2024/06/06 - 2024/06/06
15位(同エリア71件中)
kojikojiさん
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「エル・ジェム(El Djem)」を出てランチを摂った後は「マトマタ(Matmata)」まで1時間半ほどのバスの移動でした。海沿いの国道A-1を離れると段々と風景は礫砂漠に変わり、そのうちに山道に差し掛かります。いくつかの観光用の展望台を通り過ぎるとこの日に泊まるマトマタのホテルに着きました。「ディアーエルベルベル(Le Diar el Barbar)」というリゾートホテルで、造りは伝統的なベルベルの穴倉住居のようなイメージです。建物はいくつもの棟に分かれているので、いくつもの穴倉を通り抜けて一番奥の建物に向かいます。部屋の中も穴倉を思わせるインテリアで、トルコのカッパドキアの洞窟ホテルの廉価版みたいな感じです。ホテルへの到着はまだ早い時間だったので、夕食前に敷地内を散策してみます。と言っても目的が1つあり、バーでビールを飲むことと氷を貰うことでした。このホテルで唯一残念だったのは部屋に冷蔵庫が無いことでした。プールサイドのバーでビールを飲みながら夕日を眺め、持って行った保冷用の水筒に氷もたっぷりいただけました。都合がよかったのはバーの上がレストランで、直接アクセスできるので、時間を待った上に上がりました。粉期のツアーのドコモがそうでしたが、現地のガイドさんが自慢するようにチュニジアの料理は日本人にとても合うと思いました。この日もローカルワインを1本開けて美味しい夕食を楽しみました。食事の後には細空を見るという酔狂なイベントもありました。目が慣れてくると満天の星が見えましたが、カメラには上手く残せませんでした。ホテルに戻るとロビーでベルベルの音楽が演奏されるという情報があり、思いがけずに楽しい時間が過ごせました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- カタール航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- JTB
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「マトマタ(Matmata)」が近づくにつれて礫砂漠のような風景は山岳地帯のような様相に変わってきました。
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とても人が済めるような環境には思えません。ヤシの木が生えている地下には水脈があるのだろうということくらいしか感じられません。
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周囲に谷筋が見えてくるとマトマタももうすぐのようです。思ったよりも早い到着が出来そうです。
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中国の黄河流域にある黄土高原の「窯洞(ヤオトン)」を思い出させるような風景です。ヤオトンには2種類の構造があり、1つはこのように横穴を掘り進めて内部に部屋を設ける「洞穴式」と、地面を1辺の長さ15メートル、深さ7 ~8メートルほど掘り下げる「地坑式」があります。
マトマタの穴居住宅 (ベルベル人の家) 文化・芸術・歴史
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「スターウォーズ」に出てくる惑星タトゥイーンにあるルーク・スカイウォーカーの育った家のロケ地がこのマトマタにありますが、タイプ的には「洞穴式」です。
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マトマタに穴居住宅を建設し居住しているのはベルベル人で、侵攻してきたアラブ人から身を守るため、このような穴居住宅を建設したとされます。
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また、地下の住居は乾燥地帯の急激な気候変化や強い日差しを避けるのに都合がよく、冬も温度が下がらず保温性に優れるため、近年まで住居として使用されていました。
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バスはこのような荒涼とした風景の中を走り続けています。
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高度が上がっていくにつれてヤシの木なども見えなくなり、乾燥した台地が続きます。フランス語のビアンヴニュと英語のウェルカムが並び、上にはアラビア語で「ようこそ」と書かれているのでしょう。
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こちらにも同じように文字が見えていますが、こちらはモロッコでも見たベルベル語で書かれています。ベルベル語はさすがのグーグルレンズ先生でも文字としては認識してくれません。CotCotoのように見える部分はMATMATAなのだと思います。
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MATMATAと書かれた最上部は展望台になっているようです。
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観光用のラクダが出迎えてくれますが、残念ながらツアーバスは無情にも通り過ぎてしまいます。
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旧マトマタと新マトマタとがありますが、観光地として著名なのは旧マトマタのほうでです。以前はどこも地面に巨大な穴を掘り、その側面に居住用の穴を掘って生活する「穴居住宅」で知られていましたが、現在は普通の家屋に置き換わってきているそうです。
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新マトマタでも古い建物が残されているところもありますが、どこも廃墟のようです。
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以前は「穴居住宅」だけだったので人が済んでいる様子は分からなかったのではないかと思います。現在はポツンポツンと地上に建物が確認できます。
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映画の場面に出てくる砂漠のような惑星タトゥイーンのような風景を想像していましたが、全く違うことに気が付きます。
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ようやくホテルに着きました。尾戸ったよりも早い到着で、この日のスケジュールは何もないので夕食まで自由行動になります。
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「ディアーエルベルベル(Le Diar el Barbar)」というリゾートホテルです。
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この地方の建築の外観を模したようなデザインです。外装には本当に土が塗り込められたようになっています。
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内部は白大理石のロビーホールと贅沢な造りになっています。真ん中が異様に広いのには意味がありましたが、それは夜になって分かりました。
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添乗員さんとガイドさんがチェックインの手続きをしている間にホテルの無料wifiを接続します。このホテルはこのロビーの周辺でしかネットは繋がりません。
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ホテルはいくつかの棟に分かれていて、我々は一番奥の建物でした。他のお客さんが通過しないのでとても静かでした。マトマタ伝統の穴居住宅を模したデザインになっています。もっとも穴居住宅の場合は2階建てや3階建てはありません
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エレベーターは無いので1階の部屋で良かったです。割石張りの床なので、トランクなどは台車に乗せてホテルのスタッフが運んでくれました。こういった贅沢を味わうと妻は個人の旅行を嫌がるようになります。
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客室も穴居住宅のような造りになっています。このホテルで残念なのは冷蔵庫が無いことです。
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もちろん土を掘って作った建物ではないのでコンクリートそれらしく加工しています。
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ベットルームは完全に穴倉のようです。
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手前の左右の壁にはベットが2床、ニッチのようになっています。子供連れの家族にはいいかもしれませんが大人4人では酸欠になりそうです。
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部屋で少し休憩してからホテル内を探検してみることにします。真っ青な空と陽射しの造る影のコントラストが美しいです。
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建物はこんなトンネルで繋がっています。トンネルを抜けると次の中庭が広がります。
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こんな空間が続くの意味もなく楽しくなってきます。何となく「スターウォーズ」の世界に迷い込んだみたいです。
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このホテルのブーゲンビリアは色が濃くてとてもきれいでした。友人に託したブーゲンビリアもマンションを覆うくらい成長しないかなと密かに思っています。
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到着時にバスを降りるときプールが見えたのでプールサイドに出てみました。
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2階はこの後晩ご飯を食べるレストランです。レストランの中の階段を降りると下の階のカフェとバーにアクセスできます。
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建物の中は薄暗いのでテラスでビールをいただきます。おばちゃん貫禄が出てきました。バーに来る際に大きめの保冷用の水筒を持ってきたので、カウンターで氷を入れてもらいました。これで部屋でも冷たい檸檬堂が飲めます。
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セルティア(Celtia)はチュニジアのビールのブランドで、名前は1951年の創立当時のディレクターの奥さんの名前だそうです。緑色の便に夕日が当たってとてもきれいです。1本10TNDでした。
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ツアーでもこんなのんびりできる時間があるのだなと思います。そろそろ晩ご飯の時間なので、バーから階段を上がってレストランに向かいます。
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この日の晩は欧米人のツアーもいくつかは行っていましたが、開店と同時に店に入ったので料理がきれいに盛られたままでした。
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ここまで来る道中のバスの中でガイドさんがチュニジア料理のおいしさについて熱弁していましたが本当にそうだと思いました。
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かつて「ローマの穀倉地帯」と呼ばれたチュニジアは、小麦、大麦、ライ麦などの穀類、牛や羊などの肉類、トマト、オリーブ、ぶどう、デーツなどの農作物が豊富に生産され、沿岸部では海産物にも恵まれ、独特の食文化があるということでした。
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そんな穀倉地帯をバスで走ってきた後なので、余計に美味しく感じるのかもしれません。
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チュニジアの食卓に欠かせない独特の辛味調味料が右下の「ハリッサ」です。「クスクス」やチュニジア料理にはなくてはならない調味料で、日本のしょうゆやみそのような存在のようです。とうがらし、オリーブ油、にんにく、スパイス等で作られ、ピリッとした辛味ではなく、香りや味わいが深く、料理にこくとうま味をプラスします。
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ただ、小麦大麦をたくさん作っているにも関わらず、パンだけはあまりおいしく感じませんでした。ここでは食べたい分だけ横に置かれたバスケットに入れてテーブルに持っていきます。
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左はお昼にも食べたブリックの小さなもので、中央はポテトとニンジンの煮込み、右はチキンの煮込み料理です。
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カットしたピザとラザニアとペンネ・アラビアータ。欧米人の観光客が多いのでイタリアンも充実しています。
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マトンの煮込み料理にフライドチキンなどどれも美味しそうです。
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マグレブの国なのでデーツも山盛りです。妻は真っ赤なスイカを見て大喜びです。
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メロンというよりはウリとお菓子も山盛りです。チュニジアのお菓子は基本的に
小麦粉、ナッツ、はちみつ、デーツ、フラワーウォーターを使って作られるので、かなり甘い味の割にはヘルシーだといわれているそうです。 -
チュニジアのワイン「マコン(Macon)」のロゼを1本注文しました。40TNDですので2,000円です。チュニジアは1956年までフランス領だったため、ワインもフランスの影響を受け、フランスのワイン法を模したAOC制度が導入され、チュニジア全国葡萄局により品質管理が行われています。旅行中に赤と白も飲んでいますが、どれも美味しかったです。
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こんな感じでビュッフェスタイルの夕食をいただきます。まずはサラダをいただきますが、野菜が美味しいなと感じられます。
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スープはどこへ行っても「ショルバ(Chorba)」というスープが多かったです。フリックという大麦を砕いたものが入っています。
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いろいろな料理を少しづつ試してみます。実際はもう1皿クスクスとラムの煮込みもいただいています。
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フルーツも美味しく、このまま食べ続けたらまた太ってしまうなと感じます。
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レストランの窓からは暮れてゆくそれがとてもきれいでした。
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なにか映画のワンシーンのように思えます。ベルナルド・ベルトルッチの「シェルタリング・スカイ」は1月のモロッコ旅行の直前に観直しましたし、「イングリッシュ・ペイシェント」も思い出します。
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飲み残したワインはまだ冷たいので部屋で飲むことにしてレストランを出ました。
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レストランの前には織りかけのベルベル絨毯がありました。大抵食事時間には実演をしたりするのですが、そんな気配はありませんでした。横にはショップもあるのですが、チェックアウトするまで開くことはありませんでした。
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食事後にツアーのメンバーと星空を見るという酔狂なイベントがあったのですが、肉眼ではきれいに見えても写真には上手く残せませんでした。予定表にもあったので三脚を持って行こうかとも思いましたが、昨年のモンゴルでもうまく撮れませんでした。最近はデジタルカメラよりスマホの方がうまく撮れるようです。それもiPhoneがいいみたいです。
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部屋に戻りかけるとホテルのスタッフの人が「これからロビーでベルベルの音楽を演奏するから見た方がいいよ。」と教えてくれました。添乗員さんに伝えるとツアーの何人かが戻ってきました。
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これはいつも行われているのではなく、チュニジア人の団体さんが特別にオーダーしたものだと分かりました。そのお客さんたちはノリノリで踊っています。
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モロッコの旅行前にはアフリカ北部で見られるアラブ系音楽の一種で、原点は9~15世紀のアル・アンダルース音楽について調べたこともありました。「カルカバ(Qarqaba)」と呼ばれる重い鉄のカスタネットを見る機会はありましたが、その演奏を聞けなかったのは残念でした。
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演奏を聴いていて思い出したのが」以前いNHKの番組で観たモロッコのジャジュ―カ村のことでした。27歳で早逝したローリングストーンズの元メンバーのブライアン・ジョーンズもこのトランスミュージックに惹かれていた1人です。「Brahim Jones Joujouka Very Stoned」という曲があるほどです。
https://www.youtube.com/watch?v=zzJBX0TypXc -
「ガイタ」と言われるチャルメラのような管楽器と、「ティベル」というヤギ革のドラムだけで構成され、ひたすらループするそのプリミティブな音楽とルーツは同じなのではないかと思いました。
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思いがけずにそんな音楽が聴けてとても良かったです。気が付けば皆さんは部屋に戻ってしまい、我々と添乗員さんだけが残っていました。
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音楽に精通しているわけでもなく何の楽器の演奏も出来ませんが、民族音楽には惹かれるものがあり、中国の貴州省や雲南省の小さな村を訪ねたり、トルコでもセマーを何ヵ所も観に行っているご褒美だったのかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=ECqzEi7Ghcs&t=11s -
バーで貰った氷で檸檬堂で乾杯して翌日に備えます。いよいよ「スターーウォーズ」の世界に足を踏み入れます。
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