⑫⑬アンジェ3日目、4日目、軽く街歩き

2024/11/01 - 2024/11/02

アンジェはパリ、モンパルナス駅からTGVで1時間40分。ロワール古城巡りの西の拠点となる町です。ここは今回のフランス旅の最終目的地で、人口15万人。地方巡りして来たこの9日間からみると都会に見えます。

アンジェには所用があって来たので3日目と4日目は時間の合間を見て市内散策。4日目は午前中に宿変え。アパートB&Bではチェックアウト後に荷物を預かってくれないので、駅裏の安ホテルに移動。

写真はアンジェで日本人夫妻が経営している人気のブーランジェリー・コルネイユ。アンジェへ行ったらぜひ！（祭日に撮影したのでお休みでした）

エリア アンジェ(フランス)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0

• 同行者: 友人
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩

アパートに近いメール通り。

11月1日金曜日（アンジェ滞在3日目）は「トゥッサン」（toussaint）という祝祭日でかなりの人出です。

カトリックの全ての聖人を祝う日（トゥッサン）で日本夫妻のお店もお休みでした、「ブーランジェリーコルネイユ」がお店の名。

店名は以前のオーナーから引き継いだそうで、通りの名前から取ったみたい。オープンしたのは2023年3月。

住所　14 rue Corneille コルネイユ通り14番地

街角に小さなスーパーがあると入ってみます。

キッコーマン醤油、発見!

でここで買ったキャンディが、少し溶けて包み紙にくっつく、、なんて最近経験したことないです。

レストラン名古屋？
ここも日本人が頑張ってるのかな？

1人ではなかなか入れそうなお店がなくて、インド料理なら大丈夫かな、と思って入ったのが「ル・パンジャブ」。11時と時間は早いです。1人だといろいろ気を使います。

私は入ってすぐのすごい狭いお一人様席。従業員は態度の悪いパータニースーツを着た男性ばかりの店。聞いてもなに言ってるかわからない、ワーオ！どーしょー、、、

すぐに小さな男の子連れの家族が来て隣のテーブルに。両親は男の子に英語とフランス語で話しかけているので、ま、大丈夫かな。

よくわからないからメニューからカレーを指差し注文。

ナンは普通に美味しそう。

ラッシーはローズ味を頼んだら、びっくりするほどピンクの飲み物が、しかも小さなピッチャーで出て来て、隣の女性がそれ美味しい？と聞くので、グラスで分けてあげた。バラの香りがきつ過ぎて味も色もイマイチ。

が、このカレーがすごく美味しくて、多分これまで食べた三本の指に入るくらい。ええ？

その美味しいカレーは夢中で食べたので写真はこれしかないわ。

最後にコーヒー。

お会計はお店の奥。ここで「働いている人はみんなインド人なの？」と聞いたら、「みんなパキスタン人だよ！」と。え？

会計の若い男の子は「あ、お客さん、英語できるんですね」と。英語もフランス語もできない客と思われたらしい。それでも誰に対してもあんな態度でよく店がやっていけるモノだと思うけれど。

カレーがあまりに美味しかったから許す（超上目線）。アンジェに滞在している間にもう一度来たいくらい。

因みに「ここはパキスタンのお店だって知ってた？」と帰り際に隣のテーブルに聞いたら、「あら、知らなかったの？」と返ってきた。ふーん、あの接客で支持されているのか。

このお店、後から後から予約客が来て、すぐに予約以外はお断りになりました。そのあとはテイクアウトの客が続々と来るという人気店でした。

金曜日の夜、初めてアンジェのトラムに乗車。午後10時過ぎ。

乗客は少ないけれど数名はいたし、あまり怖い感じはなく、ほんとアンジェは平和な街です。

金曜日の夜と土曜日の朝には全ての食糧を消化しなくてはならずたくさん食べましたよー夜半に。

明日、土曜日の午前中に宿変えの予定なんです。

管理人のPさんがまたしても15分ほど遅れるというので待てないから、と言うと郵便受けに鍵を入れて行ってと。このアパートは1泊でも3泊でも結構な額のクリーニング代が宿泊費とは別に設定されてました。1泊の利用では高くつくけれど3泊してるので逆に助かります。

土曜日4日目の10時前。無事スーツケースを持ってアンジェ駅方面へ移動。アパートでは最終日に電車の時間までスーツケースを預かってくれないので、駅裏のホテルに1泊します。

この時初めてバスに乗りました。バスは10～20分間隔で来ます。しかもvisaタッチで支払い。らく～！！

バス停の案内も音声と表示があって快適でした。

駅前に近いバス停「Les Gares」で降ります。ホテルまで2分。

アンジェ・サン・ロー駅の裏の方の住宅街にある、ホテルイエナ。二つ星。

オテル イエナ ホテル

オーナーは不明だけれどフロント責任者と若いフロントレディはマグレブ。やり取りから推察するに家族経営または一族経営と思われます。

北アフリカから移民してきて、頑張って働いて、小さなビジネスを引き継ぐ、というのはよくあること。

なんとなくむかしのフランスのホテルの雰囲気を残すロビーでした。

21時にはホテルの正面ドアに鍵がかかるそうで、先払いしたらスーツケースを預かってくれ、正面ドアと部屋の鍵ももらえました。これでやっと身軽。

土曜日の午前中なので人が歩いていないです。

アンジェ・サン・ロー駅へは徒歩5分と立地はよいです。

Jと別れて駅と同じビルにある郵便局「ラ・ポスト」へ。
土曜も9:00～13:00まで営業していて助かります。

駅のビルの中なので便利。ここから絵葉書を出したら久しぶりにちゃんと友人達に届きました。

ちょうど先日、ウズベキスタンから出した絵葉書がおよそ2年かかって届きました！2年！！

それにしてもポストに落書きはダメでしょ。パリ以外は地方を回っていたのでアンジェで初めて落書きを見ました。

サン・ロー駅正面。

駅前通りを少し行ったラナバウトには像が建ってます。

ラナバウトの良いところは、信号がないので停止することがないこと。これに慣れると非常に効率が良いです。

すぐにサン・ロー教会が見えて来ます。

そして隣あたりにアンジェ城の城壁。アンジェ城の観光は明日に回して街歩きをします。

アンジェ城 城・宮殿

アンジェ城の正面付近には歴史地区が残されています。細くくねくねの通りと両脇には古い建物が残ってます。

この家はアンジェ最古の家。1964年に修復されたそうです。

1399-1400年に建てられたようです。

旧市街は3、4世紀までは古代ローマ帝国の築いた城壁に守られており、城壁内には中世後半まで聖職者が住んでいました。

ここにも歴史的建物の印が。

フランス革命頃になってもまだ教会に従事する関係者などが住んでいた街だそうです。

ちょっと行った先に、駐車場、その先にステキな建物発見。

「アダンの家」、15世紀申建物で今はお土産屋さんらしい。

このあたり、少し高台なのですがサン・モーリス大聖堂があります。アンジェ司教の本拠地。

サン モーリス大聖堂 寺院・教会

教会の裏手は階段があり、メーヌ川の方へ。

以前は川を中心に繁栄

大聖堂も明日見学予定。

11～16世紀にかけて建てられ、中は華やかなバロック様式の祭壇や彫刻があるそうですが、日曜日に再訪した時はミサ中でした。

で、結局は中を見られてません。1523年から利用されています。地上77m。

高台にある大聖堂の鐘塔は街中からよく見えます。

ここからもサン・モーリス大聖堂が見えてます。

まさしくアンジェのランドマーク、サン・モーリス大聖堂！

メーヌ川の方へなだらかに下っていくと、ここはアンジェのフードコートみたいなところ。

土曜日は8:00～23:00までやっている地元の人気店。

午前中だからさすがに空いています。

大きな窓で明るい。

この旅では初めてスーパー「モノプリ」で買い物。

ここはほとんどのキャッシャーがセルフでした。

旅の終わりにフランスのお土産を買えないかもしれないので少しばかり購入。

メーヌ川の方へ行くと新市街への通りになり、道路は二車線に。

アンジェ初日に夕方から夜にかけて旧市街をドライブしたら旧市街は迷路のような一方通行の道で大渋滞でした。旧市街散策は徒歩に限ります。

メーヌ川のそばで小さな土曜市場見つけました。

意外や、ここは鮮魚市場か？

ほんの数軒の小さな市場でした。

土曜の夜所用が無事終わり、10時頃一旦ホテルへ戻ります。スーツケースを回収し、部屋へ。バスルームは狭い。

ベッド近すぎる！

ソファは一つだけありました。角の部屋なので変形。

あ、小さなテーブルと椅子も。

少し休んでからせっかくの土曜の夜だし、Jとの最後の夜なので、出かけます。午後11時。お店やってなかったら戻って来ましょと。

アンジェ駅前の夜中までやっていたのはカフェ・レストランとホテルのレストランの2軒だけ。

さすがに外の席は空いてますが、中はかなりの人がいました。

なんとなくホテルに近い方にあるBouillon （意味はブイヨン）という店を選択。最後のテーブルにありつけました。

三連休の中日の夜ということもあって店内は盛り上がっています。

まずはビール。

ずっと運転してくれたJに乾杯！

アンジェは15世紀に大学が出来、今も学生が15,000人ほどいる大学の街。しかしまわりを見ると大騒ぎしているのは中年グループ。駅前だから観光客かもね。

すでに0時を回っているのに周りの人たちは盛大に大きな肉なんか食べてます！こんな時間に？とは思うけれど、、、

そこで私たちもソーセージを注文。ひゃー！それにしてもフレンチフライがたくさん付いてきますね。

最後にアイスクリームまで食べて、、ひとり旅ではこんな夜中に出かけないので楽しかったです！

アンジェ最後の夜。ここまでの旅が無事終わったことを祝いました。

つづく