経堂薫さんのクチコミ全68件
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投稿日 2020年07月27日
総合評価:4.5
中世から江戸時代まで諏訪明神の神長官を務めた守矢家に伝わる鎌倉時代以来の「守矢文書」を保管、公開している施設。
しかも建築家の藤森照信先生が初めて設計したという建築物だ。
見かけこそ土壁と板壁だが、その内側は鉄筋コンクリート製の堅牢な建物。
土壁は〝毛深い〟仕上げを求めた結果、藁を色付きモルタルに混ぜて塗り、表面を荒らした後に上から土をスプレーで吹き付けた由。
板壁はサワラの丸太に鉄と木の楔を木槌で打ち込み、割って板にしたもの。
屋根の斜め部分を葺いているのは「鉄平石」という上諏訪特産の平らな安山岩。
屋根の天頂部分は宮城県雄勝産の、軒はフランス産の、それぞれ天然スレートを使用している。
正面から建物の全景を眺めると、屋根から突き出ている4本の柱は地元産の木材。
諏訪地方では「ミネゾウ」、一般には「イチイ」と呼ばれている。
軒が寂しいから四本柱を建てようとしたら、設計図に鉛筆が走って突き抜けていた…とは藤森先生の弁。
これらが御柱をイメージしているのは言うまでもない。
中に入ると内壁もまた土で塗られ、落ち着いたトーンで統一。
それとは裏腹に、壁には鹿の生首や串刺しにされた兎の剥製など、なかなか物騒な品々が並べられている。
これらは毎年4月15日に諏訪大社上社で行われる例大祭「御頭祭」の復元展示。
「御頭祭」は原始時代以来の狩猟や農耕など様々な信仰が入り混じった複雑至極な祭祀。
神長守矢家が司る諏訪大社上社の祭祀の中で最も大掛かり且つ神秘的な祭礼だ。
肉食の免罪符に相当する諏訪大社の御札は「鹿食免(かじきめん)」、箸は「鹿食箸」と呼ばれていた。
太古の昔、諏訪神社では狩猟が大切な祭事とされ、贄に鹿や猪が供されていた。
その後、仏教の浸透等により殺生や肉食がタブー視されるようになると狩猟神事も漸減。
しかし建暦2(1212)年、鎌倉幕府が諸国の守護大名に鷹狩の禁止を命じる中、諏訪神社の御贄鷹のみ除外するという異例の措置でこれを保護。
寿命の尽きた生物は放っておいても死ぬのだから、むしろ人間に食べてもらい、その縁で極楽往生させてもらうのが一番よい。
このような仏教の影響を受けた慈悲と殺生を両立させる独特な考え方が背景にあった。
そこから諏訪明神に御祈祷をし、これを食べても良いというお札を頂いてくれば許されるという信仰が生まれる。
これが「鹿食免」「鹿食箸」が生まれた由来と伝わっている。
鹿の生首を並べた狩猟祭…神長官守矢家が司る祭礼からは縄文時代の息吹が感じられる。
現代では生首こそ用いられることはなくなり、代わりに鹿頭の剥製2つをお供えしている。
諏訪大社は農耕以前の狩猟時代、縄文時代の原始的祭祀が色濃く残る神社だと思わされる。- 旅行時期
- 2016年12月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 自動車なら楽チンかも
- 展示内容:
- 4.0
- 見る人によります
-
投稿日 2019年04月01日
総合評価:4.0
JR白石駅から歩いて1分ほどのビジネスホテル。
立地、接客、客室、どれも標準レベルを十分に満たしています。
ビジネスだけでなく城下町白石の観光にも便利。
また、仙台で巨大イベント時に市内のホテルが満杯の際、バックアップとして利用できる点も重宝できます。- 旅行時期
- 2018年09月
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投稿日 2019年02月14日
総合評価:4.5
このホテル、単なる駅前ビジネスホテルかと思いきや。
全般的に接客が好印象でフロントの対応も良好。
朝食バイキングもメニューが豊富で上出来!
なかなか侮れないサービスを提供してくれました。
館内には天然温泉もあり一人旅なら温泉旅館に泊まるより、ここで十分です。
諏訪はセイコーエプソンなど大企業の工場が多く出張族を相手にしているだけに、接客のスキルが磨かれているのでしょうか?- 旅行時期
- 2016年12月
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投稿日 2019年01月13日
総合評価:5.0
チェックインを済ませるとエレベーターの前にコーヒーサーバーがあり、ウェルカムコーヒーがお出迎え。
500ちゃんねるのオンデマンドビデオ(アダルト含む)が追加料金ナシで見放題!
バスルームにはアメニティがセットされており、備え付けのシャンプーは紅茶の香りがしてイイ感じ。
フロントが売店を兼ねており、飲料の自動販売機とともに飲食物は館内で調達できますが。
ホテルの隣に24時間営業しているイオンの巨大スーパーがデン!と構えているので、こちらのほうが種類も価格も圧倒的に重宝します。
館内には男性用だけですが天然温泉も湧いており、広い湯船で四股を伸ばしてくつろげるのはナイス!
この料金でこの充実度なら文句ナシ、星5つです!- 旅行時期
- 2019年01月
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既に廃館になっています
投稿日 2018年08月28日
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投稿日 2016年10月29日
総合評価:3.0
国宝彦根城の南東、彦根駅から遥か南、芹川沿いにあるビジネス旅館。
俗に言う「駅前旅館」っぽいエクステリアですが、駅からは遠いです。
ですが、旅館のある芹町地区と河原町地区が2016年7月25日、文化庁の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されました。
伝統的な建物が数多く残る町並みの風景に溶け込むように佇んでいます。
なにぶん古い旅館なのでトイレは共同、風呂は1カ所で男女1時間おきに入れ替え。
快適性という面では駅前ビジネスホテルには遥かに及びません。
しかし、そういう次元で宿泊を決める施設ではありません。
個性的な主人のキャラクターと家族経営ならではのアットホームな雰囲気は、ホテルでは決して味わえないものです。
しかも旅館の前には彦根随一の歓楽街が広がり、バァやスナックがひしめいてます。
城下町彦根の、観光地としての表向きの面ではなく、素の表情を感じることができる宿だと思います。- 旅行時期
- 2016年10月
- 利用目的
- 観光
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 1人1泊予算
- 7,500円未満
- アクセス:
- 2.5
- 彦根駅から歩くと遠いです
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 客室:
- 3.0
- 接客対応:
- 3.5
- 風呂:
- 3.0
- 食事・ドリンク:
- 3.5
-
投稿日 2016年10月25日
総合評価:3.0
名鉄犬山遊園駅から徒歩5分、木曽川沿いに立つ温泉ホテル。
川に面した本館と、裏手の別館の2棟から構成されています。
フロントは本館1階にあり、ここでチェックイン。
やたらとロビーは広いのですが、とても古びてます。
奥には飲食店もありましたが、営業しておりません。
本館最上階には展望温泉があります。
ただし掛け流しではなく、お湯を3日に一度入れ替えてます。
浴場の施設は古びてますが、窓からの眺望だけは昔のまま。
1階の渡り廊下を通って別館の客室へ。
廊下には古いゲーム機が並んでます。
レトロというほどでもなく、どこか半端感。
ここには飲料の自販機と、コインランドリーもあります。
客室は普通のシングルルームでバストイレ付き。
冷蔵庫もあるので外部で調達した飲料を冷蔵しておけます。
朝食は本館1階の食堂跡ではなく、本館2階の客室で。
ここも部屋が古びていて、宿泊には使われていなさそう。
朝食は湯豆腐、温泉卵、焼き鮭と温泉ホテルならではのメニュー。
たとえ部屋は古くても、朝食にはホテルとしての矜持を覚えました。
犬山温泉最盛期には隆盛を誇ったのでしょう、その名残を感じます。
しかし現在では温泉ホテルとしての役割を終えた感が強くしました。- 旅行時期
- 2016年10月
- 利用目的
- 観光
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 1人1泊予算
- 7,500円未満
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 客室:
- 3.0
- 接客対応:
- 3.0
- 風呂:
- 3.0
- 食事・ドリンク:
- 3.5
-
投稿日 2016年08月08日
総合評価:3.0
杵築バスセンターから西へ向かって歩く事10数分。
「杵築城←」と記された看板の立つ入り口に着きました。
その先に立つ鳥居をくぐって石段を上り、市民会館の横から続く細い坂道をウネウネ登っていくと天守閣に到着。
もともとあった天守は慶長13(1608)年に落雷で焼失して以来、再建されることはありませんでした。
ていうか杵築城そのものも江戸時代中期に高台から北方の平地に移転されています。
現在、杵築神社や杵築中学校のあるあたりで、城跡の痕跡は神社北側に残る石垣ぐらい。
それから362年の時を経て本丸の天守台跡に三層の天守閣が甦りました。
昭和45(1970)年10月に再建された鉄筋コンクリ製の模擬天守。
館内は能見松平家の歴史を中心とした資料館になっています。
ここは入場料が必要ですが共通観覧券なら杵築城を含む全8施設の入場料が一括で割引になります。
共通観覧券を購入したところ、受付の小母さんが地図で各施設について説明してくれました。
建造から半世紀近く経つだけに場内が古びた感じのするのは否めません。
ですが階上の展望台に上がり茫洋とした大海原を眺めていると、そんなことはどうでもよくなってしまいました。- 旅行時期
- 2016年04月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 2.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 3.0
-
投稿日 2016年07月28日
総合評価:3.5
最近「オートバイによるまちおこし」で盛り上がっている埼玉県西端の町、小鹿野。
町営バス「町営病院前」停留所の目の前に立つ年季の入った和風温(鉱)泉旅館です。
玄関を入って正面にある階段は江戸時代に作られたもので、風格すら感じられます。
その階段をギシギシと上った2階奥の客室に泊まりました。
広い和室で洗面台とトイレが完備されています。
畳に布団で寝心地は普通でしたが、ビジホの狭いベッドよりは眠れました。
風呂はここだけで使用している源泉「高根鉱泉」を加温したもの。
それほど浴室は広くはありませんが、温泉に浸かれると思えば贅沢な心持ち。
朝食は1階の食堂にて。
畳敷きの部屋にカーペットが敷かれ、テーブルと椅子が置いてあります。
畳に直座りするスタイルよりは楽で、お年寄りにはこちらのほうがいいかも。
メニューはオーソドックスな“旅館の朝食”でした。
そして最も驚いたのは裏口です。
広い駐車場と大きな下駄箱を備えた立派な玄関。
導線の先にあるのは囲碁と将棋の対局場でした。
普通に結婚式を挙げられるほど広くて立派な大広間です。
碁盤40面と棋盤15面を備え、24時間開放されています。
囲碁将棋の愛好家もツーリングライダーも低山ハイカーも、気軽に利用できる旅館です。- 旅行時期
- 2016年07月
- 利用目的
- 観光
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 1人1泊予算
- 7,500円未満
- アクセス:
- 2.5
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 接客対応:
- 4.0
- 風呂:
- 3.0
- 食事・ドリンク:
- 3.5
-
投稿日 2016年06月27日
総合評価:4.0
駅周辺に全国チェーンのビジネスホテルが立ち並ぶ中、駅前で中津唯一のシティホテルとして存在感を発揮してます。
利用したのは1泊2食のプランでした。
客室はビジネスホテルより広くユッタリ。
朝夕食とも2階のレストランが会場です。
夕食は「松花堂御膳」をチョイスしました。
料理は美味しかったし内装の雰囲気もいいし、サービスもキビキビしていて総合的に好評価。
日曜の夜だったからか他に来客もなく、ゆったり夕食を楽しめました。
朝食も同じレストランでバイキング。
こちらも満足のいく味とボリュームでしたが、利用客は思いのほか少なく。
やはりチェーンホテルの影響なのでしょうか?
宿泊代が目が飛び出るほど高いわけでもなく、ホテルとしてのクオリティが低いわけでもないので。
チェーンホテルよりこちらを選んで正解だったと思います。- 旅行時期
- 2016年04月
-
投稿日 2016年06月09日
総合評価:2.0
中津といえば福沢諭吉! 郷土の英雄を讃える施設です。
少年時代を過ごした旧居と、偉業の数々が誇示された記念館の二棟で構成。
諭吉は早くから学問を志し中津を出たので、ここには15年ほどしかいませんでした。
庭の土蔵を自ら修復し、二階で窓の明かりを頼りに勉学に励んだそう。
記念館は諭吉の遺品や書簡などの関連資料が展示されています。
「学問のすゝめ」「文明論之概略といった名著と並んで、一万円札第1号も!
ちなみに銅像が庭と記念館内の二カ所も立ってます。
いかにも明治時代の英雄史的な観点から作られた施設…というのが全体の印象。
旧居と記念館の前には大型観光バスが何台も入れる大型の駐車場が。
たぶんツアー客と慶大関係者だけで運営費を余裕で賄える裕福な施設なのでしょう。
まさに中津で「独立」した、「自尊」心の高い観光施設と言えそうです。- 旅行時期
- 2016年04月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
-
投稿日 2016年06月09日
総合評価:4.0
福沢諭吉先生の銅像が聳立する中津駅北口から伸びる広い道路を北進し、細い水路を超えて左折したところにあります。
代々中津藩の御典医を務めた大江家の屋敷を史料館にしたもので、現在の建屋が出来たのは幕末の1860年。
明治時代に待合室や診察室を設ける改築が施されていますが、御典医屋敷の面影を残す貴重な建物です。
1985(昭和60)年に市文化財に指定され、半解体工事を経て平成16(2004)年7月に村上医家史料館に次ぐ第2の医家史料館としてオープンしました。
ここの特徴は主に中津と医学・蘭学との関わり、前野良沢をはじめ中津出身の医学・蘭学の先人の偉業などが展示されていること。
国東市出身で心臓ペースメーカーの生みの親とも言われている田原淳の業績を見ていると、上品な老婦人に挨拶されました。
大江家ご当主の御母堂でしょうか?
慎ましさの中に優雅さが漂う立ち振る舞いは、大江家の家訓「医は仁ならざるの術、務めて仁をなさんと欲す」(医療は無条件に善なのではなく、医者次第で善にも悪にもなるから、医師は常に謙虚に患者のために尽くすべきである)を体現されているかのよう。
裏庭には多種多様な薬草が植栽された畑が広がります。
まだ早春で緑より耕土の目立つ薬草園を眺めながら、そんなことを想いました。- 旅行時期
- 2016年04月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
-
投稿日 2016年06月07日
総合評価:3.0
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」のせいか黒田家の城という印象が強い中津城。
ですが実質的には享保2(1717)年から明治維新まで中津を治めた奥平家の城です。
現在の天守閣は昭和39(1964)年に建設された模擬天守。
内部は奥平家に関する歴史的資料を中心に展示しています。
また、天守閣前に広がる三斎池に隣接して「黒田官兵衛資料館」があります。
大河ドラマを当て込んで建てられた施設で、中津で黒田家関係の施設はここのみ。
また、天守閣北側にある石垣は途中から黒田時代と細川時代で築き方が異なっており、なかなか興味深いです。
ただ、本丸跡に中津神社と奥平神社が鎮座しているせいか、城跡という雰囲気が薄いのは残念です。- 旅行時期
- 2016年04月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
-
投稿日 2016年05月28日
総合評価:3.5
中津駅の西側、城下町の風情を今に伝える諸町通り。
その中ほどにある中津市歴史民俗資料館の分館です。
村上医家の初代宗伯は寛永17(1640)年、この地に医院を開業しました。
その建物を元に、同家に伝わる数千点もの資料を展示しています。
建物そのものは江戸時代以来の古民家。
内部には書物や医療器具などが所狭しと陳列されています。
七代目玄水は九州で初めて人体解剖を行い、その詳細を記した「解臓記」も展示されています。
また、幕末シーボルト事件で追われる身となった高野長英を匿ったという蔵が裏庭に立っています。
見かけは小さいですが、内側は江戸から明治へと日本の医学がたどった軌跡を見渡せるほど茫洋とした史料館です。
ちなみに史料館すぐ近くにある村上記念病院は、この村上家の病院です。- 旅行時期
- 2016年04月
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 4.0
-
投稿日 2016年05月25日
総合評価:4.0
別府の老舗温泉旅館。
昨今の個人旅行ブームを取り込んだのか「ツーリストルーム」を設けています。
フロントでチェックインしようとしたら予約の内容が正確に伝わっておらずグダグダ。
これが大都市の一流シティホテルなら「マネジャー呼べ!」と激怒するところでしょう。
でも、フロントとのやりとりが滑稽で、なんか笑えてしまいました。
これも別府という歓楽都市の持つ「魔力」でしょうか。
客室はツーリスト仕様だけに質素です。
部屋にはダブルベットと液晶テレビがある程度。
トイレは共同、風呂はもちろん温泉大浴場にて。
でも絞り込んだ宿泊費の代償としては十分です。
また、客室と隣接して共用スペースがあり、ソファで寛ぐことができます。
大浴場は高度経済成長期の名残りが残る、大規模温泉ホテルの典型タイプ。
竹瓦温泉よりは新しいけど、最近のスーパー銭湯よりはレトロ。
良く言えば昔ながら、悪く言うと古びた感じ。
でも、嫌いじゃありません。
朝食はツーリストゾーンに隣接する大食堂にて。
魚を民芸コンロでキチンと直火で焼くスタイル。
焼いた魚を皿に乗せて持って来るほうが、よほど後片付けが楽だろうに…と感激!
係のお姉さん(お母さん?)の気配りも細やかで、さすが老舗旅館と感服しました。
別府という町を堪能するのに旅費を回し、宿泊費を低コストで抑える…そんなスタイルの旅に最適の宿です。- 旅行時期
- 2016年04月
- 利用目的
- 観光
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 1人1泊予算
- 7,500円未満
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 客室:
- 3.5
- 接客対応:
- 3.5
- 風呂:
- 4.0
- 食事・ドリンク:
- 4.0
-
投稿日 2016年05月25日
総合評価:3.0
JR豊後竹田駅から延々と歩いた先にある、広瀬神社の麓に立つファミリー経営のビジネスホテルです。
建物は少々古い感じで、シングルの客室は広くもなく狭くもなく。
利用者は観光客よりビジネス客が主体のように見受けられました。
1階にはホテルが経営するスナックがあり、深夜遅くまで営業しています。
スナックの騒々しさが苦手な向きには、隣に落ち着いたショットバー(ホテルとは無関係)もあります。
朝食は正統派の和食で品数、ボリュームともに満足でした。
朝食を食べながら、ロビーでお爺ちゃんが孫をあやす姿を見ていると気持ちがホンワカ。
ただ、ここは常連客中心の宿のようで、なかなか一見の観光客には馴染めなかった…という印象です。- 旅行時期
- 2016年04月
- 利用目的
- 観光
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 1人1泊予算
- 7,500円未満
- アクセス:
- 2.5
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 客室:
- 3.0
- 接客対応:
- 2.5
- 食事・ドリンク:
- 4.0
-
投稿日 2016年05月24日
総合評価:5.0
旅館というより文化財に泊まる…という感覚でしょうか。
正面から見て左側に二階建、右側に三階建の木造建築2棟から構成されています。
もとは明治25(1892)年創業の料亭で、大火で焼けた後の昭和6(1931)年に現在の建屋が完成しました。
旅館となったのは戦後で、三階棟が改装されて客室となりました。
二階棟の玄関から階段を上がると2階には料亭時代の名残を残す大広間。
佐伯は旧日本海軍佐伯航空隊が置かれたところで、今も海上自衛隊の基地があります。
戦前、戦艦大和が試運転の途上で佐伯湾に投錨した折、ここへ幹部将校や造船技術者が宿泊。
昭和17(1942)年にはミッドウェー海戦に出撃する連合艦隊のパイロット達が最後の宴を催したそう。
大広間に飾られている白磁の観音像や備前焼の水瓶は、今も当時と変わらぬ姿のまま佇んでいるとか。
案内されたのは三階棟3階の和室。
木造3階建の和風建築は珍しく、窓からの眺めも鉄筋コンクリ製ホテル3階からの眺めとは、少し感覚が違うかも。
戦前の三階棟は洋館風の建物で、1階では「赤玉」というカフェ、2階ではダンスホールが営業していました。
現在でこそ外観は改装されて普通の旅館っぽくなってますが、館内にはダンスホール時代の名残がアチコチに残っています。
ただ予想外に驚いたのがお風呂で、ここだけは最新型の広いユニットバス。
水回りは痛みが早いので、この“改装”は納得です。
現在、三階棟1階では「slow cafe 茶蔵」が営業中。
チェックアウト前、ここでコーヒーをご馳走になりました。
女給さんのいる「カフェ」から100年近い時を経て、玄米食を提供するオーガニック「カフェ」へ。
単に「宿泊」するのではなく、時の移ろいを味わうことのできる宿だと思います。- 旅行時期
- 2016年04月
- 利用目的
- 観光
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 1人1泊予算
- 7,500円未満
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 客室:
- 4.0
- 接客対応:
- 4.0
- 風呂:
- 4.0
-
投稿日 2016年05月22日
総合評価:4.0
大分駅前にある雑居ビルの9階。
「ホテル」と称していますが、ネットカフェを進化させた新しいタイプの宿です。
扉に鍵がかからず、壁が天井まで達していないのはネットカフェと同じ(ただしここはカーテンで目張りされています)。
トイレは共同で、浴場はなく共用のシャワールームのみ。
食事はロビーに限られ、室内では飲み物のみOK。
飲み物はカップ型自販機による飲み放題スタイル。
もちろんネットカフェの進化系なので室内にはPCが設置され、仕事をしたいのなら…できますw
ネットカフェと大きく違うのは、ちゃんとしたベットが置かれていてキチンと睡眠できること。
また、PCとは別に大型液晶テレビが壁に据えられている点も違います。
室内に鍵のかかるロッカーがあるので、ここに貴重品を収納すれば外出も自由。
部屋は狭いですが施設は概ねキレイで、カプセルホテルよりは熟睡できます。
共用のシャワールームかイヤ! という方には、歩いて数分のところにあるJRおおいたシティ「シティスパてんくう」がオススメ。
大分市の夜景を一望できる温泉に浸り、湯上りにビールを嗜む。
安宿に泊まって浮いた分を温泉で贅沢に。
これもまた、ひとつの選択肢かと思います。- 旅行時期
- 2016年04月
- 利用目的
- 観光
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 1人1泊予算
- 5,000円未満
- アクセス:
- 5.0
- 大分駅から徒歩数分です
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 使いこなせればコスパ抜群です
- 客室:
- 4.0
- 狭いですけどPCが使えて手足を伸ばして眠れるのは最高!
- 接客対応:
- 3.0
- 食事・ドリンク:
- 3.0
- ドリンク飲み放題ですが食事は共用ロビーで
-
投稿日 2016年05月21日
総合評価:5.0
実は予約した日を勘違いして1日早く訪れてしまいました。
旅程を変えたのに予約の変更をウッカリ忘れていたのです。
「今日はお部屋が空いてますからいいですよ」
宿の若旦那は狼狽する私に、そう言って快く予約を変えてくれたのです…有難い!
案内された客室は居間と寝室が分かれた、いわば「スィートルーム」。
高級旅館ならともかく、このクラスの旅館で見たのは初めて。
アメニティはキチンと揃っているし、布団もフカフカです。
もともと素泊りで予約していたのですが、変更ついでに朝食もお願いすることに。
この朝食がまたバカ美味で、旅館の正統派朝食の基本を踏まえたシンプルな献立ながら、独特のアレンジメントが朝食の範疇を超えた味の広がりを演出しています。
サービス、客室、食事…評価5に疑念を挟む余地はありません。
でも、あんまり褒め過ぎて予約が取りづらくなるのは嫌なので、このあたりで終わりです。- 旅行時期
- 2016年04月
- 利用目的
- 観光
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 1人1泊予算
- 7,500円未満
- アクセス:
- 4.0
- 駅と市街地の中間地点にあって便利です
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 客室:
- 5.0
- 居間と寝室が分かれた和風「スイートルーム」でした
- 接客対応:
- 5.0
- 非の打ち所のない対応でした
- 風呂:
- 5.0
- 食事・ドリンク:
- 5.0
-
駅前なのにロードサイド!? 使い勝手の良い大型ビジネスホテル
投稿日 2016年05月18日
総合評価:4.0
豊臣秀吉の義兄、木下延俊が築いた城下町、日出。
その居城たる暘谷城の最寄り駅、暘谷駅前に立つ大型ビジネスホテルです。
以前は「亀の井ホテル大分日出店」と称していました。
一帯は暘谷駅舎も含めて大規模に再開発され、鉄道のみならず車での来訪も便利。
エリアには大型スーパーや100円ショップ、家電量販店などが立ち並び、買い物には困りません。
日出に大型ホテルはここしかないので、客層は観光客よりビジネス利用が主流。
それもホワイトカラーとブルーカラーが同程度で混在している、あまり他に見ない客層の構成です。
ここはホテルチェーンなので接客は画一的、よく言うと安定しています。
客室は可もなく不可もない、普通のビジネスホテル。
特に何の不自由も感じませんでした。
食事は1階にあるバイキングレストラン「志高」にて。
朝食は無料…というか宿代に含まれています。
夕食は「バイキング+飲み放題」という夢のようなプランを選択。
飲み放題は90分という制限時間はありますが、ほとんどのお酒が飲み放題。
ただ、なぜかハイボールと酎ハイは不味く、ビールは普通、麦焼酎は美味。
それもそのはず、麦焼酎「二階堂」の本社は、ここ日出町にあります。
美味しいのは当然かも。
ビールと麦焼酎に絞って飲めばよかった…と、ひとつ学んだのでした。- 旅行時期
- 2016年04月
- 利用目的
- 観光
- 利用した際の同行者
- 一人旅
- 1人1泊予算
- 7,500円未満
- アクセス:
- 5.0
- JR暘谷駅前にありながら、車でのアクセスも便利
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 近辺に大きなビジホがないので価格的に割安感はどうでしょう?
- 客室:
- 3.5
- 良くも悪くも普通です
- 接客対応:
- 4.0
- ビジネスホテルにしては良い感じです
- 食事・ドリンク:
- 3.5
- 朝食のバイキングは無料(というか最初から宿泊代に含まれてます)










































