2015秋、その他十三箇寺(5/13)：春海山・廣心院：金城下36地蔵札所碑、本堂、境内

2015/09/26 - 2015/10/09

名古屋市熱田区の白鳥2丁目にある曹洞宗のお寺、『春海山・廣心院』の紹介です。天文年中(1532年)の創建とされます。御本尊は木像聖観世音菩薩坐像とされます。

エリア 名古屋(愛知)

• 交通手段: 私鉄 徒歩

外から眺めた、『春海山・廣心院』の光景です。清洲越し以前に那古屋城下にあった寺院は安養寺、安楽寺、養蓮寺、誓願寺、萬松寺、普蔵寺の6寺のみとされますから、それ以後にこの地に越してきたお寺のようです。あるいは、旧名古屋城下を少し離れた場所だったかもしれません。

石柱に刻まれた文字に、青色の彩色が施された、『金城下三拾六地蔵札所・第三拾五番廣心院』の石標の光景です。『金城』は、名古屋城の異名の一つです。この石碑で見る限りは、旧名古屋城下だったようです。

作の隙間から撮影した、『春海山・廣心院』の境内光景です。シュロ(棕櫚)やフェニックスのような、暖かい地方を思わせる庭木がありました。

『春海山・廣心院』の正面出入口のズームアップ光景です。コンクリート製の門柱と鉄の扉の光景でした。

『春海山』の山号が刻まれた表札の光景です。鉄の扉が付いた右側の門柱でした。慶長15年(1610年)、西国諸大名の助役による天下普請で、名古屋城の築城が開始され、清洲越し(きよすごし)は、慶長17年(1612年)頃から元和2年(1616年)頃までに行われました。

『廣心院』の寺名が刻まれた表札の光景です。鉄の扉が付いた左側の門柱でした。清洲越しにより、家臣、町人のみならず、神社・仏閣も社寺3社110寺、清洲城下の町屋約2700戸のほとんどが移転するとともに、清須城小天守も名古屋に移ったとされます。現在の西北隅にある清州櫓です。

生育城ケ印がよいのか、生い茂っていたウチワサボテンの光景です。サボテン科ウチワサボテン亜科オプンティア属の植物です。原産地は、北・南アメリカ、タイ、イスラエルなどです。

ウチワサボテンの実のズームアップ光景です。茎は、メキシコなど南米地域では野菜のように食用にされます。また、花が咲いた後に結実した実は、カクタス・フルーツと呼ばれ食用になります。