続・2023年クリスマスマーケット巡り(3)：リューネブルク、ツェレ、ハノーファー

2023/12/14 - 2023/12/18

2023年、2回目のドイツクリスマスマーケット巡り♪
第三話は北ドイツの都市3か所へ。

④リューネブルク
「北ドイツで最も美しい街のひとつ」と称される街。壮麗なファサードを持つレンガの建物がずらりと軒を連ねる、ハンザな雰囲気の旧市街が素敵♪

⑤ツェレ
「北ドイツの真珠」と称され、木組みの建物だらけの旧市街が超絶魅力的な街。ドイツに木組みの街は数あれど、ここはそのトップに君臨してもいいのでは?!

⑥ハノーファー
駅前のミニクリスマスマーケットと、去年行けなかったカフェで絶品バウムクーヘンをゲット。

特に④⑤は第二次世界大戦の戦果を逃れた街で、旧市街には中世の街並みが色濃く残りタイムスリップ感を存分に味わえました！

＜スケジュール＞
☆12/14(木) 羽田→
☆12/15(金) フランクフルト→ハンブルク
★12/16(土)
☆12/17(日) ハンブルク→フランクフルト→
☆12/18(月) →羽田

エリア ツェレ(ドイツ)

3日目：2023年12月16日（土）

今日は終日、ローカル線の旅。
ハンブルク中央駅からリューネブルク行きに乗り込み、発車を待っていると・・

ドイツ語オンリーのアナウンスが流れ、皆さん階段ダッシュで向こうのホームへ大移動。
ああ、今日もまた「あっちの電車が先に発車しまーす」攻撃か（-_-;）

皆さん待って～

で、なんとか無事出発したのでした。
8:57ハンブルク→9:33リューネブルク

約40分でリューネブルクに到着。
日本での知名度は今ひとつですが、「北ドイツで最も美しい街のひとつ」と称される街なので、期待が高まります♪

白亜の駅舎を出て、7～8分歩くと・・

川沿いに美しい建物群が現れ、旧市街に突入。
ここから期待以上の街並みが広がっていました！

大戦の戦禍を逃れたため、13～17世紀に製塩業で繁栄した当時の街並みが色濃く残っており、お宅はどれも立派なファサード。
つまり中世の街をお散歩できます♪

基本レンガ造りですが、よくよく見ると木組み建築とコラボもあったりしてて、一軒一軒個性的。

木製クレーンは街のシンボル。
塩をはじめ船荷の積み下ろしに活躍した立役者。

さらに進むと、リューネブルグ市庁舎。
その前はクリスマスマーケット会場その①、マルクト広場。

＜リューネブルク クリスマスマーケット＞
https://www.weihnachtsstadt-lueneburg.de/

10:00オープンの5分前に着いたら、どこも開店準備中。
代わりに・・

通年ここでやってる生鮮マーケットが絶賛営業中。

ガチでお肉買ってるオバチャンとか、パン買うおじさんとか、地元の買い物客がたくさん。
こっちのマーケットも楽しい♪

市庁舎を後にし、旧市街のドセンターを南北に貫くグローセベッカー通りへ。
ハンザな建物を眺めつつ、南下すると・・

もう1つのクリスマスマーケット会場、アムザンデ広場。
広くて細長ーい広場で、特筆すべきは左右の建物。どれもファサードが秀逸！

右を見ても、

左を見ても、

素敵なお顔の建物ばかり！

もしかして、、いや絶対、昨日訪れたリューベックより見ごたえあります！

あちらは美しい旧市街が世界遺産に登録されてるけど、こちらは非世界遺産。
しいて言えば、徳島の鳴門市が姉妹都市w

広場の南側にはリューネブルクを代表する教会、聖ヨハニス教会。

広場は一面石畳。
しゃがんで撮ると、石畳感がアップ↑

クリスマスマーケットの屋台は沿道にチョボチョボ。
広場はバス通りにもなっているからかな。

ここでカップをゲット♪
デザインはリューネブルク在住の作家さん（たぶん）によるもので、カップ一面に街の名所がカラフルに描かれ、すっごい可愛い(≧▽≦)

リューネブルクにはもう1ヵ所、行きたい場所が。
アムザンデ広場の北側、この黒いかっこいい建物の右を入った路地の・・

ハイリゲンガイスト通り。
アムザンデ広場に負けず劣らず、両側に美しい家々が建ち並ぶ圧倒的に見応えのある通り。

栄華を極めた全盛期、ハンザ商人とかお金持ちがこれでもか！と豪華なお家を建てたんでしょうね。

おっと、そろそろ電車の時間。
アムサンデ広場を出て、聖ヨハニス教会横を通り・・

木造クレーンと並ぶもうひとつの街のシンボル、給水塔（写真右）を眺めつつ駅へ向かったのでした。

ハンブルクからの日帰りプチトリップにぴったりのリューネブルクでした！

それではニーダーザクセン州車両に乗って、ツェレへ南下します。

10:34リューネブルク→10:56ユルツェン
11:09ユルツェン→11:46ツェレ

昨日は1回も遭遇しなかった検札、今日は全ての電車できっちりありました。
検察率0％か100％、極端だな・・

なお今日の切符は「ニーダーザクセン チケット」。

27ユーロでハンブルクとニーダーザクセン州が1日乗り放題。
平日は9:00からのところ、本日土曜は0:00からOKで利用価値抜群。

途中、ユルツェン（Uelzen）で乗換え。
実は超有名な駅でして・・

「世界の美しい駅トップ10」のひとつ！
てか、なにこのデザイン（ﾟдﾟlll）

オーストリアの芸術家、フンデルトヴァッサーの作品なんですって。
確かにウィーンのフンデルトヴァッサーハウスとよく似た芸風。

とか言って、ガウディと言われても納得しちゃうけど。。

お昼前、ツェレに到着。
「北ドイツの真珠」と称される街なので、こちらも期待度Max！

駅からバスに乗り損ね、歩くこと25分でツェレ城に到着。
見学はパスし、お城に背を向け歩くこと1分で・・

旧市街のクリスマスマーケット☆

うわ～♪

さっきのリューネブルクから一転、いかにもドイツな木組みの家がずらり！

しかも単に木組みなだけじゃなくて、カラフルな装飾が施されたりして1軒1軒超カワイイ！

一方、旧市庁舎と教会も十分可愛らしいんだけど、、
周囲の家々がスゴ過ぎてサブキャラにしか見えない(・・;)

メインストリートのツェルナー通りには、メルヘンな家々を背にこれまた可愛いクリスマス屋台が並びます。
これは歩いてて楽しい。テンション上がる～！

行けども行けども木組みの家とクリスマスマーケット。
じゃんじゃん行こーう♪

石畳にチップと線路敷いて、こども電車ですか。
やるなあ。

キョロキョロ歩いていると、食べ物屋台が集まる広場に出ました。

木組みの家々に囲まれたグローサー広場（Grosser Plan）。
公式HPのトップを飾る夜景は現代とは思えない景観☆

＜ツェレ クリスマスマーケット＞
https://www.celle.de/Kultur/Veranstaltungen/Celler-Weihnachtsmarkt/

ただでさえ童話の世界なのに、クリスマスマーケットの屋台が加わって、非日常感がハンパありません。
テーマパークに来たみたいw

しかも、どの屋台もすごく立派。
シーズン外はどうやって保管してるんだろう。。

この屋台、シュトゥットガルトより凄い（ﾟдﾟlll）

ちょうどお昼時で、あちこち大賑わい。
私もランチにしよう！

凝った装飾のグリューワイン屋さんのカウンターに、気になるカップを発見。

めちゃ可愛い～(≧▽≦)
敬遠してるすりガラスだけど、これは欲しい！

しかもヴィンツァー・グリューワイン（ワイン醸造業者のグリューワイン）だって。
味も期待できる！

メニュー。
グリューワインは5ユーロ、それにアマレットとかリキュールを追加すると6ユーロ。

アイン・グリューワイン・ロート・ビッテ！
（クリスマスマーケットでしか使えないサバイバルドイツ語）

ワインのお供も買わねば。
あのやたら混んでる屋台、何だろう？

串刺し豚肉！
これ1本くださーい♪

バラしてお皿に盛ってくれるのかと思いきや、そのまんま長ーいのが来た・・

照り焼きみたいな味付けで、日本人ドストライクの味。
やるじゃんドイツ人w

ワインも期待通り(≧▽≦)

食後は街歩き。
存分に木組みの街並みを堪能します！

ツェレの凄いところは、メイン通りだけでなくどの道入ってもことごとく木組みの家なとこ。

リューネブルク同様、第二次世界大戦の戦禍を免れた街。
ドイツはそういう街へ行けばいいってことですね！

どこをどう歩いてもおとぎの国(^^♪

あか・あお・きいろ～♪
チューリップ三兄弟。

またボヤきますけど、何でリューベックが世界遺産でここは違うんだろう？

ハイリゲンクロイツ通り26番地、緑のお家は旧市街で最古の木組みの家。
中身は普通に洋服屋さんというのも凄い。

ここもキレイ。
どのお家も茶色がベースで一貫性はありつつも、装飾部分が鮮やか。

期待以上の「北ドイツの真珠」、ツェレでした。
はっきり言いましょう、2023年に訪れたドイツの街でNo.1です!!

帰りはバスで駅へ。
バスも乗り放題切符でOK。なので今日の交通費は27ユーロぽっきり、都度買う手間もなく超ラク。

続いてハノーファーへ。
13:47ツェレ→14:15ハノーファー

ツェレ駅にはフランクフルトからのICEも停まってました。
秘境と思ってたけど、意外と来やすいみたい。

15分遅れでハノーファー着。
ハーメルン行きに乗り継げず（涙）

それならそれでプランB発動、ハノーファーで行きたい場所があるのです。

クリスマスマーケット？
いえ、それは去年来たのでパス。

名物の時計を横目に、駅前から5分ほど歩いて向かった先は・・

カフェ「ホレンディッシェ･カカオシュトゥーベ」。
伊勢丹に入ってるお店の本店♪

＜Holländische Kakao-Stube＞
https://www.hollaendische-kakao-stube.de/

ひー、カフェは満席、物販も並んでる（ﾟдﾟlll）

お目当てはバウムクーヘン。

去年、ロンドン在住の友人タケノコちゃんに「ハノーファー行く」と伝えたらお勧めされたものの、当日定休日で買えず、、
リベンジ成功！

自宅で父子といただきました。
ドイツ本店から直輸入ですからね。美味しいに決まってます（^^）

明日会う（かもしれない）タコキムチちゃんにも別の形のを購入♪

そして再び小走りで駅へ。

駅前のミニクリスマスマーケットを軽く覗いたら、駅前広場限定のカップが！

つい買ってしまったのでした。

ご覧いただき、ありがとうございました。
この後はハーメルン、そしてブレーメンへ向かいます。長い一日だ。。

この旅行記へのコメント （2）

• まりりんごさん 2024/02/01 22:12:07

  書籍化してほしい

  お母さん、こんばんは♪
  
  ドイツのクリスマスマーケット巡り、ぜひ書籍化してほしいです！
  知らない街の魅力を知ることができて、ドイツ観光協会から表彰されても良いぐらい^_^
  
  あ、そうそう。
  夏にウィーン便復活とミラノ、イスタンブール、ストックホルム便の就航再開が発表されましたね！
  待ってたので嬉しいです^_^
  これで今年のクリスマスマーケットは路線の選択肢が増えますね♪と思ってましたが、お母さんすでにドイツ行き抑えてたんだった笑
  
  
  まりりん

  旅太郎のお母さんさん からの返信 2024/02/05 12:46:06

  Re: 書籍化してほしい

  まりりん
  
  こんにちは。
  返信遅れて大変失礼いたしました！
  昨夜旅太郎とエジプトから戻りました～
  
  クリスマスーケットシリーズは、Marielさんとタコキムチちゃんと合わせてまとめたら、そしてお互い知ってる同士が読んだら楽しいでしょうね！
  それぞれカラーが違うから、このパートはMarielさんだなとか、ワイン系はタコキムチちゃんだなとか、食ってばっかりはお母さんだな、とかw
  
  ANAのヨーロッパ増便、見た見たー♪
  念願のウィーン便復活で未訪の国への足掛かりができて超嬉しいです。
  今年のクリスマスマーケットはVIE乗ってもう1往復しなきゃいけない気分になってきました！
  
  きっとまりりんもどこ行こうか空想、、いやすでに計画？いや発券しているのではないでしょうか？！
  
  
  お母ちゃん