ヨーロッパ鉄道の旅 #11 - ベルリンの庭、ポツダム 宮殿と庭園

2008/06/09 - 2008/06/09

6/9（月）　快晴
ヨーロッパ鉄道の旅 #11 - ベルリンの庭、ポツダムです。ポツダムは、ドイツの首都ベルリンから南西へ28kmの場所にあり、世界遺産「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」を構成するサンスーシ宮殿、シャルロッテンホーフ宮殿、ツェツィーリエンホーフ宮殿、新庭園などがあります。以前、ツアーで来たことがありますが、個人旅行では初めてで、結構、歩き回りました。

写真は、世界遺産の「サンスーシ宮殿」、フリードリヒ大王のパラダイスです。「サンスーシ」とはフランス語で”心配事がない”という意味で、大王は政治や軍事に明け暮れる日々の合間を縫って、この宮殿に親しい友人を招き、音楽や哲学を楽しんだそうです。

ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群（ドイツ観光局）
http://www.germany.travel/jp/towns-cities-culture/unesco-world-heritage/palaces-and-parks-of-potsdam-and-berlin.html

以下、「ヨーロッパ鉄道の旅」の日程です。

6/02（月）成田 JAL 407 13:00 → 18:00 フランクフルト泊
6/03（火）フランクフルト　http://4travel.jp/travelogue/10496747
→マインツ　http://4travel.jp/travelogue/10508982　→フランクフルト泊
6/04（水）フランクフルト→フルダ　http://4travel.jp/travelogue/10973087
→カッセル泊 http://4travel.jp/travelogue/10974130
6/05（木）カッセル→ハーメルン　http://4travel.jp/travelogue/10975110
→ハノーファー　http://4travel.jp/travelogue/10975535
→ブレーメン泊　http://4travel.jp/travelogue/10975603
6/06（金）ブレーメン→ハンブルグ泊　http://4travel.jp/travelogue/10977660
6/07（土）ハンブルグ→コペンハーゲン泊　http://4travel.jp/travelogue/10977745
6/08（日）コペンハーゲン→リューベック　http://4travel.jp/travelogue/10980847
→ハンブルグ泊
6/09（月）ハンブルグ→ポツダム→ベルリン泊
6/10（火）ベルリン→ドレスデン泊
6/11（水）ドレスデン→ライプチヒ泊
6/12（木）ライプチヒ→アイゼナハ→エアフルト→ワイマール泊
6/13（金）ワイマール→バンベルク→ニュルンベルク泊
6/14（土）ビュルツブルク（日帰り）⇔ニュルンベルク泊
6/15（日）ニュルンベルク→レーゲンスブルク→ミュンヘン泊
6/16（月）ミュンヘン→インスブルック→オーバーアマガウ→ミュンヘン泊
6/17（火）ミュンヘン→アウグスブルク→フッセン→ウルム→ミュンヘン泊
6/18（水）ミュンヘン→チューリッヒ泊
6/19（木）チューリッヒ→ツエルマット泊
6/20（金）ツエルマット泊
6/21（土）ツエルマット→インターラーケン→ベルン泊
6/22（日）ベルン→コルマール→ストラスブール泊
6/23（月）ストラスブール→ケルン泊
6/24（火）フランクフルト泊
6/25（水）フランクフルト泊
6/26（木）フランクフルト JAL 408 21:05 → 成田
6/27（金）成田 15:20

エリア ポツダム(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

ハンブルクからベルリンへ向かいます。

Hamburg Hbf 08:06 → 09:48 Berlin Hbf （1時間42分）

Berlin-Spandau 駅

ベルリン中央駅
立体式の駅舎になっています。まずは荷物を預けて身軽になります。

ベルリン中央駅
ガラス張りの駅舎が素晴らしいですね。

ベルリン中央駅
Sバーンです。駅の壁に、バッテンフォール（VATTENFALL）の広告看板がありました。
バッテンフォールはスウェーデンのストックホルムに本社を置く大手電力会社・エネルギー会社で、1990年代の電力自由化以後、フィンランド・デンマーク・ドイツ・ポーランドを含めヨーロッパ各地に買収の手を伸ばし、北欧のみならずヨーロッパ有数の多国籍エネルギー企業となっているそうです。

時刻は、10:00 過ぎ。

まずはベルリンの南西15?にあるポツダムを観光するため、16番線、S7 Potsdam Hbf 往きに乗ります。

アルター・マルクト広場、Alter Markt
ポツダムに到着しました。アルター・マルクトは「旧市場」の意味で、昔はポツダムの台所だったそうです。写真手前は、広場中央に立つ大理石のオベリスクで、1979年に再建されたもので、後ろは旧市庁舎です。

旧市庁舎、Altes Rathaus

ポツダム：宮殿と湖の間に広がる庭園都市（ドイツ観光局）
http://www.germany.travel/jp/towns-cities-culture/towns-cities/historic-highlights-of-germany/potsdam.html

ニコライ教会、Nikolaikirche
シンケルが設計したニコライ教会は、神殿を思わせる古典様式の教会で、1837年に建てられたそうです。あいにく修復中でした。

ブランデンブルク通り
正面（東側）には、St. Peter and St. Paul教会．が見えます。

オランダ人街、Holländisches Viertel
フリードリッヒ・エーベルト通りからナウエン門の近く、東側一帯に赤レンガの館が建ち並んでいます。

オランダ人街、Holländisches Viertel
18世紀前半、ヴィルヘルム1世時代にオランダから逃げてきたユグノー派の人々を王が受け入れてここに住まわせたそうです。

ナウエン門、Nauener Tor
英国風ネオ・ゴシック様式による建造物です。

ナウエン門、Nauener Tor
ポツダム市民の待ち合わせ場所ともなっているようです。

ナウエン門、Nauener Tor

オランダ人街、Holländisches Viertel

新庭園

新庭園・入口

新庭園（ノイアー・ガルテン）、Neuer Garten
サンスーシ宮殿の北東方向にあります。

新庭園

新庭園

新庭園

新庭園

エジプト風門構えの温室、Ägyptisches Portal an der Orangerie
1793年に建てられたそうです。

新庭園
ホントにこの季節はお花が多く、写真も撮り甲斐がありますね。

バラのスタンダート仕立てが綺麗でした。

大理石宮殿、Marmorpalais
1792年、第4代プロイセン王フリードヒリ・ヴィルヘルム2世が、建築家カール・フォン・ゴンタルトに建てさせた古典主義様式の夏の離宮だそうです。あいにく修復中でした。

大理石宮殿、Marmorpalais
看板を見ると、こんな形だそうです。

ハイリガー湖
ポツダムには湖が多く、「ベルリンの庭」と呼ばれていて、新庭園は、森と湖に囲まれた市民の憩いの場となっています。

ツェツィーリエンホーフ宮殿
1917年に完成した宮殿で、ホエンツォレルン家の最後の皇太子ヴィルヘルムが家族と過ごした館です。

ツェツィーリエンホーフ宮殿
1945年7月17日〜8月2日に、第二次世界大戦の戦後処理と日本の終戦について話し合われた「ポツダム会談」が開かれた場所として知られています。

ツェツィーリエンホーフ宮殿
前回、ツアーで来たときに、中を見ているので、今回は建物の周りを散策してみました。

ツェツィーリエンホーフ宮殿
6月はお花の季節で、花壇が綺麗にされていました。

ツェツィーリエンホーフ宮殿

ツェツィーリエンホーフ宮殿

ツェツィーリエンホーフ宮殿
お花で一杯の中庭。6月は旅行シーズンですね。

ツェツィーリエンホーフ宮殿

ツェツィーリエンホーフ宮殿
花壇の写真を沢山、撮ってしまいました。

ツェツィーリエンホーフ宮殿

ツェツィーリエンホーフ宮殿
英国風木造3階建です。

ツェツィーリエンホーフ宮殿

ツェツィーリエンホーフ宮殿
円卓テーブルがある部屋の外観です。

ツェツィーリエンホーフ宮殿

ツェツィーリエンホーフ宮殿

新庭園の案内図

緑のアーチを潜って

プフィングストベルクのベルヴェデーレ、Belvedere auf dem Pfingstberg
新庭園の北西にあり、1999年に世界遺産に登録されたそうです。

プフィングストベルクのベルヴェデーレ、Belvedere auf dem Pfingstberg

プフィングストベルクのベルヴェデーレ、Belvedere auf dem Pfingstberg

プフィングストベルクのベルヴェデーレ、Belvedere auf dem Pfingstberg

Alexandrowka potsdam kirche
新庭園の西にあるロシア人入植地アレクサンドロフカ、Russische Kolonie Alexandrowka で、1999年に世界遺産に登録されたそうです。

Dorint Hotel Sanssouci Potsdam
ホテル前のパーク通りをサンスーシ宮殿方面へ

http://hotel-potsdam.dorint.com/en/

パーク通りを進むと、絵画館の裏手に出てきました。

絵画館はサンスーシ宮殿の隣にあるギャラリーで、フリードリッヒ大王が自らのコレクションを展示するために、1764年に建設したそうです。

サンスーシ宮殿とキオスク
キオスクは太陽のモチーフで装飾されています。

サンスーシ宮殿

サンスーシ宮殿
1745〜47年にかけて建てられたドイツ・ロココ様式の傑作です。

サンスーシ宮殿
宮殿内部は中央に楕円形の大広間があって、「玄関の間」「大理石の間」「書斎」「執務室兼居間」「コンサートルーム」「謁見の間」など、12の部屋があります。

Stiftung Preußische Schlösser und Gärten Berlin-Brandenburg (SPSG)
https://www.youtube.com/watch?v=RhtVxY_plQ0

サンスーシ公園
宮殿の下に噴水のあるフランス庭園が広がります。

サンスーシ宮殿
東西の全長が100メートル、部屋数12、宮殿としては小さいサイズです。

サンスーシ公園

サンスーシ公園

サンスーシ公園

サンスーシ公園

サンスーシ宮殿と庭園
宮殿前に「ブドウ棚の階段」が広がります。

サンスーシ公園
289ヘクタールという広大な公園で世界遺産に登録されています。

噴水の先、緑の茂みの間に、風車とノイエ・カンマーン宮殿がちょこっと見えます。

中国茶館、Chinesisches Teehaus
クノーベルスドルフ亡き後にヨハン・ゴットフリート・ビーリングが手がけた中国趣味のガーデンハウスで大王のお気に入りの東屋だったそうです。

新宮殿の門

新宮殿
7年戦争終結後、フリードリッヒ大王が建設したバロック様式の新宮殿です。

新宮殿
宮殿の幅は220m、部屋数200以上という巨大な宮殿で、屋根のバルコニーをギリシア神話の神々が取り囲んでいます。

新宮殿
「冬の離宮」とも呼ばれる新宮殿は、1769年に完成しました。


http://www.spsg.de/en/home/

新宮殿
パリ郊外のベルサイユ宮殿をモデルに建設した後期バロック様式の宮殿です。

新宮殿

新宮殿前の庭園

新宮殿

ポツダム大学
新宮殿の向いにあります。

新宮殿内
大理石回廊、貝殻の部屋、青い小部屋、赤いダマスクス部屋、緑のダマスクス部屋など200以上の部屋があります。

新宮殿内
内部は自由に見て回ることができます。

新宮殿
儀式用の宮殿や迎賓館として使用されたそうです。

ポツダム大学
新宮殿の向いにあります。

ポツダム大学

新宮殿

新宮殿

シャルロッテンホーフ宮殿方面へ

シャルロッテンホーフ宮殿

シャルロッテンホーフ宮殿

シャルロッテンホーフ宮殿

シャルロッテンホーフ宮殿

庭園もお花で綺麗でした。

ローマ風呂方面へ

池があって散策していて気持ちよいです。

ローマ風呂、Romische Bader

ローマ風呂、Romische Bader

ポツダムの街角

サンスーシ公園の門

ポツダムの街角

ポツダムの街角

サンスーシ公園・東門

ブランデンブルク門、Brandengyrger Tor
フリードリッヒ大王が7年戦争を勝ち抜いた記念に、1771年に建てたものです。ルイーゼン広場、Luisensplatz にありました。

ブランデンブルク通り、Brandenburger Str.
ポツダム中央駅方面へ戻ります。

ブランデンブルク通り

ブランデンブルク通り
ポツダムはいかがでしたでしょうか？ポツダムは広く、新庭園とサンスーシ公園の両方を見て回るのに時間がかかりました。レンタサイクルがお勧めです。

ベルリン市内へ戻ります。

ヨーロッパ鉄道の旅 #12 - 歴史と文化の都、ベルリン街歩き
http://4travel.jp/travelogue/10982489