Kodamariさんのクチコミ全37件

　ウィリアム・モリスの生涯と業績が、興味深い資料と共に展示されています。ワークショップ的なものもあって、子供もそこそこ楽しめます。ここではほぼスルーされている奔放な嫁の件を抜いても、十分波乱に満ちた人生を送った彼の生涯が、規模の小ささも相まってきれいにまとめられていると思います。夢破れた晩年に遺した美しい本に、皆が知るモリスさしさが戻っていた事に救われます。
　建物の裏にはモリスのメモリアルガーデンがあり、彼の作品のモチーフとなった植物が見られます。冬は枯れ草の山なので、夏をお勧めします。
　地下鉄駅前から乗れるギャラリー横付けのバスもあるので、アクセスは悪くありませんが、近くはないのとモリス一点突破な展示なので、それなりにお好きな方以外、楽しめるかどうかは分かりません。

レスタースクエア、チャーリングクロスの２駅の中間にあって、どこに行くにも便利。
古い建物のリノベだからか、私の部屋はちょっと恐いくらい長い通路の先にバスルーム、ベッドルームという変わった間取りでした。
収納はシンプルなオープンシェルフ。ベッド周りの照明がピンク〜青でちょっと落ち着かない。個人的にはベッドが柔らか過ぎと感じました。
シャワーは一見頼りなさそうですが水量も温度も排水も問題なしでした。
朝食はメインを選び、コールドプレートをセルフでというシステムで連泊でも飽きません。ただ日本人にはメインだけでも多いので、食事なしで食べたい日だけにした方が良かったかなとも感じました。

美術館・博物館めぐりとソーホーでの観劇が目的でしたので、アクセス優先で選びました。
トッテナム・コート・ロード駅が最寄りですが、オックスフォード・サーカス駅も徒歩圏です。周りに食事をするところも多いです。
部屋は落ち着いていて、過ごしやすいですが、館内が思ったより広く、部屋によってはエントランスに出るまでに意外と時間がかかります。
年末年始の利用だったので、値段が高い割にサービスが制限されていて、正直コスパは悪かったと思います。

同ホテルに泊まったので利用しました。
（正確には、ホテル名がゴルデナー・アドラーでレストラン名はゲーテ・シュトゥベ（ゲーテの部屋）です。）
黄金の小屋根のすぐ近くで、旧市街の建物なので雰囲気が良いです。
お料理は伝統的なもので、味付け濃いめです。メインの一部は少なめのポーションをリクエストできるそうです（デザートメニューの下に書いてあったので、利用時は気づきませんでした）。
典型的なオールドファッションなヨーロピアン料理だと思います。デザートは（少なくとも私が頼んだ自家製ミントソルベは）お勧めしません（旅行記参照）。

16世紀から信頼度の高い貨幣を鋳造していた鄙びた古城。
コイン博物館はオーディオガイドで回ります。日本語あり。
鋳造の機械の構造や進化についてだったり、ヨーロッパの貨幣鋳造の歴史だったりが、模型や本物の鋳造機でわかりやすく解説されています。コインに関心がなくても、歴史好き、機械好きは楽しいと思います。
後半は城の塔に上って、街を眺める事ができますが、残念ながら全て撮影は禁止されています。
ショップでは、昔の鋳造機を使ってコインに刻印をできます。意外とハマります（笑）

チロル料理を食べてみたくて訪れましたが、メニューを見る限り、その選択肢はそれ程ではなく、オーストリアを中心とした欧州料理という感じでした。一見一人だと入りにくそうですが、スタッフは親切で、選ぶ時に的確なアドバイスもくれました。
ターフェルシュピッツをいただきましたが、ラーメンスープのような濃い味のウィーンの某名店よりもバランスが良く美味しかったです。

黄金の小屋根のすぐ近くの、歴史あるホテル。
旧市街は当然のこと、王宮前のバス停はサイトシーアバスやクリスタルワールド行きも停まるし、Marktplatz のバス停も近いので、街歩きには最高の立地です。
居室はリノベーションされていて、水周りもオーソドックスで快適です。エアコンは、ちょっと前まで日本のメーカーだったものが入っていますが、冷房は使えません（オーストリアあるある）。ドア脇に、その部屋に泊まった著名人のリストが掲示されています。
鍵は昔ながらの大きなものなので、レセプションに預けますが、スタッフが皆フレンドリーで相談やお願い事がしやすいです。

日曜日の夕方、最後から二番目のシャトルバスで訪問。
この時間帯だったからか団体客はおらず、むしろがらんとした状態での鑑賞でした。
ファサードからして想像がつくと思いますが、日本人が抱くスワロフスキーのイメージとはだいぶ違うと思います。
ミュージアムのメインは、クリスタルをモチーフにした色々なタイプの現代アート。ブルー・ホールにはダリやキース・ヘリング、ニキ・ド・サンファルなどのレジェンド級の作品もありますが、多くは正直ちょっとやりすぎという印象。モダン・アートにありがちな攻撃性はないので、子供連れでも大丈夫です。
映えを意識した展示もあるので、それが目的の人には楽しい滞在になるのでは？
旅行記にも書きましたが、草間彌生作品が一番おとなしいというか、普通に綺麗でした。

シャトルバス＋入場料はインスブルックカードに含まれるので、持っている人で時間が許すならば、映え狙いでなくても話の種に。持っていない人にとっては時間的にも金額的にも折り合わないかも知れません。
なお、某ガイドブックにはインスブルックの駅からとありますが、王宮前のバス停でもシャトルバスの乗降は出来ます。

観戦のため、カンプ・ノウ徒歩圏のこちらに投宿。
外観で怯みますが、内装は新しく、居室は快適です。バルサTVも観られます。バスルームの換気は良くありません。朝食も可もなく不可もなく。
駅やバス停からは下った所にあるので、交通機関を利用するのには、距離よりも坂で時間が取られるので、余裕を持って出かける必要がありますが、地下鉄を使えばサンツ駅やスペイン広場、リセウなどへ乗り換えなしでアクセス出来るし、バスを使えばアシャンプラの上の方へのアクセスが良いので、意外と便利だと感じました。
エル・コルテ・イングレスもあるので、お土産などの買い物はとても便利です。
ただ、観戦がなければわざわざ選ぶことはないと思います。

無料の教会部分だけを見るひとが多いため、過小評価されているようですが…ここは有料部分こそが見所だと思います。
パウチされた英語のパンフレットを渡され、セルフガイドで見学します。有料部分は広く、回廊や聖歌隊席、サンクチャリ（だ円形のチャペル）など、かなり見応えがあります。特にサンクチャリはユニークです。
3ユーロはかなり良心的だと感じました。

こぢんまりした外観の大聖堂ですが、「祈りの街」の二つ名を持つ街の大聖堂だけあって、中は壮麗です。
天井に向かってそびえる金泥で見事な装飾されたパイプオルガンに時代を感じさせる天井の板絵、瀟洒なチャペルは一見の価値ありです。祈りの場にふさわしい静寂も魅力的。
ポルトガル北部でどこか１箇所だけ訪れるとするなら、私なら迷わずここです。

マリーナ側の指定は絶対におすすめです。エリア最高の眺望だと思います。
ビジネスライクな顔を一切見せずに適切なサービスを提供してくれる、リッツらしいホテルです。
クラブフロアはサービスが充実しているので、決して高いとは感じません。スタッフも積極的にサービスの利用を勧めてくれるので、気持ちよく過ごせました。

　深夜アーランダ着だったので、駅前で観光にアクセス良好というこのホテルを選びましたが、実際は立体交差で複雑な駅周囲の、一番外れの高台にあるため、どこに行くにも中途半端に不便な場所でした。
　部屋は広く、水周りも含め清潔です。冷蔵庫は私物が入れられないタイプで、セーフティボックスが、ドロワーに入っているタイプなのに縦置きで微妙に使いにくかったです。
　朝食はバラエティ豊かで美味しかったです。
　コスパは悪くないと思います。

　GWに初めて行きました。混雑時期なのでバスツアーを選択。今年はすでに見頃が過ぎた上に、荒天が予想されている日だったたにも関わらず、どんどん人がやって来ましたが、ガイドさん曰く「こんなに空いていることはこの時期ない」ということ。例年のGWってどんな状況なんだろう…。
　ネモフィラが咲くみはらしの丘は想像以上の規模で、文字通り見渡す限りネモフィラが広がっていました。見頃過ぎで青い絨毯とは言えませんが、それでもこの規模で咲くネモフィラは見応え十分でした。
　この時期ピークだったのはハマナスでしたが、こちらも規模が大きく、ハマナスが群生するとこんなに香りが良いのかと驚きました。

　ロケーション優先で決めた宿ですが、期待以上でした。
　設備は比較的新しく清潔。規模は程よく、スタッフはすぐに顔を覚えてくれるし、サービスもきめ細かいものでした。朝食はオーダーできる数種類のプレート＋定番ブッフェですが、それぞれの種類が多いので飽きにくいと思います。
　地下鉄もトラムもバスも、乗り場がすぐ近くで、オペラ座にも楽友協会にも５分もかからず歩いて行ける、ウィーンを楽しむにはベストのロケーションです。
　リングに面したホテルはどれも格式が高くハードルが高いのですが、こちらは肩肘張らず、カジュアル過ぎずで、普通の観光には丁度良いです。ただし、元々ホテル代が割高なウィーンでこのロケーションですと、お値段はやはりそれ相応です。今回は足の悪い母との観光でしたので、お値段には目をつぶりましたが、利用してみて良さに気づいてしまいました。予算が合えば一人でもまた泊まりたいです。

　名前からしてトラディショナルですが、外観から部屋まで良くも悪くもそれを感じます。
つまり、人的サービスは申し分ないですが、ハード面の古さは否めません。場所柄、抜本的な改善は難しいでしょうが…。それでもベッドは快適だし水回りの清潔感に難はなく、ホテルの格に見合った努力をされているのだと思います。
　昔ながらのきめ細かいハウスキーピングで、清掃とターンダウンの度にミネラルウォーターとコーヒーのカセットが補充されます。
　テンプルバーからは近くありませんが、トリニティカレッジやガイエッティ・シアターが近いので、早朝の観光や観劇後の移動には便利です。お買い物通りから路地に入ったところにあるので、利便性と静かさが両立しているのも良いです。パブ巡りよりも観光という人にはこれ以上ないロケーションだと思います。
　食事は、朝食のルームサービスしか取っていませんが、恐らく「アイルランド基準では」悪くないと思います。
　アンケートに「このホテルの紅茶はいかがでしたか？」という項目があったのには微笑。イギリス文化圏は水と茶葉の相性が良いのか、紅茶だけはやっぱり美味しいです。

　リラ修道院の日帰りツアーに参加し、ガイドさんの解説付きで見学しました。
イコンや聖具、聖書や五線譜の無い時代の賛美歌の楽譜、それをを印刷する印刷機、修道院で使われていた道具などがコンパクトに展示されています。このあたりは解説があった方がより面白いですが、言葉も要らないのが一番奥に展示されているラファエロの十字架。
　１本の木から切り出した厚みのある十字架の裏表にびっしりと聖書のシーンが掘り出されています。「実はこれ、故宮博物院の秘宝で、同じものが世に出ないように、職人は眼を潰されちゃったんだよ」と言われても納得するような繊細さです。実際は作ったのは修道士ラファエロで、十余年かけて完成した時には消耗で視力を失っていたと言われています。
　全体的に物価の安いブルガリアなので、8Lv (約500円) の入場料は割高に感じるかもしれませんが、これを見るためだけに払う価値があると思います。

　現地バスツアーのピックアップポイントが近いという理由で選びましたが、部屋は広くフローリングなので清潔感があり、ベッドはシングルをくっつけたものではなく、大きなもの（若干柔らかめ）。
　窓からはアレクサンダル・ネフスキー教会のクーポラが見えます。
　朝食は、毎日変化はありませんが、卵料理が頼めたり、巣箱から出した状態のコムハニー、ローカルの定番のバニツァ（チーズの入ったパイを葱餅状に巻いたもの）など質の高いものを眺望の良いレストランで。
　観光スポットが集まっているメインの通りに面していますが、観光客でごった返すような場所ではないので、うるさくありません。
　一人旅には正直ちょっとお高めでしたが、満足度の高いホテルでした。

　内部が公開されているモデルニスモ作品ですが、展示の半分はバルセロナの守護聖人、サン・ジョルディの竜退治の伝説を映像で紹介するというアトラクションのため、モデルニスモの内装を見ることができるのは２～３部屋です。
　真っ暗な部屋に放り込まれると、部屋いっぱいにムービーが流れ始めます。その部屋のくだりが終わらないと次の部屋には進めないという強制イベントは、一人だとちょっと怖いですが、日本語ガイドもありますので、子供連れのグループは楽しめるかも知れません。
　後半は居室とプンシャス＝棘（複数）と呼ばれる所以である塔が並ぶ屋上で、当時の調度品はありませんが、モデルニスモの内装を少しだけ見ることができます。
　地上階のショップの品揃えは、モデルニスモフリーク心をくすぐるものです。

　モデルニスモ作品として訪れると正直がっかりしますが、子供連れや、（バルセロナの街にはサン・ジョルディのモチーフが溢れているので）その伝説を知らない人には悪くないアトラクションのような気がします。
　しつこいようですが、一人だとちょっと怖いです。

　サグラダ・ファミリアに通じる道沿いにある旧闘牛場です。
　クチコミの少なくない幾つかは、エスパーニャにあるラス・アレーナス闘牛場をリノベーションしたショッピングモールのことを書いているようですが、こちらモヌメンタル闘牛場は、イベントなどで使われる以外は閉鎖されています。
　ネオムデハル様式に青と白のモザイクがあしらわれ、イースターエッグのようなオブジェが特徴の、趣のある建物ですが、良くも悪くもそれだけです。
　車窓から何度か見たことがあって、個人的に気になったので訪れましたが、建築好きの人以外がわざわざ訪れる必要はないと思います。逆に建物好きな人にとっては興味深いと思うので、サグラダ・ファミリアから簡単に歩けるので足を伸ばしてみるのも一興です。