シニア夫婦欧州縦断旅～ウィーンからコペンハーゲンまで⑧ツェレ&ブレーメン街歩き

2022/09/21 - 2022/10/04

2022年9月21日から10月4日までの2週間、ウィーン→プラハ・チェスキークロムロフ→ドレスデン・マイセン→バード・ドベラーン→ハンブルグ・ブレーメン・ツェレ→コペンハーゲンと夫婦二人で巡ってきました。

⑧『ツェレ&ブレーメン街歩き』

【第8日目】　9月28日(水)　

　中世の木組みの家並みがある「ツェレ」と音楽隊で有名な「ブレーメン」の街歩き

表紙写真は、ツェレの街並み、右の建物が「ホツペナーハウス」

エリア ツェレ(ドイツ)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー 徒歩 飛行機
• 旅行の手配内容: 個別手配

『Gästehaus UP-Arnold』の朝
昨夜はにわか雨が降りましたが、今朝にはもう止んでいます。

今日は、中世の木組みの家並みがある「ツェレ」と音楽隊で有名な「ブレーメン」を訪れます。
戸締りをしっかりして、近くのバス停から「ピンネベルク駅」へ。

「ピンネベルク駅」からSバーン3号線7:59発で、まず「ハンブルグ・ハールブルグ(Hamburg-Harburg)」駅まで行きます。

ツェレもブレーメンも、普通列車を利用すれば、お得な「ニーダーザクセン・チケット」が利用できます。もちろんハンブルクも範囲に含まれます。ただ、今日は平日で、午前9時以降しか利用できないので、ハンブルグ・ハールブルグまでとりあえず移動し、そこから午前9時以降に発車する列車でツェレに向かいます。

駅の券売機で買った「ニーダーザクセン・チケツト」2人で29ユーロ。
署名欄にサインが必要です。そして、ハンブルグ・ハールブルグまでのチケツト(1人3.5ユーロ)を一緒に買いました。

ハンブルグ・ハールブルグ駅(長距離用駅)

本当ならこの写真は撮れていなかったのですが、ちょっとした「思い込み」によるミスでこのような写真を撮りながら、駅で列車を待つことになりました。

Sバーンは、ハンブルグ・ハールブルグ駅手前で地下に入りホームに到着しました。ツェレ方面の列車は地上にホームがあると思って、とりあえず階段を上がりましたが、ただのバスターミナルがあるだけで、ホームなどどこにもありません。
どうしたものかと思いましたが、小学生6年生くらいの子供たちのグループが近くにいたので尋ねました。最初はよくわからないようでしたが、スマホで検索してくれていた一人の女の子が、「あの先に見える茶色い建物がその駅だと思う」と教えてくれました。
確かに、100～150mくらい先に駅舎らしき建物が見えましたので、お礼を言ってそっちに向かうとこの駅でした。

ハンブルグ・ハールブルグ駅の長距離用ホーム
駅舎がある地上から一段下がったところ(つまり地下1階)にありました。

後でわかったのですが、Sバーンのホームは地下2階にあり、地下1階に上がると、このホームまでの連絡通路があったのですが、Sバーンの駅が大規模な改装工事中で案内がよくわからなかったため、一挙に地上に出てしまったことが迷う原因になりました。
また、「Sバーンは、ハンブルグ・ハールブルグ駅の何本かあるホームの1つに着き、どこかのホームに乗り換える」というイメージというか思い込みが、まったく「別の駅」のような状態に対応できなかったのだと思います。
ハンブルグ中央駅で乗り換えていれば、このような事態にはならなかったかもしれないなあ、とちょっと反省です。
結局、予定していた9:08発の列車に乗り遅れたので、1時間近く待つことになりました。

1時間遅くなった10:08発の列車Uelzen行きに乗り、そこで乗り換えてツェレに向かいます。乗り遅れたおかげで、駅構内のカフェでコーヒーを買い、持参していたパンと一緒にゆっくり朝食を済ませることができましたので、良しとしましょう。

Uelzen行きのME(メトロノーム)RE3が入線してきました。

2階建て車両の2階に座ります。

Uelzen駅でまたメトロノームに乗り換えて、約1時間40分でツェレ駅に到着しました。
乗ってきたメトロノームの2階建て車両。

ツェレ駅に到着しました。

ツェレは、この旅はじめての本格的な雨になりました。
駅前から旧市街へ歩き始めたのですが、雨が結構強くなったので途中から路線バスに乗りました。ニーダーザクセン・チケットは、有効地域内各街の路線バスやトラムも乗り放題です。

旧市街傍のバス停で降りて「マルクト」へ来ました。マルクトでは、「朝市」が開かれています。

「朝市」の様子

野菜や果物、パン、お肉やソーセージ、魚、花類等、様々なお店が並んでいます。

「朝市」の様子

お花屋さんが多いですね。

朝市をぶらぶらとひやかした後、旧市街を散策します。

旧市街を散策します。

旧市街を散策します。

旧市街を散策します。

旧市街を散策します。

右の建物が「ホッペナーハウス」

「ホッペナーハウス」

旧市街を散策します。

雨も降り続きずいぶん気温も下がってきましたので、雨宿りも兼ねてランチにします。

ランチは、こちら「Trattoria Celle」。市庁舎側からノイエ通りを入ったすぐ右手にあり、感じが良さそうなイタリアンだったので入ってみました。
店内は、とても暖かくてホッと一息。

まずは、寒くてもビールKönig Pilsner。
妻は、熱いカモメール・ティー。

料理は、ピザ・マルゲリータとスパゲティ・ボロネーゼ。

どちらも、予想をはるかに上回る美味しさでした。ボリュームもちょうど良し。
お会計は、料理2品と飲み物で、25.6ユーロ。
過去のヨーロッパ旅でもそうでしたが、イタリアンはやっぱりハズレがほとんどありません。

レリーフというのでしょうか、こんなものがありました。

お城を中心としたツェレの旧市街の概要がよくわかります。
ランチを済ませて、ブレーメンに向かいます。

バス停を目指して旧市街を抜けると、「ツェレ城」があります。

お城の向かい側は、「ボーマン美術館」

お城の前のバス停からツェレ駅に戻ります。

観光用のミニバスもあるようです。

ツェレ駅14:08発のS7で「ハノーバー中央駅」へ、約50分で到着です。
「SBH　S-Bahn Hannover」が運行しています。

ハノーバー中央駅15:20発のRE1-4422で「ブレーメン中央駅」に向かいます。

「ブレーメン中央駅」まで利用するRE1-4422。
前足を上げた馬がシンボルマークの「DB Regio AG Nord」が運行しています。

「ブレーメン中央駅」(街歩き後戻ってきた時の写真)

予想していた駅とは全く違う「レンガ造りが美しい、大きくて立派な駅」で、ちょっとびっくり。
駅からは徒歩で旧市街へ行くつもりでしたが、予定が遅れ、時間があまりないので駅前からタクシーで向かいます。

マルクト広場

ブレーメンの旧市街は、車の乗り入れ規制があるようで、旧市街を回るように走ったタクシーは、少し離れたところまででした。
料金を払うときに、ドライバーが「タクシーは時間もかかるし料金も高い。トラムに乗ればすぐだったんだよ」と。
「先に言ってよ～」と思ったけど、せっかくのお客を断るドライバーはいないですよね。歩いて向かうつもりだったとはいえ、街歩きの下調べ、きっちりやらないとだめですね。今日2度目の反省です。

マルクト広場

ツェレと違ってブレーメンはいいお天気でした。

マルクト広場に建つ「市庁舎」と「聖母教会」

「聖母教会」

「市庁舎」

市庁舎の横には「聖ペトリ大聖堂」

市庁舎

市庁舎の側面

「市庁舎・世界遺産のプレート」

「ローラント像」(1404年に建てられた)
市庁舎と同時に「ローラント像」も世界遺産に登録されています。

◆「地球の歩き方」によると、
「ローラント像は、市場や司法の権利の象徴で、教会に支配されない自由な町であることを示すため、おもに北ドイツで建てられた」そうです。

すぐ横をトラムが走ります。
駅からこのトラムに乗ればすぐだったのでしょうね。

広場の片隅にいました!!「ブレーメンの音楽隊」

ロバさんの足とお鼻は、みんなに触られて金ぴかです。

私達も足に触って記念写真です。

旧市街の様子

旧市街の様子

旧市街の様子

そろそろ駅に戻ります。
帰りは、もちろんトラムに乗ります。

ブレーメン中央駅に戻ってきました。

現在17:40です。

ハンブルグまで戻って夕食にするつもりで、いろいろ調べていたのですが、昨日夕食を食べたレストランがとても雰囲気がよかったので、今夜もそこでということになり、アパートメントのあるピンネベルクまで戻ることにしました。20:00頃には戻れる予定です。

ピンネベルクのダウンタウンでの夕食は、昨夜と同じ「ギリシャ料理・ELENA」。
頼んだのは、「シーフード・プレート」。昨夜食べて絶品だった「カラマリ」も入っています。サービスの野菜サラダがあり、パンもサーブされますので、ボリューム的にはこれで十分でした。
カラマリはもちろんですが、ソテーしたエビも魚のフライもとても美味。また、ポテトをイタリアン風の味付けにしたつけ合わせもとてもよかったです。

白ビールとバナナジュース、サービスの野菜サラダと食前酒は、昨夜とまったく同じです。今日もテーブル・キャンドルが灯されています。

お会計は、31.2ユーロでした。

歩いてアパートメントへ戻りましたが、ずいぶん冷え込んできました。
ゆっくり湯に浸かって寝ることにします。

⑨『ちょっと一休み&ハンブルク街歩き』へ続きます。