５年ぶり！中年女子旅クレット島(後編

2023/07/30 - 2023/07/30

３月にピカチュウ寺と辺鄙な水上マーケットに一緒に行った日本人の
女友達と今回はクレット島に行くことになった。
　彼女は私と違って、バリバリの駐在員。駐妻じゃなくてバリキャリ！
でもタイ語が余り上手くない。方向おんち、らしい。ゴルフには
一緒に行ってくれる駐在員はいるが、探検に連れて行ってくれる友達は
日本人だと私だけらしい。
　彼女は多少汚いところでも平気なのと、方向音痴なので、勝手にどこかに
消えることもないので、旅のお供には割と良い。
　あと時々、良い男を見かけると物凄く自然に逆ナンするので、
大変勉強になる。
　と言うことで、先月のアユタヤと違って、私はまだまだ体力に余裕がある。

エリア バンコク(タイ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 徒歩

お昼はちょっと物足りない感じで終了して、再び狭いお土産通りを進むことにしました。

すると放流用の魚を売っているおじさん発見！
友達は「とにかく金運を上げたい！」とのことで、金運を上げるには
うなぎが良いそうで、ここでも生まれた曜日にちなんだ数字で話すように、と
説明がありました。
そんなことをしたら友達は木曜日生まれなので１９匹もうなぎを買わなくてはいけません。
　ちなみに私は母親が元気で長生きしてほしい！しか願いがないので
よくわかんないフナみたいなものを指定されました。水曜日生まれだと
これまた１７匹。。。一匹１０バーツで１７０バーツも散財は勿体無い！
なので水曜日＝中国語で星日四、で四匹購入。

友達の金運のプラーラーイ＝ウナギですが、どう見てもドジョウ。。。
他に亀やカエル、タニシなどもありました。
　で、私のフナを見るとどれもストレスか何かで頭の鱗がはがれて血がにじんでる。。。

少し先に進んだところにプライベートチャーター用の船着場があったので、そこに放そう、と進んでいくと船頭のおじいさんに友達が止められています。
ん？ナンパか？と思ったらチャオプラヤーの本流は水深が深く、水底に潜って時々呼吸しに水面に上がる習性のあるドジョウにとっては深すぎて、水面までたどり着けず
そのまま川底に沈んで死んでしまうそう。だからそんなところに放すな、島の内部の
用水路に放せ、とのこと。

で、私のフナはもちろん岸辺の水面にいる魚なので、私のフナだけ放します。

若い船頭さんも無益な殺生をやめてほしいのか、私がフナだけ放流しているのを
チラチラ監視。
　私は母親とお客様の健康を祈願。水に放つと、透明度ほぼゼロなのか、
魚影は即消えました。

友達は片手に五匹のドジョウを持ってさらに道を進みます。
私がフナを放流したすぐ近くで、無料のタイダンスが披露されていました。
ドジョウを持ったまま見学です。

おばさんなので、スマホを構えてステージ近くまでにじり寄っても、
おっさんじゃないのでお姉ちゃん達はうろたえることなく堂々と踊ってくれました。
でもよく見たら多分中学生っぽい。。

女友達のドジョウはどこに放流すべきか、、、とりあえず最寄りのお寺の
ワットパイロームの池でもいいんじゃない？と敷地に入ると、一つの木に
二つの果実がなる木。
ありえない！と近づいて良く見たらジャックフルーツが偽物。
食べられない方の実が本物。キャノンツリーと言って、ドリアンと同じ仲間で
木の実が熟すと下水のような強烈な匂いを放つ、そうな。
スクンビットのコンドミニアムにも同じ木があって、ガードマンの
お兄さんが丁寧に教えてくれたのを思い出した。
花は午前中のみ、百合のような高貴な香りがする。

このお寺はウパグプタと言うお坊さんが有名なお寺らしい。
まあせっかくだから本堂でお参りしてから放しましょう。
ついでにどこがいいかもお坊さんからセカンドオピニオンもらいましょう。

本堂はこじんまりしてますが、壁にびっしり仏像が棚に設置してある感じで
これもまたユニークな感じ。
壁画は多分、菩提樹の下で悟りを開いたお釈迦様の背景だろうなーと
思わせる構造。

ちょうどお坊さんが参拝者へお祈りしているところ。
私たちはお供え物持ってこなかったので、隅っこで小銭をお布施箱へ入れるだけ。
ドジョウ入っている袋、床に置くと水がこぼれるので、友達が財布を出す間、
私が代わりに持ってあげる。

棚が埋まっていないので、多分高額のお布施をすると仏像の中に骨とか入れておいてくれるのでしょうか？
　参拝者のお祈りが終わって、フリーになったお坊さんに、声をかけると
タイ語ぺらぺらの日本人女性（オバハンだが）なことに、２２歳の若い坊さん
めっちゃ嬉しそう。モン族だと教えてくれた。そしてドジョウはどこに話すのが良いのかも教えてくれた。

若いお坊さん曰く、ドジョウはいつも水底にいるが時々は呼吸をするために水面に上がってくる。しかし、島周辺は水深が深く、ドジョウが水面まで上がってこれない距離になってしまい、水底で死んでしまう。
だから島の中の浅い用水路に放流してあげないといけない、ということだった。
でも水深５cmとか１０cmとかだったんですよ。。。と言うと「体が乾燥しなければ泥を体にまとった状態で何ヶ月でも生きていけるから」とのこと。
なので、お寺横の路地の水深３０cmあるかないかのところに放流することとなった。

お寺横の路地をそのまま進むと、島の内部の道になっていて、人通りも少なく、ジャングルのようなバンコクとは思えない風景になる。そのままその道を最初の寺の方角へ進む。
グーグルマップを見ると、人ごみを歩かないで船着場の方へ戻れるとある。

　バンコクじゃない風景に友達がはしゃぐが、犬のフンが多い。

途中に蓮の群生エリアがあったので、日本画を嗜む母のためにまた何枚か写メって
ラインで送る。

すると学校が見えてきた。連休中の日曜日なので当然お休み。

そして最初にお参りしたワットポラマイカワートの裏手に出る。
後で調べたらこの裏手にある本堂の方に見応えのある涅槃仏があると情報が。
女子二人、しゃべり続けて全然気づかずスルー。

偕老同穴とはこのことでしょう。お寺のベンチ、信者が寄進したものですが、
背もたれのところが空洞になっていて、遺骨を入れて、本人の写真入りプレートで
蓋をするのです。
　私はさすがに来世は他の人と結婚したいので、旦那とは要らないなー

時刻は３時を回ったところ。ちょっと日差しが傾いてきた感じです。
川風が気持ちよくなってきました。

で、元の船着場から今度は南へ進路を変えます。
この先に地元のクラフトビールの工房＆バーがあります。
私は飲まないけど友達はビールが好き。

道中の脇道に陶器作りの体験をしませんか？的な垂れ幕がちらほら。

こちらはなんとなく歩行者が若い人ばっかりな感じが。。。カフェ目当てか？
もしくは私たちと同じく地ビール目当て？

途中の家の軒先がたくさんランの花を飾ってたりで結構癒される。というかノスタルジックな感じがする。

地ビールの手前にラノーン県産の自分で入れられるコーヒー屋があります。
５年前は空腹すぎて敬遠し、去年11月は行こうとしたら水没中で
臨時休業、本日は満席でメインの席にただでさえうるさい中国人が大興奮して
大声で議論している状態で、今回もスルー。こんなところまで来て
叫ぶような会話しなくてもいいのに。

で、友達が楽しみにしていたチットビア。ここも満席。というか、川に針でてる部分、床抜けて川に落ちるんじゃないか？って言うくらい人が密集している。

ストロベリーとか文字が見えるので、わりとフルーティーなビールみたいですね。

カウンターでビールだけ買って、外で飲もうか？とも思っても、カウンターもすごい行列。というか、ちゃんと並ばず、人が詰めかけている感じで、
友達が「やっぱりいい」と言い出して、コーヒーと同じで撤退。

もうちょっとだけ奥に進んで、いい感じなカフェとかないかなあ？？？
と、内陸へ入る小道に進んでみる。

あったのは陶器のDIYの店。風鈴も売ってる。

買ってもいいけど、無事に持って帰れるかどうか。。

猫、愛想悪い。

昔ながらの釜を復元した感じ。
ここで作ったら１週間乾かしてから焼くそうで、地元の人むけのアクティビティ。

挑戦しているのはタイ人ばかり。外国人はハードル高い。

もしかしたら空席あるかも？でまた戻ってみたが、呑んべえたちはそう簡単には
重い腰を上げない。

と言うか、、、ここ来ている人たち、お参りしないでここへ直行してる？
飲んだ後のお寺のお参りは結構マナー違反です。

ビールもコーヒーも飲まなくてもいいけど、さすがに喉が渇いたねえ。
いい感じの陶器のオブジェですが、カフェではありません。
DIYもいいけど、カフェと兼用でやればいいのにー。

将来アヒージョの店とかやるならこんなデザインもいいかも。。。
いや、今の私は油を飲みたいのではない。すっきりしたお茶か何か飲みたいのだ。

ちなみに陶器のDIYはここへお問い合わせを。

船着場方向に戻って、エアコン効いてる小さいカフェ。
バーンリムナーム（水辺の家）へ。あーエアコン効いてる～。

友達は超甘そうなクリームたっぷりのプラペチーノ。
私はとりあえずアイス食べたーい。とオーダーしたら水もタダでつけてくれた。

トイレを借りに裏へ行くと、あ、本当にリムナーム（水辺）だったのですね。
イスラムの女の子と男子が初々しいデート中。

カフェ裏手の壁にクレット島の全体地図が。南を上にすると「D」の形になる。
で、黒のポチッとが私たちが今いるところ。

桟橋の方からイスラム少年少女のデート風景を入れて写メって見る。
全然イチャイチャしてない。

再び、ワットポラマイカワートに戻る。
実は帰る前にやっぱり、お昼を食べた手前のナムプリックの店で
地元のナムプリックを買いたいのです。

さっきのナムプリック家に戻って、店じまい中のおばさんに待ったをかけて
味見させてもらう。
アユタヤのワットプロイナームの境内でおじさんが売ってた蟹入りのやつはなかった。。でも、ナムプリックマッカームが生タマリンドをふんだんに入れてるやつらしく、結構辛くなくて爽やか。これとエビやニンニクを揚げて砂糖に絡めたおやつみたいなやつを買って、船着場まで撤退。

船着場から陸地へ戻る。んで、ロットゥーを降りたところまで戻ると
俗世に戻ってきたーな感じになる。
　島の中はあまり農業している感じもなく、こちらのパクレット市場で
新鮮な野菜を買うことにする。

うん、やっぱりオクラも茄子も新鮮でした。いろんな茄子を買いまくります。
今夜、早速ナムプリックマッカムで食べるのです！

＝＞ナムプリックマカムで茄子色々食べましたが、あまり辛くなく、爽やかな酸味で
永遠に行けちゃう！な美味しさでした。ちなみに生で茄子をかじるなら白いナスが一番アクが少ないです。あとは奥にある丸っこいナスも新鮮なうちは
中の綿がふわっとしていて美味しいです。

オクラもナスもたんまり買ったし、さ、帰りましょう！と市場の前からロットゥが
出るだろう、、と思いましたが、MRTチャトチャック駅前から乗ったロットゥーが
来やがりません。でも、ミンブリー行きのロットゥーに「BTS」なる文字が。。。
あ、そうか、パホリヨティン駅からドンムアン裏に伸びる沿線の駅に寄るんだ！と
さっと気がつき、友達を乗せて、BTSの駅まで２５バーツで行ってもらいました。
降ろしてもらったのはBTSワットシリマハタート駅。
ここからハーイェークラップラオ駅までは相変わらずタダ。。。
友達が感動してくれっと島の旅は終わりました。
　うーん、でも次回は一人で行って自転車乗りまくりたい。
あとナムプリックマカムを大人買いしたい。