ミロヒさんのクチコミ(77ページ)全2,910件

名古屋には観光地が少なく魅力がない都市として最近報道されましたが、その中で名古屋城は金の鯱で知られ名古屋No.1の観光ポイントだと思います。
木造で復元された本丸御殿が最近完成し、その見事な装飾、造りには感動すら覚えます。戦後に復元された元天守閣は入れなくなってましたが、天守が木造で復元されるのならばそれも仕方なしかと思います。
名古屋城を訪れる人は殆どの人が本丸御殿、天守目当てだと思いますが櫓を始め、石垣、礎石、門など創建当時の遺構が残っており見所満載。じっくり見ると2時間以上掛かかり、城好きには堪らない城郭です

金シャチ横丁 (義直ゾーン)から愛知県体育館に抜ける所にある高麗門が二之丸大手二之門です。
名古屋城には創建当時の門が３つ残っており何れも重要文化財に指定されていまが、2つは有料ゾーンの城内にありますが、この門だけ一つ離れた所にあり、いつでも無料で見られます。
また門の先は石垣に囲まれた枡形を形成しており、防御の仕組みが良く分かるよ遺構です。重文の門が無料でじっくりと見られるのは得した気分になりますね。

名古屋城の正門を潜って左手に入った先に石碑の建つ榧の木があります。とてつもなく大きい程ではない榧の木ですが、樹齢650年の古木で名古屋市内で唯一の国指定の天然記念物に指定される程の名木。
勝利祈願をするならこの木にすると勝ち運に恵まれること間違いなし。何故なら、初代藩主義直が大阪冬の陣へ出陣時に実を食べ勝ち戦。第二次大戦でも生き抜いた縁起の良い木として祀られています。
私も競馬で勝てるよう祈願しました。

ドルフィンズアリーナ（愛知県体育館）の名古屋城側1階にあるレストランです。名古屋城を見学したあと、猛暑に耐え兼ね、かき氷の文字が目に入り一服しに入りました。中は学食の様な雰囲気のセルフサービスのお店で、食べませんでしたがメニューを見るとハンバーグ定食、ラーメン、カレーからきし麺、味噌カツ、手羽先等の名古屋飯もあり値段もお手頃。頂いたかき氷は染み入る程冷たく、ゆっくり休めました。

名古屋城の二の丸に建てられた愛知県立の体育館です。大相撲七月場所の開催場所として知られる体育館ですが、行ってみると名前がいつのまにか「ドルフィンズアリーナ」とネーミングライツで名づけられていました。何か大相撲とイメージ離れた名前が付けられるとは運営費の為でしょうが違和感を感じました。
施設自体も完成してから50年以上経ち古めかしさを感じます。

名古屋城の2つある入城門の一つが東門です。正門の様な立派さはなく、どこにでもある、平屋の入城門で特に見所としての観光地ではないと思います。地下鉄で名古屋城に行く場合は市役所駅からこの門に5分程で行けるので、便利な入口です。

名古屋城の東門を入ってすぐ右側にある復元された庭園です。この庭園は明治期につぶされ、第三師団が置かれ、練兵所、兵舎となっていましたが、昭和53年に庭園の遺構を発掘し復元工事がされ今にいたるそうです。すぐ隣の二の丸庭園とは趣が違い、大きな池の周りに芝の庭園が広がり東屋なども建てられています。
しかし、夏は花も咲いて居らず殆ど観光客は寄り付きません。

東門から名古屋城内に入城すると右手に広がる牡丹園の奥が二之丸庭園です。二之丸庭園は木曽の景勝地である「寝覚の床」を模した造りで、水のない枯山水の庭園が特徴的です。国の名勝に指定されており、私には見事な大名庭園だと思いましたが、誰一人も観光客は居らず人気が無いようです。

名古屋城の東南隅櫓の東側にある広場が二之丸広場です。名古屋城夏祭りの会場となっており、本丸側にステージやテントが設けられ、広場の入口では円頓寺七夕まつりで使用された名物はりぼてが展示されていました。しかし、夏祭りは夜に行われ、昼間に行っても炎天下なので疲れるだけ。見る物は円頓寺はりぼてだけです。

名古屋城の東南隅櫓の南側に名古屋城内唯一の像があります。それが清正公石曳き像です。大きな石の上に扇を持って、石を曳く音頭をとる姿を模した像の姿が、勇猛の姿の武者像とは一味違って少しユーモラスです。でも、実際に加藤清正自ら石曳きを先導したとは思えないです。
この像の前で記念写真撮るのも面白いと思います。

名古屋城の天守は再建されたものですが、戦災を免れ3つの隅櫓は創建当時の姿を残しています。本丸 表二之門の近くにある櫓が東南隅櫓です。
西南隅櫓と見た目は殆ど同じで外観は2階建ての様に見えますが、内部は3階建て。西南隅櫓には宮家の菊の御紋の瓦が残っていますが、こちらは元々の葵の御紋。西南隅櫓と比較して見てみると面白いです。
訪れたときは内部が公開されていましたが、大変混んでいて時間がかかりました。

名古屋城本丸表二之門の南側にあるきしめん屋です。フルサービスの店ではなく、自販機で食券を買って、出来たきし麺を取りに行くセルフサービスタイプのお店。石は屋内と奥にあり、見た目よりも席は多いです。頂いたのは冷やしきし麺。つけ汁につけ麺をつけて食べる一番シンプルなきし麺ですが、それなりの味でした。
欠点は結構外国の方がおり注文の仕方等で迷っており、待たされることがありました。

名古屋城に正門から入り、天守に至るメインルートの本丸の入口に当たる場所にある高麗門が表二之門です。内堀を渡る土塁の先の石壁を通り抜ける門は戦災を免れた創建当時の門で、扉に打ち付けられた金具など見所だと思うのですが、殆どの人は本丸御殿目当てで素通りの人が殆どです。じっくり見て欲しいと思います。

名古屋城本丸の南側、本丸御殿の表口に近くにある本丸の主門跡です。戦災で焼失する前は石垣の上に櫓門があり、本丸表二之門とこの一之門とで大きな枡形が組まれていました。現在はL字型の石垣が残るだけで殆どの人は通り過ぎてしまいますが、正門と同じ位立派な櫓門があったことが伺えます。

名古屋城天守に入城出来なくなった現在、名古屋城の一番見所がこの本丸御殿です。今年の6月に10年に及ぶ復元工事が終わり全面公開となったばかり。各部屋に再現された襖絵、上洛殿の折上げ格天井、欄間、金具等本丸御殿の絢爛豪華な装飾が見事。こんな豪華な本丸御殿を見て戦災で焼ける前の姿を見てみたくなりました。

名古屋城の本丸東側にある高麗門です。名古屋城には先の戦災を逃れた櫓、門が全部で6つ残っており、この旧二之丸東二之門はその一つであり国の重要文化財に指定される貴重な遺構です。本来あった場所は愛知県体育館のあった二之丸東中央面にあった正門で昭和47年に現在の場所に移築されました。扉には帯鉄が打ち付けられ頑強なつくるが見所です。

名古屋城の旧二之丸二之門を潜り本丸に入った正面にある石塁に一際巨大な石が埋め込まれています。この名古屋城一大きなこの石が清正石と言われています。名古屋城を築城した加藤清正に因んで名づけられたそうですが、看板にはこの石塁は黒田長政によってつくられていると書かれているので、本来は長政石と言ったところでしょうか？
しかし、この様なデカい石をどうやって運んできたのか、人力で運んだのなら凄い労力だっただろうと気になりました。

御深井丸から不明門を潜ったり本丸に入った場所に一本の椿が植わっております。その椿の木が御殿椿です。さほど大きな椿ではありませんが、本丸御殿の南にあった銘椿「御殿椿」の生き残り。空襲で焼けた幹から新芽が伸び接ぎ木によって現在の姿に至るそうです。
夏に訪れても椿の花が咲いているわけでもなく、ただの緑の葉が茂る木としか思わない人が多いと思います。

名古屋城の本丸から御深井丸に抜けるために多門塀に設けられた門です。本丸御殿に通じる秘門とされ「あかずの門」とも呼ばれていたそうです。元々の不明門は先の戦災で焼失してしまい、現在の不明門は残念ながら天守と共に再建されたものであり、歴史的にはあまり見る価値はありません。

名古屋城天守の北側通路の脇に整然と大きな石が並べて置かれています。これが名古屋城 天守礎石です。現在の復元天守は鉄筋コンクリート造のため再建時の昭和33年に天守跡から焼失した天守の礎石を外して設置したものです。沢山の大きな礎石が使われていたことが分かります。今度木造で天守復元する際にはこの礎石を戻して使うのかが気になりました。