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山代温泉の老舗旅館の一つである葉渡莉さんをチェックアウト。<br />車を山代温泉の中心街近くの公共駐車場に停めて、山代温泉を散策しました。<br />中心部にある総湯は復元された立派な温泉。<br />街並みにマッチしています。<br />そのあとに訪れたのは、魯山人寓居跡いろは草庵。<br />そもそも山代温泉に魯山人が半年も滞在していたなんて知りませんでした。<br />雨降っていましたが、風情ある街歩きは楽しかったです。<br />最後に九谷焼窯跡展示館に寄り、九谷焼について学ぶことができました。<br />

10日間でくるっと石川県を巡ってきました。その19 山代温泉をプラプラ。

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2023/11/02 - 2023/11/12

50位(同エリア313件中)

nichi

nichiさん

山代温泉の老舗旅館の一つである葉渡莉さんをチェックアウト。
車を山代温泉の中心街近くの公共駐車場に停めて、山代温泉を散策しました。
中心部にある総湯は復元された立派な温泉。
街並みにマッチしています。
そのあとに訪れたのは、魯山人寓居跡いろは草庵。
そもそも山代温泉に魯山人が半年も滞在していたなんて知りませんでした。
雨降っていましたが、風情ある街歩きは楽しかったです。
最後に九谷焼窯跡展示館に寄り、九谷焼について学ぶことができました。

旅行の満足度
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
旅行の手配内容
個別手配
  • 山代温泉の真ん中にある公共駐車場に車を停めて、山代温泉尾の中心街へ。<br />小雨が降ってます。。。。

    山代温泉の真ん中にある公共駐車場に車を停めて、山代温泉尾の中心街へ。
    小雨が降ってます。。。。

  • 両側は、丹塗り屋さん。<br />地元の雑貨屋さんです。

    両側は、丹塗り屋さん。
    地元の雑貨屋さんです。

  • 丹塗り屋さんを抜けると、

    丹塗り屋さんを抜けると、

  • じゃ~ん!

    じゃ~ん!

  • 山代温泉 古総湯です。

    山代温泉 古総湯です。

  • 振り返ると<br />丹塗り屋さん<br /><br />水の流れの中にあってカッコイイですね。

    振り返ると
    丹塗り屋さん

    水の流れの中にあってカッコイイですね。

  • 山代温泉 古総湯は、明治時代の総湯を復元したものです。

    山代温泉 古総湯は、明治時代の総湯を復元したものです。

  • 和倉温泉や山中温泉に代表される加賀温泉郷の一つである山代温泉の総湯です。<br />かっこいいなぁ~<br /><br />源泉かけ流しの温泉で、490円で入浴できます。<br />入浴はしていませんが、浴室は大きな天窓があって、壁には九谷焼作家たちによる手描きタイルがあるそうです。

    和倉温泉や山中温泉に代表される加賀温泉郷の一つである山代温泉の総湯です。
    かっこいいなぁ~

    源泉かけ流しの温泉で、490円で入浴できます。
    入浴はしていませんが、浴室は大きな天窓があって、壁には九谷焼作家たちによる手描きタイルがあるそうです。

  • 江戸時代は、この総湯と呼ばれる共同浴場を中心に町がつくられたようです。<br /><br />そもそもこの山代温泉、8世紀に白山権現の由来を聞いた行基が、白山からの帰路に羽を休める八咫烏(やたガラス)を見つけ、手を浸したところ温泉を発見したという開湯伝説があります。<br />ぎょうき??<br />有馬温泉も行基でしたよね~<br />行基、すんごい!

    江戸時代は、この総湯と呼ばれる共同浴場を中心に町がつくられたようです。

    そもそもこの山代温泉、8世紀に白山権現の由来を聞いた行基が、白山からの帰路に羽を休める八咫烏(やたガラス)を見つけ、手を浸したところ温泉を発見したという開湯伝説があります。
    ぎょうき??
    有馬温泉も行基でしたよね~
    行基、すんごい!

  • あいうえお??

    あいうえお??

  • 日本語の50音は山代温泉でつくられた?<br />これは全く知りませんでした!<br /><br />1093年に明覚というお坊様が、お経に書かれた文章を、正確に発音して読めるようにつくられたそうです。<br />知らなかったな~

    日本語の50音は山代温泉でつくられた?
    これは全く知りませんでした!

    1093年に明覚というお坊様が、お経に書かれた文章を、正確に発音して読めるようにつくられたそうです。
    知らなかったな~

  • 服部神社は「はとりじんじゃ」と読みます。<br />「はっとり」ではないんですね。

    服部神社は「はとりじんじゃ」と読みます。
    「はっとり」ではないんですね。

  • この先行きたいところがたくさんあるので、階段を上って参拝しませんでした。<br />ごめんなさい。<br /><br />シニア夫婦は、階段の下から手を合わせてお辞儀。

    この先行きたいところがたくさんあるので、階段を上って参拝しませんでした。
    ごめんなさい。

    シニア夫婦は、階段の下から手を合わせてお辞儀。

  • お目当てはココです。

    お目当てはココです。

  • 魯山人 寓居跡 いろは草庵<br /><br />えっ?<br />山代温泉に魯山人がいたの?<br />これ、知らなかったなぁ~<br /><br />大正4年(1915年)の秋から半年間、山代温泉に滞在していたんですね。

    魯山人 寓居跡 いろは草庵

    えっ?
    山代温泉に魯山人がいたの?
    これ、知らなかったなぁ~

    大正4年(1915年)の秋から半年間、山代温泉に滞在していたんですね。

  • この「いろは草庵」は、山代温泉の旧吉野家旅館の別邸として建てられました。<br />その吉野家の主人に招かれ、大正4年(1915年)の秋から半年間ここに滞在し、山代の旦那衆と交流していました。<br /><br />魯山人が初めて陶芸に触れたのはこの山代温泉で、九谷焼の名工のもとで学んでいます。<br />魯山人は山代温泉尾看板も多く掘っていたようです。

    この「いろは草庵」は、山代温泉の旧吉野家旅館の別邸として建てられました。
    その吉野家の主人に招かれ、大正4年(1915年)の秋から半年間ここに滞在し、山代の旦那衆と交流していました。

    魯山人が初めて陶芸に触れたのはこの山代温泉で、九谷焼の名工のもとで学んでいます。
    魯山人は山代温泉尾看板も多く掘っていたようです。

  • お邪魔します。<br /><br />入場料は<br />560円×2名

    お邪魔します。

    入場料は
    560円×2名

  • この母屋、1870年に建てられた木塑二階建ての建物です。<br /><br />ココは囲炉裏の間。<br />魯山人は、この囲炉裏を囲んで、山代温泉の旦那衆と語らい、加賀の食材を使った料理を味わっていました。

    この母屋、1870年に建てられた木塑二階建ての建物です。

    ココは囲炉裏の間。
    魯山人は、この囲炉裏を囲んで、山代温泉の旦那衆と語らい、加賀の食材を使った料理を味わっていました。

  • ここに魯山人がいたんですね~

    ここに魯山人がいたんですね~

  • 上を見上げるとすごい梁。<br />凝った建物ですね~

    上を見上げるとすごい梁。
    凝った建物ですね~

  • 奥に進んでみます。<br /><br />左側の部屋が、

    奥に進んでみます。

    左側の部屋が、

  • 書斎です。<br /><br />魯山人が庭を眺めながら書や絵を描いていた部屋です。

    書斎です。

    魯山人が庭を眺めながら書や絵を描いていた部屋です。

  • 旦那衆に依頼され、ここで看板を彫っていたのですね。

    旦那衆に依頼され、ここで看板を彫っていたのですね。

  • お茶室です。

    お茶室です。

  • 凛とした茶室ですね。<br /><br />ここで魯山人は様々な方々に御茶を点てていたのでしょうね。

    凛とした茶室ですね。

    ここで魯山人は様々な方々に御茶を点てていたのでしょうね。

  • お茶室の隣のこんな所に水屋。

    お茶室の隣のこんな所に水屋。

  • 2階に上がってみましょう。

    2階に上がってみましょう。

  • 大正の本が展示されていました。

    大正の本が展示されていました。

  • 2階の小さな部屋。

    2階の小さな部屋。

  • 狭くて暗い。<br />使用人お部屋ですね。

    狭くて暗い。
    使用人お部屋ですね。

  • 階段を下りて、

    階段を下りて、

  • 1階から天井を見上げてみます。<br />吹き抜けになっていますね。

    1階から天井を見上げてみます。
    吹き抜けになっていますね。

  • いろは草庵のロビーにやってきました。<br /><br />素敵なお庭を見ながら、

    いろは草庵のロビーにやってきました。

    素敵なお庭を見ながら、

  • ココではお茶のサービスがあります。

    ココではお茶のサービスがあります。

  • いろは草庵<br />をあとにします。

    いろは草庵
    をあとにします。

  • 魯山人がたった半年過ごした庵ですが、素敵な建物でした。

    魯山人がたった半年過ごした庵ですが、素敵な建物でした。

  • 山代温泉の中心部に戻ります。

    山代温泉の中心部に戻ります。

  • あそこに見えるのは、須田菁華さんです。

    あそこに見えるのは、須田菁華さんです。

  • 須田菁華さんは、九谷焼の窯元です。<br />店内にお邪魔してみました。<br />品のある畳敷の店内で、日常で使うお茶碗や湯飲みを拝見しました。<br />素敵な小鉢に心を動かされました。。。。

    須田菁華さんは、九谷焼の窯元です。
    店内にお邪魔してみました。
    品のある畳敷の店内で、日常で使うお茶碗や湯飲みを拝見しました。
    素敵な小鉢に心を動かされました。。。。

  • ここは光楽寺。<br />浄土真宗本願寺派の寺院で、江戸初期の創建です。<br /><br />山代温泉の歴史は古いですね。

    ここは光楽寺。
    浄土真宗本願寺派の寺院で、江戸初期の創建です。

    山代温泉の歴史は古いですね。

  • 2024年の3月に北陸新幹線の加賀温泉駅が開業することで盛り上がっているのですね。<br />雨も激しくなってきました。

    2024年の3月に北陸新幹線の加賀温泉駅が開業することで盛り上がっているのですね。
    雨も激しくなってきました。

  • 総湯近くの公共駐車場に戻り、車で5分。<br />九谷焼窯跡展示館にやってきました。

    総湯近くの公共駐車場に戻り、車で5分。
    九谷焼窯跡展示館にやってきました。

  • ここは、江戸時代後期に築いた吉田屋窯の跡(国指定史跡)を、発掘された状態のまま公開しています。

    ここは、江戸時代後期に築いた吉田屋窯の跡(国指定史跡)を、発掘された状態のまま公開しています。

  • お邪魔します。

    お邪魔します。

  • 350円×2名

    350円×2名

  • 九谷焼窯元の住居兼工房として使われた築200年程の古民家(加賀市指定文化財)が公開されています。

    九谷焼窯元の住居兼工房として使われた築200年程の古民家(加賀市指定文化財)が公開されています。

  • ろくろ、ってこんな文字なんだ~<br /><br />「轆轤」<br />読めないな~

    ろくろ、ってこんな文字なんだ~

    「轆轤」
    読めないな~

  • ろくろだ~<br />これを脚で廻して作品を作るのですね。。。

    ろくろだ~
    これを脚で廻して作品を作るのですね。。。

  • これから火に入れるのですね。

    これから火に入れるのですね。

  • ろくろを廻しながら、多くの道具を使うのですね。

    ろくろを廻しながら、多くの道具を使うのですね。

  • ここは絵付場。<br />絵付けの道具も展示されていました。

    ここは絵付場。
    絵付けの道具も展示されていました。

  • 築200年の古民家です。

    築200年の古民家です。

  • 上を見上げるとすごい梁。<br /><br />この奥でなんでも鑑定団でお馴染みの中島誠之助先生が解説する映像が流れていました。その映像で、九谷焼と古九谷について学びました。<br /><br />江戸時代に、加賀藩の支藩であった大聖寺藩領の九谷村で、銀や銅の発掘中、陶磁器に適した良質な土が発見されました。<br />大聖寺藩は、当時伊万里焼で全国的に有名だった有田に藩士を派遣。<br />磁器制作の技能習得をさせ、大聖寺藩の殖産政策として九谷焼が始まりました。<br />江戸中期の元禄のころ、なぜか突然に廃窯になります。理由はわからないそうですが、そのころ造られたのが古九谷と呼ばれています。<br />それから約100年後の江戸末期、九谷焼は復活しました。<br /><br />中島先生の解説、判りやすかったです。

    上を見上げるとすごい梁。

    この奥でなんでも鑑定団でお馴染みの中島誠之助先生が解説する映像が流れていました。その映像で、九谷焼と古九谷について学びました。

    江戸時代に、加賀藩の支藩であった大聖寺藩領の九谷村で、銀や銅の発掘中、陶磁器に適した良質な土が発見されました。
    大聖寺藩は、当時伊万里焼で全国的に有名だった有田に藩士を派遣。
    磁器制作の技能習得をさせ、大聖寺藩の殖産政策として九谷焼が始まりました。
    江戸中期の元禄のころ、なぜか突然に廃窯になります。理由はわからないそうですが、そのころ造られたのが古九谷と呼ばれています。
    それから約100年後の江戸末期、九谷焼は復活しました。

    中島先生の解説、判りやすかったです。

  • 様々な九谷焼の作品が展示されています。

    様々な九谷焼の作品が展示されています。

  • 古民家を出て、

    古民家を出て、

  • 中庭を通って登り窯に向かいます。

    中庭を通って登り窯に向かいます。

  • 中にお邪魔してみます。

    中にお邪魔してみます。

  • お~~<br /><br />この登り窯は昭和15年につくられた窯です。<br />昭和40年まで現役でした。

    お~~

    この登り窯は昭和15年につくられた窯です。
    昭和40年まで現役でした。

  • 隣の建物へ。

    隣の建物へ。

  • 中に入ると、発掘した状態の登り窯。<br />大聖寺の豪商豊田伝右衛門が江戸時代後期に築いた吉田屋窯の跡(国指定史跡)を、発掘された状態のまま公開しています。

    中に入ると、発掘した状態の登り窯。
    大聖寺の豪商豊田伝右衛門が江戸時代後期に築いた吉田屋窯の跡(国指定史跡)を、発掘された状態のまま公開しています。

  • 登り窯の復元図がありました。<br />このような窯だったのですね。<br />江戸時代に作られたんだ~<br /><br />

    登り窯の復元図がありました。
    このような窯だったのですね。
    江戸時代に作られたんだ~

  • 発掘現場を周りから眺めることができます。

    発掘現場を周りから眺めることができます。

  • 江戸時代からここで九谷焼がつくられていたのですね。

    江戸時代からここで九谷焼がつくられていたのですね。

  • 大きな窯だったのですね~

    大きな窯だったのですね~

  • 発掘されたままの登り窯は、建物で覆って大切に保管されています。<br /><br />さあ、山代温泉を出て、山中温泉に向かいましょう。<br /><br />つづく<br /><br />

    発掘されたままの登り窯は、建物で覆って大切に保管されています。

    さあ、山代温泉を出て、山中温泉に向かいましょう。

    つづく

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