い敷地内は結構歩きにくく、ぺたんこの革靴で行った私は石段でつるっと滑って落ちそうに何度もなったので、スニーカーが安心です。
アクセスは、電車＋徒歩で行ったのでバスはわかりませんが、行きは四条大宮から嵐電で終点の嵐山まで行き、のんびり歩きました（人が多すぎてカタツムリみたいなスピードでしか進めないので、30分以上かかったと思います）。帰りは嵐電より少し遠いJRの嵯峨嵐山駅から京都駅まで、電車も空いていてアッというまに着いて、電車に乗ってしまえば楽勝ですが、嵐山周辺の大混雑だけは、紅葉の季節はどうしようもないみたいです。

大分で1泊だけプライベートで泊まるのに、温泉行こう！と調べたら、湯布院は高すぎて手が出ず、別府温泉はリーズナブルだけどレトロなところが多く、ここは異色の「キレイ、おしゃれ、落ち着く、手が出ない価格帯でもない」ので泊まってみました。JR別府駅から上り坂を10分ほど歩いたところにあり（広い駐車場もあるようです）、赤いハートをモチーフにしたかわいい、でも甘すぎないぎりぎりの大人っぽさもある外観やインテリアなど全体のトーンがとてもハイセンスで、大人の宿みたいですが、客層は若い女性のグループか小さな子供連れの家族が多かったです。
部屋はゆったり広くて、畳敷きで、掃除が行き届いていて、ベッドやソファなどの家具から部屋のカギ、マグカップなどのアメニティまで、とてもお洒落で女性が好きそうな雰囲気です。ロビーのところの椅子などもとてもお洒落。食事は残念ながら夕食付プランが取れなかったので朝食だけでしたが、玉子かけご飯とかとても美味しかったです。部屋にあったウェルカムドリンクもとてもおしゃれでした。
場所は、車なら便利ですが電車orバス＋徒歩だと駅とその南の飲食店なども、地獄めぐりなども、それぞれ少しずつ離れていました（が、すぐ前にバス停がありました）。女将と思われる方のサービス精神が素晴らしかったです。他のスタッフはまあ普通でした。
別府温泉は初めて行きましたが、アナクロに近いほどレトロな、昔ながらのおっさんぽい温泉街で、その中でここは、おしゃれで洗練されていて、ちょっと大人っぽくて、若い女性には特にお勧めかなと思います。

昔の童話の寄宿舎⁉︎みたいなベッドだけでカツカツの狭い部屋。海外から来た人は「スーツケースを開けない」どころか、スーツケースを置く場所もない。ベッドの横の30センチほどのスペースにスーツケースを置いたらベッドから降りられないし、どうするんだろう…予約時に個人情報を色々入力したのに、チェックイン時にフロントの人に名前を言っても「タッチパネルに入力してください」の一点張りで、個人情報を全部1から入力し直し（コロナ禍なのにタッチパネルに指で触れまくるのも嫌だったし、とても使いにくい、反応の悪いタッチパネル）。では何のために予約時に色々入力させられたの？何のためにフロントにスタッフがいるの？スタッフは2人いたが、2人ともプロのホテルマンではなく、バイトの方のようでした（翌朝チェックアウト時はちゃんとしたスタッフだったので、夜間だけバイトさんなのかもしれません）。領収書もタッチパネルに入力しないと出ない。目の前にスタッフがいるのに。部屋に水があるだろうと思って買ってこなかったら置いてなくて（今どき珍しい）、夜遅いのに近所のコンビニに水を買いに行く羽目に。フロントのスタッフに水も置いてないのかと聞くと、「水道水を飲んでください」との回答… ！部屋に置いてある冷蔵庫のようなものは冷蔵庫ではなく、保冷だけだと張り紙がしてある。何もかも極限的にチープ。でも価格は普通のビジネスホテル並みなのに。
アメニティは部屋には全く置いてないので、チェックイン時にフロントのところから持って上がるスタイルです。掃除は目に見えるところはちゃんとしてましたが、細かいところ（ベッドの頭のところの携帯とか置けるようになってる小さな棚）がホコリだらけなどはありましたが、他にひどい点ばかりで、もはや気にならない始末。
過去に泊まった他の相鉄フレッサインはかなりちゃんとしていた記憶があるので選んだのですが、ここはひどかった…これで一泊素泊まりで1万3千円＋税とは…体感ではせいぜい一泊6000円と感じました。

金沢在住の友人に連れていってもらった、地元の人に大人気の居酒屋でした。おでんが年中食べられるようで、訪れた11月は香箱ガニのカニ面おでんが食べられました！バイ貝などの金沢おでんも色々ありました。おつくり、焼き魚、煮魚など金沢の美味しい海鮮が色々な種類、色々な食べ方でメニューが揃っていて、中年2人なので大して食べられないから選ぶのに悶絶しました。食べたいメニューだらけでした。
店内はカウンターとテーブルがあり、金曜夜だったからか地元の人で満席で、予約なしに訪れた人は次々に入店を断られて帰っていきました。（予約した方がよさそうです）お酒も日本酒が色々と揃っていました。

宮崎の日南海岸（モアイ像があることで有名なサンメッセ日南の近く）にある由緒ある神宮で、第10代崇神天皇の代にできたとか、神々の国・宮崎の世界観を体現したような、日向灘の絶壁みたいな奇岩の上の洞窟の中に本殿がある、そのたたずまいの圧巻さが全てです。洞窟の中なので本殿自体は小さいし、立地以外に特に心奪われるほどの何かがあるわけではないですが、同じ宮崎の別の場所にある天照大神が隠れた洞窟とか、そんな神話を思い起こしてしまう雰囲気に満ちています。
アクセスは、車なら楽勝だと思いますが、運転できない私には地獄でした。宮崎駅の観光案内所で「公共交通機関だけで行ける観光地」として推奨いただいたのですが、確かに宮崎駅からバス1本で来られるのですが、40個くらい（もっとかも）のバス停に止まってちんたらと進んでいくので異様に時間がかかり、バス停から神宮までは徒歩10分以上あり、10分歩くのは全然問題ないのですが、その道が…！バス停のすぐ横の階段を延々と登っていくのですが、階段の間中ずーっと、巨大な蜘蛛の巣だらけで髪の毛に蜘蛛の巣がつきそうな恐怖と闘いながら、身をかがめて階段を登っていくと、今度は黒澤明監督の映画「夢」に出てきた戦死した軍人が行進してくるトンネルに似た暗いトンネルを、往復とも他に歩く人もいなくて不安になりながら歩き、その後は道を下っていくと、途中で「〇〇出没しますのでご注意ください」という風雨にさらされて「〇〇」の部分が読めない貼り紙があり、熊！？いのしし！？蛇！？と怯えながら速足で下っていき…鳥居をくぐったあとはアップダウン・アップダウンですが海が見えるのでそこから先はＯＫ。バスの本数が異様に少ないのと、バス停に座る場所もほぼなく（虫だらけの汚いベンチが２つほどと、トイレのベンチしかない。トイレも蜘蛛の巣だらけ）、時間をつぶすカフェも店もなく、早くバス停についてしまっても蜘蛛の巣地獄の階段を引き返すのが嫌で、1時間以上えんえんとトイレのベンチに座ってバスを待ちました。鵜戸神宮に限らず、宮崎県は運転できない人の行くところではなかったです。自分が悪いのですが。お守りやおみくじなどは、驚くほど多彩な種類が、数か所の売店で売っています。断崖の上から下の方の奇岩に向かって石を投げるアトラクション？もあります（有料）。

宮崎に観光で行くことになり、駅前で便利そうなのと、半月ほど前に泊まった大分駅前のJR経営のホテルが素晴らしかったので期待して予約しましたが、場所が便利なことと、フロントの接客が良かった以外は期待外れでした。安いプランで予約していたといっても、東京のホテルではないのでそれなりの部屋かと思ったら、めっちゃ狭いし、何より音がうるさすぎて…隣室の音が全て聞こえてくる。運悪く隣室の人が夜中に酔っぱらって戻ってきて、大音量でテレビをつけ、バタンバタン、ガタガタと音を立てまくるから目が覚めて眠れなくなり、その人が早朝5時に起きてまたバタバタ。一晩中ほとんど眠れませんでした。部屋は１０階でしたが、目の前はJRの線路と地元の大きなスーパーで、眺めが良いという部屋ではありませんでした（そこは別にどっちでもよかったので気になりませんでした）。
あと、掃除が実に雑でした。部屋のカーペットに誰かの白髪が落ちていたり、バスルームには誰かの長い髪の毛が落ちていたり（私は白髪でも長髪でもないので明らかに他人の髪の毛）。髪の毛は気持ちよくないものです。
アメニティは８階のフロントのところから必要な分だけ持って上がる方式なので、旅の疲れてぼーっとして持っていくのを忘れると、部屋には歯ブラシもないからチェックイン時に注意して持って上がることが必要です。
朝食バイキングは良かったです。地元食材や地元のお料理が充実していました。

岐阜県の大垣にあるミシュランビブグルマンのイタリアンですが、ミシュラン星付きレストランなどで時々ある、地元の人が予約取れなくなるほどバブルっぽい客でいっぱい…とかでは全然なく、常連さんらしい地元の家族連れやご夫婦らしい、くつろいだ客層で店内の雰囲気はとても素敵でした。お料理も、ディナーで6600円のコースを頼んだと思うのですが（払ってもらったので自信がないですが）、前菜の、お店ご自慢のパルマの生ハムはとろけるように美味しく、ウズラのサラダのウズラの焼き具合もすばらしく、パスタもメインのお魚の皮目パリっとした美味しさも、ドルチェまで、食材もメニュー構成も全て満足で、とてもコスパ高いお店だと思います。食後に挨拶に来てくれた若いシェフは、ミシュランに載ったからと天狗になるとか全然なく、とても腰が低くて美味しいものを食べてほしいという情熱にあふれた好感度高い方でした。

別府の「地獄めぐり」は夜まで開いていると思い込んで、16時半頃に別府駅からバスに乗って、一番最初の「海地獄」に16時50分に着いたら「あと10分です」と…！慌てて10分で見て出てくると、門の外のトイレまで17時ぴったりに閉められて追い出され、次の山地獄とかは全て完全に閉まってしまい、とぼとぼ歩いていると、こちらの「かまど地獄」だけ、まだ入り口に係の人がいたので、ダメ元で「もう入れないですよね？」と聞くと、たまたま大人数のツアー客がまだまだ中をゆっくり見ているので「どうぞ」と入れてもらい、10分で追い出された海地獄と違って「見たいだけゆっくりしてくれていいですよ」と鷹揚な対応に、感涙。ゆっくり場内を巡って、写真撮りたいだけ撮って、飲む温泉を飲んで、足湯は気持ちが焦ってパスしたけど、鬼と写真撮るスペースでは他に客がいなくてシャッター頼む人がおらず、売店の係の人を呼んできて撮ってもらったり、大幅に時間を超過しているのに売店のお勧め品をいろいろ試食させてもらったり、型通りではない、フレキシブルで大らかな対応が、旅先での親切が、本当にうれしくありがたく身に沁みました。
見どころは、「かまど地獄」の看板と、もくもく湯気が出る岩の上に立つ赤鬼と写真が撮れるスポット、ふつふつ湧く温泉、不思議な青い水の温泉から湯気がもうもうと立つところ、飲む温泉、手湯、足湯、そして品ぞろえが素敵なショップです。あと、繰り返しになりますが、17時だからと速攻追い出された海地獄や、17時に速攻閉門した他の地獄と違って、たまたまとはいえフレキシブルに対応してくれたスタッフのあたたかさ。