2024/06/24 - 2024/06/24
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kojikojiさん
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毎月いくつも送られてくる旅行会社のパンフレットはひと月で10センチ以上の厚さになりますが、役に立つ情報もあるのでそのまま捨てるわけにもいかずについつい目を通してしまいます。そんな中で目に留まったのが「京都長期滞在 フリープラン 6日間」というフリープランでした。京都市内のホテルに5泊して交通費込みで39,900円という値段です。京都で叔父に会う約束もあったし、伯母にも久しく会っていないので申し込むことにしました。ただ、交通は新幹線ではなく羽田空港から神戸空港を往復するというものです。神戸は1992年に妻と一緒に仕事で何カ月も滞在した町でもあるので、京都へ向かう前に神戸の町も歩いてみようということになりました。交通費と宿泊費が安い分食事は多少贅沢をしようということにもなりました。エアーはスカイマークだったので羽田空港第1ターミナルでチェックインして荷物を預けます。座席は右側の窓側なので富士山がきれいに見えました。神戸を通り過ぎた後に大きく旋回して明石海峡大橋を眼下に眺めながら神戸空港に到着します。ポートライナーで三ノ宮駅に出て予約してあった「神戸牛 八坐和 阪急三宮店」に向かいます。店の名前から阪急百貨店の中にあると思ったのですが、そんな店はありません。電話してみて全く違うところにあることが分かります。ステーキのコースを予約してありましたが、細かい料理が続いて肝心のステーキはボリュームが無くてちょっとがっかりでした。本当は「あらがわ」にしようと思ったのですが、ツアー代金とほぼ同じ金額なので今回は諦めていました。食後はタクシーで北野の異人館巡りをしてみました。神戸には3カ月ほど滞在して仕事をしていましたが、週末は京都の祖母宅へ戻っていたので神戸市内の観光はしたことがありませんでした。初めて歩く北野は坂道で多少蒸し暑さはありましたが、意外に面白く思えました。日本人の観光客よりも香港や台湾の人が多かったので、ある意味異人館らしく思えました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- タクシー スカイマーク JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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久し振りに母の生まれ故郷である京都へ行くことになりました。今回は「京都長期滞在 フリープラン 6日間」というトラピックス社のフリーツアーに申し込んでいます。池袋のメトロポリタンホテルからエアポートリムジンで羽田空港に向かいます。
ホテルメトロポリタン 宿・ホテル
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格安ツアーということもあって京都までの交通は新幹線ではなくて飛行機での往復になります。
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しかも伊丹空港ではなくて神戸空港の往復になり、神戸空港から京都への移動はツアーには含まれていません。
羽田空港 第1旅客ターミナル 空港
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初めてのスカイマークの機体の翼端ウィングレットに描かれる柄は現在10種類あるそうです。赤いハート以外にも青いハートがあるそうです。
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スカイマーク103便は午前9時5分発で、ちょうど混雑する時間帯のようで離陸待ちの機体が列を作っています。
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少し遅れての離陸の後は東京湾上空を旋回しました。眼下には「海ほたる」がきれいに望めました。
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そして三浦半島とその先には伊豆大島の島影も見えます。
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三方を山に囲まれた鎌倉の町も久しく行っていません。昨今のオーバーツーリズムの状況をテレビで観てしまうと行く気にはなれません。
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「江の島」もきれいに見えます。鎌倉には行かずに江の島の旅館に1泊するのはいいかもしれません。
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山体の色は違いますが、葛飾北斎の「凱風快晴」で見るような雪の状態です。
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久し振りにきれいな富士山を眺めることが出来ました。
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この日は6月24日でしたが、翌々日には火口の中で3人の方が発見されていました。
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富士山を過ぎてしまうと変化のない風景が続き、気が付くと兵庫県と岡山県の県境辺りを飛行していました。
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大きく旋回して西側から神戸空港に向かいます。
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明石海峡大橋が眼下に見えました。
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着陸直前には神戸の街並みがきれいです。
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1992年の夏にハーバーランドに「神戸西武」を新店オープンさせるために3カ月ほど滞在したことがあります。「ホテルモントレ神戸」に宿泊しながらの長期出張でしたが、その時のプロジェクトで一緒だった友人は現在も家族ぐるみの友人ですし、妻も同じ仕事をしていたので懐かしさを感じます。
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残念ながら週末の休みは京都の祖母の家に行っていたので、神戸の町中の観光は全くしていませんでした。毎晩三ノ宮と元町辺りで飲んではいたのですが。
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神戸空港を利用するのは今回が初めてでした。三ノ宮から京都までは電車で1本なので意外に便利かもしれないと思いました。
神戸空港 (マリンエア) 空港
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以前マイレージの期限切れ前に伊丹空港を利用して京都を旅したことがありましたが、帰りのリムジンバスを京都駅の八条口で待っていると、目の前を何本も東京駅行きの新幹線が発車していくのを見て嫌になったことがあります。そこからであれば新幹線だと早く家に帰れるのが分かりますから。
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神戸空港からは直結の神戸新交通ポートライナーで三ノ宮駅まで25分の移動です。
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明石海峡大橋の全体像がきれいに見えました。この橋の下はパンスターフェリーの不参航路で往復2回と、上海航路の往復で2回通過しています。
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そのまままっすぐ京都へ向かってもいいのですが、昔懐かしい神戸でお昼を食べてから移動することにしていました。1992年当時賑わっていたガード下はシャッターが閉まってる店が多かったです。
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懐かしい町並みですがさすがに30年近く建っているので記憶にある店は残っていません。
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神戸のSAMBOAの前を通り過ぎました。京都の寺町にあるSAMBOAに初めて行ったのはもう40年も前のことです。久し振りに行きたいなと思ったのですが、この後行ってみてびっくりしました。
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ネットで調べていて予約していた「八坐和」というステーキ店に向かいました。本当は「あらがわ」に行きたいとも思っていたのですが、さすがに6日間39,900円のツアーと同じくらいのステーキ店には行けません。
神戸牛 八坐和 阪急三宮店 グルメ・レストラン
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久し振りの神戸に乾杯です。最初は店舗オリジナルのウエルカムドリンクがありました。今回はお昼の手頃なコースを予約しています。
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「神戸牛変わり寿司1貫」は大きな海苔の上にご飯と神戸牛の乗った手鞠寿司のようです。
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「季節野菜のサラダ」はエディブルフラワーがきれいに盛られてとてもきれいです。もちろん神戸牛も隠れています。
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スパーリングの日本酒「澪」を飲んでみましたが少し甘めではありますが美味しいです。
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「神戸牛のシチュー」は小さいココットに入っていて、美味しいのですがちょっと物足りない量です。
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「神戸牛ローストビーフ」はサラダ仕立てす。
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予約したコースのお肉のランクを上げられるというのでお願いしましたが、メインの神戸牛のステーキはこれでした。
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美味しいお肉ですが物足りなすぎます。以前行った「ステーキランド 神戸館」でも良かったかなと思いました。2年前にトラピックスの山陽山陰周遊の旅の夕食で利用しましたが、リーズナブルで美味しかったです。
神戸の夜:https://4travel.jp/travelogue/11736174 -
ご飯には甘く炊いた牛肉しぐれと木の芽が乗っています。
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女性だったらちょうどよい量だと思いますが、男性だとちょっと物足りないかな。
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淹れたての美味しいコーヒー。
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わらび餅と白玉にあんこなど盛りだくさんのデザートです。店の「八坐和(やざわ)」という名前は矢沢永吉のファンだからのようで、店内には写真がたくさん飾ってありました。
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食事の後はタクシーに乗って「異人館うろこグループ オペレーションセンター」まで移動しました。異人館の北野7館プレミアムパスは事前にネットで購入してありました。電子チケットはセンターの窓口で紙のチケットに交換する必要があります。
ラインの館 名所・史跡
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まずは「ラインの館(旧ドレウェル邸)」から見学をスタートします。神戸には長く出張で来ていましたが、異人館を見学するのはこれが初めてです。一緒に出張していた妻は来たことがあるようですが、いつもの通り記憶は残っていないようです。
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「うろこの家&展望ギャラリー」、「山手八番館」、「北野外国人倶楽部」、「坂の上の異人館」、「英国館」、「洋館長屋」、「ベンの家」というモデルコースに沿って見学しますが、いきなり異人館うろこグループに入っていない館に入ります。
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「旧ドレウェル邸」は大正4年の1915年にフランス人J.R.ドレウェル夫人(Josephine.R.Drewell)の邸宅として建てられました。
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昭和53年の1978年に神戸市が購入して付属屋を一部改造し、伝統的建造物群保存地区の案内センターとして整備されています。
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こういった明治大正期の建築に魅かれるのが何故なのか分かりませんが、旅先に選ぶことが多いです。「北海道開拓の村」や「明治村」をはじめ、各地の建物を探している中で「神戸異人館」も外せないと思うようになりました。
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窓ガラス越しに「英国館」、「洋館長屋」、「ベンの家」が見えています。ここまで戻って来るのに何時間かかることやら。
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ここは特に展示物があるわけではないので建物の雰囲気を感じて見学を終えます。
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「オランダ坂」に差し掛かると妻の動きが極端に遅くなりますので、手を引いてゆっくり登ります。「香りの家オランダ館(旧ヴォルヒン邸)」と「ウィーン・オーストリア館」も少し覗いてみましたが、ショップには旅した時に目にした懐かしいものがたくさん並んでいました。
ウィーン オーストリアの家 美術館・博物館
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「うろこの家」についてようやくチケットチェックがあり見学がスタートします。この家は神戸で最初に公開された代表的な異人館で、国の登録有形文化財や兵庫県住宅百選にも指定されている伝統的な建築物です。
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坂を上りきった後に入り口まで階段が続いているので妻はもうへとへとのようです。
うろこの家 展望ギャラリー 名所・史跡
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外国人のための高級借家として明治後期に居留地に建てられ、大正に入ってから現在の場所へ移築されたと伝えられています。最後の住人はE・ハリヤー氏で、1953年から1968年までこの家で暮らしていました。
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Il Porcellinoはイノシシのブロンズで、1634年にバロック様式の巨匠ピエトロ・タッカ(Pietro Tacca)によって彫刻されて鋳造されました。当時は大公のコレクションにあり、現在はウフィツィ美術館に展示されています。これはそのレプリカですが、2週間前にチュニジアでイノシシ料理を食べたばかりだったのでその味を思い出しました。
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外国人設計者による木造2階建て切妻屋根に黒桟瓦葺きの洋館が並んでいます。天然石のスレートで覆われた建物の外壁が魚のうろこに似ていることから「うろこの家」と呼ばれています。
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「うろこの家」と呼ばれるのは右側の洋館で、左側の建物は「うろこ美術館」です。
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まずは「うろこ美術館」の方から見学を始めます。
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こちらは新しい建物のようですが、内装や家具などはアンティーク風のものが置かれてあります。
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暖炉や吊り下げられた照明はアンティークなものが組み込まれているようです。
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「赤い膝掛けの裸婦」モイズ・キスリング
モイズ・キスリング(Moise Kisling)はエコール・ド・パリの画家で、ポーランド生まれです。1910年に19歳でパリに出て、モンマルトルで画家として本格的に絵を描き始めます。1912年にピカソやブラックらの活動拠点モンマルトルのバトー・ラヴォワール(洗濯船)に移り住んでいます。バトー・ラヴォワールの前までは行ったことがあるので親しみを感じます。 -
「階段」アンドリュー・ワイエス
アンドリュー・ワイエス(Andrew Wyeth)の絵は久し振りに見ました。以前あった池袋西武の西武美術館で展覧会があったことをよく覚えています。 -
「アナベル像」ベルナール・ビュフェ
ベルナール・ビュフェ(Bernard Buffet)の「アナベルの像」は倉敷の大原美術館にもあったと思います。妻と一緒に行ったモン・サン・ミッシェルの「ラ・メール・プーラール」でオムレツが焼けるのを待っているときに壁にかかっていたビュッフェのフライパンのスケッチが素晴らしかったのを思い出します。 -
「ミミの家」モーリス・ユトリロ
モーリス・ユトリロ(Maurice Utrillo)の絵は特に好きではなかったのですが、パリに2週間ほど滞在した旅の中でだんだんと好きになった画家です。 -
「大皿」ルネ・ラリック
ルネ・ラリック(Rene Lalique)のオパルセント・グラスの大きな作品をいつか手に入れたいと思いながら長いと気が過ぎています。 -
「サンフランソワ」ルネ・ラリック
ラリックのガラスも好きですが、23年前にポルトガルのリスボンの「グルベンキアン美術館」で見た宝飾品の素晴らしさは忘れられません。それを妻に見せたいと思っていて、11月にはポルトガルに行く予定になっています。 -
「華曼草文花器」エミール・ガレ
エミール・ガレ( Emile Galle)のアール・ヌーヴォーの作品で、とりわけジャポニスムを感じる作品が好きですが、なかなか手に入れることが出来ません。 -
「樹木風景文花瓶」エミール・ガレ
パリの美術館を巡る旅行をした際に「プティ・パレ美術館」で見た数々のガレの作品が素晴らしかったことを思い出します。 -
「蔦花文花瓶」エミール・ガレ
マルケトリー(marqueterie)というガラスパーツをガラスへ象嵌する技法やパチネ(patine)というガラスの表面を錆色にくもらせたり、濁らせる技法などがガレの魅力だと思います。 -
円筒形の塔からは隣に建っている「うろこの家」もきれいに見えました。
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そして神戸市内が一望できます。現在のような高層ビルが建つ前はこの辺りからの眺めはもっと良かったのだと感じます。
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隣にある「うろこの家」に移ります。こちらは建物からアンティークですが、奇麗にリノベートされていると感じます。
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こちらの建物は古い建築の持つ本物のパワーのようなものを感じます。もちろん調度品は後から置かれたものだと分かっていてもです。
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置かれてある家具や調度品はコーナーごとに時代はまとめられているようです。
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古い英国製のキャビネットが素晴らしいです。若い頃はこういった家具に憧れたものですが、現在の生活を考えると買わなくて良かったと思います。
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テーブルセッティングもきれいにまとめられています。果物や花などが造り物なのは仕方ないですね。
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ロワール渓谷の古城を3日かけて十数カ所見学したことがありましたが、暖炉には火が入り、台所には本物の野菜が積み上げられ、生けられた花がすべて本物だったのに驚いたことがありました。1つ2つの古城だけではなくほぼ全てだったのにはさらに驚きました。
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調度品だけではなくてドレスやショールなども展示されています。
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18世紀後半にデンマークのロゼンボー宮殿にあったと言われる橇だそうですフィギュアヘッド(船首像)のような彫刻飾りを持っています。同じようなものをブリュッセルの「サンカントネール博物館」で見たことを思い出します。寒い土地の博物館ではよく見掛ける展示品です。
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1913年に造られたドイツ製のオウムの陶器です。ポルトガルのボルダロ・ピニェイロ社では同じような彩色陶器でオオハシを造っています。11月に23年振りにカルダス・ダ・ライーニャへ行く予定なので買い物が楽しみです。
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イングランドを象徴するライオンとスコットランドを象徴するユニコーンが盾を支えています。イギリスの古くからの伝説ではユニコーンはとても危険な獣のため、この紋章では鎖でつながれています。これはスコットランドがイギリスと深く結びついており、離脱ができないことを象徴しています。ライオンのかぶっている冠はイギリスの戴冠用王冠である聖エドワード王冠で、このライオンはイギリスを守っているという意味です。四分割された盾の右上に配置された赤地に金色のライオン3頭はイングランド王室紋章、右上のライオンはスコットランドの紋章、左下の金の竪琴はアイルランドの紋章です。盾を囲むベルトはガーター勲章を表し、フランス語で "HONI SOIT QUI MAL Y PENSE"(思い邪なる者災いあれ)、下部のリボンには"DIEU ET MON DROIT"(神と我が権利)と書かれてあります。
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「山手八番館」に移動しました。明治後期にサンセン氏の自邸として建設された洋館で、チューダー様式を模した外観です。
山手八番館 名所・史跡
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「サターンの椅子」が良く似合います。この椅子はローマ神話に登場する農耕神サトゥルヌスに由来し、五穀豊穣を司る神に因み希望が芽吹き実を結ぶ不思議な椅子だそうです。2客置かれていて右側が女性用の椅子です。
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胸像はアントワーヌ・ブールデル(Antoine Bourdelle)の作品で地震がモデルになっています。上野の国立西洋美術館に展示されている「弓をひくヘラクレス」は小学生の時に初めて知ったブールデルの作品でした。
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ロダンの頭像「鼻曲がりの男」です。オーギュスト=ルネ・ロダン( François-Auguste-René Rodin)の作品を好きになったのはかなり大人になってからですが、パリで行った「ロダン美術館」は素晴らしかったです。ロダンだけでなくカミーユ・クローデルとの人間関係も含めていろいろ学びました。
ロダン美術館:https://4travel.jp/travelogue/10624624 -
こちらもロダンの「ナルキッソス」です。ナルキッソスはギリシャ神話の中でも著名で、盲目の予言者テイレシアースは占って「己を知らないままでいれば、長生きできるであろう」と予言されます。若さと美しさを兼ね備えていた彼はアフロディーテの贈り物を侮辱ことにより怒りを買い、ナルキッソスを愛する者が彼を所有できないようにします。ナルキッソスをムーサの山にある泉で水を飲もうと水面を見ると、中に美しい少年がいました。それはナルキッソス本人でしたが、ナルキッソスはひと目で恋に落ち、そのまま水の中の美少年から離れることができなくなり、やせ細って死んでしまいます。その泉に咲いた花が水仙(ナルシス)で、「自己愛」を意味する言葉はナルシストとなりました。
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「友愛」マチュラン・モロー(Mathurin Moreau)
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「アラビアン・ライダー」アントワーヌ・ルイ・バリー(Antonie Louis Barye)
ルーブル美術館に置かれているライオン像を制作した仁物で、動物を造るのが得意だったようです。今年は1月にモロッコ、6月にチュニジアに行ったばかりなので題材に魅かれるものがあります。 -
「ダヴィデとゴリアテ」フェルディナンド・バルベディエンヌ(Ferdinand Barbedienne)少年の姿のダヴィデの足元にはゴリアテの首が転がっています。サウル王治下のイスラエル王国の兵士と対峙した際に、彼らの神であるヤハウェを嘲いましたが、羊飼いの少年であったダビデの投石器から放った石を額に受けて昏倒し、自らの剣で首を刎ねられ絶命した場面です。ゴリアテは身長2メートルを超える大男だったこともダビデが持った剣からも想像できます。
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壁にはレンブラントのエッチング「老人と犬」「暗闇の中で」や、デューラーの「壁の傍に坐る聖母子」が展示してありましたが、照明が写り込んでしまうので写真がうまく撮れません。
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「仏陀坐像」ガンダーラ2世紀
智拳印とは左手の人差し指を立て、その指を右手で握った形の印です。右手は仏の世界で左手は人間世界をあらわし、仏が衆生と1つになって衆生の煩悩を滅し、仏の知恵を得させるという意味があります。 -
降魔坐の姿のようですが、右手と左手が逆のようにも思えます。左手が降魔印だとすると後ろに立つ女性は悪魔マーラの3人の娘のうちの1人で誘惑しているのだと思いました。残念ながら詳しい説明はありません。
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ガンダーラ王国は紀元前6世紀から11世紀に存続し、1世紀から5世紀には仏教を信奉したクシャーナ朝のもとで最盛期を迎えました。
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ガンダーラ美術はギリシャやシリア、ペルシャやインドの様々な美術様式を取り入れた仏教美術として有名で、開始時期はパルティア治世の紀元前50年から紀元75年とされ、クシャーナ朝治世の1世紀から5世紀にその隆盛を極めました。インドで生まれた仏教は仏陀そのものの偶像を崇拝することを否定していましたが、この地でギリシャ文明と出会い、仏像を初めて生み出しました。
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上野の「国立博物館東洋館」や中国の旅順にある「旅順博物館」には大谷探検隊が収集した仏像や遺物がたくさんあります。
東洋館:https://4travel.jp/travelogue/10756461
旅順博物館:https://4travel.jp/travelogue/10504974 -
大谷探検隊は20世紀初頭に日本の浄土真宗本願寺派法主だった大谷光瑞が行った学術探検で、月刊太陽の1991年でその特集を見て以来憧れています。京都の祖母が子供の頃の友達に西本願寺の娘さんがいて、遊びに行く際は白い馬が牽く白い馬車が家の前に迎えに来たと言っていたことを思い出します。
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14世紀のスコータイの仏像もたくさん並んでいます。こちらは降魔坐(ごうまざ)と呼ばれるスタイルです。チェンライからチェンマイ、そしてスコータイと陸路を妻と2人で旅したことが思い出されます。
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禅定印(法界定印)の姿を観ても、スコータイ仏はなめらかで女性的な曲線を特徴とし、腰も男性的な雰囲気を失わない程度にくびれています。基本的に黄衣以外は身につけて居らず全体に質素なデザインです。
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「北野外国人倶楽部」にはこんな顔出し看板が並んでいました。
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交代して写真を撮っていたら通りがかりの方に「ご一緒の写真撮りましょうか?」と声をかけていただきましたが、恥ずかしいからお礼だけ言いました。
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「北野外国人倶楽部」の入り口は少し周り込んだ細い道に面していました。入口にライオンの石像があることから「ライオンハウス3号館」と呼ばれていたそうです。
北野外国人倶楽部 名所・史跡
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「北野外国人倶楽部(旧フリューガ邸)」は明治後期建築の木造2階建て切妻屋根、2階部分の外壁は木の柱を外部にあらわしたハーフティンバー風の外観です。
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ダイニングには重厚な家具調度品や17世紀フランス貴族の館にあった木製暖炉が配置されています。暖炉の上部にはフランス王家の紋章のフルール・ド・リス( fleur-de-lys)、アヤメ(アイリス)の花を様式化した意匠が見えます。紋章の場合は政治的、王権的、芸術的、表象的、象徴的な意味をも持ちます。
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この暖炉が造られた17世紀のフランスは、太陽王と呼ばれたルイ14世が即位していた時代で、ブルボン王朝の最盛期でした。この建物の天井高に納まらなかったので床を少し低くしています。妻とロワール渓谷の城巡りをしたことが懐かしいです。
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内装は豪華ではありませんが、置かれてある家具はアンティークの素晴らしいものが並んでいます。
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暖炉と時代も違いますが、それぞれが本物なのであまり気にはなりません。
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これは多分イギリスで造られたものです。40年近く前に池袋西武のイギリス展という催しで同じようなものが販売されていました。当時300万円だったのを覚えています。その当時父が埼玉に家を持っていたのでそこに入れようと思いましたが、その家の天井高では組み立てられないことが分かり諦めたことがあります。
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赤い部屋は写真スタジオのようで、ここで衣装を着替えて記念写真が撮れるようでした。このスタイルの甲冑を見ると、昔東京タワーの近くの神谷町にあったロシア料理の「ヴォルガ」の階段の踊り場を思い出します。
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厨房はかなりリアルに再現されていました。こういった調理器具は数多く残っていて集めやすいのでしょうか。
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ここにもフェイクの食材を置いてもらえたらと思います。
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音楽室も当時の華やかな暮らしを再現しています。壁に掛けられた額の中にはグレゴリオ聖歌の楽譜が納められています。
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ここまで古くは無いですが、父が立派なオーディオセットを持っていて、日曜日にはクラシック音楽を聴かされた記憶があります。音楽の才能は全くなかったようですが、その当時聞いた局はよく覚えています。
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広い敷地に建てられた邸宅には主人用と使用人用に区別されたと思われる2つの階段が設けられています。階段と細い廊下の先には使用人室がありました。
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懐かしい足踏み式のミシンもありました。そろそろ我々自体もアンティークになる前の古物になっています。さすがにアンティークの定義である100歳までは生きられないでしょうね。
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「旧中国領事館」は明治後期に建てられ、明朝から清朝に至る中国の家具や調度品、美術品で統一されています。中庭に設置されている一対の狛犬(獅子像)はどちらも口を「阿」形で開いていて、その間を歩けば「愛情に恵まれる」といわれているそうです。「平底円門」を見ると蘇州四大名園の滄浪亭、獅子林、拙政園、留園を貸自転車で周ったことを思い出します。
坂の上の異人館(旧中国領事館) 名所・史跡
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一時は中国領事館として使われていたことから明朝と清朝の家具を展示したということがうなずけます。非常にセンス良く配置されているん土江、今まで見てきた中で実際に住むとしたらこの家だと思います。
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中国には何度も旅していますが、その中でも広州の郊外にある「富春山居」というゴルフ場を併設したリゾートの内装を思い出します。何もしないで2日滞在しましたが、もう数日のんびりしても良かったと思います。
富春山居:https://4travel.jp/travelogue/10353940 -
中国の皇帝の肖像画は明時代の英宗坐像から「正面像」がスタンダードになって行きます。皇帝の服装もより正式で象徴性の強い袞服姿に換えられ、廟堂に端座する皇帝が政務を行う姿とその威容を表現するようになります。
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ベトナムの玩朝の歴代皇帝の肖像画も同じような正面画でしたし、モンゴルの肖像画も同じだったことを思い出します。
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センスの良いシノワズリースタイルのダイニングルームにはテーブルセッティングもされています。
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大理石をふんだんに使ったバスルームには猫足浴槽に磁器製のトイレ、大理石化粧台が置かれてあります。
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以前妻と2人で電車を乗り継いで旧満州と呼ばれる中国の東北部を旅した時に行った「偽満皇宮博物院」の「緝熙楼」というラストエンペラーの愛新覚羅溥儀と妻の婉容(えんよう)や側室の生活の場だった建物のバスルームを思い出しました。
偽満皇宮博物院:https://4travel.jp/travelogue/10505677 -
これは「上海博物館」に収蔵されている清の雍正年代に刑と口で造られた青花釉里紅海水紋瓶と見まごうほどの巨大な花瓶です。
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本物だったら何十億円もするものですから後年に倣ったものだと思います。現在もあるのか分かりませんが、香港の香港仔(Aberdeen)に巨大な雑居ビルがあって、そのビルの数フロアがこのような陶器で埋め尽くされている店がありました。
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なんでも鑑定団に質の悪い中国陶磁器が出てくることがありますが、そこに売られている物は名だたるホテルの調度品としても収められている非常に良く出来たものでした。もちろん贋作として造っているのではなく倣古品として販売していました。そんなことを懐かしく思い出しました。
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きれいな「明黄花梨八柱式架子床」も置かれてありました。これは「寝台(ベット)」です。中国の高貴な人の寝台も素晴らしく、各地を旅する中で邸宅や博物館で見ることがありました。上海と広州の間にある烏鎮という古鎮には「百床館」という古い別途を収蔵した博物館もありました。
烏鎮:https://4travel.jp/travelogue/10847169 -
「黄花梨透彫背板圏椅」など銘木を使った椅子などの家具も見事です。これらも上海博物館では専門の展示コーナーが設けてありました。
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こういった家具や建築の部分で使われていた彫刻も素晴らしいです。20年くらい前は中国の地方都市や台湾でも質の良いものが買うことが出来ました。台北にあるいくつかの古玩店にはよく通いましたが、だんだん良いものが無くなっている気がしますし、値段も高くなっています。
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坂を下って「神戸北野サッスーン邸」という瀟洒な建物が見えてきました。ここは異人館うろこグループには入っていません。
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1892年の明治25年に貿易商のデヴィッド・サッスーンの私邸として建築されたこの洋館は、1985年の昭和60年までは実際に住居として使われていたようです。
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現在は結婚式場として使われていて、一般公開はされていないようです。式場を探していますと言って入ってみようかとも思いましたが、年齢的に無理があるので諦めました。異人館巡りはまだまだ続きます。
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旅行記グループ 2024神戸・大阪・京都の旅
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