お・い・らさんのクチコミ(6ページ)全463件

新中川町電停からシーボルト宅跡・記念館へ向かう道を"シーボルト通り"と称して、道程に案内版を設置して目指す宅跡や記念館に迷わずたどり着けるようになっています。
新中川町電停から歩くと10分弱の上りの道なので途中に案内版があることで、道のりの長さを感ぜずに歩けます(でも10分弱は長いな)

ここに、当時の長崎奉行がシーボルトに鳴滝に塾舎を構えさせて出島から通わせました(出島から鳴滝までは距離があります)。
建物はとうの昔に解体されてシーボルトの胸像と碑は立つだけです。
跡地にはシーボルトが採取した植物(その子孫かは？)が植わっています。
シーボルト記念館に行くついでに立ち寄る程度です。

この石造倉庫は1865年(慶応元年)に建てられたのです。
出島オランダ商館廃止の６年後の倉庫です。
出島の建物のほとんどが復元したもので、この新石倉もご多分に漏れず復元石倉です。
看板からは総合案内所らしいのでパスしました。

拝礼筆者蘭人部屋はその当時には商館の主席事務員が住んでいたそうです。
が、現在は蘭学館としてオランダから入ってきた西洋科学や文化、技術を展示しています。
シーボルト著『日本』などの書籍やエレキテルなどを展示しています。いずれも複製です。
種痘ワクチンの作成も行われていたのではないかという説明に注目でした。

出島の蔵は１～17番まであったそうで、これは一番蔵となっています。
当時の絵図に17番蔵まで描かれていたのであって、実際にいくつの蔵があったのかは？
オランダ人が倉庫を花の名前で呼んでいて、この一番蔵は"バラ"。"チューリップ"ではなかったのね。

一番船船頭部屋は入港したオランダ船の船長が滞在した建物だそうです。
船長は２階西側、(和蘭)商館事務員は東側と別れていますが安普請の建物なのでプライバシーが保てかは？？
一階は倉庫として使われていたそうです。

「乙名」は江戸時代の長崎で町役人の職名で長崎奉行に属し、出島の行政事務を扱ったそうです(出島乙名と呼ばれていました)。実務だけでなく商館員(オランダ人)の監視も行っていたそうです。
建物内部は商人の帳場と番屋を足して二で割ったような感じです。

時の鐘と書いて「じしょう」と読みます。
正午(昼食時)に撞くほかに、朝方に貿易品が降ろされる時にも撞くそうです。
貿易の荷降ろしは朝方だけなのかは謎。
この時鐘、「撞く」といっても紐を引く西洋タイプの鐘です。
出島で使われていた鐘ではなくオランダで使われていた鐘だそうです。

今は周囲を市街地に囲まれてしまった出島です。
出島内は野外博物館の趣で、出島に当時あったいろいろな建物とその内部、
出島での暮らしを紹介しています。
ところどころ靴を脱いで上がらないといけない展示エリアが残念。
また背景に現代のビルが映ってしまうも出島の周囲が埋め立てられている証拠。
ミニチュア出島が出島の全体像を掴むのに適しています。

展示の最後にある米国指導者や科学者たちの声明や調査報告を見ることでこの原爆投下の無意味さが伝わってきます。
原爆資料館としては原爆の記録に終止しがちですが、核兵器のない世界(核なき世界)へ向けての実勢、各国の取り組みと問題などのタイムリーな情報更新を期待します。

長崎歴史文化博物館は大きな建物でです。
企画展はパス(だって高倉健さんの展示なんだもん)して通常展のみ入りました。
一つは長崎の西洋文化との出会いから製鉄・造船までの歴史、
もう一つは発掘された長崎奉行所を復元した長崎奉行に関する展示です。
長崎の文明開化や幕末が舞台なのでシーボルトた坂本竜馬、高橋秋帆などの活躍や出島の話が中心です。長崎奉行所復元実物大展示は奉行所の構造や各部屋の説明が中心です。
旧香港上海銀行長崎支店記念館の入場券がもらえました。

長崎市内を４系統で走っています。
運転席間近の席はワクワクします。
市内の観光地の大半は長電を利用して移動できます。
全線120円均一です。
モバイルアプリを使って一日乗車券(500円)／24時間乗車券(600円)を購入すれば、降車時にスマホ画面を運転手さんに見せるだけなので小銭不要で簡単です。
昔ながらの路面電車や最新の低床電車が走っています。車体の塗装を見るのも楽しみです。私のお気に入りは"それにつけてもおやつはカール♪"の塗装車体です。

"長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館"の内部に"長崎近代交流史と孫文・梅屋庄吉ミュージアム"が併設されています。
一階は大きく長いカウンターが特徴の昔の銀行です(一階は無料)。
二階は"孫文・梅屋庄吉ミュージアム"です。長崎の華僑の活躍と孫文と彼を支えた梅屋庄吉の活動を展示しています。
三階は長崎－上海を結ぶ海底ケーブルや客船、貿易港長崎のくらしを展示されています。
ここに長崎－上海航路の客船のラウンジに置かれていた"His Master's Voice"の蓄音機がありました。

内部の説明が工夫されいないせいか「ふ～ん」って観る感じです。
戦時中は対岸の長崎造船所で建造している戦艦武蔵を隠すために
三菱重工業長崎造船所が買収し、三菱重工業長崎造船所創業100周年を
記念して長崎市に寄付され今日に至っています。
花の季節に旧グラバー邸をバックに花を撮るのがよろしいようで。

長崎の魚料理の店では店内に生けすがあります。
ここにも御多分に漏れず生けすがあります。
くじらのさえずり(舌)、くじらのスジポン、くじらの赤身刺、
くじら竜田揚げをいただいました。美味しいです。
いまや貴重なくじら料理はそうそう食べることがないので、堪能できました。
価格は観光地価格っぽいと思います。

長崎の魚料理の店ではたいてい店内に生けすがあつようです。
このお店にも生けすがありました。
テーブル席、個室、テラス席が選べます。
長崎といえばくじら(？)なので、くじらのさえずり(舌)、
くじらのベーコン、くじらの赤身刺をいただいました。
くじらの赤身刺は冷凍解凍ものでガッカリしました。
また、長崎ではこうなのかマグロ漬け丼や海鮮丼の
ご飯が普通に白米でした。
酢飯かと思っていただけに二重にガッカリ。
観光地価格でも二度ガッカリで勿体無かったかな。

館内は常設展示(六テーマ)と特別展で構成されています。
常設展はシーボルトの日本での活動(日本研究と医学教育、所謂シーボルト事件、シーボルトの子孫たち)を六つのテーマに分けて展示しています。
特別展「秋帆がゆく－高島秋帆とその時代」(9/7-11/11 終了)が展示されていました。
砲術家 高橋秋帆はシーボルトに西洋砲術を学んだとも言われ、シーボルトとの接点が分かります。館内は撮影禁止なのが残念でした。

開店(11:30)直後に店内はほぼ一杯になります。
お一人様はカウンター席へ、二人以上はテーブル席となります。
地元の方の利用が多く、カウンター席は地元の方でいっぱいです。
地元で食べる皿うどん(750円)は美味しいです(太麺・細麺が選べますので太麺でいただきました)。
特製ちゃんぽん(800円)は海鮮の具が多いです(ちゃんぽんは650円)。
おでん(110円)はこちらはツユの染み込みが弱いかな。
外に手洗いがありペーパータオルが備え付けられています。

グラバー園の中、旧グラバー邸へ向かう途中にあります。
割と大きな碑ですが入園者の多くが素通りです。
ポルトガル船の来航(鎖国時代は唯一の西洋の窓口だったオランダ屋敷)よりもたらされた西洋料理が、その後日本人の食生活に溶け込んで現代日本の西洋料理に発展したことを記念した碑だそうです。

江戸時代末期の長崎開港後に在長崎したグラバー、リンガー、オルトの旧邸があった敷地。起伏が多く広いです。晴れていると長崎港に停泊の大型客船や長崎造船所のドックが見えます。庭園はよく整備されて花が綺麗です。
ダラダラ歩きながら写真を撮るだけ。