10日間でくるっと石川県を巡ってきました。その８　能登金剛遊覧船～自分で走りたかった千里浜なぎさドライブウェイへ。

2023/11/02 - 2023/11/12

旧角海家住宅から能登金剛遊覧船乗り場までやって来ました。能登半島国定公園の代表的な景勝地である能登金剛巌門を見るためです。
自然の力でできた天然の洞門ですが、松本清張の「ゼロの焦点」の舞台として全国的に有名になりましたね。
私も中学の頃、初めて清張を読んだのがこの「ゼロの焦点」でした。
その後、陽が沈む前に千里浜なぎさドライブウェイを走りたかったので、鳴き砂で有名な琴ケ浜、そして世界一長いベンチなどはパスして、能登金剛遊覧船へ。
海から雄大な景色を楽しみました。

そして千里浜なぎさハイウェイです。
今回の旅の目的の一つです。
その為に、長距離ドライブになるにもかかわらず、BMWではなく塩対策済みのジムニーでやってきました。
海沿いの砂浜を車で走るのは楽しかったな～

エリア 羽咋・千里浜・津幡(石川)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

輪島の黒島から車で30分。
能登半島国定公園の巌門を周遊する能登金剛遊覧船に乗ってみます。

ここから階段を降りて行きます。
チケットはこの下の桟橋で購入だそうです。

下の入り江に遊覧船が見えます。

あそこまで下るんですね。

階段はきちんと舗装されていて歩きやすかったです。

階段を下って行くにしたがって期待感が増していきます。

遠くに能登半島の北側の部分が見えます。
あっちから来たんだな～
と思わず思ってしまいます。

だいぶ陽が傾いていますね。

桟橋までやって来ました。
細かく入り組んだ岩場の中に桟橋がありました。

この遊覧船に乗ります。

1400円×2名

私たち貸し切りかと思ったら、出航直前に小さなお子さん連れの3名の外国人のご家族と、1名の若き女性が乗船。

もう一隻の遊覧船が港に帰って来るのを待ってから出航！

風が気持ちいい。
穏やかな海だけど、荒れると大変な海に変身するそうです。

これが、能登金剛の巌門ですね。
上には老松が生えています。

巌門の入口まで船が入ってくれます。
日本海の荒波によって侵食されました。

幅6m 高さ15m 奥行60m
奥が深いのですね～

船の頭から少しだけ巌門に近づいてくれます。

松本清張の「ゼロの焦点」では、洞門に小舟が進んでいって消えていくのでしたね。

おー

帰ったら久々に「ゼロの焦点」を読んでみるかな～

再び離れて巌門を眺めます。

「ゼロの焦点」では能登の寒々しい冬の寂しい風景の印象が強かったですが、この日はそんなに寒くなく、明るかったな～

鷹ノ巣岩
高さ27mの塔状の巨岩です。

険しい断崖が続いていますね。

「ゼロの焦点」で出てきた「やせの断崖」も近いそうです。

陽が傾いてますねー

険しい能登の岩礁に近づいたりします。

神奈川の人間にとってこういった海の岩場や磯場と言えば、真鶴とか伊豆ですが、なんか雰囲気が違いますね。

爽快だ～

この辺りでは、岩海苔が獲れるそうです。

一部白くなっているのは、岩海苔を獲れやすくするためだそうです。

能登半島の北側を日本海から眺める。
こんな経験、神奈川に住んでる私たちには、なかなかできない・・・

遠くの能登半島。
私たちはあちらから車でやってきたのですね。

風が強いのですね。
多くの風力発電のプロペラが見えます。

見えてきたのは福浦港です。
漁港です。
奈良時代。大陸からの使節団（渤海使）が約２００年に渡り寄港していた港です。
渤海使なんて言葉、日本史の授業以来、久々に聞いた言葉です。
秋田や青森に寄港していたと思っていましたが。能登にも来ていたのですね。

江戸時代から明治時代は、北前船も寄港した港だそうです。

旧福浦灯台です。

この灯台の歴史は古く。江戸時代初期、夜に航行する舟の安全のために火を焚いたのが始まりなんだとか。。。。

この灯台は1876年（明治9年）に造られた日本最古の西洋式木造灯台です。
これにはビックリ～

この先には今、現役の福浦灯台が見えました。

この辺りでＵターン。
港に戻ります。

帰りは陸から少し離れて沖合を進みます。

そのお陰で、能登富士を見ることができました。
標高３４１ｍの高爪山と言う山です。
信仰の対象や航海の目標とされてきた山です。
海上からはっきりよく見えるもんな～

陸地に近づくと、能登富士（高爪山）が見にくくなってきました。
見れてよかった～

次の遊覧船が出航して行きました。

夕陽の下に今出航していった遊覧船が入りました。

だいぶ陸が近づきました。
もう港に到着ですね。

駐車場まで戻ってきました。
海岸線を歩きたかったのですが、諦めて先を急ぎましょう。
これより千里浜なぎさハイウェイに向かいます。
陽が沈む前に走りたい！

車で３０分走ってきました。
ここから千里浜なぎさドライブウェイに入ります。

通行料は無料なんですね。

これから約8km、こんな感じで砂浜ドライブです。

私たちは南に向かって走りますが、金沢方面から北に向かって来る車の方が多いです。

この景色、海沿いの道を走ってます。
貴重な経験です。

夕陽が綺麗です。
火が沈むまであと20分ぐらい。
間に合ってよかった～

中央を走らないと、タイヤがスタックすることがあるそうです。
だからあまり海には近付かず、反対側の路肩にも近づきません。

全国でも海岸線の砂浜の波打ち際を走ることができる道路なんて珍しいですよね。

これがやりたかった！

これがやりたかった！

まさにこれがやりたかった！
普段、スキー以外の長距離運転にはBMWの方が楽なのですが、今回は砂浜を走りたかったので、下回りとボディ下部に防塩加工をしているジムニーでやってきました。

砂粒が一般的な砂の半分程度ときめ細かく、海水を吸って舗装道路のように固くなるため、普通の砂浜のように沈まずに走れるのだそうです。

子供のワクワクしながら運転してます。
間もなく陽が沈みます。

綺麗だな～

お～
陽が沈みますね。

海辺でくつろいでいる方も多いですね。

絵になるな～

楽しかった千里浜なぎさドライブウェイもここでおしまいです。

この後、近くのセルフの洗車場に寄って、足回りを中心に念入りに洗いました。
塩抜きですね。
さあ、金沢へ。

つづく