⑳リスボンからパリへーー通話できずウロウロした日、シャルル・ド・ゴール空港にて

2024/11/09 - 2024/11/09

実はWi-Fiがないその弊害はまだ続く。正確にいえば海外で通話できるタイプを選択していなかったことが。

あまり厳密な計画を立てるのが苦手だし、これまでもなんとかなったし、と油断していた。しかしいざ当日ともなれば問題は深刻。まぁ、それでも必ず親切な人はいるはず、と空港をウロウロ。

写真は翌朝のロワシー・アン・フランス村

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 2.5
• ホテル: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩 飛行機

今朝は本当は早く起きて散歩したかったのだけれど、ギリギリに起きてしまったのでゆっくり出発。フロントでは経営一家のお父さん、お母さん、娘さんの3人が見送りしてくれました。

歩く歩道を利用して、体力セーブ。

地下鉄で。エレベーターやエスカレーターが故障中のところもありましたが、この旅で15kのスーツケースを運べるようになりました。

旅は歩くトレーニングだけでなく、体力もつけられるんですねー。

リスボンのリスボン・ウンベルト・デルガード国際空港に無事到着。

一部怖いところもあるのでタクシー利用が良い、ような話も聞きましたが、乗り換えも電車内も全然そんなことはありませんでした。日中だったしね。

ポルテラ空港 (LIS) 空港

パリ便のバゲージドロップには長い列。

便利なので帰りの便と同じエア・フランスにしました。ちょっと高かったけれど（約3万円）。往路のLCC、イージージェットのように早くチェックインさせられたり待たされることもなく、やはり良かったかな。

搭乗。この雰囲気では満席ですね。AF1025便は予定通り12:20発。

はい、ほぼ満席でした。

飲み物と軽食。

2時間40分でパリ、シャルル・ド・ゴール空港に到着。ターミナルはエアフラなのでT2。おかげで移動は少なめで楽。

ホテルのシャトルバス乗り場へ着いたら、ホテルへ電話をするとシャトルバスが迎えにくることになっています。昨夜気付いた（遅！！）。私の携帯を使うと国際通話になってしまうと！やば！（過去の失敗が思い出される）

シャトルバス乗り場を確認。

さぁて、電話を貸してくれる人はいないか？キョロキョロ。今では公衆電話がないので、これは新たな試練。

空港関係者らしい男性にちょっと質問したら、フランス語が通じなかった！え？シャルル・ド・ゴールに働く人でフランス語ができない人がいるんだぁぁぁと。因みにその人は英語も話さなかった。

次はパリっ子らしい人を狙う、、が突然話しかけて携帯貸して、とはなかなか言えないもの、、、ウロウロしていたら「ウォーキングｉ（アイ）」みたいな女性が声をかけてくれました。空港内で困っている人をサポートするために歩き回っている人です（まぁ！なんて良いシステム！）。

無事、ホテルに電話してシャトルバスを依頼出来ました。フロントが乗り場に着いたらまた電話して、というから、携帯が使えないから無理、シャトル乗り場にて待ってますと。

そして15分後、無事シャトルバスに乗り込む。

スタンディング オテル スイーツ バイ アカティーズという長い名前のホテル。フロントで手続き。

ニセ暖炉もあるし、レストラン併設の中々良い感じのホテル。

部屋に入ったらまずアイロン台。アイロンは使いませんよー。アイロンかけは苦手なのよ。

バスルームは広く、

キッチン付きで、

リビングコーナーと窓際にデスクがあって、

スタンディング ホテル スイーツ バイ アクティソース ホテル

隣のベッドルームは1人には十分過ぎるダブル。

ええ？このホテルは、、、予約した時のことを思い出す、、、

往路のシャルル・ド・ゴール空港近隣のホテルがほぼ満室で、しかも一泊5、6万円。あまりに高いので復路のホテルを先に予約したのだけれど、それがとても安かった。確か一万円を切っていた。

で、ホテルの案内の冊子を読んでみると、四つ星。ひゃー、四つ星だけどなんだかちょっと豪華なワンルームアパートみたいな間取り。家具は味気ないけれど。

更に驚いたのは、ここはパリの近くに新しい飛行場（シャルル・ド・ゴール）を作るために中世からあったロワシー・アン・フランス村と周辺の畑をうまく残しながら（現在に至っても）開発を続けている地域らしい。

なんとまぁ、成田空港を作る時の抗争を思い出します。確か滑走路内にまだ残っている反対派の家屋が今もあるのでは？政府側は半強制的に土地の買収をしたのでは？

調べてみると三里塚闘争とは、成田空港建設に反対の三里塚等地元民と革新政党、新左翼活動家らによる抗争。

地元との十分なコンセンサスなしに空港建設を強行した日本と、地元の村を残し、経済を支え、少しずつ歩み寄りながら今だに整備を続けるフランス。なんという違いでしょう！！

シャルル・ド・ゴールは、ル・ブルシェ空港やオルリー空港では需要拡大に対応できないとの見込みから、1962年に建設が開始、1974年に開港。パリからたった25キロしか離れていないシャルル・ド・ゴール。

まあ、フランスの国土は日本の約1.7倍。2024年時点でのフランスの人口は6,837万人と日本の半分くらい。

しかも山の多い日本に比べて耕作面積は多いし、前半のドライブの旅でどんな田舎へ行っても小さな村や町に住む人がいて、日本のように極端な都市集中ってことがあまりない。

なんという違いでしょう。これはチェックしなければ、と、もう真っ暗なのにロワシー・アン・フランス村の散策に行きます。夕食も食べたいし。

ホテルは2軒並びで大きな箱。その前にこんなオフィスビル。しかしここも6時位にはライトが消えて真っ暗に。

確かにここは村。通りは暗く、道は曲がりくねった昔からの道。時々車が通るけれど歩いてる人はほとんどいない。

「ロワシー・アン・フランス村」のライトアップがやけに明るい。人口は2500人強の、本当に村。

ところどころにレストランがあったり（と言っても地図では村に数軒）、

メインストリートは明るいけれど、歩いている人を見かけると怖いくらい、、、ビクビク。

大手スーパーマーケットチェーンのカジノを発見。もう一軒のカレフールはもう閉まっていた。

カジノは昨年、業績不振で結構な数の店舗を売ってしまった。日本のイオンのようなチェーン店。

夕食を買ってホテルに帰る。ホテルまでは5分くらい。

シンクの上にあったレンジを使って温めて夕食。

店員さんオススメのカルボナーラ。これが意外や美味しかった。量は少なめだけど。明日はちょっと早起きしてベーカリーへ行こう。

つづく