2015/09/18 - 2015/09/22
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旅人のくまさんさん
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禅宗の臨済宗妙心寺派のお寺、『宗興山・禅隆寺』の紹介です。名古屋市東区の飯田町に位置し、御本尊は木像釈迦牟尼仏坐像です。元和9年(1623年)に尾張徳川家初代藩主の義直公から寺地を拝領し、創建されたお寺です。
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道路を挟んだ北側に、『宗興山・禅隆寺』の山門と塀が見えて来ました。本堂は戦災で焼失しましたが、山門と観音堂は消失を免れました。東隣には、円勝寺が位置します。
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道路を北側に横断し、『宗興山・禅隆寺』の山門近くにやって来ました。白癬が1本だけ入った築地塀には、縦に亀裂が入っていました。
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イチオシ
『宗興山・禅隆寺』の山門の正面光景です。寺院や関連する事業が活発らしく、多くの掲示物があり、山門には暖簾も掛かっていました。楓の紅葉が見所のお寺としても有名です。
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『臨済宗妙心寺派・禅隆寺』の表札の光景です。奇をてらわない、楷書体の読みやすい文字でした。特別に上手な文字ではないかも知れませんが、書に穏やかな人柄が現れているように見えました。
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左側の看板は、『華道・山村御流』でした。山村御流の家元は圓照寺、奈良市山町にある臨済宗妙心寺派の尼寺です。 このお寺は、臨済宗妙心寺派・京都妙心寺の末寺です。右側の看板は、『茶道松尾流・稽古所』でした。松尾流は、松尾宗二に始まる茶道の流派で、家元は名古屋市東区にあります。
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簾と呼んだ方が正しいのでしょうか、山門に掛かった暖簾のズームアップ光景です。金色と、緑色の三つ葉葵の紋様が染め抜かれていました。、
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『宗興山・禅隆寺』の境内にある庭園光景です。禅宗様式の庭園で、『山水菩薩庭園』と呼ばれているようです。名古屋市の東区がまとめた『寺町コース』の散策案内にも、『山水菩薩庭園』の呼び名が使われていました。
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楓の樹のズームアップ光景です。紅葉には、まだ2カ月ほど早い時期ですが、『宗興山・禅隆寺』の境内は、楓の紅葉で人気が高いようです。
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イチオシ
近代建築で建設された、『宗興山・禅隆寺』の本殿光景です。戦災で焼失し、戦後に再建された鉄筋コンクリート造りの建物です。
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『宗興山・禅隆寺』の境内にある庭園光景です。『山水菩薩庭園』と呼ばれている禅宗様式の庭園です。敷石や、飛び石の参道がありました。
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五重石塔の光景です。ある程度年代を経ているようですから、第二次大戦中の名古屋空襲を凌いだ五重石塔のようでした。長い相輪飾りがありました。元々は七重石塔だったものが、五重石塔になったとされます。
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蓮座の上に建った、ブロンズ製の仏像です。左手に約壷がありますから、薬師如来のようです。大乗仏教における如来の一尊で、大医王仏とも称されます。足元に季節の花が供えられていました。背後は本堂の建物です。
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本堂の建物の脇にあった、石灯篭の光景です。春日灯篭などと同じタイプのようですが、中間部分にある、火袋の『受け』と呼ばれる部分の蓮模様が強調されていました。笠も長い造りです。
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『宗興山徳川光友の十一男)の長男。母は側室湯本氏(繁、円珠院)・禅隆寺』の庭園光景です。尾張徳川家の第八代と、第九代藩主の母の菩提寺となっているお寺です。第八代藩主は徳川宗勝、父は第二代藩主の徳川光友の十一男、母は側室湯本氏(円珠院)です。また、第九代藩主は徳川宗睦、尾張徳川家の中興とされる名君です。第八代宗勝公の次男、母は側室の一色氏(英厳院)です。
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神仏習合時代からの名残でしょうか、境内に祀られていた小さな社の光景です。祀られている神様は分かりませんでした。
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小さな社のズームアップ光景です。扉は閉ざされたままで、祀られている神様も分かりませんでした。お寺の境内ですから、表示などが取り外されたのかも知れません。
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境内に祀られていた小さな社を護る狛犬の光景です。社に向かって右手の口を開けた姿の阿形の雄獅子です。
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同じく、境内に祀られていた小さな社を護る狛犬の光景です。社に向かって左手の口を閉じた姿の吽形の雄獅子です。二頭とも、大きな尻尾がチャームポイントです。
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紫色の前掛けを着けた地蔵尊群の光景です。ざっと数えて、20体ほどがありました。その横には、新旧の盂蘭盆会・施餓鬼の卒塔婆がありました。『盂蘭盆会(うらぼんえ)』は、『お盆』の呼び方が一般的になりました。『施餓鬼』は、宗派によって呼び名や行事の仕方が異なっているようです。
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創建当時の姿を留めた観音堂の光景です。17世紀初めの清州越しにより、この地に移された観音堂とされます。幸いに名古屋空襲の戦火を免れました。観音堂の格天井には『織田木瓜紋』が描かれ、織田家との関係が指摘されている建物です。元々は本堂だったかもしれません。
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清州越しにより、この地に移された『観音堂』の側面光景です。濡れ縁の終端の板戸に、蓮の花が描かれていました。
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イチオシ
『園通閣』の扁額が懸かった建物光景です。『宗興山・禅隆寺』の『観音堂』の正面光景です。神社の鈴に相当する『鰐口』が中央にありました。『碧松』の落款があった扁額です。
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楓の葉のズームアップ光景です。ネットで紅葉の時期の『禅隆寺』の写真を目にしましたが、素晴らしい発色の楓が境内のあちらこちらにありました。
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本堂の脇に置かれていた、春日灯篭の光景です。六面体の火袋の部分には、前戸・鹿・雲・後戸・三笠山・透かしが設けられます。前戸と後戸に、明かり採りの格子窓が嵌め込まれていました。
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長方形の形をした手水鉢の光景です。現役を降りて、今は置物になっているようでした。側面に『奉納・全』の文字が刻まれていました。
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境内の中から眺めた、通用門の光景です。門の外には駐車場が見えましたが、『禅隆寺』の駐車場のようでした。門の脇には、桜の古木がありました。
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燈籠としてより、置物として扱われているような、石灯篭の光景です。無駄を省いたようなシンプルな造りですが、中々の表情を持っていました。
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境内の『山水菩薩庭園』越しに眺めた、本堂の光景です。ネット検索しても建設年は分かりませんでしたが、戦後の時期であることだけは間違いありません。
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薄っすらと色付き始めた、『ナンテン(南天)』の実です。中国原産のメギ科ナンテン属の常緑低木です。日本では、『難転』が『難を転ずる』に通ずることから、縁起の良い木とされます。
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イチオシ
庭園の中にあった、水が枯れた水路の上に架かった石橋の光景です。実は、『尾張名所図会』には、堀川から水が引かれた境内光景があります。この境内の庭には、実際に堀川の水が流れていたようです。
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かつては、堀川の水が引かれていた庭園の光景が続きます。水が引かれなくなってからは、枯山水の庭の光景になったかも知れません。
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高山を模したように見える、庭石のズームアップ光景です。その背後に庭園を流れていた小川と橋の光景が見えています。
(追記)ネット情報では、背の高い庭石が『観音菩薩』と解説しているものもありました。『山水菩薩庭園』の中心部で、名前の由来とするもののようです。 -
苔とともに、日本庭園の潤いを演出してくれる『シダ(羊歯)』の光景です。シダは種子を造らず、胞子によって増える植物です。かつて、陸上植物は苔類、蘚類、ツノゴケ類の順に古い起源を持ちます。維管束植物のシダは、ツノゴケ類と同一の起源から進化してきたと考えられています。
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自然石を加工したらしい、大きな手水鉢の光景です。推測ですが、堀川の水が引かれていた頃は、絶えず新しい水が供給されていたかも知れません。
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日本庭園によく似あう、『トクサ(木賊)』の光景です。トクサは、シダ植物門トクサ科トクサ属の植物です。古来、茎を煮て、乾燥したものを研磨に用いました。『砥草』の名前は、この用途に由来しています。
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禅宗様式の『山水菩薩庭園』と呼ばれている光景の一部です。『山水』部分が見えませんから、庭全体が、この様式で作られているようには見えませんでした。
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別の角度から撮影し、一度紹介した石灯篭かも知れません。こちら側からの眺めでは、笠の部分に菊の花の様な彫刻がありました。
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『宗興山・禅隆寺』の境内にある庭園光景です。手前に見えているのは、まだ青葉の『カエデ(楓)』の樹です。カエデは、ムクロジ科(旧カエデ科)カエデ属の木の総称とされます。
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同じく、境内の『楓樹(ふうじゅ)』の光景です。大きな木も、足元の小さな木も楓(かえで)です。『楓樹』も『かえで』と読みますが、『楓樹(ふうじゅ)』で思い出すのが、高倉帝の漢詩の逸話です。『高倉天皇が愛でていた風樹を焚いて酒を温めるのに使ってしまい、「お叱りを受ける」と覚悟していたら、「詩の心を理解したふるまい」だと感心された』といった内容でした。
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山門の場所に戻ってきて、『宗興山・禅隆寺』の紹介はおしまいです。かつては、この山門に『宗興山』の扁額が懸かっていましたが、外されて別保管とされたようです。江戸中期、西の仙厓、東の白隠と呼ばれた高僧、白隠禅師の揮毫による扁額です。
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旅行記グループ 2015年、尾張の寺社巡り(その2)
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