2015/08/11 - 2015/08/12
110位(同エリア211件中)
worldhusiastさん
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<行った所>
パーク・ブルバードから夜のカスピ海散策、マサズィル・ギュル、ゴブスタン、シェマハ門、乙女の望楼、シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿、ミニチュア・ブック・ミュージアム、殉教者の小道、旧市街散策
★
東京から、飛行機を使わず陸路・海路で、シルクロード経由でユーラシア大陸を横断する旅行です。
前回の旅行記でイランを出国し、9ヶ国目アゼルバイジャンに入りました。
今回立ち寄ったアゼルバイジャンの都市はバクーだけ。
そもそもアゼルバイジャンを扱った本は少なく、地球の歩き方ではロシアの片隅にちょっと記載があるだけ。
旅行人(2011上期号)でもたった4ページで見た目は普通のヨーロッパの町だが格差社会の匂いがするといった記事のみで終わっています。
ブログでもつまらないといった評が多く、それゆえ実質1日のみの滞在としたのですが、行ってみると「普通のヨーロッパ」が案外落ち着くかも?
イランを1週間ほど旅行した後だと町の見た目が普通になったり、通貨の桁も普通になったり、食べ物・カフェなども普通になったり、ようやく普通の国に来たといった安心感が強かったです。
ただ、石油生産国だけあって、特有のバブルな匂いがします。
へんてこ建物やオブジェが目に付くものの、ドバイほどではなくさしずめカタール程度な印象。
バクーのガイドブックは、ロンプラか、観光局発行の「バクーをディスカバーする」という本がオススメです。
53-54日目 イラン アルダビール
http://4travel.jp/travelogue/11042340
の続きです。
-----------------------------54日目(2015/8/11)---
アルダビールから続き
↓バス
18:40 バクー
・バスのチケット情報を聞く。
19:03 タクシーで鉄道駅へ
19:25-20:05 夜行列車のチケットが残っていたので購入。
↓タクシー
20:42 30分ほど迷いつつホテル着
♪バクー観光
20:52-22:30 夜の旧市街、パークブルバード ≪バクー泊≫
-----------------------------55日目(2015/8/12)---
♪バクー観光
6:30 ホテルフロントでタクシーを呼んでもらう
7:05 出発
↓タクシー
7:37-7:47 マサズィル・ギュル
8:39 ゴブスタン到着
9:10-10:30 ゴブスタン
↓タクシー
11:39 シュマハ門
11:43 昼食@Buta
12:43-13:06 乙女の望楼
13:12 旧市街散策
(聖バーソロミュー教会、Arcades & Religious Burial Place、
ジャーメ・モスク、チン・モスク)
13:34-14:55 シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿
14:58-15:04 ミニチュア・ブック・ミュージアム
↓タクシー
15:32 ボートクルーズ乗り場(営業時間外で乗れず。。)
↓タクシー
15:57-16:10 殉教者の小道
↓タクシー
16:40 ホテル着
19:20 チェック・アウト
↓タクシー
19:47 バクー駅着
20:30 バクー駅
↓列車
トビリシへ続く
<写真はパーク・ブルバードの国旗とフレイム・タワーズ>
全体のルートはGoogle mapで↓
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=z1Gu1WLgvovM.k5bW8XTFkRBI
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 2.0
- 交通
- 1.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
PR
-
54日目(2015/8/11)
18:40
イラン国境からバスで6時間。。
ようやくアゼルバイジャンの首都バクーに到着です。
ここがバスターミナル。
まずは次の移動手段を確保しに行きます。
バクーから隣国ジョージア(グルジア)行きのバスを探しにチケット売り場に行きますが、夜行のみ(21時発と23時発)、かつ座席が2-2のみで、当日の朝7時に来てくれと言われてしまったので、とりあえず保留。 -
バスターミナルにいたタクシーで鉄道駅に寄ってからホテルに行きたいと交渉。
20ニューマナトで決着。
鉄道駅にはバスターミナルから20分程度で到着です。 -
ちなみに2015/8/11現在の時刻表はこちら。
上段が国際列車、下段がローカル(国内)列車
時間が書いてる列は、左から順に、バクー出発時刻、到着時刻、最終目的地の到着時刻、出発時刻(すべて現地時間)です。
トビリシ便だと、
20:30 バクー→翌9:45 トビリシ
16:30 トビリシ→翌8:10 バクー
ということ。超わかりにくいんですけど。。
国際列車は何便かあるようですが、トビリシ以外は、ロシアのコーカサス地方を通過するため第三国人の我々日本人は乗車できません。
ハルコフ便とかウクライナ東部を通過するっぽいですよね。
大丈夫なのかな。。 -
窓口は完全に人手によるオペレーションでまったく捌ききれていません。
ここでITぶればいいような気がしますが。。
(国境越えの際の税関申告書がITぶってたのを前の旅行記で指摘していました)
前に3人いて、1人10分くらいかかり、およそ30分待ち。
窓口のお姉さんは英語を話してくれたのですが、ここでなんとタクシードライバーがまさかのアシスト!
まだ席が空いているということで、トビリシへはバスではなく寝台のある鉄道で移動することに決定。
パスポートを見せて、無事購入できました!
価格はAZN 31(シーツ代込)でした。 -
再びタクシーに乗って旧市街にあるホテルへ。
町はヨーロピアンな感じでイランに比べてかなり落ち着きました。
でも、遠くに見えるビルとか、変なオブジェがあちこちにあって、そういうところがアジアっぽいんですよね。。 -
20:42
旧市街に着いたら、タクシーが10マナトの値上げを要求。
そのやり口はいつもなら大激怒するところですが、今回は30分も駅の窓口で待ってくれて、買うときに(不要だったけど)アシストをしてくれた心遣いに感謝して要求を受け入れることに。
旧市街に着いたはいいものの、入り組んでいてホテルがどこにあるのか全然分からない・・・
いろんな人に聞いてもいろんな回答がくるだけで結局30分ほど迷った挙句ようやく発見。
へとへとでっせ。。
タクシー
19:03 バスターミナル→19:25 バクー駅
20:05 バクー駅→20:25 旧市街到着
AZN 30(言い値、待ち時間&切符購入アシスト込)
Old Baku Hotel
スタンダードダブル
1泊 AZN 52.32 -
一生懸命苦手そうな英語であれこれ対応してくれるまじめなフロントからキーを受け取り、ここが今日のお部屋です。
冷蔵庫はよく冷えました。ありがたい! -
シャワーは水量はまずまずですが、お湯が出にくい。。
シャンプー・石鹸のみで、歯ブラシ等はありませんでした。 -
20:52
夏とはいえ、21時近くになると日が暮れだします。
イランからの国境越えで疲れているにもかかわらず夜のお散歩に行っちゃいました。
旧市街は実は世界遺産。
石畳の細い路地と、建物の雰囲気がなんならパリっぽい感じにも見えてくる不思議。 -
21:02
壁っぽいのが見えますが、イチェリ・シェヘルと言ってその内部が旧市街になっています。とてもいい雰囲気です。
ただ、奥に見えるヘンテコな建物が景観を損ねている感が否めません。 -
21:15
噴水のある広場に出ました。
夜は治安どうかな?と思っていたのですが、この辺りは女性も子供も出歩いていて特に差し迫った危険は感じません。 -
噴水広場の先に地下道を発見。
なんだか高級そうな雰囲気。
似たようなのをトルクメニスタンで見たような気が。。 -
21:24
地下道を抜けると、パーク・ブルバードに出ます。
カスピ海の岸に沿って公園が整備されていて、夜は結構な人出。
そしてでっかい国旗!
ヘンテコなビルもよく見えます。 -
カスピ海沿岸は遊歩道になっており夜景が楽しめます。
-
夜の光に照らされるカスピ海。
波はなく、超穏やか。 -
22:02
カフェ!
イランに10日近くもいたからカフェの存在を忘れていました。
嬉しくなって寄り道。 -
ホット・チョコレートと、スモークサーモンとチーズのサンドイッチ。
我ながらカフェっぽいセレクト!
ところが・・・
ホット・チョコレートは全然甘くないし、牛乳が多くてチョコを感じません。。
スモークサーモンは、サンドイッチを焼いちゃっているので「焼き鮭」状態。。
まあ、味は悪くなかったけど。。
夜食@Gloria Jean's Coffees
ホット・チョコレート AZN 3.60
サーモン・クラブ AZN 5.80
★☆★バクー泊★☆★ -
55日目(2015/8/12)
7:05
バクー滞在はこの日一日しかないのですが、それなりに見所が点在しているためまずは郊外の見所を見に行きます。
6:30にホテルのフロントでタクシーを呼んでもらいました。
さて、どこに行くかですが、某歩き方を見ると郊外の見所として
・拝火教寺院・・・ヤズドでみたやつ。写真で見る限り小さそうな感じ。
・ゴブスタン・・・これは行く予定。
・ヤナル・ダグ・・・炎が吹き出る山。おもしろそう。
・マサズィル・ギュル・・・ピンクの湖。朝の早い時間がベストとのこと。
が掲載されていましたが、時間の関係でゴブスタンともう一箇所行くことに。
ピンクの湖って何!?
朝というのもぴったりだし、気になるのでこれにすることに。
タクシー
2箇所で AZN 80 -
7:37
バクーから30分ほどでピンクの湖マサズィル・ギュルに到着。
道路沿いにしばし車を停め、柵越しに湖を見学。
しかし真東で逆光!
マサズィル・ギュル
見学自由 -
ここは塩湖とのこと。
岸辺に塩らしきものがたまっています。 -
しかし、どの方向を見てもピンクには見えない。。
-
ちょっと場所を変えてみますが・・・
湖と言うか塩が干上がっているっぽい岸辺が若干薄いピンクのように見えるかな程度。。 -
湖面をよく見ますが・・・
うーん、ピンクの筋が見えているような・・・いないような・・・
某歩き方をよく読みなおすと、季節によってピンクに見えないこともあるんだとか!
えー8月は対象外ってこと!?
何月がベストなのー? -
8:39
よくわからないので早々に切り上げ世界遺産ゴブスタンへ。
石器時代の岩絵が残っているということで、看板にも岩絵にある人が描かれています。
人の形がひと昔以上前のパワポとかにありそうなシルエット・・・ -
しかし車が飛ばしまくったせいで着いた時間が早すぎ。
博物館でチケットを購入するのですが、係員がまだ来てなくて空いてない!
9:00に専用バスで係員がまとめてやってきて、結局9:10にチケットを売ってくれました。
ゴブスタン
入場料 AZN 3 -
9:16
博物館から見所までは広く、車がないとちょっと移動できません。
まずは端にあるこちら。 -
よく見ると文字が書いてある!?
-
続いて車でメインの入り口へ。
-
この先は遊歩道になっていました。
一周1時間程度のようです。
すごいごつごつした岩がたくさん転がっています。
大昔の地震で山が崩落してできたそうです。 -
岩をよく見ると絵が!
-
岩の間にわざとらしい踊り場があるので行ってみると→
-
牛の絵が。
こんな感じでまるで宝探し状態で楽しめます。 -
これも牛かな?
ちなみに、博物館のパネルによると、牛(aurochs)の絵の意味は諸説あるそうです。
1.古代人にとって身近な存在で、狩りの対象であったため。
2.先祖を牛だと考えていたため。
3.多くは女性とともに描かれることから、子孫繁栄の尊重として。
4.動物の数が減っていないことを確かめようとしたもの。
5.狩りの際の儀式をこの絵の前で行った。
6.太陽に関係し空の神であるとして、雄牛をあがめていたため。
後半、考えすぎのような。。 -
博物館にあった狩りの儀式の想像模型。
絵を描いて、ここをこうして倒せ、とか教えていたんですかね。 -
これも牛かな。
さっきから牛ばっかw -
牛の絵だけじゃなく、現代人の落書きもありますw
-
高台にあることもあって、眺めは格別!
カスピ海がよく見えます。 -
看板もないので見るだけでは一体なんだか分かりませんが、あとで係員に聞いたら貯水のための穴だそう。
貯めた水は料理に使ったんだとか。 -
これは墓石かなぁ?
イラストが描いてありますね。 -
入場券を買った博物館に戻ってきました。
博物館には英語の説明パネルもあり、係員も英語を話す人が数名おり、展示も分かりやすいので結構楽しめました。 -
人骨の展示や、野生動物の展示があったり。
-
よくある土器や青銅器の展示。
-
さっき外で見た狩をする人のペトログリフ。
狩をする人の意味もいろいろあるようです。
1. 集団生活の重要なことを説明する
2. 祖先を尊敬して描いたもの
3. 実は人ではなく魂(!)
4. 神話や伝説によるもの
個人的には1に賛成かなぁ。
マリのドゴン族の村に行ったときに、岩に絵を描いて生活や人生の節目などを説明しているのを見たのとちょっとかぶるような気がします。 -
ペトログリフの作り方のパネルもありました。
-
ではでは博物館を後にし、カスピ海を横目に見ながらバクーへ戻ります。
-
11:37
バクー旧市街に戻ってきました。
旧市街を取り囲む城壁のシェマハ門。
かつての隊商たちはここから出入りしていたそうです。
シェマハ門
見学自由 -
門から中に入ると石畳。
右側にレストランが並んでいました。
そろそろお昼ということでレストランに行くことに。 -
11:43
ガイドブックに載っていたお目当てのレストランは改修工事中。。
隣のレストランはまだ営業していない。。
ということでこちらに。
Butaさん。
ネーミングが気になります。。 -
手前の緑色のはヤルパク・ドルマ。
葡萄の葉で、肉と、芋だか米だかをくるんだもの。
お好みでヨーグルトをつけていただきます。
独特のハーブがおいしい!
トルコなどで食べるものはややすっぱいですが、これはすっぱくなくて万人受けしそうな感じ。
パンはサマルカンド・ナンやフランスパンに近い
もちもちした感じ。
ごちそうさまー
昼食@Buta
Yarpaq dolma AZN 6
パン AZN 1
コーラ AZN 2
サービス料? AZN 1 -
食後、旧市街の見所を周ってみることに。
レストランの近くにあったのは四角形の塔。
THE TOWER OF ARTSというそうです。 -
12:43
続いて乙女の望楼。これも世界遺産。
高さ31mあるそうで、実物は写真より大きいように感じます。
見張り台や古代の寺院、展望台など諸説あるようです。
乙女の望楼
入場料 AZN 2 -
中に入るとモダンな螺旋階段が。
かつて1階と2階の間には階段がなかったようです。
崩壊したんでしょうか、それともなかったんでしょうか。。 -
内部を描いたパネルがありました。
やはり1階と2階には階段がありません。
バットレス(控壁)を使った建築方法が「Buta」という古代の形に似ているんだそうです。
さっきのお店の名前の「Buta」はここから来てるんですかね。 -
全部で8つのフロアがいくつかあり、展示品や詳細な説明パネルがあります。
-
フロアの一角にあったのがパイプ・システム。
上の階から下の階までつながっているもので、直径25-30cm、長さ約40cmあるそうです。 -
パイプを覗いてみると、下に水溜りのようなものが。
パイプを通して水を貯めているんですね。 -
さらに階段が続きます。
-
おっ・・・なにやら明るい!
-
屋上!
直射日光が容赦しない!
ただ、ガラス板があってあまり写真撮影はきれいにできないかも。。 -
カスピ海方面。
このずーーーーっと向こうにトルクメニスタンがあるわけですね。 -
反時計回りに周ってみます。
北方向。
こぎれいなビルが結構たくさん。 -
西方向。
やや変わったビルも見られますね。 -
南方向。
カスピ海や観覧車も気になりますが、やはり目に付くのは大きな国旗。 -
この国旗掲揚塔、2010年9月に完成したもの。
高さが162mあり、できた当初は世界一高い国旗掲揚塔だったとか。
現在は、2011年にできたタジキスタンの国旗掲揚塔が高さ165mで世界最高だそうです。
こういうのを見ると国旗はやはり国の意識を高めるものなんだろうなと感じます。
日本では休日以外国旗ってあまり見かけませんが、もうちょっと意識してもいいのかも。 -
13:12
乙女の望楼を降り、裏手には瓦礫が。。
聖バーソロミュー教会の遺構だそうです。
普通にゴロっとあるのでびっくり。 -
そのすぐ隣にあるのはパネルによると「Arcades & Religious Burial Place」。。
たまたま近くにいた英語ガイドっぽい人の話をチラ聞きしたところによると、当初ゾロアスター教の寺院でイスラム教の修行僧(ダーヴィッシュ)の祈りの場所になり、その後お墓になったんだとか。
ちなみに、後で知ったのですがイチェリ・シェヘルのツアーがあるようです。
英語は11:00と14:00スタートで、西側の門(地下鉄駅の方)の近くにある「i」で申し込めるようです。
たぶんこのガイドさんだったのではないかと思います。 -
トコトコ歩いていきます。
ここだけ見るとなんとなくアラブ諸国にありそうな雰囲気。 -
旧市街と奇抜建物のコラボ。
一体いつの時代なのか。。 -
13:18
ジャーメ・モスク。
ちゃんとミナレットもありますね。 -
旧市街の西側の城壁にでました。
そういえば旧市街では出窓のある家が多かったです。 -
なんか毛っぽいものを干してるみたい。
なんだろう? -
城壁沿いに北に歩いていくと小さな広場に出ました。
その広場のそばにあったこれ。
20世紀の詩人Aliaga Vahidなんだとか。
ペンネームであるVahidはアゼルバイジャン語で独特と言う意味で、それにちなんで「独特」な彫刻を造ったという訳の分からない解説がパネルに書いてありました。。 -
13:31
独特な像のそばにあるのはチン・モスク。
土産物屋になっているようです。 -
13:34
さらに進むとシルヴァン・シャフ・ハーン宮殿に出ました。
これも世界遺産です。
シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿
入場料 AZN 2
英語ガイド AZN 6 -
入ってすぐ、中庭になっていました。
この手前側にチケットオフィスがあります。
英語ガイドを申し込めるそうなので一緒に周ってもらうことにしました。 -
ガイドさん待ちの間に見つけたこの木はピスタチオ!見るの初めてかも。
ガイドさんは20代後半の女性。
かなり流暢でいろいろ話が聞けてよかったです。
日本人を担当するのは2人目と言っていました。
アゼルバイジャンには日本人はなかなか来ないでしょうね。。 -
最初にやってきたのは上の写真の左側あたりにあるシャー(王)のお墓。
お墓とは言うものの、今は何もありません。
もともとここにあったそうですが別の場所に移したそうで、後で見学することに。 -
シャーのお墓の部屋の一角にある説明パネルのないこの小さなスペース。
秘書のような人や、衛兵の部屋と考えられているそうです。
ガイドがいないとこんなのわからない! -
後ろは広場みたいになっていました。
祈りを捧げる場所だそうです。 -
続いて、メインの入口から入ると小さな展示室がありました。
先端が2つに分かれた刀。
こんなので刺されたら一たまりもありませんね。。 -
奥の部屋に続く門の装飾にはコーランの一節が書かれているそうです。
-
中に入ると王座の間。
古い文献などから再現したもののようです。
かつては青いドームがあったそうですが、18世紀ロシアによって爆破されたそうです。 -
この先はしばらく展示品が続きます。
楽器の展示。
楽器の演奏がヘッドフォンで聴けていいのですがちょっと音割れ気味・・・
手前の台形の楽器はサントゥール。
ペルシャから世界中へ伝わって、ダルシマーになり、そこからピアノになったそうで、ピアノの原型ともいえる楽器だそうです。
太鼓は魚の皮でできているそうです。
結構地味な音色。。 -
40個の鍵がついたボウル。
40個の病気を癒して欲しいという祈りで40個の鍵をつけているそうです。
千羽鶴みたいな感じなのでしょうか。 -
Sarpushというこの壷状のものは主にピラフなどの保管用なんだとか。
銅でできており、上からかぶせて使うようです。 -
壁の飾り。
ここにあるのはレプリカで、他の国に持ち出されてしまったそうです。 -
手のひらの形のお守り。
イスラエルなどで見られますがあれは掌に目がついていますよね。
これにはついておらず、聞くとシーア派のスタイルなんだとか。 -
ダーヴィッシュ(修行僧)のかばん。
木でできたかばんなんて初めて見た・・・ -
あまりうまく撮れていませんが、これ、寝ている間もひげをピンとした状態でキープするもの。
そこまでしてひげを維持しなければいけないんですね。。 -
外に出て、次はとんがり屋根の建物に向かいます。
-
地下に降りると、かなり薄暗い部屋にお墓らしきものが。
説明パネルによるとSeyid Yahya Bakuviという15世紀の科学者のお墓だそうですが、「ダーヴィッシュのお墓」としても知られているそうです。
Seyid Yahya Bakuviが誰かはWikipedia先生で↓
https://en.wikipedia.org/wiki/Seyid_Yahya_Bakuvi -
ところで、カスピ海の水面は下がってきているそうで、モイナクで見たアラル海のようになってしまわないか心配になりますが、水面が下がったおかげで発見されたというのがこれ。
このような遺跡が水の中に埋もれていたようです。
Bayil Fortress(またはSabayil castle)といい、「カスピ海のアトランティス」として知られているんだとか。
1234年ごろ造られ、1306年には水没していたと推定されるそうです。 -
そこから発見された石。
人の顔っぽいのが彫られていますが、その下のペルシャ文字は「シャー」と読め、王の顔が彫られていたのではないかと考えられているんだとか。 -
左の石は、上と同様「シャー」と読めますが、右の石は「ムハンマド」と読めるそうです。
一体どういうものがあったのか、何だかミステリアスで好奇心をそそられますね。
Wikipedia先生も紹介しておきます。
https://en.wikipedia.org/wiki/Sabayil_Castle -
また別の建物へ。
-
ここにシャーのお墓がありました。
家族のお墓も一緒にあるようです。 -
最後にハマムの跡を見学。
ガイドさんにお礼を言って、次の場所に向かいます。 -
14:58
シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿のすぐそばにあったミニチュア・ブック・ミュージアム。
気になるので寄ってみます。
ミニチュア・ブック・ミュージアム
入場無料(AZN1 寄付) -
本棚を見てお気づきの通り、本当に小さな本だらけ!
-
日本語の本もあってびっくり!
-
どれも本当に本になっているから感心します。
-
こんな小さいの、どうやって読むんでしょうね??
-
15:08
イチェリシェヘル(城壁)の西側の門からでて、暑いですがしばしお散歩することに。 -
パーク・ブルバードを歩いていたら埠頭を発見。
カスピ海のボートクルーズができるらしい!
へーおもしろそうーと思ったら17:00以降、人の入りを見て運航するとのこと。
この日は20:30の電車に乗る予定なので今回は断念。。
前日に乗りに来ればよかった。。
ちなみに乗り場は、ホテル・パーク・インやヒルトンの近く。(メリディアンがある側の埠頭ではありません)
30分でAZN 3(5歳以下は無料)、VIPホールはAZN 10だそうです。 -
仕方がないので、カスピ海とバクーの町を撮影w
昨日は夜だったので気付きませんでしたが、あまりカスピ海はきれいな感じではないようです。 -
パーク・ブルバードで見つけた2011年3月に植樹されたオリーブの木。
樹齢160年だそうです(!) -
風変わりなこの建物はショッピング・モール。
うねってる建物といい、バクーでは変わったビルが目に付きます。 -
15:48
もうあまり見るところがなくなってしまった・・・
とガイドブックを見ると「殉教者の小道」というのがあり眺めがいいらしい!
タクシーで行ってみます。
タクシー
ヒルトン前→殉教者の小道→乙女の望楼前
AZN 10(要交渉) -
15:58
ここがどうやら殉教者の小道らしい。
タクシーには見学の間待ってもらいますが、駐車場がないようで路肩に停めてもらったため早く戻ってきてねと言われました。
殉教者の小道
見学自由 -
某歩き方によると、ここはソ連時代の擾乱やアルメニアとの戦争の犠牲者を祀った場所とのこと。
-
この階段の向こうが展望台になっていました。
-
だだっ広い!
しかし日光を遮るものが何も無いので夏の昼間の見学は大変かも。。 -
おぉー!
たしかにバクーとカスピ海を一望できます。 -
乙女の望楼の屋上から見えた世界で2番目に大きい国旗掲揚台と観覧車もすぐそこに見えます。
-
前日から気になっていたくねくねの建物も間近に見えます。
炎の形を象ったもので、その名もFlame Towers。
130戸の住宅とホテルのFairmont、オフィスが入っているそうです。
きっと眺めがいいんでしょうね! -
19:33
一旦ホテルに戻り、一休みしてからチェックアウト。
今夜出発の列車に乗るため、タクシーで駅まで向かいます。
タクシー
19:33 旧市街→19:47 バクー駅
AZN 5(要交渉) -
19:48
駅に着くなり、いきなりホームへ。
切符の確認やセキュリティ・チェックは一切ありません。 -
今日乗る列車はこれ。
停車中はクーラーが効いていないので超暑い!
発車まで外で待つことに。
寝台列車
20:30 バクー→翌10:50 トビリシ
AZN 31(シーツ代込、冒頭で予約購入済) -
コンパートメントごとに扉が閉まる仕様。
騒音の意味でも防犯の意味でもありがたいです。 -
4つベッドがある一般的な寝台スタイルでした。
もう先に荷物を置いている人がいたみたい。
発車直前にみんな乗ってきて、太りすぎな「がんこジジイ」系の老爺1人、妙齢の女性2人でした。
妙齢の女性の方は、発車間際に家族とお別れなのか涙ながらに手を振っていました。
老爺は雰囲気が気難しい感じがしたものの、みんないい人そうで一安心。 -
定刻に発車。
しばらくすると車掌がシーツを配りに来ます。
お金は取られなかった、というかチケット込でした。 -
ベッドメイキングした状態はこちら。
結構快適に過ごせそう! -
税関申告書も配られました。
入国時の書類を確認しつつ、手書きで記入しておきます。 -
出発して30分ぐらいはクーラーが効かず超暑い。。
車窓はというと時間的に暗くなってしまい、景色が楽しめないのが残念。
でも、列車だと足を伸ばして横になれるのがありがたい!
このままおやすみなさいー。
★☆★車内泊★☆★
バクーをまとめます。
パーク・ブルバードから夜のカスピ海散策
・ライトアップがキレイ。夏なら暑くないしおすすめ。
・人が多かったが、治安の心配はほぼなかったと思う。
・17:00以降カスピ海クルーズがあるそうなので、時間のある方はよさそう。
マサズィル・ギュル
・全然ピンクじゃない!激おこ!!
ゴブスタン
・岩絵はガイドなしでも楽しめるが、博物館を先に見たほうがいいのかも。
・博物館から先の移動は車がないと厳しい。岩絵見学は1時間程度。
旧市街散策
・意外とヨーロピアンできれいな町並み。歩きやすいが、迷いやすい。
・シェマハ門、教会跡など、見所には看板があるので、目安にするとよい。
乙女の望楼
・屋上からの眺めは良いが、ガラス越しなのが残念。
・内部には説明パネルが多く、ガイド要らず。
シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿
・ややパネルの説明が足りないので、できればガイドと周るのがオススメ。
ミニチュア・ブック・ミュージアム
・本当に小さい本ばかり!日本の本もありました。
・無料で入れるのもありがたいけど、ついカンパしちゃいました。
殉教者の小道
・展望台からの眺めがよい。カスピ海も世界第2の国旗台もよく見える。
・交通が不便な場所なのが難。
---------------------------
56日目 ジョージア トビリシ
http://4travel.jp/travelogue/11042342
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ペルセポリス
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ユーラシア大陸横断【陸路】48日目 イラン シーラーズ
2015/08/05~
シラーズ
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ユーラシア大陸横断【陸路】49-50日目 イラン エスファハーン
2015/08/06~
イスファハン
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ユーラシア大陸横断【陸路】51日目 イラン カーシャーン
2015/08/08~
カシャーン
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ユーラシア大陸横断【陸路】52日目 イラン テヘラン
2015/08/08~
テヘラン
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ユーラシア大陸横断【陸路】53-54日目 イラン アルダビール/アゼルバイジャンへ
2015/08/10~
アルダビール
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ユーラシア大陸横断【陸路】55日目 アゼルバイジャン バクー
2015/08/11~
バクー
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ユーラシア大陸横断【陸路】56日目 ジョージア(グルジア) トビリシ
2015/08/13~
トビリシ
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ユーラシア大陸横断【陸路】57日目 ジョージア(グルジア) ジョージア軍用道路
2015/08/14~
グルジア軍用道路周辺
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ユーラシア大陸横断【陸路】58日目 ジョージア(グルジア) ダヴィッド・ガレジ修道院
2015/09/20~
その他の観光地
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ユーラシア大陸横断【陸路】59日目 ジョージア(グルジア) バトゥミ
2015/09/21~
その他の都市
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ユーラシア大陸横断【陸路】60-61日目 トルコ スメラ修道院・カラジャ洞窟・トラブゾン~ボアズカレへ
2015/09/22~
トラブゾン
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ユーラシア大陸横断【陸路】62日目 トルコ ボアズカレ
2015/09/24~
ボアズカレ
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ユーラシア大陸横断【陸路】63日目 トルコ <移動日>ボアズカレ→カイセリ
2015/09/25~
カイセリ
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ユーラシア大陸横断【陸路】64日目 トルコ カッパドキア(ギョレメ)
2015/09/26~
カッパドキア
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ユーラシア大陸横断【陸路】65日目 トルコ パムッカレ
2015/09/27~
パムッカレ
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ユーラシア大陸横断【陸路】66日目 トルコ エフェス遺跡
2015/09/28~
エフェス遺跡周辺
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ユーラシア大陸横断【陸路】67日目 トルコ ベルガマ
2015/09/29~
ベルガマ
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ユーラシア大陸横断【陸路】68日目 トルコ ブルサ
2015/09/30~
ブルサ
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ユーラシア大陸横断【陸路】69-70日目 トルコ イスタンブール
2015/10/01~
イスタンブール
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ユーラシア大陸横断【陸路】70日目 トルコ ボスポラス海峡クルーズ
2015/10/02~
イスタンブール
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旅行記グループ ユーラシア大陸を陸路で横断(44-70日目 イラン→トルコ)
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