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膝も痛いし、肩も痛い。そんな体ですが、暑くならないうちに・・・とお花見トレッキングに行ってきました。<br /><br />今回は、那須岳。朝日峠と1900m峰あたりを歩きました。<br />目的のお花は、今が盛りのイワカガミ。<br />ピンク・白、それに薄黄色のものも見つけられました。<br /><br />天気予報は 曇り時々晴れでしたが、行ってみれば、登山コースは雲の上!<br />午前中は 快晴のすばらしい山行タイムが楽しめました。<br />お手軽にダイナミックな景色とかわいいお花が見られる、那須岳は良い所です。<br />

イワカガミに会いに。雲の上の那須 朝日岳へ 初夏の山歩き

12いいね!

2016/06/06 - 2016/06/06

780位(同エリア1780件中)

旅行記グループ トレッキング・登山 栃木県

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まりも母

まりも母さん

膝も痛いし、肩も痛い。そんな体ですが、暑くならないうちに・・・とお花見トレッキングに行ってきました。

今回は、那須岳。朝日峠と1900m峰あたりを歩きました。
目的のお花は、今が盛りのイワカガミ。
ピンク・白、それに薄黄色のものも見つけられました。

天気予報は 曇り時々晴れでしたが、行ってみれば、登山コースは雲の上!
午前中は 快晴のすばらしい山行タイムが楽しめました。
お手軽にダイナミックな景色とかわいいお花が見られる、那須岳は良い所です。

旅行の満足度
4.0
同行者
カップル・夫婦
交通手段
自家用車 徒歩

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  • ここの所 連続で日月が休みのダンナ。<br />混雑する土日より 空いている平日が好きなので 月曜日のトレッキングです。<br /><br />朝の渋滞も考え、今日も早起きして出発です。<br />国道4号を通りかかった時、いきなりパトカーに迂回を強いられ、「なんだろう?」と思ったら この事故のせいでした・・・。<br />朝6時頃なので まだ車は少なかったですが、この後、通勤時間の混雑時までに撤去できたのかしらね??<br />

    ここの所 連続で日月が休みのダンナ。
    混雑する土日より 空いている平日が好きなので 月曜日のトレッキングです。

    朝の渋滞も考え、今日も早起きして出発です。
    国道4号を通りかかった時、いきなりパトカーに迂回を強いられ、「なんだろう?」と思ったら この事故のせいでした・・・。
    朝6時頃なので まだ車は少なかったですが、この後、通勤時間の混雑時までに撤去できたのかしらね??

  • 7時位に “峠の茶屋駐車場”に到着。<br /><br />今日のお天気は、曇り時々晴れの予報でした。<br />しかし 茨城県内も栃木に入ってからも、ずーーっと雲が厚い空模様で、これでは眺望も全く期待できない・・・駐車場まで上がって、霧が出ていたら登山はやめよう と 思っていたのです。<br /><br />しかし ロープウェイ乗り場のちょっと手前あたりから、急に山頂が見え、周りはすっかり晴れていたのです。<br />途中 雲の中を抜けたりしていないのに・・・???<br />ま このお天気なら文句はない。<br />仕度をして 駐車場端の階段・登山口からスタートします。<br />

    7時位に “峠の茶屋駐車場”に到着。

    今日のお天気は、曇り時々晴れの予報でした。
    しかし 茨城県内も栃木に入ってからも、ずーーっと雲が厚い空模様で、これでは眺望も全く期待できない・・・駐車場まで上がって、霧が出ていたら登山はやめよう と 思っていたのです。

    しかし ロープウェイ乗り場のちょっと手前あたりから、急に山頂が見え、周りはすっかり晴れていたのです。
    途中 雲の中を抜けたりしていないのに・・・???
    ま このお天気なら文句はない。
    仕度をして 駐車場端の階段・登山口からスタートします。

  • 早速 出会ったお花。<br />葉っぱは ドウダンツツジに似ていますが、色が違う。<br />これは ベニサラサドウダン<br />濃いピンクのとてもかわいい花です。<br />

    早速 出会ったお花。
    葉っぱは ドウダンツツジに似ていますが、色が違う。
    これは ベニサラサドウダン
    濃いピンクのとてもかわいい花です。

  • “登山指導センター”の建物。<br /><br />ここにはトイレはありません。<br />トイレは さっき車を停めた駐車場にあるのが最後で<br />後は、ロープウェイの山頂駅にしかありません。<br />今日は ロープウェイは使わない予定なので 戻って来るまでトイレなし!<br />ちなみに 駐車場のトイレは水洗和式。<br />車椅子などの方用のバリアフリートイレがひとつ 洋式があります。<br />

    “登山指導センター”の建物。

    ここにはトイレはありません。
    トイレは さっき車を停めた駐車場にあるのが最後で
    後は、ロープウェイの山頂駅にしかありません。
    今日は ロープウェイは使わない予定なので 戻って来るまでトイレなし!
    ちなみに 駐車場のトイレは水洗和式。
    車椅子などの方用のバリアフリートイレがひとつ 洋式があります。

  • ここで、登山届出カードを書いて投函します。<br />記入台もポストも新しいです。<br />那須岳も活火山ですからね。<br />御嶽山噴火以降 整備がされたという事でしょう。<br />

    ここで、登山届出カードを書いて投函します。
    記入台もポストも新しいです。
    那須岳も活火山ですからね。
    御嶽山噴火以降 整備がされたという事でしょう。

  • 鳥居のある登山口からいよいよ登り初めです。<br /><br />私が前回 那須岳に来たのは 初トレッキングの2014年9月。<br />その時はロープウェイで 山頂駅まで上がり “姥ヶ平”を目指した紅葉狩りトレッキング。<br />今回は、“峠の茶屋駐車場”に車を停めて 全部歩きです。<br />目指すのは“茶臼岳”ではなく“朝日岳”方面。<br />

    鳥居のある登山口からいよいよ登り初めです。

    私が前回 那須岳に来たのは 初トレッキングの2014年9月。
    その時はロープウェイで 山頂駅まで上がり “姥ヶ平”を目指した紅葉狩りトレッキング。
    今回は、“峠の茶屋駐車場”に車を停めて 全部歩きです。
    目指すのは“茶臼岳”ではなく“朝日岳”方面。

  • 鳥居は 「山の神」を祀ったものでした。<br /><br />このあたりに 昔 硫黄鉱山の精錬所があり、<br />毎日 噴火口へ硫黄の採掘に行く鉱夫の安全を守る為に 当時の社長によって建てられたもの。<br />その後 閉山されると 草木に埋まってしまい忘れ去られてしまいましたが、<br /> 平成21年9月 那須山岳救助隊員によって修復・再建された。<br /><br />と 言うような内容の看板もありました。<br />鉱山で山の神を祀るのは、三池炭鉱でも見ましたねぇ。<br />

    鳥居は 「山の神」を祀ったものでした。

    このあたりに 昔 硫黄鉱山の精錬所があり、
    毎日 噴火口へ硫黄の採掘に行く鉱夫の安全を守る為に 当時の社長によって建てられたもの。
    その後 閉山されると 草木に埋まってしまい忘れ去られてしまいましたが、
    平成21年9月 那須山岳救助隊員によって修復・再建された。

    と 言うような内容の看板もありました。
    鉱山で山の神を祀るのは、三池炭鉱でも見ましたねぇ。

  • 草に覆われていますが、この石積みは、当時の階段の痕跡。<br />上のお社かなにかまで、上がる道だったのですね。<br /><br />私たちもここで 無事に登山ができるようにお参りします。<br />

    草に覆われていますが、この石積みは、当時の階段の痕跡。
    上のお社かなにかまで、上がる道だったのですね。

    私たちもここで 無事に登山ができるようにお参りします。

  • 山の神の前を過ぎると狛犬さんが並ぶ登山道へ。<br />狛犬さんにはかわいい赤ニットの頭巾がかぶせてありました。<br />

    山の神の前を過ぎると狛犬さんが並ぶ登山道へ。
    狛犬さんにはかわいい赤ニットの頭巾がかぶせてありました。

  • 歩き始めは樹林帯の階段状の道。<br />土が流れてしまっている所もありますが、整備されているのです。<br />左右の植物の中に花も見えます。<br />

    歩き始めは樹林帯の階段状の道。
    土が流れてしまっている所もありますが、整備されているのです。
    左右の植物の中に花も見えます。

  • 登山道脇にまず 見つけたイワカガミ。<br />3月に見に行った イワウチワにも似ていますが、山でたまに見かけるのはこっちのイワカガミ。<br />

    登山道脇にまず 見つけたイワカガミ。
    3月に見に行った イワウチワにも似ていますが、山でたまに見かけるのはこっちのイワカガミ。

  • 小さな白い花が沢山咲いています。<br />マイヅルソウの群生です。<br />葉っぱが 翼を広げた鶴のようだから この名前になったとか。<br />とても小さな花で、写真に撮るのが難しい。<br />

    小さな白い花が沢山咲いています。
    マイヅルソウの群生です。
    葉っぱが 翼を広げた鶴のようだから この名前になったとか。
    とても小さな花で、写真に撮るのが難しい。

  • 良く見ると 小さな花がかわいいのです。<br />でも、写真失敗でアップは撮れなかったです。<br />

    良く見ると 小さな花がかわいいのです。
    でも、写真失敗でアップは撮れなかったです。

  • しばらく進むと すぐに森林限界。<br />周りの木々が無くなります。<br />那須岳あたりは 森林限界が低く あまり標高が上がらないうちに 火山性の荒涼とした景色が見られちゃうのです。<br /><br />これは 茶臼岳の山頂。<br />この方向から見ると ツインピークの「猫耳」に見えます。<br />

    しばらく進むと すぐに森林限界。
    周りの木々が無くなります。
    那須岳あたりは 森林限界が低く あまり標高が上がらないうちに 火山性の荒涼とした景色が見られちゃうのです。

    これは 茶臼岳の山頂。
    この方向から見ると ツインピークの「猫耳」に見えます。

  • お~~。ずっと先まで山が続いているのが見えます。<br /><br />今日は 最初 ロープウェイに乗って 茶臼岳を登るか 巻いて 朝日岳まで行って戻る・・・とかいうプランだったと思いますが<br />ダンナが 峠の小屋から登るルートに変更したのです。<br /><br />まりも母は、初めて歩くコースなので、どこに向かっているのかは、良く判らず・・・<br />あの、先に見える尾根が谷になったあたりも歩くとは、この時点では全然判っていなかったですね・・・。<br />

    お~~。ずっと先まで山が続いているのが見えます。

    今日は 最初 ロープウェイに乗って 茶臼岳を登るか 巻いて 朝日岳まで行って戻る・・・とかいうプランだったと思いますが
    ダンナが 峠の小屋から登るルートに変更したのです。

    まりも母は、初めて歩くコースなので、どこに向かっているのかは、良く判らず・・・
    あの、先に見える尾根が谷になったあたりも歩くとは、この時点では全然判っていなかったですね・・・。

  • とりあえず まず目指すのは先に小さく見える 小屋 “峰の茶屋避難小屋”<br />ゆるやかにトラバースしていく道です。<br />

    とりあえず まず目指すのは先に小さく見える 小屋 “峰の茶屋避難小屋”
    ゆるやかにトラバースしていく道です。

  • 石と砂礫の登山道を進み 振り返ると雲海が!<br /><br />今日の曇り空は 知らないうちに私たちの足の下になっていたのですね。<br />雲の上はすばらしい快晴。<br />まだ 標高1600m位だと思いますが、雲海が見えるとすごい高度感を感じます。<br />良い眺めです。駐車場からたった30分でこの景色です。<br />

    石と砂礫の登山道を進み 振り返ると雲海が!

    今日の曇り空は 知らないうちに私たちの足の下になっていたのですね。
    雲の上はすばらしい快晴。
    まだ 標高1600m位だと思いますが、雲海が見えるとすごい高度感を感じます。
    良い眺めです。駐車場からたった30分でこの景色です。

  • “峰の茶屋避難小屋”に到着。<br /><br />避難小屋でありますが、トイレが無いのがなぁ・・・。<br />まだ登り始めて1時間も経っていないから入りたい訳ではないですが<br />帰りに ここにトイレがあると助かるのになぁ。<br /><br />大体 山にはトイレが無さすぎます。<br />やむおえない場合 いわゆる「お花摘み」をする事になるのでしょうが、それも<br />出来そうにない山もありますし(木が無いとかね)環境にも良くない。<br />有料でいいから バイオトイレとかを せめて避難小屋の所とかに設置して欲しいです。<br />入山料を取ってもいいと思うし(登山道の整備とかもありますからね)<br />これだけ 登山人口が多くて 女性も多いのですから 栃木県も考えて欲しいなぁ。<br />

    “峰の茶屋避難小屋”に到着。

    避難小屋でありますが、トイレが無いのがなぁ・・・。
    まだ登り始めて1時間も経っていないから入りたい訳ではないですが
    帰りに ここにトイレがあると助かるのになぁ。

    大体 山にはトイレが無さすぎます。
    やむおえない場合 いわゆる「お花摘み」をする事になるのでしょうが、それも
    出来そうにない山もありますし(木が無いとかね)環境にも良くない。
    有料でいいから バイオトイレとかを せめて避難小屋の所とかに設置して欲しいです。
    入山料を取ってもいいと思うし(登山道の整備とかもありますからね)
    これだけ 登山人口が多くて 女性も多いのですから 栃木県も考えて欲しいなぁ。

  • “峰の茶屋避難小屋”の向こう 下の方にも小屋が見えます。<br />三斗小屋方面への登山道にある“那須岳避難小屋”<br /><br />ダンナは そのうち三斗小屋にも泊まってみたいそうですが <br />まりも母にはまだ 山小屋泊は敷居が高いです。<br /><br />ここから、茶臼岳に向かうルートと朝日岳方面に向かうルートに分かれます。<br />この稜線に出たあたり、風が強い場所で有名だそうですが、今日はほぼ、無風状態でした。<br />風にあおられての滑落事故も多いと聞きます。<br />

    “峰の茶屋避難小屋”の向こう 下の方にも小屋が見えます。
    三斗小屋方面への登山道にある“那須岳避難小屋”

    ダンナは そのうち三斗小屋にも泊まってみたいそうですが
    まりも母にはまだ 山小屋泊は敷居が高いです。

    ここから、茶臼岳に向かうルートと朝日岳方面に向かうルートに分かれます。
    この稜線に出たあたり、風が強い場所で有名だそうですが、今日はほぼ、無風状態でした。
    風にあおられての滑落事故も多いと聞きます。

  • 雲海を正面に私たちも先へ進みます。

    雲海を正面に私たちも先へ進みます。

  • 遠くの山々にはまだ雪を被ったものも。

    遠くの山々にはまだ雪を被ったものも。

  • 少し進んで“茶臼岳”と“峰の茶屋避難小屋”を振り返ります。<br /><br />「那須岳」とは 茶臼岳の別称ですが 茶臼岳・朝日岳・三本槍岳の那須三山の事を示す場合もあります。<br />日本百名山の著者 深田久弥氏は三山を「那須岳」としています。<br />

    少し進んで“茶臼岳”と“峰の茶屋避難小屋”を振り返ります。

    「那須岳」とは 茶臼岳の別称ですが 茶臼岳・朝日岳・三本槍岳の那須三山の事を示す場合もあります。
    日本百名山の著者 深田久弥氏は三山を「那須岳」としています。

  • イワカガミ。<br />今日は、この花を見たくてやってきました。

    イワカガミ。
    今日は、この花を見たくてやってきました。

  • さっきトラバースしてきた道が見えます。<br />その下は 一部切れ落ちた崖になっていたのですね。<br />歩いてきた道からは判らなかったけど。<br />

    さっきトラバースしてきた道が見えます。
    その下は 一部切れ落ちた崖になっていたのですね。
    歩いてきた道からは判らなかったけど。

  • 先にとがった岩が見えます。<br />これは、登り始めてすぐに見えたあの岩ですね。<br />“剣が峰”というあたりです。<br />岩に穴も開いています。<br /><br />登山道から岩までの間は 石がゴロゴロした斜面で「落石注意」の看板もあります。<br />岩の方へ登ってみたい気もしますが 多分 登ってはいけないのだと思います。<br />むやみに登山道から外れてはいけませんね。<br />危険だし 山を傷めてしまいます。<br />

    先にとがった岩が見えます。
    これは、登り始めてすぐに見えたあの岩ですね。
    “剣が峰”というあたりです。
    岩に穴も開いています。

    登山道から岩までの間は 石がゴロゴロした斜面で「落石注意」の看板もあります。
    岩の方へ登ってみたい気もしますが 多分 登ってはいけないのだと思います。
    むやみに登山道から外れてはいけませんね。
    危険だし 山を傷めてしまいます。

  • 溶岩の固まった岩なのですね。<br />歩き始めて1時間ちょっとで こんな荒涼とした景色が見られるのです。<br />

    溶岩の固まった岩なのですね。
    歩き始めて1時間ちょっとで こんな荒涼とした景色が見られるのです。

  • 登山道も砂礫と岩の道で歩き難い場所へ入って行きます。<br />晴れているので 問題ありませんが、<br />左側はずっと下まで谷なので うっかり滑ったら大変です。<br /><br />霧に巻かれて視界がきかないと危ないですね。

    登山道も砂礫と岩の道で歩き難い場所へ入って行きます。
    晴れているので 問題ありませんが、
    左側はずっと下まで谷なので うっかり滑ったら大変です。

    霧に巻かれて視界がきかないと危ないですね。

  • 自然の造形が面白いです。<br /><br />つい 立ち止まって岩の形に見入ってしまいます。<br />私たちのトレッキングは そんな景色を楽しむ時間ばかりで なかなか先に進めません。

    自然の造形が面白いです。

    つい 立ち止まって岩の形に見入ってしまいます。
    私たちのトレッキングは そんな景色を楽しむ時間ばかりで なかなか先に進めません。

  • 樹林帯、低木と草の登山道、岩と砂の道・・・少しの間で色々な景色が見られる山は楽しいです。<br />那須の山は そんな景色が少し歩いただけで見られる場所です。<br />

    樹林帯、低木と草の登山道、岩と砂の道・・・少しの間で色々な景色が見られる山は楽しいです。
    那須の山は そんな景色が少し歩いただけで見られる場所です。

  • 真新しい鎖のついた登り道。<br />一応 階段状に石が積まれていますが、結構登り難い道です。<br />細かい砂礫が滑るのです。<br />

    真新しい鎖のついた登り道。
    一応 階段状に石が積まれていますが、結構登り難い道です。
    細かい砂礫が滑るのです。

  • 振り返ると 今日歩いてきた道がずっと見えます。<br />“茶臼岳”の斜面を上がり “峰の茶屋”で曲がって “剣が峰”を左に見ながら斜面を巻き 今度は反対側の斜面から上がってきました。<br />

    イチオシ

    振り返ると 今日歩いてきた道がずっと見えます。
    “茶臼岳”の斜面を上がり “峰の茶屋”で曲がって “剣が峰”を左に見ながら斜面を巻き 今度は反対側の斜面から上がってきました。

  • この前後が一番の「難所」でした。<br />大きな岩を超えて進みます。<br />

    この前後が一番の「難所」でした。
    大きな岩を超えて進みます。

  • “朝日の肩”の分岐に着きました。<br /><br />道標の下の方に番号がついています。ここは34番。緊急時の場所番号です。<br />茶臼岳が噴火とか 滑落した人が居るなど 緊急事態の際には場所を番号で伝えられるようになっています。<br /><br />ここで、“朝日岳”と“清水平”方面への分かれ道になります。<br />私たちは、まず“朝日岳”山頂を目指します。<br />

    “朝日の肩”の分岐に着きました。

    道標の下の方に番号がついています。ここは34番。緊急時の場所番号です。
    茶臼岳が噴火とか 滑落した人が居るなど 緊急事態の際には場所を番号で伝えられるようになっています。

    ここで、“朝日岳”と“清水平”方面への分かれ道になります。
    私たちは、まず“朝日岳”山頂を目指します。

  • 朝日岳山頂はあそこ。<br />あと少しです。

    朝日岳山頂はあそこ。
    あと少しです。

  • 登山道の脇 岩の中に白いイワカガミが咲いていました。<br />さっきまで沢山見たのは皆 ピンクでした。<br />白は花がちょっと小さくてかわいいです。<br />

    登山道の脇 岩の中に白いイワカガミが咲いていました。
    さっきまで沢山見たのは皆 ピンクでした。
    白は花がちょっと小さくてかわいいです。

  • 写真を撮りながら ゆっくり登って やっと“朝日岳山頂”に到着です。<br />標高1896m<br />

    写真を撮りながら ゆっくり登って やっと“朝日岳山頂”に到着です。
    標高1896m

  • 標識の後ろ 岩のてっぺんに登り 景色を見ます。<br />下の方からだんだん雲が上がってきています。<br />朝見た雲海ではなく 霧のような雲が広がってきていました。<br /><br />そして 雲の下の方から 時折「どーーん」と言う大きな音が聞こえます。<br />雷かな??<br />下の方で鳴っている??良く判らないけど もし雷だとしたら 雷雲が上がってきたら逃げる場所は無いので 早く下山しないとならないです。<br />

    標識の後ろ 岩のてっぺんに登り 景色を見ます。
    下の方からだんだん雲が上がってきています。
    朝見た雲海ではなく 霧のような雲が広がってきていました。

    そして 雲の下の方から 時折「どーーん」と言う大きな音が聞こえます。
    雷かな??
    下の方で鳴っている??良く判らないけど もし雷だとしたら 雷雲が上がってきたら逃げる場所は無いので 早く下山しないとならないです。

  • 山頂からの景色。<br />北東の方はまだ晴れています。

    山頂からの景色。
    北東の方はまだ晴れています。

  • 茶臼岳の脇 さっき歩いてきた道から峰の茶屋跡あたりにまで<br />雲が上がってきていました。

    茶臼岳の脇 さっき歩いてきた道から峰の茶屋跡あたりにまで
    雲が上がってきていました。

  • とりあえず 朝日の肩まで下りて 戻るか、先へ進むか考える事にして<br />近くに咲いている白いイワカガミの写真を撮っていると<br />登って来た男性が、これは「ヒメイワカガミ」だと教えてくれました。<br /><br />少しお話すると その方は那須岳には良く来られているらしく 色々教えてくれました。<br />遠くに見える山の名前や 雲の様子で天気がどのように変わるかなど。<br />今日は 雲が上がってきているけど 天気が崩れる事はないそうです。<br />そして あの「どーん」という音は・・・雷ではなくて 自衛隊の演習場(福島県西郷村にある白河布引山演習場)から聞こえる音なのだって。<br />雷にしては変だな?とは思ったけど。雷じゃなくて良かった~。<br />

    とりあえず 朝日の肩まで下りて 戻るか、先へ進むか考える事にして
    近くに咲いている白いイワカガミの写真を撮っていると
    登って来た男性が、これは「ヒメイワカガミ」だと教えてくれました。

    少しお話すると その方は那須岳には良く来られているらしく 色々教えてくれました。
    遠くに見える山の名前や 雲の様子で天気がどのように変わるかなど。
    今日は 雲が上がってきているけど 天気が崩れる事はないそうです。
    そして あの「どーん」という音は・・・雷ではなくて 自衛隊の演習場(福島県西郷村にある白河布引山演習場)から聞こえる音なのだって。
    雷にしては変だな?とは思ったけど。雷じゃなくて良かった~。

  • 雷ではなかったので もうちょっと進む事にします。<br />“朝日の肩&quot;の分岐から“清水平”方面へ更に登って“熊見曽根”の分岐。<br />この先の“清水平”は一旦下がった場所にある湿原です。<br />そこまで行くかなぁ・・・。<br />

    雷ではなかったので もうちょっと進む事にします。
    “朝日の肩"の分岐から“清水平”方面へ更に登って“熊見曽根”の分岐。
    この先の“清水平”は一旦下がった場所にある湿原です。
    そこまで行くかなぁ・・・。

  • “熊見曽根”には三角点らしいものがありました。<br />しかし・・・斜めになってるし かなり古そう・・・。<br /><br />ここにザックをデポして“隠居倉”方面に居る人が何人かいました。<br />平らな場所があって お花も咲く場所らしいです。<br />

    “熊見曽根”には三角点らしいものがありました。
    しかし・・・斜めになってるし かなり古そう・・・。

    ここにザックをデポして“隠居倉”方面に居る人が何人かいました。
    平らな場所があって お花も咲く場所らしいです。

  • もう少し進んで“1900m峰”に到着。<br />後ろに那須三山の最高峰 “三本槍岳”1916.9mが見えます。

    もう少し進んで“1900m峰”に到着。
    後ろに那須三山の最高峰 “三本槍岳”1916.9mが見えます。

  • 大きなケルンが2つありました。

    大きなケルンが2つありました。

  • 一旦下りた先に見える“清水平”は湿原だそう。<br />真ん中に木道が通っているけど まだ 草が生えていなくて お花は期待できなさそう・・・。

    一旦下りた先に見える“清水平”は湿原だそう。
    真ん中に木道が通っているけど まだ 草が生えていなくて お花は期待できなさそう・・・。

  • “三本槍岳” ここから往復するとあと 2時間はかかる距離です。<br /><br />ダンナは 去年の秋 ひとりで、今日歩いてきたコースを更に進み “三本槍岳”まで行きました。<br />その時 私は風邪で熱があって家で寝ていたの。<br /><br />今日は 私の膝とか肩とか体調次第で、どこまで行くか??って 事でしたが この先トイレはないし 帰りは雲が上がってきていそうだから<br />今日はここでおしまい。引き返す事にしました。<br />

    “三本槍岳” ここから往復するとあと 2時間はかかる距離です。

    ダンナは 去年の秋 ひとりで、今日歩いてきたコースを更に進み “三本槍岳”まで行きました。
    その時 私は風邪で熱があって家で寝ていたの。

    今日は 私の膝とか肩とか体調次第で、どこまで行くか??って 事でしたが この先トイレはないし 帰りは雲が上がってきていそうだから
    今日はここでおしまい。引き返す事にしました。

  • 朝日岳の山頂にも雲がかかってきちゃいましたよ。<br />午後は雲に覆われてしまいそう。<br /><br />ベンチでお弁当を食べて 今日は早めだけど ここで戻ります。<br />

    朝日岳の山頂にも雲がかかってきちゃいましたよ。
    午後は雲に覆われてしまいそう。

    ベンチでお弁当を食べて 今日は早めだけど ここで戻ります。

  • お昼を食べているうちにも 雲がだんだん上がってきましたよ。

    お昼を食べているうちにも 雲がだんだん上がってきましたよ。

  • 早めのお昼を食べて 同じ道を戻ります。<br /><br />“1900m峰”から“熊見曽根”の間は稜線歩きで 眺め良く<br />気持ちの良い道です。<br />ハイマツと色々な植物が低く生えて いい感じです。<br />風の強い場所なんでしょうね。<br />

    早めのお昼を食べて 同じ道を戻ります。

    “1900m峰”から“熊見曽根”の間は稜線歩きで 眺め良く
    気持ちの良い道です。
    ハイマツと色々な植物が低く生えて いい感じです。
    風の強い場所なんでしょうね。

  • 尾根沿いに戻る道 雲海も見えなくなるように下からどんどん雲が湧いて来ます。

    尾根沿いに戻る道 雲海も見えなくなるように下からどんどん雲が湧いて来ます。

  • 歩いてきた道で 1箇所だけ ツツジが何本か咲いている場所が。

    歩いてきた道で 1箇所だけ ツツジが何本か咲いている場所が。

  • 笹や草の新緑が美しい中 最後のツツジのピンクが目立ちます。<br /><br />ここで 遠くを眺めていたら カッコウが3羽鳴きながら飛んできた!<br />木に留まる所までは追えたけど 遠くてもう姿が見えない・・・。<br />良く鳴き声は聞くカッコウなのに なかなか姿は確認できないのだよなぁ・・・。<br />

    笹や草の新緑が美しい中 最後のツツジのピンクが目立ちます。

    ここで 遠くを眺めていたら カッコウが3羽鳴きながら飛んできた!
    木に留まる所までは追えたけど 遠くてもう姿が見えない・・・。
    良く鳴き声は聞くカッコウなのに なかなか姿は確認できないのだよなぁ・・・。

  • 自衛隊の方が2人登って来ましたよ。<br />カモフラ色の服やヘルメットは 結構暑そう・・・。<br />リュックも生地が厚そうだし いまどきの高性能登山ウェアとかギアの方が楽そう。<br />訓練の一部なのかしら??<br />

    自衛隊の方が2人登って来ましたよ。
    カモフラ色の服やヘルメットは 結構暑そう・・・。
    リュックも生地が厚そうだし いまどきの高性能登山ウェアとかギアの方が楽そう。
    訓練の一部なのかしら??

  • 岩と砂礫の道 このコースでは一番歩き難い場所を下ります。<br />まだ時間は早いので登ってくる人もいますね。<br />この時 午前11時ですが 午後はもっと雲があがってくるみたい。<br />

    岩と砂礫の道 このコースでは一番歩き難い場所を下ります。
    まだ時間は早いので登ってくる人もいますね。
    この時 午前11時ですが 午後はもっと雲があがってくるみたい。

  • ゴツゴツした岩の隙間からもイワカガミやツツジみたいな低木。<br />植物の生命力は本当にすごい。<br />

    ゴツゴツした岩の隙間からもイワカガミやツツジみたいな低木。
    植物の生命力は本当にすごい。

  • いよいよ雲が濃く上がってきました。<br />さっきまで暑い位だったのが 雲の中に入ると 湿気と涼しさが、サァ~と広がります。<br />冷蔵庫のドアを開けたみたいな感じ。<br />

    いよいよ雲が濃く上がってきました。
    さっきまで暑い位だったのが 雲の中に入ると 湿気と涼しさが、サァ~と広がります。
    冷蔵庫のドアを開けたみたいな感じ。

  • 登山道の左右 このあたりは低木と植物が色々。<br />お花も次々咲き始めています。<br /><br />これは、名前がわからない植物です。<br />葉っぱがかわいい。中にお花の芽があるらしく<br />これから咲くのだろうなぁ。<br />

    登山道の左右 このあたりは低木と植物が色々。
    お花も次々咲き始めています。

    これは、名前がわからない植物です。
    葉っぱがかわいい。中にお花の芽があるらしく
    これから咲くのだろうなぁ。

  • 沢山咲いていたイワカガミ。<br />今日はイワカガミをあちこちで見つけることができました。<br />イワカガミとオオイワカガミ・・・区別がはっきりしないので 私には判別できないので<br />もしかしたら どっちも咲いていたのかもしれない。<br />

    沢山咲いていたイワカガミ。
    今日はイワカガミをあちこちで見つけることができました。
    イワカガミとオオイワカガミ・・・区別がはっきりしないので 私には判別できないので
    もしかしたら どっちも咲いていたのかもしれない。

  • 白いのは花の大きさも小さめで多分ヒメイワカガミ。<br />途中で教えてくれた方が居て なるほど~と思いました。<br />

    白いのは花の大きさも小さめで多分ヒメイワカガミ。
    途中で教えてくれた方が居て なるほど~と思いました。

  • イワカガミとアカモノ。

    イワカガミとアカモノ。

  • アカモノのかわいい花。<br />ガクと茎が赤いので「赤物」なのか??と思ったら、<br />赤い実が生り それが「赤桃」だったのが訛ってアカモノになったとか。<br />イワハゼとも言うそうです。<br />

    イチオシ

    アカモノのかわいい花。
    ガクと茎が赤いので「赤物」なのか??と思ったら、
    赤い実が生り それが「赤桃」だったのが訛ってアカモノになったとか。
    イワハゼとも言うそうです。

  • 青紫みたいな蕾は 何の花だろう?つつじっぽい感じもしますが・・・。<br />開いたらどんな色の花になるのかしらね?<br />

    青紫みたいな蕾は 何の花だろう?つつじっぽい感じもしますが・・・。
    開いたらどんな色の花になるのかしらね?

  • 雲が上がってきて、景色は見えなくなってきちゃったけど<br />足元のお花はまだまだ楽しめます。<br />草や木の多い植物観察には楽しい登山道。<br />

    雲が上がってきて、景色は見えなくなってきちゃったけど
    足元のお花はまだまだ楽しめます。
    草や木の多い植物観察には楽しい登山道。

  • ピンクと白のイワカガミが並んだ場所。

    ピンクと白のイワカガミが並んだ場所。

  • ピンクと白が一緒に咲いている場所は あまり多くは無くて 別々の咲いている所がほとんどです。

    ピンクと白が一緒に咲いている場所は あまり多くは無くて 別々の咲いている所がほとんどです。

  • 峰の茶屋跡避難小屋まで戻ってきました。<br />厚い雲がどんどん上がってきています。<br />ここは、朝のうちに登って来て 景色が見られて良かった。<br /><br />丁度小学生のグループがお昼休みをとっていました。<br /><br />帰りに寄ったアンティークショップで<br />お店のお姉さん(多分タイあたりの方)と 片言の日本語&英語交じりで会話したら<br />お姉さん 何度も那須の山には登った事があるけど いつも風が強くて頂上までは行った事が無いって~。<br />峰の茶屋跡のこの場所も強風の通り道だからなのですね。<br />

    峰の茶屋跡避難小屋まで戻ってきました。
    厚い雲がどんどん上がってきています。
    ここは、朝のうちに登って来て 景色が見られて良かった。

    丁度小学生のグループがお昼休みをとっていました。

    帰りに寄ったアンティークショップで
    お店のお姉さん(多分タイあたりの方)と 片言の日本語&英語交じりで会話したら
    お姉さん 何度も那須の山には登った事があるけど いつも風が強くて頂上までは行った事が無いって~。
    峰の茶屋跡のこの場所も強風の通り道だからなのですね。

  • 茶臼岳の脇を歩く最後の斜面で 黄色っぽいイワカガミを見つけました。<br />白のヒメイワカガミより もっとクリーム色っぽい花。<br />葉っぱの形はヒメイワカガミのようだから ちょっと変わった色味のものかな?<br /><br />登山道より下の斜面に咲いていたので ダンナに写真撮って と 頼んだけど 足を踏み出せないならかなり苦しい体勢での写真撮影・・・。<br />

    茶臼岳の脇を歩く最後の斜面で 黄色っぽいイワカガミを見つけました。
    白のヒメイワカガミより もっとクリーム色っぽい花。
    葉っぱの形はヒメイワカガミのようだから ちょっと変わった色味のものかな?

    登山道より下の斜面に咲いていたので ダンナに写真撮って と 頼んだけど 足を踏み出せないならかなり苦しい体勢での写真撮影・・・。

  • 戻ってきて 駐車場近くの“みはらし園地”<br />ここは “峠の茶屋駐車場”に車を停めて 観光だけの方でも気軽に歩いて 景色を眺められる場所です・・・が この雲の中じゃ~何も見えないね・・・。<br /><br />今日は、天気ダメかも・・・と思ってやってきましたが、雲の上は晴れて、すばらしい景色と花が楽しめました。<br /><br />早い下山だったので 着替えて、帰りにアンティークショップとアウトレットへ寄って買い物までしてきちゃいました。<br /><br />長く歩かなくても ダイナミックな景色が見られる那須岳。<br />コースも色々で、沢山のお花も楽しめる良い山です。<br />あとは・・・トイレが完備されて欲しいですぅ~。<br />

    戻ってきて 駐車場近くの“みはらし園地”
    ここは “峠の茶屋駐車場”に車を停めて 観光だけの方でも気軽に歩いて 景色を眺められる場所です・・・が この雲の中じゃ~何も見えないね・・・。

    今日は、天気ダメかも・・・と思ってやってきましたが、雲の上は晴れて、すばらしい景色と花が楽しめました。

    早い下山だったので 着替えて、帰りにアンティークショップとアウトレットへ寄って買い物までしてきちゃいました。

    長く歩かなくても ダイナミックな景色が見られる那須岳。
    コースも色々で、沢山のお花も楽しめる良い山です。
    あとは・・・トイレが完備されて欲しいですぅ~。

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