友人とドライブ…「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」へ

2023/10/07 - 2023/10/07

中学時代の友人と岐阜県各務原市にある航空宇宙博物館までドライブ。
現地でこれまた各務原に住む中学時代の友人と合流し、博物館見学。
〆は3人で食事。久々の再開に思い出話に花が咲き、楽しい1日を過ごせました。

エリア 各務原(岐阜)

待ち合わせ場所である名鉄「鳴海駅」下車。
車で来た中学校の同級生の友人に拾ってもらい、出発～！
一路、岐阜県各務原市を目指します。

鳴海駅 駅

名古屋中心部を北上。

芸術的な「清須JCT」。

木曽川を渡り、岐阜県突入。

再び木曽川を渡り、中州部分へ。

木曽川 自然・景勝地

まずやって来たのが「内藤記念くすり博物館」。薬剤メーカーのエーザイ(株)の敷地内にあります。創業者である内藤豊次が開設した博物館です。

内藤記念くすり博物館 美術館・博物館

施設案内図。

博物館と温室。後ほど見学します。

まずは薬草園から。
広ーい園内には約700種の薬用植物が育てられています。見られる植物は時期により異なりますが…。

きれいに手入れされているのでとても気持ちのよい場所です。

おおーっ、サトウキビ。
私、訳あってサトウキビにはちょっと詳しいです。しかしこんな寒い場所でもちゃんと育つんですね。

中央には藤棚。いい感じ。

さて、博物館に入ります。
薬草園も含め、無料で見学できます。いーね。

エントランスホール。

ひときわ目を引く巨大な「人車製薬機」。江戸時代に使われていた物(レプリカ)。大きな輪の中に人が入って歩いて廻し、連動する石臼で薬草を粉にする仕組み。

展示館入口にある「白沢(はくたく)像」。
いやーなかなか恐ろしい姿してます。中国の想像上の神獣。病魔を防ぐ力があると信じられており、白沢の絵を持っていれば道中の災難や病気をまぬがれると、江戸時代の旅には欠かせない "お守り”となっていたようです。

空いててとてもいい！ゆっくりじっくり見学できました。

明治時代の植物学者“牧野富太郎”。あれ？もしかして…と思ったら、どんぴしゃりでした。

NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」はこの牧野富太郎をモデルにしたドラマでした。たまたま旅先で1回しか観てないのによく覚えていたなぁ。自分にあっぱれ！

宇宙人の遺体かと思いましたが違いました。
江戸時代の元禄5年(1692年)に作られた経絡人形。夜中に動き出しそうな不気味さ。

イッカクやサイの角、タツノオトシゴ、冬虫夏草、セミの抜け殻、オットセイのペ○スなどなど。古来から漢方薬として使われてきたものですが、本当に効能があるんでしょうか？現代なら成分解析でわかると思うんですが、どうなんでしょう？

富山の薬売り～。

明治時代の薬屋の店先。

おおーっ、仁丹。今で言うところの“フリスク”かな。昔、親父が食べてたけど。最近は見かけなぁ。まだあるんでしょうか。

そして…「解体新書」。これは学校で習った。西洋の医学書を翻訳し、江戸時代に刊行された日本で最初の本格的な医学書です。本物です。貴重なものにはかわりありませんが、当時、数刷られた印刷物なので全国にはいくつも残っているようです。

そしてお約束、エーザイ(株)社史コーナー。一画には製品一覧もありました。無料で見させてもらってるのでCMは入れとかないとって感じですかね。
ご紹介していない展示物は他にいっぱいあります。

続いて温室へ。

中はジャンゴーです。
オレンジ色の実はカカオ。チョコレートの原料。

マンゴーやマンゴスチンの木もありますが、残念ながら実はなっておらず。

バニラ。発酵、乾燥させたバニラビーンズも置いてありました。バニラエッセンスの甘くてい～い香りがしました。
これで「内藤記念くすり博物館」はおいとまします。なかなか楽しめました。

昼めしにします。
ラーメンマニアの友人に連れてこられたのが、この「麺 㐂色(めん きいろ)」。そこそこの有名店のようです。

麺 ?色 グルメ・レストラン

まずは「名物焼売2個」(300円)。
友人が頼んだんですが、1個くれました。うんまい。

そして「特製塩そば」。1250円也、ヒュ～。
“違いの分からない男”がこんな高級ラーメン食べちゃっていいんでしょうか。
食レポはできません。とにかくうまいです！

午後の部、スタート。
本日の目的地「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」へ。
ここで、各務原に住む別の中学校の同級生と合流。会うのは5～6年ぶりくらいでしょうか。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 美術館・博物館

扱うモノが、モノだけに敷地が広～い。
各種航空機が並んでいます。

「救難飛行艇US-1A」。
海や湖などの水上からでも離発着できます。

そして一番の目玉は「対潜哨戒機P2-J」。
文字通り潜水艦を探知、攻撃する航空機。かっこいいなぁ。

いざ、入場。
入場料は大人800円。

展示は航空機開発の歴史から始まります。
ライト兄弟が空を飛んだ「ライトフライヤー(模型)」と
第一次大戦で使用されたフランスの偵察機の製造権を取得して国産化に成功した「サルムソン2A2(模型)」。木製のプロペラはすごい。

吊るされているのが「零戦(模型)」。
手前が「飛燕」。修復が施されていますが現存する唯一の実機とのこと。すげー。ひょっとしてこの博物館の一番の“お宝”かも。

飛燕のエンジン。

戦前、戦中に作られた航空機の年表。

戦後に開発された航空機の実機がずらりと並んだメインの展示室。

圧巻です。

戦闘機もありますが、やはり時代を感じさせるフォルム。

「T-2練習機」。日本が初めて開発した超音速ジェット機。

低騒音STOL(短距離離着陸)実験機「飛鳥」。

自衛隊初の純国産ヘリコプター「OH-1」の実機試作に先立って作られた実物大模型。なんと木製です。かっちょえー。

2階は宇宙エリア。
「H-II ロケット」の先端部。なんと実物とのこと。

「H-II ロケット」の「LE-7 エンジン」。
これまた本物。実用品なのに芸術的。家に飾っておきたいレベル。

歴代国産ロケット。

国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」の実物大模型。

その内部。

通信放送技術衛星「かけはし」。
なんか手作り感満載。

宇宙服と宇宙遊泳噴射装置(実物大模型)。

歴代日本人宇宙飛行士。

火星探査車「キュリオシティ」(実物大模型)。

最後にお土産コーナー。
特にほしいものなし。
結局1時間半くらい見学してました。いや～、かなり見応えあり。満足満足と。

夕めしはバーミアン。
初めて行きました。料理はそれなりですが、安い！飲み屋としても使えます。

ちゃんと食べたつもりでしたが、〆にマックでチーズ月見のセット食べちゃいました。ポテトはシェア。ふーっ、お腹いっぱい。
今日の博物館は2つとも充実していて楽しめましたが、よれよりなにより久々に会えた友人と楽しい話しができました。持つべきものは友。まさにそのとおり。実感いたしました。

すっかり暗くなってしまいました。
さぁ帰ります。
(終)