ヨーロッパ鉄道の旅 #9 - 渡り鳥ラインで、コペンハーゲンへ

2008/06/07 - 2008/06/07

6/7（土）晴れ
ヨーロッパ鉄道の旅 #9 - コペンハーゲンです。「渡り鳥ライン」を通って、ドイツからデンマークに渡ります。城や尖塔がそびえ立つコペンハーゲンは、ハンス・クリスチャン・アンデルセンのおとぎ話の世界に足を踏み入れたような街で、「北欧のパリ」とも言われる街歩きが楽しめる町でした。

写真は、運河沿いにレストランやアンティークショップなどのカラフルな建物が軒を連ねている「ニューハウン」です。

コペンハーゲン早分かりガイド
http://www.visitscandinavia.org/ja/Japan/Denmark/Copenhagen/inspiration/

コペンハーゲン観光局（英語）・・中国語のサイトはありますが、日本語は無し
http://www.visitcopenhagen.com/copenhagen-tourist

北欧フィーカ
http://fika10.com/Denmark/index.html

コペンハーゲン シティ・ガイド
http://cph-tourist.dk/User_files/c133dbb934a9720fe1ce40153100cabd.pdf

コペンハーゲン中心部・マップ
http://www.visitscandinavia.org/PageFiles/4574/map_d_detail.gif

コペンハーゲン地図（英語）
http://dkks.dk/assets/Foldere/Your-Own-Royal-Tour-of-Copenhagen-web.pdf

以下、「ヨーロッパ鉄道の旅」の日程です。

6/02（月）成田 JAL 407 13:00 → 18:00 フランクフルト泊
6/03（火）フランクフルト　http://4travel.jp/travelogue/10496747
→マインツ　http://4travel.jp/travelogue/10508982　→フランクフルト泊
6/04（水）フランクフルト→フルダ　http://4travel.jp/travelogue/10973087
→カッセル泊 http://4travel.jp/travelogue/10974130
6/05（木）カッセル→ハーメルン　http://4travel.jp/travelogue/10975110
→ハノーファー　http://4travel.jp/travelogue/10975535
→ブレーメン泊　http://4travel.jp/travelogue/10975603
6/06（金）ブレーメン→ハンブルグ泊　http://4travel.jp/travelogue/10977660
6/07（土）ハンブルグ→コペンハーゲン泊
6/08（日）コペンハーゲン→リューベック→ハンブルグ泊
6/09（月）ハンブルグ→ベルリン泊
6/10（火）ベルリン→ドレスデン泊
6/11（水）ドレスデン→ライプチヒ泊
6/12（木）ライプチヒ→アイゼナハ→エアフルト→ワイマール泊
6/13（金）ワイマール→バンベルク→ニュルンベルク泊
6/14（土）ビュルツブルク（日帰り）⇔ニュルンベルク泊
6/15（日）ニュルンベルク→レーゲンスブルク→ミュンヘン泊
6/16（月）ミュンヘン→インスブルック→オーバーアマガウ→ミュンヘン泊
6/17（火）ミュンヘン→アウグスブルク→フッセン→ウルム→ミュンヘン泊
6/18（水）ミュンヘン→チューリッヒ泊
6/19（木）チューリッヒ→ツエルマット泊
6/20（金）ツエルマット泊
6/21（土）ツエルマット→インターラーケン→ベルン泊
6/22（日）ベルン→コルマール→ストラスブール泊
6/23（月）ストラスブール→ケルン泊
6/24（火）フランクフルト泊
6/25（水）フランクフルト泊
6/26（木）フランクフルト JAL 408 21:05 → 成田
6/27（金）成田 15:20

エリア コペンハーゲン(デンマーク)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5

• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

ハンブルクの街角

渡り鳥ライン
ドイツ北部の主要都市ハンブルクとデンマークの首都コペンハーゲンを結ぶ交通幹線(回廊)で、中央ヨーロッパから北極やスカンジナビアへ渡りをおこなう鳥の重要なルートと重なるため名付けられたそうです。

ハンブルク中央駅

コペンハーゲン行きは、7:25 発、8番線です。

ハンブルク中央駅、Hamburg Hbf

8番線のInterCityExpress (ICE)、コペンハーゲン行きです。

ICE 1等車の座席は、快適でした。

リューベック、Lübeck Hbf
コペンハーゲンの帰りに立ち寄ります。

橋を渡って、フェーマルン島へ

ドイツ・フェーマルン島のプットガルデン、Puttgarden

ドイツのプットガルテンとデンマークのロービュ(Rødby)間の19kmはフェリーで結ばれ、車と同時に列車も航送しています。

ICE は他の車両と共に、船の中へ。船内では列車の照明が落とされるので、乗客は列車を降りてエレベータか階段で船室に上がることになります。

プットガルテンのフェリーターミナルを後に、船はデンマークへ向けて出港します。

船のデッキに上がり、景色を楽しむことにしました。

フェーマルン・ベルト海峡
この海峡を跨ぐフェーマルン・ベルト橋の建設計画があるそうです。当初は、2018年完成予定だったが、計画は遅延中との事です。まだ大丈夫です。

ドイツ・フェーマルン島方面

左舷にデンマークからドイツへ向かう折り返しの船が見えてきました。

運航はドイツとデンマーク両政府合弁のスカンラインによって行われています。船はほぼ左右対称になっていて、両側に操舵室があって、折り返し運行し易くなっています。

45分で結ばれ、1時間当たり2往復しているそうです。

デンマークの港、レズビュハウン Rødbyhavn

Roedby
港には徒歩で乗船するための施設があります。

Roedbyの駅
明日もデンマークの帰りに、渡り鳥ラインを通ります。帰りの旅行記は下記です。

ヨーロッパ鉄道の旅 #10 - バルト海の女王 ハンザ同盟 リューベック
http://4travel.jp/travelogue/10980847

コペンハーゲン中央駅に到着。12時17分頃。初めてデンマークへ来ました。

http://en.hovedbanen.dk/

コペンハーゲン中央駅 東口

通りの反対側にはチボリ公園のチケット売り場があり、多くの人が並んでいます。

まずは、ホテルに向い、チェック・イン。

ホテルはちょっと駅から遠く、湖の近くでした。

Det tekniske Selskab

コペンハーゲン植物園
ローゼンボー城と隣接するロイヤル・ガーデンの向かいにあります。

コペンハーゲン植物園・大温室
ヨーロッパ最大級の植物園だそうです。

コペンハーゲン植物園・大温室

大温室前のスイレン池

コペンハーゲン植物園
鳥がいました。

コペンハーゲン植物園
園内には白い橋があって、散策できるようになっています。

コペンハーゲン植物園

植物園を後に、道路を隔てて隣のローゼンボー城へ。写真左は近衛兵の兵営。

ローゼンボー城、Rosenborg Castle
クリスチャン 4 世（1577〜1648年）が残した数ある印象的な建造物の中の一つで、1606年に夏の離宮として造営され、他に旧証券取引所、ラウンドタワーなどがあります。

http://dkks.dk/english

ローゼンボー城
ローゼンボー公園の堀の中に建つ、赤レンガと青銅の屋根が特徴的なオランダ・ルネッサンス様式の宮殿です。

ローゼンボー城
門の左右にライオンの像がありました。

ローゼンボー城庭園

ローゼンボー城

ローゼンボー城

誰の銅像でしょうか？

ローゼンボー城

ローゼンボー城

ローゼンボー城の西口
団体客はバスから降りた後、こちらから入ってきます。

西口付近の建物

ローゼンボー城
両側に衛兵の立つ場所があります。城の中には宝物庫があるようです。

ローゼンボー城庭園

ローゼンボー城庭園
コペンハーゲン市民の憩いの場となっているようです。

ローゼンボー城庭園
素敵な並木道ですねぇ！

アンデルセンの銅像
「みにくいあひるの子」や「人魚姫」が有名ですね。

コペンハーゲンの街角

Saint Paul's Church (Sankt Pauls Kirke)

コペンハーゲンの街角
街並みがカラフルですね。

カステレット要塞の入口

カステレット要塞

聖アルバニ教会

カステレット要塞
1662年、商人の港、コペンハーゲンを守るために造られた星形の要塞カステレットです。

http://www.kastellet.info/

カステレット要塞

カステレット要塞

カステレット要塞

カステレット要塞

カステレット要塞

カステレット要塞から人魚姫の像がある方向を望む。観光バスが停まっていますね。

カステレット要塞

カステレット要塞

ハーバープロムナード

帆船も行き交うデンマークの港

人魚姫の像、Den Lille Havfrue
「人魚姫」はデンマークを代表する作家アンデルセンの代表作です。こじんまりとした可愛い像でした。

人魚姫像は、1913年にデンマークの彫刻家エドワード・エリクセン（1876-1959年）によって造られました。

人魚姫は、コペンハーゲンのハーバープロムナード、ランゲリニーの際の石の上に座りつづけています。

大型客船も停泊中

聖アルバニ教会

聖アルバニ教会

聖アルバニ教会とゲフィオンの泉

ゲフィオンの泉 　Gefion springvandet
4頭の雄牛に鞭を打つ女神ゲフィオンの像がある噴水で、聖アルバニ教会近くにあります。

ゲフィオンの泉 　Gefion springvandet

豪華客船も停泊しています。ちなみに、DFDS SEAWAYS の「コペンハーゲン−オスロ線」は下記です。

http://www.dfdsseaways.jp/Routes_and_Timetables/Copenhagen-Oslo_routes/

今でも帆船が行き交います。

Nordre Toldbod

Nordre Toldbod

軍艦も停泊中

対岸のオペラハウス
デンマークを代表する建築家ヘニング・ラーセンが手がけた豪華な施設です。

ハーバープロムナード
豪華な船ですねぇ。

船上にヘリコプターも搭載しています。

オペラハウス

ハーバープロムナード
帆船も停泊中です。

アマリエンボー宮殿
冬の王宮で、八角形の広場の周りに配された典型的な4つのロココ調の宮殿（クリスチャン7世宮殿、クリスチャン8世宮殿、クリスチャン9世宮殿、フレゼリク8世宮殿）からなっています。

フレデリク5世の騎馬像
広場の中央にはこの宮殿の造営者であるフレデリク5世の騎馬像があります。

フレデリク5世の騎馬像

アマリエンボー宮殿
この宮殿に王室ご一家が暮らしていて、毎朝 11時半、王女の近衛兵がローゼンボー城からアマリエンボー城までの道のりを行進し、正午に衛兵交代式が行われるそうです。

マーブル教会、The Marble Church
1749年、Frederik 5世によって建てられた大理石の教会です。

http://www.marmorkirken.dk/

マーブル教会の天井

マーブル教会・内部

マーブル教会・内部

マーブル教会・内部

マーブル教会・内部
パイプオルガンも立派でした。

デンマークの街角

ニューハウン、Nyhavn
17世紀に市街地が拡大するなかで築かれた”新しい港”ニューハウンで、当時、一帯は荷揚げが盛んで活気に溢れ、アンデルセンが童話作家としてデビューした頃と晩年を、ここニューハウン67番地で過ごしたそうです。

ニューハウン、Nyhavn
現在はレストランが立ち並ぶ観光スポットとなっています。遊覧船発着所からは大勢の観光客が乗り降りしていました。

運河ツアー DFDSキャナル・ツアー（DFDS Canal Tours）
http://www.stromma.dk/en/copenhagen/sightseeing/sightseeing-by-boat/the-grand-tour/

https://www.youtube.com/watch?v=Tfg3T9eXWpk#t=36

ニューハウン、Nyhavn
おとぎの国のようにカラフルな建物が建ち並んでいます。並びの奥に、マリリアというお土産屋があって、デンマークの代表的なデザイン雑貨、マリメッコなどが紹介されていました。

マリリア
http://www.mariliadk.com/hpgen/HPB/entries/5.html

どこの建物だったか。。赤のつるバラが綺麗でした。

“王様の新広場” コンゲンス・ニュートウ広場
King's New Square、Kongens Nytorv
デンマーク最大のデパートマガシン（Magasin）やボダム（bodum）もあります。

マガシン（Magasin） 英語
http://www.magasin.dk/on/demandware.store/Sites-mdn-Site/default/Tourist-Show?mid=tourist_eng_zmags

ボダム（bodum） 日本語
http://www.bodum.com/jp/ja/

王立劇場、The Royal Danish Theatre
シャーロッテンボー宮殿に隣接し、1748年にコンゲンス・ニュートウ広場に面して重厚な石造りで建設され、1874年にこけら落しが行われました。デンマークで最も古い伝統をもつ劇場で、約1500席の観客席を備え、王立バレエ団の伝統的なパフォーマンスが鑑賞できます。

コペンハーゲンの街角

現代美術センター、Nikolaj Kunsthal
1200年代に建てられた教会なのですが、1795年、コペンハーゲンの大火事で大部分を焼失、ナポレオン戦争後の経済状況の悪化で他の建物の再建が優先され、1805年には教会機能を維持できなくなり、現在は現代美術センターとなっているようです。

http://www.nikolajkunsthal.dk/en

クリスチャンボー城方面へ

途中、遊覧船が通る運河を渡って、クリスチャンボー城のあるスロッツホルメン島へ

コペンハーゲンの街角
Nikolaj Kunsthalの尖塔が見えます。

どこの建物だったか。。デンマークの国旗が沢山、描かれています。

クリスチャンボー城
お天気は良かったが、先頭の部分が、あいにく工事中でした。

Christiansborg Palace
http://www.christiansborg.dk/english/

クリスチャンボー城の中央広場
コペンハーゲンの中心部、スロッツホルメン島に建つクリスチャンボー城の中央広場には、クリスチャン9世の像が立ちます。クリスチャン9世は1863年にデンマーク国王に即位し、1906年までデンマーク王国を守りぬきました。

クリスチャンボー城
この城はデンマーク王室および政府の迎賓館として使われている他、国会議事堂や内閣府、最高裁判所などがおかれているそうです。

クリスチャンボー城の周りの運河

国立クルンケヘム博物館

コペンハーゲンの街角

市庁舎方向へ

市庁舎前広場
写真正面は、SCANDIC PALACE HOTEL。写真右はコペンハーゲン市庁舎。市庁舎の塔は105.6mの高さがあり、コペンハーゲンではこの塔より高い建物の建築を制限する条例があるそうです。ガイドツアーに参加すれば上に昇ることができます。

SCANDIC PALACE HOTEL
http://www.scandichotels.com/Hotels/Denmark/Copenhagen/Scandic-Palace-Hotel/#.VNbJXeasWSo

チボリ公園
1843年にゲオ・カーステンセンが、時の国王クリスチャン8世から約6ヘクタールの土地を借り受けて建てたヨーロッパ最古の最も夢のあるアミューズメントパークです。

以前、倉敷チボリ公園（経営難のため、2008年末で閉園）には行ったことがあります。

チボリ公園
中には入りませんでしたが、1年後に入場する機会がありました。そのときの写真は下記旅行記を参照下さい。

週末、デンマーク #2 : ローゼンボー城〜チボリ公園　
http://4travel.jp/travelogue/10501280

コペンハーゲン中央駅

コペンハーゲン市庁舎
世界一正確な天文時計があるらしいです。

SCANDIC PALACE HOTEL（写真左）と市庁舎（写真右）の中間に「ルアー笛吹きの象」があります。ツアー・バスの発着所となっているようです。

Copenhagen City Sightseeing - Mermaid Tour
https://www.youtube.com/watch?v=5E2zeu-mUS0

ストロイエ通り沿いの教会

ストロイエ通りを往復
コペンハーゲン市庁舎から北東に伸びるコンゲンス・ニュートウ広場にかけての通りで、世界初の歩行者天国だそうです。コペンハーゲンのレゴショップや、ロイヤルコペンハーゲンの本店も、ここストロイエにあります。

コンゲンス・ニュートウ広場
クリスチャン５世像が真ん中にあります。

市庁舎前広場の彫刻
翼の小さな可愛い緑のドラゴンに守られています。

チボリ公園の建物
市庁舎前広場で観光は終わり。

1年後、再び訪れる機会がありました。その際は、クロンボー城、フレデリクスボー城など、郊外に足を伸ばしました。とても素敵なお城でしたよ！

週末、デンマーク #1 : ニューハウン、アマリエンボー宮殿、人魚姫
http://4travel.jp/travelogue/10498789
週末、デンマーク #2 : ローゼンボー城〜チボリ公園　
http://4travel.jp/travelogue/10501280
週末、デンマーク #3 : 世界遺産 クロンボー城
http://4travel.jp/travelogue/10502758
週末、デンマーク #4 : デンマークで１番、美しいフレデリクスボー城
http://4travel.jp/travelogue/10503523

市庁舎前広場に「竜と牛の戦いの像の噴水」がありました。ここでコペンハーゲン街歩きは終了です。コペンハーゲンはいかがでしたでしょうか？　　次は、渡り鳥ラインをドイツに戻って、ハンブルク手前のリューベックへ向います。

ヨーロッパ鉄道の旅 #10 - バルト海の女王 ハンザ同盟 リューベック
http://4travel.jp/travelogue/10980847