2024/06/10 - 2024/06/11
239位(同エリア407件中)
kojikojiさん
- kojikojiさんTOP
- 旅行記1755冊
- クチコミ1205件
- Q&A回答73件
- 3,458,443アクセス
- フォロワー169人
この旅行記のスケジュール
もっと見る
閉じる
この旅行記スケジュールを元に
カルタゴ国際空港でガイドさんとはお別れです。チェックインして搭乗時間を待ちます。離陸するとこれまでバスで走ってきたボン岬やフラミンゴのいた海岸線が見えます。しばらくするとゴゾ島が見えてきて、ここをフェリーに乗って1晩かけて移動した旅のことが懐かしく思い出されます。コミノ島やマルタ島の港、ヴァレッタの町を眺めるとその後はずっと海しか見えません。夕食が終わると深夜のドーハのハマド国際空港に到着します。2時間ほどのトランジットがあり、午前2時半に成田空港へ向けて出発します。我々の座席は通路を挟んだアイル席でした。3人掛けの窓側の同じツアーのご夫婦がアイル側が良いということで席を変わることになりました。外の景色を見て写真を撮りたいので願ったり叶ったりです。そのご夫婦は中央の2席で座れて喜んでいましたが、結果的には我々は窓側の3人席を2人で使えることになりました。映画を見たり音楽を聴いたりずっと起きていましたが、フライトマップのルートが面白いのでずっと眺めていました。ヒマラヤ山脈の南側を飛んでいた飛行機はと突然針路を変えてその上空に向かいます。思わず窓のシェードを開けると物凄い絶景が目に入ってきました。さすがに山の名前までは分かりませんが20分ほどのマウンテンフライトを堪能しました。エコノミー席の窓で空いているのは自分の横だけだったのでほとんどの人がこの絶景を見ることはなかったと思います。この6月の旅の後の9月になってネパールのカトマンズを旅して、エベレストを眺めるマウンテンフライトに35,000円払いましたが、それよりも迫力のある光景でした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
-
カルタゴ国際空港でガイドさんとはお別れです。チェックインして搭乗時間を待ちます。我々の座席は3人掛けの窓側からの2席でした。ドーハからは通路を挟んだアイル席が2席と別れてしまいますが、帰国便は大抵寝ているので良しとします。
チュニス カルタゴ国際空港 (TUN) 空港
-
ほぼ定刻に搭乗が始まりました。早目に並んでさっさと搭乗してしまいます。
-
ドーハのハマド国際空港とチュニジアの往復はオマール航空の機体でした。今回初めて利用しましたが、多分これが最後になるだろうと思います。
-
チュニス・カルタゴ国際空港にもしばらくは来ることが無いと思います。QR1400は午後4時に出発して、フライト時間は5時間25分でドーハに到着します。
-
離陸するとすぐに一昨日走り抜けてきたボン岬が見えてきます。
-
旋回を始めるとチュニス-カルタゴ国際空港がチュニス湖のすぐ近くにあることが分かります。
-
ガマルタのマリーナが見えて地中海へ抜けました。
-
すぐに一昨日走り抜けたボン岬の荒涼とした風景に変わります。
-
数千羽のピンクフラミンゴを見ることが出来たフラミンゴ・ソルトレイクという自然保護区も確認することが出来ました。海岸線を越えるとチュニジアの風景は見ることが出来なくなります。
-
しばらくは何も見えない海の上を飛行します。フェリーだと丸1日かかるチュニスとマルタの間もひとっ飛びです。
-
次に現れたのはマルタ共和国のゴゾ島でした。ゴゾ島の周りは船で4回くらい周ったことがあります。アズール・ウィンドウという名前の岩に穴の開いた名勝があったのですが崩れてしまったのが残念です。
-
ゴゾ島と大きなマルタ島の間のコミノ島が見えてきました。マルタ島のチルケウワの港も確認できます。ここからゴゾ島のムガール港の間のフェリーにも何度も乗りました。
-
薄い水色になっているところがブルー・ラグーンで、ここでも何度も海水浴を楽しみました。
コミノ島 ビーチ
-
そしてヴァレッタの半島と手前のスリーマ―と奥の聖アンジェロ砦なども手に取るように見えます。この港に初めて船で入ったのは先ほどまでお昼を食べていた「ラ・グレット港(La Goulette)」を経由した翌日でした。その後もシチリア島のポッツァッロの往復とサレルノへ戻る航路でも使っています。
ヴァレッタ市街 旧市街・古い町並み
-
美しい漁村のマルサシュロック辺りは霧に霞んでしまって見えませんでした。
-
マルタを越えてしまうとしばらくは海上を飛行するだけです。いいタイミングでドリンクサービスが始まったので、ワンパターンのトマトジュースとビールでレッドアイを作ります。スナックは塩味の柿の種でしたが、ボートの形と思われているようです。
-
続いて夕食のサービスが続きました。メインはラビオリを選んでみました。もち麦と発芽したチアシードのサラダとデザートはチュニジアではシャミアと呼ばれるもののようです。
-
ラビオリはベジタリアンのメニューだったと思います。チュニジアでは食べなかった料理の味付けだったので美味しくいただけました。
-
妻はごはんが食べたかったようで、チキンの煮込みとインゲン豆の料理を選びました。こちらも味見しましたが美味しかったです。
-
白ワインとスプライトを貰って、甘めのスプリッツァーを作りました。オマーン航空の食事はとても美味しかったです。
-
食事を食べ終わると外の景色は夕暮れに変わりました。
-
最後の光が西の空に沈むころにカタールの上空に差し掛かります。
-
昼間だと砂漠の中の荒涼とした風景ですが、日が落ちると町は輝きだします。
-
いつもは窓の3層のガラスに反射してうまく写らない夜景ですが、この時はうまく写すことが出来ました。窓はガラスより軽いアクリルでできていて、厚みは外側が9ミリで中央が6ミリです。中欧にアクリルには穴が開いていますが、ブリードホールと呼ばれるものでエアギャップを均等にする役目と曇り止めの効果があります。
-
ほぼ定刻にドーハ・ハマド国際空港に到着しました。午後11時20分の到着です。
-
パッセンジャーボーディング・ブリッジ(PBB) でそのままターミナルに入れると思ったのですが。
-
なんとパッセンジャーステップ(タラップ)で後方から降機します。
-
混雑している時間帯なのでPBBが使えなかったのか、PBBの使用料を削減したい格安航空会社なのか理由は分かりませんが嫌いではありません。
-
ターミナル内は空いていたので混雑する時間帯ではなさそうです。空港内のアート作品もお土産物屋も見飽きてしまったので真っすぐ搭乗口まで移動してしまいました。ここから成田空港まではカタール航空のQR806で、午前2時25分の出発です。
ドーハ国際空港 (DOH) 空港
-
3人掛けの窓側の同じツアーのご夫婦がアイル側が良いということで席を変わることになりました。外の景色を見て写真を撮りたいので願ったり叶ったりです。そのご夫婦は中央の席2席で座れて喜んでいましたが、結果的には我々は窓側の3人席を2人で使えることになりました。
-
離陸してしばらくすると深夜食になりました。ビールを飲みながらフルーツサラダとイチゴムース。
-
メインはチャーハンとブロッコリーとチキンとカリフラワーのクリーム煮でした。2人ともこれ一択でした。
-
食事をして映画を見ていると機内は暗くなり、なんとなく眠くなってきます。うとうとしながら座席のモニターを見るとドーハからまっすぐインド上空へ向かうのではなく、パキスタンのイスラマバードに向かっています。
-
今までカタール航空は何度も利用していますが、こんなルートを飛ぶのは初めてです。このまま北に向かうとヒマラヤ山脈の上空を飛行することになります。
-
窓を開けてみると荒涼とした風景が広がっています。
-
イスラマバードを越えると画面上でも雪山のエリアに入ってきます。この時点でドキドキしてきます。
-
窓を開けるとこんな風景の中を飛んでいました。特に目立った山容が無いのでどの辺りなのかは分かりません。
-
荒涼とした川筋の先に高い山が見えだしてきました。
-
初めて見るカラコルム山脈の山々です。カラコルム山脈はパキスタンとインドと中国の国境付近に横たわる山脈を指します。広義的にはヒマラヤ山脈の一部とも言えます。
-
周囲を見渡してもすべての窓のシェードが閉まっているのでこの景色を見ているのはエコノミーでは1人だけだと思います。
-
遥か彼方に三角形の尖った山が見えてきました。
-
方角から行ってもカラコルム山脈にあるK2のようです。K2という頭文字は「Karakoram No.2 」つまりカラコルム山脈測量番号2号を意味します。
-
標高は8611メートルでエベレストに次ぐ世界第2位の高さで、パキスタンのギルギット・バルティスタン(インドカシミールのパキスタン占領地)と、中華人民共和国の新疆ウイグル自治区との国境に位置しています。
-
かなり前のことですがハイビジョンスペシャル 「写真家 白川義員 世界百名山に挑む」という番組を見たのを思い出しました。世界の山から110座を選んで、これをもとに自ら127座すべてを空から撮影しました。理想の被写体を求めて日の出や日没時を含めて360度のあらゆる方向からその山を眺め、航空機の窓を開けての撮影を行うというものでした。
-
子供のころから父に連れられて登山を始め、4歳での富士山初登頂から小学生のうちに北アルプスの主だった主峰は登り終え、中学からは南アルプスの山々を制覇しました。高校になるころには登山を止めてしまいましたが、海外旅行を始めるようになるとスイスアルプスの山々を訪ね、イタリアやスイスやフランスでスキーも楽しみました。
-
父は会社を定年した後にパーキンソン病を発症してしまい、大好きだったヨーロッパの山々を見ることも叶いませんでしたが、この機内からの風景を見ていて、こんな景色を見たかっただろうなと思うと泣けてきそうでした。
-
昨年の9月にネパールのツアーを申し込んでいて、ヒマラヤの山々を見るマウンテンフライトも予約していました。残念あガラ台風が香港を直撃したことにより、キャセイ・パシフィックがキャンセルになってしまい行くことが出来ませんでした。
-
今年も同じ9月にリベンジするために同じツアーを申し込んでいました。この風景を見てしまうと、カトマンズからエベレストを見るマウンテン・フライトも楽しみになってきました。
-
横で寝ていた妻を起こしてこの景色を見せてあげました。席を変わってくれたご夫婦には申し訳ありませんが、素晴らしい体験をさせてもらいました。
-
20分ほどのフライト時間だったと思いますが、この景色を見られただけでマウンテン・フライト代を払ってもいいと思えます。往路ではナイル川とギザのピラミッド群を見ることが出来ましたし、今回のツアーのフライトは最高でした。
-
マウンテン・フライトが終わってしまうとしばらくは厚い雲の上を飛行しました。
-
しばらくして再びシェードを開けると今度は新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠かゴビ砂漠の辺りのようでした。先ほどの雪山とはまた違った乾燥した台地に地球の風土の多彩さを感じます。
-
中国のシルクロードにもまだ行ったことがないので、近い将来に必ず行ってみたいと思います。若い頃に観たNHK特集の「シルクロード 絲綢之路」の石坂浩二のナレーションと喜多郎作曲のシンセサイザーのテーマ音楽は忘れられません。
-
何も変化のない砂漠の上の飛行をしばらく眺めていました。
-
中国を通過し終わって黄海に差し掛かるころにお昼になりました。目覚まし代わりのビールを飲みながら枝豆サラダをつまみます。
-
メインは何とチキンカツカレーでした。久し振りのカレーは美味しかったです。チュニジアの料理は全て美味しかったけど、やっぱり故郷の味というか、食べなれたものもいいですね。出来ればウスターソースが欲しかったのです。
-
韓国を横断して日本海上空に入りますが、雲が多いので隠岐の島などは見えませんでした。ルートは山陰地方の海岸線に沿って飛行しています。
-
小松空港が見えました。2月に行った石川と富山と福井の旅ではこの海岸線の北陸自動車道を何度も往復しました。
-
そのまま飛騨山脈を横断していきます。この辺りは子供の頃に父と登った山々が数多くありますが、機内からだと正確な山の形が分からないのが残念です。
-
南の方向は厚い雲に覆われているので富士山は見えませんでした。
-
本州を横断して太平洋に出て、海岸線を南下すると大洗海岸が見えてきます。3月に地元の友人と那珂湊とひたち海浜公園と共に来ているので何となく懐かしいです。港には苫小牧へ行く「さんふらわあ さっぽろ」の船体が見えます。
-
北九十九里14キロの海岸線の区間で12基、南九十九里7キロの区間で10基のヘッドランド(離岸堤:りがんてい)が設置されています。昔は航空機から眺めても何もなかった海岸の砂浜の風景はいつの間にか変わっていきます。
-
成田空港へ向けてさらに高度を下げ始めていきます。霞ヶ浦に夕日が反射してとてもきれいです。チュニジアの荒涼とした大地も素晴らしかったですが、しっとりとした季節の日本は美しいです。
-
エジプトに続くモロッコとチュニジアの旅も終えたのでしばらく北アフリカへ行くことも無いかもしれません。ロシアによるウクライナ戦争が始まってロシア上空を通過することもなくなり、最近は中東のエアラインを使うことが多くなりました。
-
いつも通過するだけのドーハやドバイに足を踏み入れたことがないので、2025年のクルーズはここからスタートしようと予約を入れています。ドバイへ6日行くツアーとクルーズ船での10日のツアーの値段が変わらないのは魅力です。
成田空港第2ターミナル 空港
-
成田空港第2ターミナルには午後7時に到着しました。我が家がラウンジと呼ぶ「元祖寿司」で夕食をいただきます。今回の旅もこの店から始まり、この店で終わりました。
元祖寿司 成田空港第2ターミナル店 グルメ・レストラン
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
2024チュニジアの旅
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(1)ドバイから帰った10日後にカタール航空でドーハへ。眼下にギザのピラミッド...
2024/06/04~
ドーハ
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(2)カルタゴ国際空港からザクーアンのローマ時代の水道橋を見てケロアンのLa ...
2024/06/05~
ケロアン
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(3)ケロアンのグランドモスクとシディサハブ霊廟と貯水池とメディナを観光する。
2024/06/06~
ケロアン
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(4)Couscoussier(クスクス鍋)とデザート・ローズを下げてエル・ジ...
2024/06/06~
エル・ジェム
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(5)マトマタの洞窟ホテルのバーでビールを飲みながら夕日を眺め、ベルベルの伝統...
2024/06/06~
マトマタ
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(6)マトマタの洞窟住居訪問とスターウォーズのロケ地になったホテル・シディ・ド...
2024/06/07~
マトマタ
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(7)スファックスのオリビエ・パレスでランチを食べて、スースの旧市街を彷徨い歩...
2024/06/07~
スファクス
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(8)スース郊外のエル・ムーラディ・パーム・マリナ(El Mouradi Pa...
2024/06/07~
スース
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(9)ナブールの陶器店で買い物した後は海岸線の数千羽のフラミンゴに感動する。
2024/06/08~
ナブール
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(10)ケルクアンの遺跡でフェニキア人に思いを馳せ、ボン岬のラ・ドラード(La...
2024/06/08~
ケルクアン
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(11)チュニスのメディナを歩き、アフリカホテルに荷を解いて、歴史あるセントレ...
2024/06/08~
チュニス
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(12)ドゥッガ遺跡の広大なローマ時代の遺跡に驚嘆し、イノシシ料理を食べてチュ...
2024/06/09~
ドゥッガ
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(13)長年の夢だったバルドー美術館をじっくり見学して、美しいローマンモザイク...
2024/06/09~
チュニス
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(14)長年の夢だったバルド博物館をじっくり見学して、美しいローマンモザイクを...
2024/06/09~
チュニス
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(15)カルタゴ遺跡から海岸線を望み、アントニウスの共同浴場からシディ・ブ・サ...
2024/06/10~
シディ・ブ・サイド
-
JTB旅物語 美しきチュニジア(16)往路のオマーン・エアーではギザのピラミッドを眺め、復路のカタール航空で...
2024/06/10~
チュニス
旅行記グループをもっと見る
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
この旅行で行ったグルメ・レストラン
チュニス(チュニジア) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
チュニス(チュニジア) の人気ホテル
チュニジアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
チュニジア最安
709円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
旅行記グループ 2024チュニジアの旅
0
66