2023/11/02 - 2023/11/02
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FUKUJIROさん
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この日は、蓮田、大宮、宇都宮とJR東北本線沿線を行ったり来たりの一日でした。
せっかく宇都宮に行ったのだし(それほど遠くもないですが)、翌日は文化の日だし、ちょっと観光したい気分でした。
そこで宇都宮市に隣接する鹿沼市へ移動し、翌日に古峯神社に参拝することにしました。
古峯神社は、鹿沼市のかなり奥の山深い古峯ヶ原という場所にあり、日光山開山の祖である勝道上人は、男体山に登るため古峯ヶ原で3年間の修行をしたと伝わっています。
また、古峯神社に隣り合う古峯園は、紅葉の名所として知られています。
山奥ですが、市営バスが通っており、公共交通機関でも行けるので、ちょっと足を延ばしてきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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17:50 宇都宮駅からJR日光線の鹿沼行に乗車します。
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JR鹿沼駅。明治23年(1890年)6月1日開業。
東武日光線の新鹿沼駅とは2.5kmほど離れているので注意してください。 -
駅出口から30秒。
本当の駅前旅館が、今宵のお宿「いせや旅館」です。3日前に電話で予約しました。 -
8畳の和室、お風呂は大浴場、トイレも共用です。wifiがすごく快適でした。
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駅前のロータリーが見える部屋でした。
夜になってもいろんな音が聞こえていたので、気になる方は別のお部屋がよろしいでしょう。 -
24時間入浴可能な浴場。誰もいなかったので、勝手に撮影しちゃいました。洗い場は2人分です。
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夕食です。一泊二食付きで6,050円也。
焼き鱒、筍と油揚げの煮物、牛肉と玉葱の炒め物・キャベツの千切りとポテトサラダ添え、たくあん、ご飯食べ放題、大根と豆腐の味噌汁。
家庭料理を美味しくいただきました。
ビールは別注、600円也。 -
避難路の表示もありました。
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翌朝の食堂です。
昨夜も私だけでしたが、朝も私だけのようです。
2階には何人もの宿泊者がいましたが、皆さん素泊まりなのかな。 -
朝起きて、トマトジュースを飲みました。
朝食です。ハムとキャベツの千切り、生卵、佃煮、きゅうりの漬物、ご飯食べ放題、大根とワカメの味噌汁。
普段の食事ですね。美味しくいただきました。 -
部屋から見た駅前公園とJR鹿沼駅です。
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JR鹿沼駅。
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JR鹿沼駅の改札です。
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躍進鹿沼市全景商工業案内繪圖。昭和23年10月。
駅舎内にありました。 -
駅改札口の真ん前にバス停がありました。
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⑦の古峯神社行きは、8時台がありません。
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駅前公園です。
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路上のタイル画。
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いせや旅館の全景です。
本当に駅から近くて良かったです。 -
シウマイ像。
令和3年(2021年)9月に公開された不思議なオブジェです。
単なる石の組み合わせのようにも見えるのですが、市特産の深岩石(ふかいわいし)を使用しており、縦90cm、横85cm、奥行き280cm、3.2トン。テーマは「にぎる」。
あの「シウマイ」の崎陽軒の初代社長である故野並茂吉(のなみもきち)氏が鹿沼市出身ということで、鹿沼商工会議所が中心となり「シウマイ像」を建てました。
制作者は、東京芸術大非常勤講師の石井琢郎さんです。 -
広場の大木。
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松尾芭蕉翁の像。
「おくのほそ道」の道中、元禄2年(1690年)2月28日、鹿沼に一泊しました。
入りあいの
かねもきこえす
はるのくれ
鹿沼の中央公園には歌碑かあります。 -
これから向かう北の方を見ているのかと思ったのですが、どうも深川の芭蕉庵の方向を見ているようです。
よろしければ芭蕉記念館を訪ねた旅行記もご覧ください。
https://4travel.jp/travelogue/11348840 -
鹿沼市営のリーバスがやって来ました。
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定刻2分前、駅前のバス停から乗客3人をを乗せました。
前のドアから乗る時に整理券を取り、下車時に支払います。回数券と現金のみに対応してます。 -
鹿沼駅から新鹿沼駅への途中にできた「まちの駅 新鹿沼宿」です。
ここから3人乗りました。 -
東武日光線の新鹿沼駅。
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駅前には、見た記憶のあるオブジェがあります。
そうだ、岡本太郎氏の作品だ、箱根箱根彫刻の森美術館だ、と思いだしたのはだいぶ先に進んでからでした。
こちらで2人乗りました。 -
古峰原街道(県道14号線)を走ります。
東武日光線の下をくぐります。
街中で1人降りました。 -
古峰原街道は信号もなく、単調な道です。
以前、バスのドライバーさんに聞いたところ、こういう田舎の道は気を抜く時間がないので、とても疲れるそうです。 -
この辺りからは、バス停に関係なく乗り降り自由区間になりました。
バスはときどき路肩に停車して、後続車を先に行かせていました。 -
大芦川に沿って山道を登っていきます。
下大久保ダムが見えました。 -
一の大鳥居。
古峯原街道を登って行くと、大きな「一の大鳥居」がありました。神社まで約6kmです。
現在の一の大鳥居は、寛政9年に建立された初代から数えて4代目になります。
建立は昭和49年(1974年)1月、竣工祭には三笠宮寛仁親王をお迎えしています。間もなく50周年です -
大鳥居は、厚さ12ミリの耐候性鋼板で造られています。
高さ24.622m、笠木の長さ34.240mで、柱の太さは直径2.4mもあります。
鋼材重量は実に100トンです。 -
一の大鳥居を過ぎると、いよいよ山道の感じです。
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古峯原 金剛山 瑞峯寺(こぶがはら こんごうさん ずいほうじ)の横を通過します。
門前には大きな不動明王が立っています。
時間が許せば立ち寄りたいところですが、リーバス移動では難しそうです。 -
リーバスの終点が古峯(ふるみね)神社の入り口です。
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古峯ヶ原に鎮座する古峯神社の一の鳥居です。
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扁額に「一之鳥居」と刻まれています。
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狛犬(阿形)。大正14年建立。
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狛犬(吽形)。
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社号碑。その後ろに懐かしい電話ボックスがありますが、使えるのかな。
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二の鳥居。
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狛犬(阿形)。
寛政11年(1799年)己未6月吉祥日とあり、武州江戸 浅草田原町 石工 新助弟子の熊吉が制作しました。 -
狛犬(吽形)。
こちらは武州江戸 下谷坂本壹町目 棟梁長八の制作です。 -
二の鳥居。
その先に祓え橋があります。 -
祓え橋の下を流れる大芦川(上流)。
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大芦川(上流)。
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三の鳥居。
社号標です。奥の石柱には天狗の面が奉じられています。 -
古峯神社の扁額。
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三の鳥居。
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手水舎。柄杓はありませんでした。
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四の鳥居。
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真っ赤な紅葉。
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四の鳥居。
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その先には、五の鳥居、六の鳥居がありました。
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狛犬(阿形)。
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狛犬(吽形)。
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上から見た六の鳥居。
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栃木県の古峯ヶ原にある古峯神社。
古峯ヶ原とは地名であり、標高は約700m、その面積は凡そ500ヘクタール(東京ディズニーリゾートの約5倍)に及びます。 -
古峯神社の拝殿。横長のとても大きな建物て、萱葺き屋根です。
創建から約1300年と伝わっていますが、古くは修験の場として神仏習合していました。
古峯神社と号するようになったのは、明治維新後に神仏分離が発令されてからのことです。 -
御祭神は日本武尊。
拝殿の彫刻は、日光東照宮を造営した職人が施したものです。
家内安全・商売繁盛・交通安全・病気平癒・身体健全などの開運・除災・心願成就の御神徳があります。 -
拝殿の彫刻。左の脇障子。
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拝殿左の彫刻。
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拝殿正面の彫刻と扁額。
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拝殿右の彫刻。
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拝殿の彫刻。右の脇障子。
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拝殿の右側に拝殿内に入るための入り口があります。拝殿内に社務所もあります。
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古峯神社にはたくさんの御朱印があるそうで、その一例です。
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拝殿内から見た境内の石段、六の鳥居。
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拝殿内の大広間で御祈祷を待っている参拝者。
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この大広間では、等身大の烏天狗が睨みを利かせています。
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烏天狗。桂の一刀彫で高さは約2.5mです。
大広間の右側には大天狗も鎮座していますが、御祈祷前の人混みのため、撮影は遠慮しました。
作者は台湾の彫刻家・陳義雄氏です。 -
烏天狗。凄い眼力です。
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烏天狗。
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その足元にも天狗の面が奉納されていました。
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廊下の奥には大湯釜がありました。
その爐は「不滅の御神火」とされ、創祀以来、絶やしたことがない御神火です。
わき立つ霊気(湯気)にあたると、無病息災で過ごす事ができると伝えられていますが、湯気が出ている感じがしなかったのは、私だけでしょうか。
大湯釜は直径70cm、容積80リットル。
また、古峯神社では直会をいただくこともできますが、写真を見ると副菜が天ぷら中心だったので、揚げ物制限中の私は諦めました。 -
廊下にも天狗と烏天狗の面が掲げられています。
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天狗と烏天狗の面。
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天狗と烏天狗の面。
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天狗と烏天狗の彫刻。
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扇子の絵馬。
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天狗の間に入ってみましょう。
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大きな天狗と烏天狗の面が奉じられています。
御祭神の使者である天狗は災厄を除災するとして古くから信仰を集めており、別名「天狗の杜」とも呼ばれているそうです。 -
大天狗(右)は、鼻の高さ91cm、顔の長さ1m76cm、幅1m6cm、134.25kg。
欅の一刀彫りで、江戸時代の作品。
昭和57年に漆を塗り直しました。 -
斜め横から見ると鼻の高さが良くわかります。
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反対側から。
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烏天狗(左)は、鼻の高さ91cm、顔の長さ1m58cm、幅1m6cm、156.75kg。
大天狗と対をなしています。 -
境内に郵便局がありました。
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ちょっと珍しいですね。。
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明治15年の開局ですが、風景印もあるそうです。預入記念印は天狗のデザインと凝っています。
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きれいに紅葉しています
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参道に戻り、古峯園の紅葉を見に行きましょう。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。
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