2024/01/14 - 2024/01/14
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この旅行記のスケジュール
2024/01/13
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電車での移動
小山駅から水戸線に乗車中、筑波山が見えました
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水戸で黄門様に会う
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電車での移動
水郡線常陸太田支線で移動
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バスでの移動
常陸太田駅からバスに乗る
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徒歩での移動
竜神大吊橋を渡る
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誰もバンジージャンプをしていません
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愛の鐘を鳴らしました
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徒歩での移動
竜神大吊橋を歩いて戻る
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バスでの移動
バスで常陸太田駅に戻る
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帰りも水戸線に乗車中、筑波山が見えました
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この旅行記スケジュールを元に
茨城百景の一つに数えられている名勝の竜神峡(りゅうじんきょう)は、長い時間をかけて竜神川が岩山を浸食して造りだしたV字形の峡谷です。
かつては竜神が棲んでいたとの伝説も残る渓谷の下流部には竜神川を堰き止めて造られた竜神ダムがあり、ダム湖の上には歩行者専用の竜神大吊橋が架けられています。
竜神大吊橋には、対岸の集落と繋ぐ用途はありません。初めから観光目的で造られました。平成6年4月28日の開通当時は日本一の歩行者専用吊橋でしたが、今は日本3位。
辰年の初め、竜神様に会いに行ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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JR水戸線の下館駅と新治駅の間から見えた筑波山です。
前夜の雪で地面が真っ白でした。雪景色の筑波山は珍しいです。 -
水戸線の終点である友部駅での乗り換え不要で、水戸駅に到着、その構内は、いきなりカッパがお出迎えです。
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水戸駅北口を出たペデストリアンデッキにあるからくり時計の時計塔です。
毎正時になると、中央の白いドーナツ状の部分の蓋が開き、ウサギのダンスと、あの町この町が演じられるそうです。 -
時計塔の手前には、ヒノキ造りの建物があります。令和元年9月に建てられました。
一見すると、休憩所のようですが、正面には葵の紋が描かれた巨大な提灯が下げられています。 -
この提灯は、水府(すいふ)提灯という水戸の伝統工芸品です。
水戸は、岐阜、八女(福岡県)と並び日本三大提灯産地とのことです。 -
JR水戸駅(北口)です。
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水戸黄門と助さん格さんの像。
平成5年2月に建立された像で、原型作者は小森邦夫氏、富山県の黒谷美術(株)が制作しました。
等身大よりも少し大きな像で、旅支度をしている姿は、いかにも黄門様の一行だとわかる造りです。 -
地上に降りて、水戸黄門神社に参拝しましょう。
水戸市のマンホール蓋。市の花である梅をデザインしています。色違いバージョンが複数あるようです。 -
こちらは消火栓の角蓋。
市の花である梅、中央には偕楽園にある好文亭と躑躅をデザインしています。 -
駅から東方向へ少し歩くと、道路の反対側に何やら像がありました。
シーズガーデン水戸三の丸(マンションの名前)の前の歩道です。 -
水戸黄門誕生の地の石碑とともに黄門様の像があります。
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まるっきり逆光です。
こちらは等身大よりもだいぶ小振りの像です。 -
試行錯誤で黄門様のご尊顔を拝しました。
隠居してからの黄門様は、これから向かう常陸太田市にある西山荘で元禄4年(1691年)から元禄13年(1700年)に没するまで暮らしています。そこで大日本史の監修に当たりました。 -
路地を入ると、マンション駐車場の一角に義公祠堂(ぎこうしどう)と書かれた標柱が建っています。
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水戸黄門神社です。
常陸国水戸藩第2代藩主の徳川光圀公は、寛永5年(1628年)に、水戸藩家老の三木仁兵衛之次の屋敷で産まれました。
母は、初代藩主徳川頼房公の愛妾谷久子であったことから、5歳の時に認知されて水戸城に入るまで、この地にあった三木家の子として育てられていました。
後にこの邸は柵町御殿と呼ばれました。 -
祠堂を建立の説明があります。
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祠堂。
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扉はしっかりと閉じられていました。
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西山荘に隠居した後の黄門様が柵町御殿を訪れたとき、三木一族が集まり酒宴が開かれました。
そのときに黄門様が詠まれた歌が刻まれています。
朽残る 老木の梅も 此宿の はるに二たひ あふそ嬉しき -
義公生誕の地碑。
さて、水戸駅に戻り、JR水郡線で常陸太田駅を目指します。 -
上菅谷駅で、乗り換えました。
右は水戸から乗ってきた水郡線の列車。
左は常陸太田へ向かう水郡線常陸太田支線の列車です。 -
常陸太田へ向かうキハE132-8。ディーゼル車です。
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森の中を列車は進みます。。
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久慈川を渡り、常陸太田市に入ります。
平安時代末期に源昌義が久慈郡佐竹郷(常陸太田)に定住し、佐竹氏を名乗りました。室町時代には常陸国を統一、慶長7年(1602年)出羽国に転封されるまで470年間の長きにわたり常陸国を治めていました。
久慈川上流方向の様子。 -
谷河原駅から見えた鳥喰山 無量光院 西光寺。真言宗大谷派。
親鸞聖人の二十四輩の1人である唯円が宝治2年(1428年)に鳥喰村に円寿院 本泉寺を創建、水戸藩主徳川頼房の命により寛永3年(1626年)に現在地へ遷り西光寺と改称しました。 -
常陸太田駅に到着しました。
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常陸太田駅は、水郡線常陸太田支線の終着駅で、線路はここで終わっています。
単式ホーム1面1線の駅で、到着した列車がそのまま折り返し運行します。 -
常陸太田駅。
水郡線はsuicaの対象区域外ですが、水戸方面から本駅で下車する場合のみ精算可能です。
明治32年(1899年)4月1日、太田鉄道の太田駅として開業、昭和2年(1927年)に国有化と同時に常陸太田駅に改称しました。
かつては、向かい側にあった日立鉄道に乗り継ぐことができました。 -
バス乗り場。
手前の1番乗り場でバスを待ちます。 -
茨城交通のバスです。
suicaは使えません。地元の人が持っているローカル交通カードか現金のみ使用可能。竜神大吊橋までは510円です。
地元の路線バスのため、1日5便ありますか、7時台は前泊が必要になるし、16時台のバスに乗ったら、大吊橋には入場できません。
従って、10時、12時、13時台の3便を利用することになります。私は12時のバスを利用しました。
帰りは、行きのバスが終点から折り返して来るのに合わせるので、滞在時間はそれぞれ58分、1時間24分、1時間20分となります。 -
緩やかな上り坂が続く道を進みます。最後の数分間は急勾配の上り坂でした。
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竜神大吊橋バス停で降りました(終点ではありません)。バスを降りたのは私だけでした。
日陰に残っている雪で遊ぶ子供たち。 -
竜神大吊橋の主塔。
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主塔は、竜神峡にちなんで竜の胴体をイメージした造りです。
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竜神大吊橋は全長446m、中央支間は375mです。歩行者専用としては「日本3位」の長さの吊橋です。平成6年(1994年)の竣工時は日本一でした。総工費は33億円。
橋の袂、左側にチケットブースがあります。
営業時間は、8:30~17:00(受付は16:40まで)、大人320円。 -
橋の袂、右側には「若ガエル石」があります。何となく蛙っぽい岩ですが、理由は不明です。
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高さ35mの主塔を見上げました。
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いよいよ渡ります。
中央支間は375m、橋幅3mです。縦にすると、東京タワー(332.6m)や麻布台ヒルズ森JPタワー(325.2m)よりも長いです。 -
渡りはじめましたが、全く揺れません。
恐怖感ゼロです。 -
1/3ほど進みました。
竜神大吊橋は、横風にも強いトラスト補剛型式、一度に3,500人が渡っても大丈夫なように造られています。 -
橋の真下が見えるガラス窓。
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高さ100mですが、橋が丈夫なので怖さを感じません。
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バンジージャンプをする場合は、ここから外に出るようです。
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橋の外側にはメンテナンス用の狭い通路があり、ここから跳ぶのでしょうか。
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橋の下にも足場あります。
バンジージャンプの台でしょうか。
バンジージャンプの高さ日本一は岐阜県の岐阜バンジー(215メートル)、竜神バンジー(100メートル)は第2位で、国内では100m以上はこの二つだけです。 -
こんな光景を期待していたのですが、誰も跳んでいませんでした。
日曜日だし、天気も良いのだから、私も跳びたかったなあ。あぁ医者に止められてるから残念だなあ。
こちらは橋の袂にある水府物産センターで購入したお土産です。 -
竜神ダムです。
一級河川久慈川水系竜神川に造られ、昭和54年(1979年)3月に完成しました。 -
左岸の橋脚です。
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ここにもガラス窓があります。
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大きさが比較できるような物が地表にあると、高さの実感があるかも知れません。
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右岸と同じ高さ35mの主塔。
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正面の壁に龍が描かれています。
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主塔を見上げました。
壁の側に階段がありました。 -
上の段から竜神大吊橋を見ました。
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「竜神」圷洋一氏の作。
因みに圷の読みは、「あくつ」で、茨城県北部に独特の名字です。一般的な阿久津と同じ由来の名前です。 -
さらに上ってみました。
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吊り橋のメインケーブルを地面と固定している台座・アンカレイジ。
竜神大吊橋のアンカレイジは、1,100トンの重量があり、アンカレイジは岩盤に密着しています。 -
左岸から見た竜神大吊橋。
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下に降ります。
日当たりの良いベンチがあったので、お弁当を食べました。 -
竜神の前に建つカリヨン(組み鐘)の施設です。
昨秋にハウステンボスで見たカロヨンファンタジアを思い出しました。巨大なカロヨンが展示されていました。 -
カリヨンの天井、鐘があります。
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「木精の鐘」は、愛・希望・幸福の3種類の澄んだ音色が竜神峡にこだまします。
100円を入れてボタンを押すと、数秒間鐘がなります。 -
もちろん、愛の鐘を鳴らしました。鐘を鳴らすと、記念にカードが出てきました。
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竜神峡の伝説が説明されています。
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左岸から竜神峡に降りる階段がありました。
しかし、うっかり降りてしまうと戻れないみたいです。 -
橋を渡って戻ります。
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左岸から右岸方向。
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上流方向。
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竜神峡の上流。
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下流の方向。
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下流の竜神ダム。総貯水容量は3,000,000m3で、東京ドーム2.5杯分相当です。
通年でカヌーやSUP、ボートが楽しめます(予約制)。 -
竜神湖の地図、確かに龍に見えますね。
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もうすぐ右岸です。、左手に大きな駐車場があります。
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駐車場は、第1・第2・第3の無料駐車場があり、計265台が収容可能です。
写真の建物は飲食店ですが、冬季は営業していません。 -
水府物産センター レストラン。
年中無休で営業しています。
1階はお土産屋さんです。冬季はお客さんが少ないので、サッパリですよと言っていました。
2階にはレストラン・森の風がありますが、営業時間は10~14時まで。 -
お店の前にも竜神様。
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赤いポストもありました。
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橋の袂にあった藁で作った竜神様。
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竜神大吊橋の像。
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右岸のアンカレイジの絵は、「みずにもえたつ」鶴岡和輝氏の作。
花鳥風月と水面から燃えあがる竜は、竜神峡をイメージしています。 -
右岸のアンカレイジも1,100トンあり、左右の2基で約5,000m3のコンクリートが使用されました。
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茨城交通のバス。
帰りは14:10発のバスに乗りました。 -
常陸太田駅前のマンホール蓋。
市の公式マスコットキャラクター「じょうづるさん」と、特産品の一つである「ぶどう」をデザインしています
そうは見えないのですが、じょうづるさんは鶴です。昔からこの地方に棲んでいたらしいです。 -
常陸太田駅。
平成23年(2011年)4月11日より供用開始しました。
黄門様の隠居所だった西山荘をイメージした建物です。常陸太田駅は西山荘の最寄駅となっていて、バス路線もあります。
中に観光案内所(無人)もありました。 -
駅舎内に置かれていた石。
この石は、常陸太田市から日立市にかけての山地で発見された日本最古の「カンブリア紀地層」の石です。約5億年前の長石質片岩。 -
証明書もありました。
カンブリア紀の地層は、市内の小木津山自然公園の近くを流れる東連津川流域で観察することができます。 -
ふらっと出かけた竜神大吊橋でしたが、黄門様にも出会え、日本最古の地層を知ったり、意外な発見もありました。
帰りも水戸線です。大和駅と新治駅の間から大きな筑波山が見えました。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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旅行記グループ 茨城・栃木・群馬の旅その2
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