2023/09/19 - 2023/09/19
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worldhusiastさん
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雲の列車は、早朝サルタを出発し、標高4220mのラ・ポルボリージャ鉄橋までを日帰りで往復するツアー。
公式サイトはあるものの予約はできないようで、旅行代理店などを通じて予約。
大人気で売切れる可能性が高いということで、今回は3ヶ月前に他のツアー予約をしたTangol Toursで予約しました。料金はUSD101.10。
予約票には6:00駅集合(受付)、7:00出発と書かれていました。
標高が高いので気温差もあります。
風が強い鉄橋のあたりは、日が差したところで暖かいわけでもないので長袖2枚+上着で。
サン・アントニオ・デ・ロス・コブレスは長袖1枚+上着でもOKでした。
バスと列車は席が指定されてしまうのでどうしようもないのですが、バスは9,10,13,14・・・は左窓で行きも帰りも順光で道中の景色が楽しめます。右窓は常に逆光で、帰りはカラフルな山に日が当たりません。
列車も景色が楽しいのは左窓ですが、折り返しで席を入れ替えるので問題ありません。
サルタ バスで出発
↓
カンポ・キハーノ(無料トイレ・有料で各自軽食可)
↓
トロ鉄橋(下車・写真ストップ)
↓
スイッチバックのポイント(車窓)
↓
エル・アルファルシト(朝食(ツアー料金込))
↓・・・帰りにSanta Rosa de Tastil立ち寄り
サン・アントニオ・デ・ロス・コブレス 鉄道に乗り換え
↓
ラ・ポルポリージャ鉄橋(広場側で下車・写真・有料で各自軽食可)
- 旅行の満足度
- 4.5
-
送迎は付いていないので、ホテルで前日に予約したタクシーでサルタ駅(Plaza Antofagasta)へ。
5:45に予約していたものの来ず、10分遅れでやってきました。
駅には6時すぎに到着。
本来はここから列車に乗るようですが、カンポ・キハーノから先は不通のため、サン・アントニオ・デ・ロス・コブレスまではバスで移動します。 -
駅舎内で受付。
印刷したPDFチケットを提示すると、半分に切られてスタンプが押されて返ってきます。
ここでバスの色が指定されるのですが、今回はRojo=赤でした。
バス・電車の座席も指定されていました。 -
「赤」というのはバスの車体ではなく、フロントガラスに書いてある色のことでした。
ちなみに周囲にパンを売る人などはおらず、東の方に少し歩くとスナックを売る商店があるくらいです。
ただ、朝食の準備は通常不要です。 -
出発7時の予定でしたが、6:50とまさかの早発。
雲の列車のガイドスタッフが乗り込み、スペイン語、英語で一通り説明してくれます。
グルテンフリーとかも聞いてくれます。
バス内にトイレあり、後方には高山病用のナースがスタンバイ。
座席にUSBソケットもありますが、使っていないので詳細不明。
出発して40分ほどで、カンポ・キハーノ駅に到着。ここで下車。 -
トイレ&朝食休憩です。トイレは無料。
-
朝食は、ガイドさんおすすめのトルティージャ・レジェナ(Tortilla rellena a la parrilla)。
次々作っては飛ぶように売れていきます。 -
薄いパンが重なっていて歯触りが良い!
定番のとろけるチーズとハムが入っていました。
焼き立てでおいしいに決まっています。
飲み物は別のブースで購入。
普通のマテ茶にしましたが、これから標高が激しく高くなるのでマテ・デ・コカもよさそう。
Tortilla rellena a la parrilla ARS 700
マテ・コシード ARS 400 -
このとき、後ろから救急車がついてきていることに気付きました。
高山病は各自で気を付けないといけませんが、少し安心ですね。 -
ちなみに訪問時(2023/9)、カンポ・キハーノ駅までは列車の運行がありましたが、ここから先は不通のようです。
-
8:00にバスはカンポ・キハーノ駅を出発。
出発してすぐ、進行左側にSLが見えます。 -
アルゼンチン国の花セイボ(アメリカデイゴ)がいくつも見えました。
-
8:20
町を離れてトロ渓谷に入ってきました。
トロ鉄橋で写真ストップです。
少ないけど売り子もいました。 -
あたたかい飲み物はもちろん売っています。
机の上にごろごろあるのはハンドメイドのキャンディー。
黄色はジンジャー、緑はコカの葉、茶色はサトウキビが入っているんだとか。 -
鉄橋は高さ23m、長さ260mもあるそうでなかなかな迫力。
もし鉄道が走っていたらここを通ったはずでした。 -
鉄橋を出発し、進行右の車窓からは渓谷の高い位置を走る線路の小さな鉄橋が点在しているのが確認できます。
建設中事故で亡くなった方のお墓、赤い鉄橋(写真)、300-400年生きているサボテンなどの解説がありました。 -
8:54
鉄橋から25分。
線路が複数見える場所で進行右の車窓から写真ストップ。
スイッチバックのポイントだといいます。
手前の線路を右→左、折り返して真ん中を左→右、さらに折り返して右→左と移動して山を登っていたようです。 -
ガイドさんの書類を見ると、確かにスイッチバックになっているようです。
ジグザグになっている距離がかなりあるのですが、車窓からはここ以外で線路を見ることはできませんでした。 -
9:24
だんだんカラフルな山が見えてきたところでバスが停車。
ここまで時間通りに進んでいるからと短く写真ストップの時間になりました。 -
素晴らしきカラフルな山!
アンデスにはあちこちにこういった山がありますが、こんなところにもあるとは。 -
チリ国境まで続く線路に沿って、まだまだ進みます。
-
進行左側にはまた違ったカラフルな山が見えました。
-
9:50
エル・アルファルシトで下車。 -
ここではツアー客向けに朝食が配られます。
-
パン、エンパナーダ、カンノーロという炭水化物攻め。
エンパナーダは中に甘く煮詰めた筋状のものが入っており、全部甘い感じ。
飲み物はマテ・デ・コカにしましたが、ティーバッグタイプ。
少し苦みがあるハーブティーの味でした。 -
近くには教会があったので少し見学。
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素朴な雰囲気。
電球カバーが植物! -
学校もありました。
-
バスに戻ります。
10:20発のところ、10:30出発と10分おし。
車内でコカの葉と「ププサ」なるものが配られました。
コカの葉は数枚口の中に、噛まずに入れっぱなしにして高山病を緩和するというもの。
ププサは匂いを嗅ぐのみで、気管を広げる効果があるんだとか。
独特なにおいで、キク科の植物にありそうなほのかな臭さが印象的。
高度4000mあたりで試してみましたが、効果のほどは未知数・・・。 -
車窓は引き続き素晴らしい景色。
-
ロバ!
荷物運びに使うそうです。 -
11:19
たまたま撮れた看板には、1915年にここアブラ・ブランカが道路の世界最高地点になったということが書かれています。
標高4060m(近くの別の看板では4080m)とすでに富士山を超えています。
現在は世界一でなくても、十分標高が高すぎます。 -
11:23
今度はビクーニャ! -
11:30
これはリャマかな!? -
11:35
下りになっても引き続き絶景が続きます。
パトス川の雄大な眺め。 -
11:37
遠くに見える白い線はサリナス・グランデス。
今回は立ち寄れないのですが、翌日ツアーで訪問予定。 -
11:39
ようやくサン・アントニオ・デ・ロス・コブレスの町が見えてきました。 -
11:46
駅でバスを降り、そのまま列車へ!
サルタ駅でスタンプされた紙の予約票を係員に提示して乗り込みます。 -
車体はポップなイラストつき!
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車内はきれい。
電光掲示板ではルートが表示されます。 -
食堂車もあります。
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ウォーターサーバーもあり→
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酸素ボンベもあります。
万が一の時も安心。 -
12:00ぴったりに出発です。
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走り出した!いきなり絶景!
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右のサン・アントニオ・デ・ロス・コブレス駅から左のラ・ポルポリージャ鉄橋まで向かいます。
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ガタゴトガタゴト・・・
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遠くに見える黒い山は火山(Negro de Chorrillos)です。
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12:45
Mina Concordia駅前は鉱山跡。 -
しばし停車しますが駅への立入りは禁止です。
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牽引車の切り離しをしていたようです。
その様子は見学できません・・・。 -
13:05
ラ・ポルポリージャ鉄橋が見えてきました! -
線路わきの崖に土産物屋が!
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崖の奥は広場になっていましたが、そこにも売り子が準備中!
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鉄道はそのまま鉄橋に進入します。
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鉄橋の上から。
高い!!
先ほどのNegro de Chorrillosが見えています。 -
鉄橋の上で徐行運転になります。
みんな窓を開けて絶景を撮影。 -
下から撮り鉄している人もいますね。
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素晴らしい絶景でした。
列車はここで折り返します。 -
座席交換タイム!
今回アサインされた席は進行左側だったのですが、実は景色が見えるのは左側のみ。
このように主催者が交換するよう言ってくれるので、右側の人も帰りに絶景を楽しめるので心配無用です。 -
反対側の席からは、谷が見えました・・・。
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13:28
列車は売り子が並ぶ展望台で停止。
ここで20分程度下車できます。 -
パチャママの像がありました。
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展望台があったので上ってみます。
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展望台からの鉄橋と列車。
あっという間に広場に人が溢れます。 -
鉄橋は歩けませんが、近くから見ることができます。
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お土産屋に混じって、こんなところにもトルテージャを売る人が!
またハムとチーズでしたが、またおいしかったです。
トルティージャ・レジェナはお気に入り。
Tortilla rellena a la parrilla
ARS 600 -
ちなみに鉄橋は幅224m、高さ63m。
標高は4220m。
確かに座っているだけなのに息苦しい感じ。頭もちょっと痛いかな。 -
確かに反対側の席は見るものも特になく、、
サン・アントニオ・デ・ロス・コブレス駅に戻ってきました。
下車の時にケツメイシの「夏の思い出ー」とかKiroroの未来へとかが流れてたのはなぜ・・・。 -
ちなみにサン・アントニオ・デ・ロス・コブレス駅は駅舎の改良工事をしていました。
いつできるのかわかりませんが、楽しみですね。 -
一仕事終えた列車が去っていきます。
バイバイ! -
15:00にバスは出発し、15:09サン・アントニオ・デ・ロス・コブレスの町にあるMercado Artesanalへ。
ここでしばし自由行動。主に博物館に行くか、遅いランチライムにするかのどちらか。 -
朝からトルティージャ・レジェナとパン類しか食べていないので、博物館はやめてランチタイムにしました。
しかし、結局エンパナーダやサンドイッチ、ピザなどを除くとあまりチョイスがなく、リャマと牛のミラネーゼにしました。
見たままの味。どちらがリャマか牛かわからず・・・。
やや薄味なのは標高が高いからでしょうか。
結構硬いので咀嚼に疲れます。高地では柔らかいものがいいですね・・・。
ランチ@Patio de comidas(Mercado Artesanal内)
Milanesa de carne de vaca o llama
Aquarius Manzana
合計ARS 4,400(クレカ可) -
食後に町ぶら。
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衝撃的な壁画もあります。
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San Antonio de Padua教会にも行ってみました。
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教会は20世紀初頭にできたものだそうです。
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川沿いにオブジェのように置かれたこれらは鉱山か鉄道関係のものでしょうか。
しかし町歩きしていると1分もたたず息が上がってきます。
さすが標高3775m。 -
16:20ごろバスはサン・アントニオ・デ・ロス・コブレスを出発。
サルタに戻ります。
車内でお菓子とティーバッグが配られました。
お湯はバス内部の最後尾にあるポットで各自淹れるスタイルでした。 -
17:15
1時間ほどでSanta Rosa de Tastilに到着。ここで最後のトイレ休憩です。
到着直前のお墓のあたりから、世界遺産のタスティル遺跡(「カパック・ニャン」の1つとして登録)に入れるのですがツアーでは遺跡への立寄りはありません。
このときは遺跡への道が閉鎖されていました。
不思議なことにこの周辺だけがごろごろした岩のエリアです。 -
トイレ休憩の時間を使って、軽く博物館に立ち寄ってみました。
入場無料、国を聞かれるのみ。 -
博物館というか、展示室といった感じ。
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タスティル遺跡では岩絵が出土しているようです。
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タスティル遺跡のジオラマがありました。
実物を見ても自力ではよくわからなかったことでしょう・・・。 -
17:51
朝にパン類無料配布会場だったエル・アルファルシトを通過。
学生さんがご帰宅かな。 -
来た道をひたすら戻ります。
でも絶景! -
行きの時には気付かなかったか見落としていた駅舎っぽいものがありました。
Ingeniero Mauryのあたりです。 -
18:43
トロ鉄橋を通過します。
もうだいぶ暗くなってきました。 -
19:36
サルタ駅に戻ってきました。
雲の列車ツアーおしまい!
この後ホテルAmerian Saltaに戻るのに、サルタ市内バスに乗るには専用のカードが必要とのことで、駅目の前のHotel Inkaiに聞くとタクシーは呼べるがARS 19,800というので断念。
Uberにしたところ、ドライバーは女の顔だったのに実際に来たのは男で、現金払いでないと納得できないようで、車内でいろいろ(悪口を)言ってくるのでホテルの人に聞いてみたらまだ現金払いじゃないのかと聞いている始末。
Uberにクレームあげました。せっかくいい日だったのに最後で台無し・・・。
徒歩30分くらいなので歩けばよかったです。
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