10日間でくるっと石川県を巡ってきました。その20　山中温泉をプラプラ

2023/11/02 - 2023/11/12

山代温泉に一泊した後、近くの山中温泉に来てみました。
山代温泉を出たころは雨が降っていましたが、山中温泉に着いたら止みました。

この２つの温泉は、すぐ近くにある石川を代表する温泉ですが、全く異なる温泉ですね。
山中のお店の方に伺ったのですが、同じ加賀市でも山代と山中は、文化も言葉も習慣も若干違うそうです。
1300年の歴史がある山中温泉は、松尾芭蕉は「奥の細道」の途上訪れています。
芭蕉は、
「山中や菊は手折らじ湯の匂い」
と詠んでいます。
この湯につかるだけで長生きできる」
と言う意味ですね。

ゆげ街道を歩き、大聖寺川沿いの始まったばかりの紅葉を見ることができました。

私の今年の投稿はこれが最後です。
11月の石川県の旅行記は後少し続きますが年明けに。
今年も私の拙い旅行記に訪れてくださりありがとうございました。
皆様良いお年をお迎えください。

エリア 山中温泉(石川)

山代温泉から車で山の方に向かって10分。
山中温泉に到着しました。

総湯近くの駐車場に車を停めて山代温泉を歩いてみます。

ココは山代温泉の中心部です。

山中座広場です。

左はからくり時計です。
タイミングが合わず、からくりを見ることができませんでした。

足湯もあります。
シニア夫婦は早々に入ってみました。

左側は、総湯の菊の湯。
菊の湯の女湯です。
男湯と女湯は別の建物です。

右の建物は、山中座。

山中座に入ってみましょう。

入ってみたら想像と違う雰囲気。

なななんと、この館の名誉座長が森光子さん。
ココ山中座では、土日祝に「山中節 四季の舞」が上演されています。
森光子さんは、山中節が大好きだったそうで、名誉座長を引き受けられたそうです。

天井はこんなに凝ってます。
「童たちのまつり」という見事な作品です。
内装は山中の漆器職人によってつくられたそうですが、この天井もそうなんでしょうね。

このホールで土日祝に「山中節 四季の舞」が上演されています。
キャパは１８０です。
地方の温泉でこの規模はビックリですね。

立派なホールだ。。。

緞帳が上がっていてステージが見えている状態。
山中温泉の人々の様子を刺繍で表現された緞帳が見たかったな～

こちらは隣接する総湯（菊の湯）の女湯であるのロビーの格天井を彩る「四神彩色菊紋」。
奇麗ですね～

地元の方と思われるおばあちゃんたちが菊の湯に入っていきました。

外に出てみました。
奇麗に整備されていますね。

また雨が降ってきた。。。

こちらが総湯（菊の湯）の男湯です。

お昼過ぎですが、出たらした観光客らしき方々がいらっしゃいました。

さあここから山中温泉のメイン通りである「ゆげ街道」を歩いてみましょう。

お～

電柱や電線がない。
地下埋設してこの景観を作っています。

街灯もお洒落にしていますね。

雰囲気あるな～

お腹がすいたので、ここでランチを戴くことにしました。
「いつき屋」さん
中に入ると右は酒屋さんで左が食堂です。

お店に入ったら、テーブル席は全部埋まっていて、道路に面したカウンター席に座りました。

メニュー

家内は、
いくらとサーモンの親子丼　1680円

私は
焼き魚定食　1380円

鯖です！

このお店、美味しかったな～

小雨降るなか、引き続き山中温泉を歩きます。

所々のお店に入ってみます。

このお店には素敵なものがいっぱい！
小物で欲しいものがあったのですが、買おうか悩んだな～
ちょっと高額だったので買わなかったけど。。。

こんな建物も。。。

雨、止まないかな～

さらに山中温泉の奥へ歩いて行きます。

温泉から大聖寺川に降りる道を下りてみます。

するとこんな橋。
「コオロギ橋」
こおろぎって漢字で書くと「蟋蟀」。
こう書くんだ～
難しいですね～

この後、左から傘をさして歩いてきたおばあちゃんが転びそうになり、家内が間一髪救助！
雨で濡れてるから気を付けて歩いてね。

この橋、総檜づくりなんです。
豪華ですね～

こおろぎ橋から見る景色。
四季を通じて、山中温泉の代表的な景勝地です。

紅葉が奇麗ですね～

大聖寺川に左右から木々が覆っていますね。

今年は暑い日が続き、木々が色づくのが遅れているそうです。

水の流れが思ったよりゆっくりです。

渡りきると反対側に、「こおろぎ橋」の碑がありました。

少しだけ川沿いを歩いてみました。

晴れていれば奇麗なんでしょうね～

奇麗ですね～

木々越しに先ほどのこおろぎ橋が見えます。

渓谷だ～～

水の流れの音が心地いいです。

マイナスイオン、たっぷり！

こおろぎ橋に戻ってきました。

元の道を戻り、鶴仙渓眺望広場にやってきました。
ここは見晴らしがいい場所です。

YAMANAKA
のMが無いのですね。
元来は、そこに人が立ってMのポーズをするのですね。

鶴仙渓眺望広場から見える景色です。

晴れていれば絶景なんだろうな～

下を覗くと、先ほどの大聖寺川。

山中温泉をあとにします。
これより石川県の山の中の秘湯に向かいます。

つづく

この旅行記へのコメント （2）

• salsaladyさん 2024/01/02 20:18:49

  山中温泉~山中座～

  ☆２０２４年が明けたと思ったら。。。大変な自然災害と大火災～
  
  ☆こんな素晴らしい演芸座を作っててくれてるのに（まだ被害のほどは判らないが）？
  
  ☆１年前の能登半島を巡った折は、道も広く「道の駅」で観光案内をすすめる石川県の賢さを羨ましいと思ったのに。。。こんな事態になるとは。。。
  
  ☆観光客と違って、地元民は取り返せない厳しい今後を暮らしていかなければならず、本当に心苦しいほど~何かしら協力して立ち直らなければね。

  nichiさん からの返信 2024/01/04 13:27:20

  Re: 山中温泉~山中座～

  salsaladyさん
  本年もよろしくお願い申し上げます。
  
  早々にコメントありがとうございます。
  能登地震、訪れたばかりということもあり、年明け早々の惨事に胸が痛くなり、やりきれない思いになりました。
  隣の山代温泉の被害は甚大だったようですが、山中温泉は今のところ目立った被害はないようですね。
  但し、山中座の定期公演は行われているかどうかはネット上では不明でした。
  
  石川県とすると、個人の支援物資は受け付けられないとのことで、少ないですが、本日募金しました。
  地元横浜市は、川崎市と一緒に被災地支援チームを編成し、一昨日給水隊が出発し、昨日様々な支援物資（毛布、簡易トイレや生理用品、インスタント食品）を積んで輸送車が隊列を組んで出発していきました。
  日本中の様々な所から援助の手が差し伸べられているそうで、受け入れる石川県側も大変かと思います。
  あとは被災された皆様のご無事と今後の復興のために何ができるか？まずは祈りたいと思います。