2023/11/02 - 2023/11/12
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nichiさん
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能登半島の奥能登を車で巡りました。
能登島~穴水~九十九湾~恋路海岸~見附島~珠洲駅跡~蛸島駅跡~須須神社
思ったより広かった能登島は、能登島大島から入って「ツインブリッジのと」で本土に戻りました。
のと鉄道七尾線の終着駅である穴水駅は昭和っぽさが残る素敵な駅。
「穴水湾ふれあいパーク」で伝統的な漁法を再現した「ぼら待ちやぐら」を拝見し、リアス式海岸である九十九湾で「イカの駅 つくモール」によって巨大なイカのオブジェでパシャッ!
恋路海岸で弁天島の鳥居をみて名前の由来になった話を読んで、奥能登一の景勝地である見附島は雨の中の散策でした。
道の駅すずなり館は、のと鉄道能登線の珠洲駅跡地にあって、旧駅舎も残っていました。
のと鉄道能登線の終点駅であった蛸島駅跡の真向いにある食堂で、蛸島漁港で今朝獲れの海鮮丼を戴きました。
これ、絶品!!!
源義経を護ったという須須神社に寄ってお参り~~
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
七尾駅前のホテルアルヴィオから車約15分。
能登島大橋までやって来ました。
約1㎞の橋を渡ります。
能登湾の上を走るのは気持ちがいいですねぇー -
能登島に渡り、能登島大橋展望台の駐車場に車を停めました。
能登島の案内図です。
能登島の広さは約47平米キロメートル。
と言っても見当がつかないので、近い広さのものを調べてみると、
東京都練馬区が48平米キロメートル。
世田谷区で58平米キロメートル。
う~ん思ったより広いな~
案内図見てみたら、のとじま水族館があります。
聞いたことあるな~
と思ったら、ジンベエ鮫がいることで有名なんですね。
日本でジンベエ鮫が飼育されているのはここ以外では沖縄の美ら海水族館、かごしま水族館、大阪の海遊館、茨城のアクアワールドが有名ですね。
まだ見たことないけど。。。。
元々は昭和30年に島内3村が合併して能登島町になりましたが、平成の大合併で能登市になったのですね。 -
能登島展望台から見た能登島大橋。
たった今、渡ってきたばかりの橋を振り返ります。 -
渡ってきた能登島大橋を振り返ります。
-
全長約1km。
この橋が1982年に完成した時は有料だったようです。
この橋ができる前はフェリーで本土と結んでいたようです。 -
橋から見えるのは有名な和倉温泉です。
寄りませんが、石川県を代表する温泉の一つですよね。 -
能登島の中を抜けて、「ツインブリッジのと」を通って本土に戻ります。
この橋、かっこいい斜張橋ですが、正式名称を「中能登農道橋」と言うのですね。
面白い。
全長620mの橋で、先ほど渡ってきた能登島大橋から17年後の1999年に完成しています。
能登島と本土はこの2本の橋で結ばれているのですね。 -
ツインブリッジから車で30分。
穴水にやって来ました。
ココは穴水駅。
のと鉄道七尾線の駅で、のと鉄道の終着駅です。
ココから先は2線ありました。
海岸線を奥能登の珠洲市にあった蛸島駅まで結んでいた「のと鉄道能登線」は2005年に廃線。
北に向かって輪島駅まで結んでいた「のと鉄道七尾線」は2001年に廃線。
寂しいですね~
それぞれ元国鉄能登線と元国鉄の七尾線です。 -
駅員の方に許可を得て、穴水駅を見学させていただきました。
-
旧国鉄の時代から変わらぬプラットホームなのでしょうね。
島式ホームが2つで3線の大きなホームです。 -
以前は乗降客が多く大きな駅であったのでしょうね。
昭和っぽさがいい感じ。
ググってみたら、昭和7年にできた駅なのですね。 -
駅前にこんな表記。
そっか~
遠藤関はココ穴水の出身なんですね。
展示室はまだオープン時間前で、寄れませんでした。 -
穴水駅には頻繁に送り迎えの車が行き交っています。
この日は土曜日でまだ9時前ですが、高校生らしき人が多いです。
皆さん部活なのかな? -
駅周辺案内図を見ていて家内が
「これ見た~い!」
ネットで見て気になっていたそうです。
ボラ待ちやぐら? -
穴水駅から車で10分。
「穴水湾ふれあいパーク」にやってきました。 -
ココで見れるのです。
-
「中居ボラ待ちやぐら」です。
ボラ漁で使われたやぐらです。
海の上に作られたやぐらの上で終日、ボラの群を見張り、網の中にボラが入ってきたら網をたどるという原始的な漁法で獲っていたのですね。
ボラは警戒心が強いため、このように静かに上で待つ漁法が開発されたようです。
江戸時代から行われてきた能登の伝統的な文化です。 -
やぐらの上に誰かいるのかと思いましたがそんなわけないですね。
当然、人形です。
こうやって静かにボラが来るのを待っていたのですね。 -
なんか美しい。
10月~1月が旬で、寒い時期に高さ15mのやぐらが造られていたのですね。
最盛期には40基を超える「ボラ待ちやぐら」が立っていましたが、平成8年を最後にに「ボラ待ちやぐら」を使った漁師はいなくなったそうです。
でも2012年に観光用にこの漁が再開され、このやぐらが造られたそうです。 -
ぼら待ちやぐら
の説明書きです。
いつまでも残してほしい能登の文化ですね。 -
ぼら待ちやぐらがあるココは、能登湾の中の北側にある中居湾です。
外海からは奥の奥で、穏やかな海なのだそうです。
改めてココでグーグルマップを見てシニア夫婦は納得!!!
中居湾をあとにしました。 -
中居湾から車で東に走って40分。
やってきたところは、
「イカの駅 つくモール」??
国道沿いに派手なオブジェが現れました。 -
巨大なイカのオブジェです。
-
新型コロナウィルス対策交付金を使って、ウイルス感染終息後の観光対策を目的に作られた旨、ニュースで拝見したのを思い出しました。
-
大きなイカのオブジェですね~
-
ココに来たら大人も子供も一緒に写真を撮りたくなるでしょうね~
-
それもけっこうリアルです。
-
イカの駅 つくモールは
道の駅です。
巨大イカの隣にはショッピング施設&レストランがあります。
レストランは11時オープンでまだ開いていません。 -
中ではこの九十九湾でさかんなイカ漁の説明展示が行われていました。
-
イカ釣り漁船。
よく、伊豆で見るやつと同じですね。 -
イカ釣りの針ってこんなに複雑なの?
「針に載せる」と言うのだそうです。 -
ココからは遊覧船も運行されています。
-
ちょうど10時出航の遊覧船が港を出て行きました。
40分かけて九十九湾をグルっと回るそうです。 -
家内はココで「いしり」と言う魚醤と、小さな小さなイカのキーホルダーを購入。
自宅マンションの倉庫のキーホルダーをこれに変更するそうです。
イカのキーホルダー?
ま、いっか。。。 -
「イカの駅 つくモール」から海沿いを走ること15分。
恋路海岸にやってきました。
雨が降ってきて、しばらく車の中で待機してから外に出てみました。 -
源平合戦のころ、ココには助三郎と鍋乃と言う愛し合う2人がいました。
助三郎は夜ごと鍋乃が焚く灯を目印に逢瀬を重ねていましたが、鍋乃に思いを寄せる源次が2人の仲を妬みます。
ある晩、源次は別の場所に灯を置き、助三郎は海の深みにはまって死んでしまいます。また鍋乃もその悲しみから海へと身を投じてしまいます。
2人が死んでしまい。源次は自分のしたことを悔い、仏弟子となって2人を弔いながら諸国を修行し、ココの観音堂に帰ってきたというお話です。 -
恋路海岸から見える弁天島。
-
近くに寄って見ます。
-
鳥居の正面に廻ってみたら、急に雨が降ってきたので慌てて車に戻りました。
-
恋路海岸から車で10分。
土砂降りの中でしたが、奥能登の景勝地の一つである見附島までやってきました。
駐車場で雨が小降りになるのを待ってから傘をさして車から出ました。
数分でこのような景色が現れました。
えっ?
傘をさして見附島に渡っている人たちがいます。 -
島から20m沖合に小さな鳥居が見えます。
ココには小島があるそうです。
年々浸食されてどんどん小さくなっている小島だそうです。 -
軍艦島とも呼ばれており、石川県の天然記念物に指定されています。
全長158.5m、最大幅45.3m、周囲400m、標高28.8m
そんなに大きな島なの?
真横から見てみたい。 -
ここからトンボリのような道を通って島に渡ることができるようです。
濡れそうだから私たちは行かない。。。 -
雨が止んだらみんな渡り始めた。
-
見附島が横から見える所まで車で移動してみました。
こんな感じに見えるんだ~
正面から見るのとは大違い。
長細く、意外と大きな島であることがわかりました。
ふ~~~ん。 -
見附島から珠洲市の街の中を抜けて道の駅である「すずなり館」までやってきました。
小雨が降ってます。
中は観光客で混雑していました。
レストランはありませんが、多くのお弁当が販売されていました。 -
そして道の駅の隣にあったのは??
ココ、のと鉄道能登線の珠洲駅跡地なんですね。 -
プラットホームが残っています。
今はイベントで使われているようです。 -
珠洲駅の駅看板も残されています。
-
島式ホーム1面2線だったようですね。
2005年(平成17年)までココに鉄道が走っていました。 -
道の駅「すずなり館」から車で珠洲市内を走ること約10分。
蛸島駅跡までやって来ました。
雨は止みました。
ココは、やはりかつてあったのと鉄道能登線の終点駅であった蛸島駅です。
2005年(平成17年)、能登線の廃止に伴い廃駅となりました。
駅には入ることができませんが、郵便局の横から入ることができました。 -
のと鉄道能登線の線路です。
左側に見えるのは蛸島駅のホームです。
駅舎は表側から入れないようになっていたので、これ以上進むのはやめておきます。 -
反対側は、線路の最後の部分です。
のと鉄道能登線はココまででしたから。。。 -
蛸島駅跡の目の前にあるお店でランチを戴きたいと思います。
御食事処「むろや」さんです。
このお店、ネット情報によると、仲買の資格をもつ主人が自ら目利きし、今朝とれたばかりの魚介を蛸島漁港から直接仕入れ、素材そのものの良さを活かして調理しているとのこと。
期待できます!
店頭には「準備中」の札が架かってます。
この時の時間は12時少し前。
ネット情報によると12時にオープンするはず。。。。
外で待っていたら、「もう開くから中に入って待っていた方がいいよ~。」と私たちに話しかけてお店に入って行かれる長靴姿の男性3人組。
私たちも中に入りました。
そしてその後には2人さん、そしておひとり。さらにおひとり。
これで店内は満席。
ご主人らしき方が、「どんどん入って来られても困るよ~ おじさん焦ってるよ~ まだ仕込みが終わってないよ~ だいぶ待たせちゃうよ~」
と鼻歌交じりの声が聞こえてきます。
それを聞いた皆さんは地元の方々で常連さんなのでしょう。
「待ってるよ~」「焦らなくて大丈夫だよ~」と鼻歌交じりで答えています。
3人組のおじさんのうちの一人が、皆さんにメモ用紙を配り始めました。
いかにも旅行者である私たちには、「これにオーダー書いて席に置いておいてね。」と説明してくださいました。
2人組のおじさんは、「ビールもらうよ~」と言って冷蔵庫から瓶ビール出してグラス2個持って席に戻って飲み始めました。
店内のどこに何があるかも把握してますね。
なんだなんだ~?
このアットホームで素敵な雰囲気は~?
都会では味わえないこの雰囲気に私たちは笑顔でキョロキョロしてます。 -
私たちは海鮮丼をオーダー
え~~~
丼ぶりからお刺身があふれてますが~
「待たせてごめんね~ でも美味しいよ~ どこからいらした?」
「横浜です」
「ありゃ~ えらく遠い所から、、楽しんでいってね~」
今朝、蛸島漁港にあがったお魚を仲買人である御主人が仕入れて料理してくださいました。
これ、めっちゃ美味しかったです。 -
御食事処「むろや」さんから車で15分。
やはり珠洲市内にある須須神社にやって来ました。 -
えっ?
源義経を護った須須神社?
この見出しに歴史好きのシニア夫婦は思わず読み始めます。
源頼朝と不仲になった義経は、奥州に落ちのびる際、金沢から珠洲に向かう船に乗っていました。
風が強くなって、船上から須須神社に無事を祈願しました。
間もなく風が治まり、お礼のため船を須須神社に寄せました。
その時、義経と弁慶は歌を詠んで一行をねぎらい、難を逃れたお礼として由緒ある笛と弁慶の刀を須須神社に奉納したそうです。
その笛と刀が非公開ですが今でも残っているそうです。
え~~?
本当かいな??
でも夢がある話だな~ -
これがその、義経の笛と弁慶の刀。
この神社で保管されています。
でも非公開。
実物みたいな~~ -
寺家キリコ祭り?
日本遺産?
能登最大のキリコが登場?
高さ16.5m?
金箔を施した彫刻が圧巻?
見てみた~い! -
ココにそのキリコが入っているのね~
見たいな~ -
さあ、須須神社にお参りしましょう。
-
シニア夫婦はお辞儀してから鳥居をくぐって奥に進みます。
-
おっ!
小さな太鼓橋。
ココは渡ってはいけません。 -
奥へ。
-
さらに奥へ。
この階段、苔生していい感じ。 -
お参り~
-
後ろ(境内)を振り返ります。
少し「気」を感じた神社でした。
つづく
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