2023/11/02 - 2023/11/12
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nichiさん
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石川県立白山ろく民俗資料館は前から一度伺いたかった場所です。
興味深く、じっくりと拝見しました。
展示室と白山各地から移築された6棟の古民家が展示されています。
見応えあったな~
この後石川県から福井県に入ります。
ぐるっと車で石川県を巡ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
にしやま温泉から車で30分弱。
手取湖に到着しました。 -
この湖は、手取川をダムで堰き止めた人造湖です。
-
こんな公園になっています。
-
ダム湖の展望台になっています。
-
手取湖をあとにしました。
-
手取湖から車で15分。
石川県立白山ろく民俗資料館にやってきました。
入場料は260円×2名。
冬季は雪深くクローズになる資料館です。
まずは展示室で白山ろくの歴史と民俗にかかわる資料を拝見します。 -
ココは今回訪れたかった場所の一つです。
最初にココで、映像を拝見しました。
ここで、「出作り」と言う、白山独特の生活スタイルを知ります。
この辺りは、冬は豪雪地帯で人が定住するには難しい場所でした。
よって、春(4月下旬)から秋(11月下旬)にここに住み、冬は里に帰るという、別荘のような生活スタイルが定着しました。
これが「出作り」です。
ここでは、農業や養蚕、炭づくり、植林などが行われました。 -
様々な農作業や山仕事の道具が展示されていました。
-
カモシカやクマだってふつ~にいる場所です。
-
昔は機械がないので全て手作業です。
大変な生活だったと思います。
白山信仰や、ここならではの成人、婚礼、出産、葬式の紹介もされていました。 -
左の板状のものは、そりです。
手前は、「がまはばき」という履物です。イネやガマの茎を編んで作られています。奥は、荷物を運ぶのに使った「しょいこ」ですね。 -
先ほど入口の映像で学んだ「出作り」の歴史の説明書き。
15世紀末から始まり、太平洋戦争まで続いていたスタイルだそうです。
江戸後期の牛首村(白山市白峰、つまりココ)では、総戸数480戸のうち200戸が出作りで180戸が永住だったそうです。
厳しかったんだろうな~ -
ここから外に出て、屋外の建物を拝見します。
6棟の古民家が移築復元されています。 -
最初に訪れたのは織田家。
江戸後期の建物です。 -
織田家は食料品や生活雑貨を扱っていた商店です。
-
酒、味噌、塩、干し魚、タバコ、草鞋などを扱っていました。
加賀街道沿いにあったため、往来する旅人も寄っていたようで、茶屋も兼ねていて、田楽、煮豆、餅なども提供していました。
今で言うコンビニですね。 -
平入りで、土間と囲炉裏がある居間がありました。
-
奥は仏間までつながる座敷です。
襖も立派です。
豪商だったようですね。 -
織田家をあとにして、奥に進んでみます。
-
坂を下りて左側に見えてきたのが長坂家。
-
坂を下まで降りて、正面に回ってみました。
長坂家の手前には、畑があります。
この畑、常畑(キャーチ)と言うのですね。
常畑とは焼畑とは別です。つまり収穫後に焼きません。
大根、キュウリ、カブラなどの野菜と、ヒエや豆などの穀類、養蚕に必要な桑が栽培されていました。
里山の原風景のような景色ですね。 -
かっこいいな~
-
これが長坂家。
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隣にはやはり茅葺のセンジャ小屋。
トイレですね。 -
明治初期に建てられた長坂家は、永住型の出作り小屋です。
お邪魔します。 -
出作り小屋ですが、
延床面積 237平方メートル(72坪)の二階建て。
広く立派な建物です。 -
鉱山の経営、木材業、製炭業など、白山の山奥で活発な経済活動を行っていました。
-
2階は養蚕が営まれていたようですね。
-
出作小屋は、非常に厳しく苦労したと思いますが、この長坂家のように苦労の果てにこのような裕福な生活する出作り小屋もあったのですね。
-
長坂家をあとにします。
絵になるな~ -
次もやってきたのは小倉家。
この建物、なんと江戸初期の建物です。 -
土蔵造りの家で、火事に強かったようです。
石枠で囲った頑丈な土壁が入口です。
土蔵ではなく、民家でこの方式は珍しいそうです。 -
昔の男性の小用のトイレ。
もちろん使用禁止です。 -
厩です。
農耕馬をここで飼っていました。
そもそも水田が少なかったこの白山地域で農耕馬がいるということは、ごく一部の裕福だった農家だけでしょうね。 -
この居間の囲炉裏、炬燵の原型だそうです。
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隣の大きな部屋にも囲炉裏。
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奥から振り返ってみます。
建物には江戸中期頃までの古い手法が随所に見られ、部材はほとんどが手斧仕上げになっています。 -
建築に詳しい人だったら、たまらない魅力があるようです。
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さらに奥の部屋にも。。。
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唐臼。
米や粟の精白に使われた機械です。
これが家にあるということは、馬小屋と同じで、生産規模の大きさを表しているそうです。 -
でも、家の中はギッコンバッタン、うるさくなかったのかな?
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小倉家をあとして、
-
隣の表家へ。
-
江戸末期の建物で、浄土真宗の道場。
表家の住宅であるとともに、寺院的要素の強い「家道場(居道場)」です。
表家は、代々道場役を世襲してきたのですね。 -
2階の窓の外に見えるのは、半鐘と板木。
これは道場ならではなのだそうです。 -
お邪魔します。
-
広い。
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480年にわたり、道場役を務めていたそうです。
-
表家の住居ではありますが、宗教行事の場でもあったわけです。
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和室(カギの間)には3段の違い棚。
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表家を出たところから、先ほど訪れた小倉家、そしてその奥に後ほど伺う杉原家が見えます。
-
隣の尾田家へ。
-
尾田家は江戸後期に建てられた、永住出作り小屋です。
-
こちらは当時のトイレ。
もちろん使用禁止。 -
ココは居間ですね。
寒い冬も家族でこの囲炉裏を囲んだんでしょうね。 -
生活の匂いがします。
-
一階なのに、壁に藁葺が、、、
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屋根を地面までのばしたナバイ小屋になっているので一階の壁に茅葺があります。
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広い家ですね~
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右に見えるのが表家。
奥に見えるのが小倉家ですね。 -
これ、猫の部屋。
農作物や蚕をネズミから守るため、ほとんどの出作り小屋では猫を飼っていたそうです。
猫がネズミを捕ってくると、身欠きにしんを与えて猫を褒めたそうです。 -
これ、猫専用の出は入口なんですね。
-
外に出て尾田家の外観を見てみます。
-
ナバイ小屋と呼ばれている建物ですので、屋根の根葺きが地面まで届いていています。
尾田家をあとにします。 -
隣のカッタリ小屋と言う穀物の粉ひき小屋です。
-
樋を流れてきた水がこのカッタリ小屋の大きな柄杓に溜まって水を満たすと、
-
バッタンと臼を突きます。
これで粉を引くのですね。 -
最後の建物までやってきました。
杉原家です。
延べ床面積300坪の屋外博物館で一番大きな建物です。
永平寺の大工が建てた家だそうです。 -
お邪魔しま~す。
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杉原家は江戸後期の建物です。
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村の役人(組頭)を代々務めてきた杉原家です。
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酒造業や養蚕を行うとともに、米を中心とした食料や、衣類や雑貨を扱う商いを広く展開していました。
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広いですね~
上のオマと下のオマがあるぐらい広い!
オマとは居室です。 -
派手~~
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欄間も凝ってる。。。
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この欄間の彫刻がお見事!
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こんな山奥で、裕福だったんだな~
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お風呂
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2階は天井が低い養蚕が営まれた所です。
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養蚕のために天井や梁を低くして、中柱の少ない構造なんですね。
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広いな~
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この階段が杉原家の特徴(シンボル)のひとつです。
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こんな広い所で養蚕が営まれていたのですね。
かなり裕福だったことを想像してしまいます。 -
背負子など、ここならではの生活必需品が展示されています。
-
これはかなり大きな背負子ですね。
ポッカが背負った背負子です。 -
様々な白山の道具が展示されています。
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これ、丸太2本使って作られたソリです。
-
こんな素敵なアングルで。
この後、さらに山を下り、石川県から福井県に入り、岐阜県、さらに愛知県から静岡県へ。
つづく
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